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新規事業のきっかけは猫。3匹と暮らすカップルの住まい
3匹の猫と暮らすカップルの猫への愛は、猫用家具ビジネスを生み出しました。
Brenna Malmberg
2018年11月18日
写真はすべてマイク・ウィルソン撮影
猫たちの簡単なプロフィール
猫:イクル(カラカル)、ハイゼンベルク(ベンガル・シャムミックス)、リラ(三毛)
年齢:3歳、2歳半、1歳半
居住地:米国ミシガン州
飼い主:マイク・ウィルソンとメーガン・ハンネマン(猫用家具ベンチャー、カタストロフィック・クリエイションズの創始者)
はじまり
3年ほど前、猫のイクルは米オレゴン州ポートランドにあるマイク・ウィルソンと彼の恋人メーガン・ハンネマンのアパートに引っ越してきました。
「元々は猫にあまり興味はありませんでした。猫アレルギーがあるんです」と話すマイク。でも猫がやってくると、アレルギー問題への対応のためにも、定期的に猫の毛を掃除し始めました。
1匹だった猫が3匹になったのは、イクルにさびしい思いをさせたくなかったから。今では、マイクとメーガンが仕事をしている間、ハイゼンベルクとリラがイクルの相手をしています。
猫たちの簡単なプロフィール
猫:イクル(カラカル)、ハイゼンベルク(ベンガル・シャムミックス)、リラ(三毛)
年齢:3歳、2歳半、1歳半
居住地:米国ミシガン州
飼い主:マイク・ウィルソンとメーガン・ハンネマン(猫用家具ベンチャー、カタストロフィック・クリエイションズの創始者)
はじまり
3年ほど前、猫のイクルは米オレゴン州ポートランドにあるマイク・ウィルソンと彼の恋人メーガン・ハンネマンのアパートに引っ越してきました。
「元々は猫にあまり興味はありませんでした。猫アレルギーがあるんです」と話すマイク。でも猫がやってくると、アレルギー問題への対応のためにも、定期的に猫の毛を掃除し始めました。
1匹だった猫が3匹になったのは、イクルにさびしい思いをさせたくなかったから。今では、マイクとメーガンが仕事をしている間、ハイゼンベルクとリラがイクルの相手をしています。
事業
アパートの中に猫たちだけのスペースと専用の家具が欲しいと考えたマイクとメーガン。いろいろな店をまわったものの、本当に欲しいものを見つけられなかったため、自分たちで作ることにしました。
マイクにはデザイン分野での経歴があり、建築への興味もありました。でも猫用家具のベンチャー「カタストロフィック・クリエイションズ」を立ち上げるまで「のこぎりを使った経験は数えるほどしかなかった」そうです。
今ふたりと猫たちは、オフィスと倉庫のあるミシガン州にポートランドから移り住み、暮らしています。
アパートの中に猫たちだけのスペースと専用の家具が欲しいと考えたマイクとメーガン。いろいろな店をまわったものの、本当に欲しいものを見つけられなかったため、自分たちで作ることにしました。
マイクにはデザイン分野での経歴があり、建築への興味もありました。でも猫用家具のベンチャー「カタストロフィック・クリエイションズ」を立ち上げるまで「のこぎりを使った経験は数えるほどしかなかった」そうです。
今ふたりと猫たちは、オフィスと倉庫のあるミシガン州にポートランドから移り住み、暮らしています。
建築資材
さまざまな木材とロープを試した結果、パイン材と太めのサイザル麻でできたロープが、丈夫で猫たちにも評判がよいとわかりました。
「本物の木材だと、猫が爪を引っかけられる柔らかさがあります。それに、ポリウレタン塗料も使わないので、猫が踏ん張りやすいようになっています」とマイク。
さまざまな木材とロープを試した結果、パイン材と太めのサイザル麻でできたロープが、丈夫で猫たちにも評判がよいとわかりました。
「本物の木材だと、猫が爪を引っかけられる柔らかさがあります。それに、ポリウレタン塗料も使わないので、猫が踏ん張りやすいようになっています」とマイク。
木材は厚手のキャンバス生地と接続できるようになっています。「この上を猫が歩くこともできるんですよ」とマイク。「伸びる素材ではないので、猫たちの歩き方もそれほど不自然にはなりません」。ふたりはこの素材にたどり着く前に、いくつかの素材をテストしたそうです。
猫テスト
ふたりと暮らす3匹の猫たちは、飼い主が作ったすべてのデザインによじ登り、引っかき、その上で眠ってきました。
マイクとメーガンがポートランドのアパートに住んでいた頃、壁には、パックマンをテーマにしたインスタレーションなどの新しい家具が月替わりで登場していました。
「自宅に猫がいてラッキーですよ」とマイクは言います。「できたものを取り付けて、猫たちがどう反応するかを確認します。そして猫たちがそれをどんな風に使っているか、あるいはどのくらいの時間をそこで過ごしているか、を基にして変更を加えるのです」
ふたりと暮らす3匹の猫たちは、飼い主が作ったすべてのデザインによじ登り、引っかき、その上で眠ってきました。
マイクとメーガンがポートランドのアパートに住んでいた頃、壁には、パックマンをテーマにしたインスタレーションなどの新しい家具が月替わりで登場していました。
