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気軽に楽しみたい、テーブルランナーとテーブルクロスの使い方
テーブルマット以外に、テーブルランナーやテーブルクロスも使いこなすことができれば、テーブルコーディネートの楽しみはさらに広がります。
エリオットゆかり
2018年3月11日
テーブルの表情を自在に変えてくれるテーブルリネン。以前の記事でテーブルマットの揃え方とコーディネートをご紹介しましたが、今回はさらに、カジュアルからフォーマルまで多彩な雰囲気づくりができるテーブルランナーやブリッジランナー、テーブルクロスを使った変化のつけ方をご紹介します。扱いやすい素材やベーシックな色のテーブルリネンから始める第一歩、気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?
家族や人が集まり、食事や語らいをともにするテーブル。そこはどんな雰囲気や気分も自分でつくり出すことのできる自由な空間です。言ってみればテーブルリネンはそのための衣装のような存在。雨の日ならポップな色合いのリネンを使って気分を明るく、さわやかな晴天の日は屋外の開放感あふれる雰囲気をナチュラルな柄や素材感で取り入れて。季節の行事が多い日本の食卓には、テーマやコンセプトに合わせてテーブルを飾るチャンスがいつでもあります。
テーブルランナーを活用しよう
まず使ってみたいのは、テーブルの真ん中に掛ける細長いテーブルランナーです。テーブル全体を覆うテーブルクロスに比べて気軽に使え、値段も手頃なので、テーブルリネン初心者の方にもおすすめします。
写真のような無垢の木のテーブルは、素材の持つ自然な雰囲気を大切にしたいですね。ナチュラル感漂う生成りのテーブルランナーを縦ラインを強調するようにセンターに敷いてみましょう。テーブルより少し濃い目のニュートラルカラーがよくマッチし、シンプルでいて温かみのある空間になりますす。
まず使ってみたいのは、テーブルの真ん中に掛ける細長いテーブルランナーです。テーブル全体を覆うテーブルクロスに比べて気軽に使え、値段も手頃なので、テーブルリネン初心者の方にもおすすめします。
写真のような無垢の木のテーブルは、素材の持つ自然な雰囲気を大切にしたいですね。ナチュラル感漂う生成りのテーブルランナーを縦ラインを強調するようにセンターに敷いてみましょう。テーブルより少し濃い目のニュートラルカラーがよくマッチし、シンプルでいて温かみのある空間になりますす。
縦に橋のようにわたす「ブリッジランナー」
テーブルランナーの使い方で、向かい合わせの席に向かって縦に掛けるものを「ブリッジランナー」と呼びます。このように使うと、向かい側と手前側の2人分のテーブルマットの役割も果たしてくれ、テーブルマットよりもフォーマルな印象に。向かい合わせでつながっているので、ちょっとロマンティックな雰囲気もつくれます。
ご夫婦やカップルでおうちレストランを楽しむときやおもてなしのシーンも、こんな演出でグレードアップ。写真はテーブルクロスの上から掛けていますが、テーブルにじかに掛けてもOKです。
テーブルランナーの使い方で、向かい合わせの席に向かって縦に掛けるものを「ブリッジランナー」と呼びます。このように使うと、向かい側と手前側の2人分のテーブルマットの役割も果たしてくれ、テーブルマットよりもフォーマルな印象に。向かい合わせでつながっているので、ちょっとロマンティックな雰囲気もつくれます。
ご夫婦やカップルでおうちレストランを楽しむときやおもてなしのシーンも、こんな演出でグレードアップ。写真はテーブルクロスの上から掛けていますが、テーブルにじかに掛けてもOKです。
季節の行事を意識したブリッジランナーを敷けば、それだけでテーマの伝わるテーブルに。写真は、首にリボンをつけた立体的なうさぎのアップリケのランナー1枚で、イースターの雰囲気を演出しています。小物をいろいろ揃えるより簡単で効果大。子供を交えたカジュアルなおもてなしの楽しい雰囲気が伝わってきます。
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こちらは芝生をイメージした、ちょっとユニークな素材のブリッジランナー。こんな想像を超えるアイデアに、ゲストもきっとびっくりして喜んでくれそうです。ナチュラルカラーのナプキンを折りたたみ、メニューと一緒にハーブの枝も挿して。まるでおしゃれなレストランのような、特別感のある演出です。
テーブルクロス選びと取り扱いの基本
最初にテーブルクロスを選ぶなら、まずは手入れが簡単な撥水加工してあるものが安心です。色合いはホワイト、オフホワイト、ベージュ、グレー系から揃えると、どんな空間にも合わせられて応用しやすいです。麻素材ならナチュラル感たっぷり、ジャカード織りはエレガントで正統派の雰囲気になります。
もしテーブルクロスに何かこぼしてしまったら、すぐに拭き取りましょう。水を含んだきれいな布などで叩くようにして取り除きます。乾いてしみ込んでしまう前に処置することが大切です。万一シミが残ってしまった場合は、色柄物に使える酸素系漂白剤を使って洗濯しましょう(素材によっては不可な場合もあるので表示を確認してください)。
最初にテーブルクロスを選ぶなら、まずは手入れが簡単な撥水加工してあるものが安心です。色合いはホワイト、オフホワイト、ベージュ、グレー系から揃えると、どんな空間にも合わせられて応用しやすいです。麻素材ならナチュラル感たっぷり、ジャカード織りはエレガントで正統派の雰囲気になります。