「自宅に猫がいてラッキーですよ」とマイクは言います。「できたものを取り付けて、猫たちがどう反応するかを確認します。そして猫たちがそれをどんな風に使っているか、あるいはどのくらいの時間をそこで過ごしているか、を基にして変更を加えるのです」
この写真にあるロープでできた橋は、ふたりが製作・販売した最初の商品です。イクルのお気に入りでもあります。
こちらの組み合わせは、ふたりの新しい一戸建て住宅に設置したものです。ここには十分なスペースがあるため、猫用家具を常設に近いかたちにして使用しています。
イクルはいつものように、猫用の橋の上にいます。他の猫たちもそこへ登り、マイクとメーガンがその下を通る際に彼らの頭にパンチを食らわせます。「ふたりとも背が低いので、頭から数センチのところに橋を架けています。アパートの出入口に橋を架けるのが好きだったので、新しい家でもそういう遊び心のあるものが欲しかったんです」とマイクは話します。
リラは、水槽の上の角に架かっている別の橋の上で寛いでいるようです。「あの子は魚を観察するのが大好きなんです」とマイク。
イクルはいつものように、猫用の橋の上にいます。他の猫たちもそこへ登り、マイクとメーガンがその下を通る際に彼らの頭にパンチを食らわせます。「ふたりとも背が低いので、頭から数センチのところに橋を架けています。アパートの出入口に橋を架けるのが好きだったので、新しい家でもそういう遊び心のあるものが欲しかったんです」とマイクは話します。
リラは、水槽の上の角に架かっている別の橋の上で寛いでいるようです。「あの子は魚を観察するのが大好きなんです」とマイク。
ハイゼンベルクはもう少し活発で、柱から柱へと飛び移る様子を目にすることが多いそう。
仕事について
猫たちは家具をテストするだけではありません。彼らは商品の撮影用モデルでもあるのです。撮影は通常、マイクが在宅勤務する2日間で行われます。
猫への「支払い」方法
「ウェットフードやターキーの缶を開けると、猫たちが家具の上に駆け上がります。撮影の時間だということをわかっているんです」とマイク。難しいのは、その後も猫たちを仕事に集中させておくことです。
フォトジェニックな瞬間をとらえるために、ふたりは猫たちのフードボウルを棚の上に設置しています。
猫たちは家具をテストするだけではありません。彼らは商品の撮影用モデルでもあるのです。撮影は通常、マイクが在宅勤務する2日間で行われます。
猫への「支払い」方法
「ウェットフードやターキーの缶を開けると、猫たちが家具の上に駆け上がります。撮影の時間だということをわかっているんです」とマイク。難しいのは、その後も猫たちを仕事に集中させておくことです。
フォトジェニックな瞬間をとらえるために、ふたりは猫たちのフードボウルを棚の上に設置しています。
猫コミュニティ
会社には、ユーザーが撮影した猫用家具の上で遊ぶ猫たちの写真が数え切れないほど届きます。
会社には、ユーザーが撮影した猫用家具の上で遊ぶ猫たちの写真が数え切れないほど届きます。
ユーザーの猫たちも、多くが棚の上でのんびりと寛いでいます。
設置
猫用家具の各部品は、ユーザーが自由に組み合わせて使うことができます。上の写真は、バブーという名の猫のために、複数の棚と生地で作られた寛ぎの空間です。
商品の大半は、壁に大きな穴が残らない小さいネジが必要になるだけなのだそうです。
猫用家具の各部品は、ユーザーが自由に組み合わせて使うことができます。上の写真は、バブーという名の猫のために、複数の棚と生地で作られた寛ぎの空間です。
商品の大半は、壁に大きな穴が残らない小さいネジが必要になるだけなのだそうです。
オプション追加
猫用家具は、小さいものから始めて、オプションの部品を追加しながら徐々に作り上げていくことができます。最初の出費として一般的なのは100ドルから200ドルくらいだとマイクは話します。まだテスト段階のため、ふたりの自宅にしかない部品もあるとのこと。
猫用家具は、小さいものから始めて、オプションの部品を追加しながら徐々に作り上げていくことができます。最初の出費として一般的なのは100ドルから200ドルくらいだとマイクは話します。まだテスト段階のため、ふたりの自宅にしかない部品もあるとのこと。
楽しい我が家
「1日の終わりに家に帰ると、再会を待っていた猫たちがいて、一緒にベッドで横になるのはいいものです」とマイクは言います。「猫たちとの交流はもちろん、彼らが日々進化し自信をつけていく様子を見るのが、何よりも好きです」
猫の楽園、キャットウォークのある部屋
インテリア ライフスタイル リビングでみつけた注目アイテム
ペットの記事
「1日の終わりに家に帰ると、再会を待っていた猫たちがいて、一緒にベッドで横になるのはいいものです」とマイクは言います。「猫たちとの交流はもちろん、彼らが日々進化し自信をつけていく様子を見るのが、何よりも好きです」
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