もしテーブルクロスに何かこぼしてしまったら、すぐに拭き取りましょう。水を含んだきれいな布などで叩くようにして取り除きます。乾いてしみ込んでしまう前に処置することが大切です。万一シミが残ってしまった場合は、色柄物に使える酸素系漂白剤を使って洗濯しましょう(素材によっては不可な場合もあるので表示を確認してください)。
シンプルでナチュラルな白の魅力
やわらかなコットン素材の真っ白いテーブルクロスは、カジュアルすぎずフォーマルすぎず、さまざまなスタイルの空間に似合います。写真はカントリーコテージのダイニング。これを掛けるだけで、木のぬくもりあふれる空間に優しい風が吹き込むかのようです。
やわらかなコットン素材の真っ白いテーブルクロスは、カジュアルすぎずフォーマルすぎず、さまざまなスタイルの空間に似合います。写真はカントリーコテージのダイニング。これを掛けるだけで、木のぬくもりあふれる空間に優しい風が吹き込むかのようです。
シンプルな白いテーブルクロスのよさは、大人数のおもてなしのときにも実感します。テーブルの上がたくさんの食器やテーブル小物でちょっと混雑気味でも、白ならすっきりした印象に。このよさを活かすためにも、必ずアイロンをかけておきましょう。白いクロスのシワは意外に目につくものです。小さなことですが、こうしたところにおもてなしの気持ちが表れるとも言えます。
とはいえ一方で、洗いざらしが似合うときもあります。昨年の春にガーデンパーティーをしたときは、洗いざらしの綿素材の白いテーブルクロスを使いました。何年も使っていますが、毎回漂白剤を使って洗濯しているので、今もきれいです。白いクロスを屋外で使うと、さらにカラフルなドリンクや料理が映えるところもお気に入りの理由です。
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ニュートラルカラーの次は黒、ときには鮮やかな色も
テーブルリネンは、いつでもすぐに取り出せる場所に、できれば色別に整理しておくと、タンスの肥やしになることなく日常的に使えます。
私自身はナチュラルなテーブルが好きなので、家にあるテーブルクロスは淡いニュートラルカラーが多いですが、黒も意外に使いやすい色です。濃い色の花や、ゴールド、シルバーなど華やかな色合いの小物を合わせて、大人っぽいエレガントなテーブルを演出するのに重宝します。
テーブルリネンは、いつでもすぐに取り出せる場所に、できれば色別に整理しておくと、タンスの肥やしになることなく日常的に使えます。
私自身はナチュラルなテーブルが好きなので、家にあるテーブルクロスは淡いニュートラルカラーが多いですが、黒も意外に使いやすい色です。濃い色の花や、ゴールド、シルバーなど華やかな色合いの小物を合わせて、大人っぽいエレガントなテーブルを演出するのに重宝します。
ちょっとした冒険心で購入したターコイズ色のテーブルクロスは大正解でした。新緑の季節から真夏にかけて大活躍で、さわやかな風を家の中に運んでくれます。ときにはちょっと大胆な色を買ってみると、いつものテーブルを劇的に変化させてくれるかもしれません。
色にはそれぞれ人の心理に与える視覚効果があります。集まりのテーマによってその効果を発揮できるよう、さまざまな色のテーブルクロスやナプキンなどを揃えておくと、さらにコーディネートのバリエーションが広がります。
カラーについての記事を読む
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使いやすい、ベーシックな水玉&チェック
柄物なら、水玉模様やチェック柄もおすすめ。素朴で可愛らしい雰囲気に仕上げるときのマストアイテムです。カラーバリエーションも比較的多く、シンプルな食器やカトラリーによく映えます。
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何度もじゃぶじゃぶ水洗いして気軽に使える綿素材なら、なお使いやすいですね。特にチェック柄は意外と汚れが目立ちにくく、屋外で楽しむおもてなしテーブルにも最適です。
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アウトドア気分のリーフ柄
大ぶりの葉モチーフのプリント柄なら、さわやかでナチュラル感いっぱいのテーブルに。屋外で使えば開放感あふれるリゾートホテルのような雰囲気を演出できますし、室内のダイニングで使えば屋外にいるような気分にさせてくれます。トロピカルなBGMをかけて、リラックスできるテーブルをつくりましょう。
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ランナーとクロスの重ねづかいでフォーマルに
テーブルクロスとテーブルランナーを重ねて使うと、一気にフォーマル度がアップ。写真は淡いグレーのテーブルクロスに白い花を飾ったシックなテーブル。広い面積をグレー1色で埋めるより、白のテーブルランナーの縦のラインで変化をつけたほうが、見た目がすっきり。クロスとランナーを重ねた2色のリネン使いができるようになると、さらにテーブルコーディネートが楽しくなります。
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日常生活の中でちょっと新しいことをプラスすると、家の中が生き生きします。まずは気軽にテーブルランナー、ブリッジランナー1枚から加えて、慣れたらテーブルクロスを使ってみましょう。そんなふうに徐々に広げていくと、コーディネートが上達するきっかけが無理なくつかめると思います。
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