料理と食事がもっと楽しくなる、アイランドキッチン15選
調理、収納、食事など、さまざまな機能を果たすキッチンアイランドには、調理する空間と食事する空間をシームレスにつなぎ、暮らしを豊かにする力があります。
Agnès Carpentier
2016年1月17日
オープンキッチンの誕生とともに普及したアイランドは、多機能性が魅力。デザイン次第で調理台、収納、カウンター、本棚などさまざまな機能を加えることができますし、ダイニングも兼ね備えたタイプなら、料理する人と食べる人の距離がぐっと縮まります。今回はフランス、スウェーデン、アメリカ、スペインから、15の個性的なアイランドをご紹介します。
1.ステップをつけて
スペインのジローナにあるこちらのお宅では、アイランドに段差(ステップ)をつけて、調理ゾーンと食事ゾーンを分けています。
ここがポイント
ウッドとラミネート素材を組み合わせ、エリアと機能をうまく分けています。ウッドはあたたかい雰囲気のダイニングをつくりだす一方、ラミネート素材は清潔感を感じさせます。チェアも2つの素材の色に合わせた色のチェアを組み合わせています。
スペインのジローナにあるこちらのお宅では、アイランドに段差(ステップ)をつけて、調理ゾーンと食事ゾーンを分けています。
ここがポイント
ウッドとラミネート素材を組み合わせ、エリアと機能をうまく分けています。ウッドはあたたかい雰囲気のダイニングをつくりだす一方、ラミネート素材は清潔感を感じさせます。チェアも2つの素材の色に合わせた色のチェアを組み合わせています。
2. 北欧スタイル
こちらも段差(ステップ)のついたアイランド。ストックホルムにあるキッチンです。I型というよりはT型のこのアイランドで、右側がちょっとした調理台スペースになっており、Tの縦棒部分がダイニングになっています。
ここがポイント
7人がゆったり座れるスペースにサイドテーブルをプラスした余裕のあるダイニングキッチン。形のバラバラのチェアを同じ素材で揃えて使うのは、スウェーデンで最近流行しているスタイルです。
こちらも段差(ステップ)のついたアイランド。ストックホルムにあるキッチンです。I型というよりはT型のこのアイランドで、右側がちょっとした調理台スペースになっており、Tの縦棒部分がダイニングになっています。
ここがポイント
7人がゆったり座れるスペースにサイドテーブルをプラスした余裕のあるダイニングキッチン。形のバラバラのチェアを同じ素材で揃えて使うのは、スウェーデンで最近流行しているスタイルです。
3. T型
こちらのスペインのアイランドもT型ですが、先ほどのケースとは逆に、T字の横棒部分をダイニングに、縦棒部分を調理スペースにしています。
ここがポイント
ダイニングが調理台よりも低くなっているので、ハイチェアを使わず、普通の高さのスツールで食事ができます。
こちらのスペインのアイランドもT型ですが、先ほどのケースとは逆に、T字の横棒部分をダイニングに、縦棒部分を調理スペースにしています。
ここがポイント
ダイニングが調理台よりも低くなっているので、ハイチェアを使わず、普通の高さのスツールで食事ができます。
4. 一直線
フランス・パリの家にある広いキッチン。巨大なI型アイランドが空間を2つのエリアにゾーニング。1つは調理エリア、1は、その先につながるダイニングエリアです。
ここがポイント
磨き上げたウッドのアイランドは、家具の白に合わせたホワイトの人工大理石がアクセントとして入っているだけのシンプルなデザイン。非常に動きやすいキッチンです。
フランス・パリの家にある広いキッチン。巨大なI型アイランドが空間を2つのエリアにゾーニング。1つは調理エリア、1は、その先につながるダイニングエリアです。
ここがポイント
磨き上げたウッドのアイランドは、家具の白に合わせたホワイトの人工大理石がアクセントとして入っているだけのシンプルなデザイン。非常に動きやすいキッチンです。
5. コンパクト
パリの狭いアパルトマンのキッチン。I型の小さなアイランドがダイニングとキッチンを兼ねています。
ここがポイント
小さなスペースでは、このタイプのレイアウトが便利。スツールを使えば4人で食卓を囲めます。スツールはアイランドの下に収納してしまえるので、背のある椅子より場所をとりません。
パリの狭いアパルトマンのキッチン。I型の小さなアイランドがダイニングとキッチンを兼ねています。
ここがポイント
小さなスペースでは、このタイプのレイアウトが便利。スツールを使えば4人で食卓を囲めます。スツールはアイランドの下に収納してしまえるので、背のある椅子より場所をとりません。
6. バーのように
調理ゾーンやオーブンのあるエリアの背後に小さな収納をつくりたい場合は、カウンター式のアイランドにするのもおすすめです。こちらのくつろいだキッチンは、バーをヒントにして設計したそうです。
ここがポイント
アイランドを端から端まで覆う総天然木のバーカウンターが無機質な白いキッチンにあたたかい雰囲気を加えています。
調理ゾーンやオーブンのあるエリアの背後に小さな収納をつくりたい場合は、カウンター式のアイランドにするのもおすすめです。こちらのくつろいだキッチンは、バーをヒントにして設計したそうです。
ここがポイント
アイランドを端から端まで覆う総天然木のバーカウンターが無機質な白いキッチンにあたたかい雰囲気を加えています。
7. ビッグL
広くすっきりとしたリビングの魅力を引き立ててくれるのが、L型キッチン。こちらはパリにある家のキッチンです。テーブルがアイランドの一部をカバーするように交差。ちょっとした段差でゾーニングを明確にしています。
ここがポイント
調理台部分とテーブル部分で、天板と脚部の素材を入れ子に使っている(テーブルの脚部と調理台の天板がステンレスで、調理台の下部の収納部分とテーブルの天板がウッド)点が面白いですね。
広くすっきりとしたリビングの魅力を引き立ててくれるのが、L型キッチン。こちらはパリにある家のキッチンです。テーブルがアイランドの一部をカバーするように交差。ちょっとした段差でゾーニングを明確にしています。
ここがポイント
調理台部分とテーブル部分で、天板と脚部の素材を入れ子に使っている(テーブルの脚部と調理台の天板がステンレスで、調理台の下部の収納部分とテーブルの天板がウッド)点が面白いですね。
8. スリムなカウンター
フランスのニースにあるこちらのキッチンでは、アイランドにシンクやオーブンなどは組み込まず、シンプルにしあげています。調理台としても広々と使えますし、食事のときには、家族が集うカウンターテーブルになります。
ここがポイント
最もオーソドックスなスタイルのアイランド。モダンで広々としたしたダイニングになっています。
フランスのニースにあるこちらのキッチンでは、アイランドにシンクやオーブンなどは組み込まず、シンプルにしあげています。調理台としても広々と使えますし、食事のときには、家族が集うカウンターテーブルになります。
ここがポイント
最もオーソドックスなスタイルのアイランド。モダンで広々としたしたダイニングになっています。
8. スタンドバー風
スペインから、アイランドにバーカウンターを採り入れた例です。スタンドバーで良く見かけるカウンターに良く似ていますね。カウンターがせり上がっているので、リビング側から見るとキッチンがさりげなく隠れるところが便利です。
ここがポイント
夜にお酒を楽しんだり、朝食をとったりするのにぴったり。でも、家族用のダイニングなら、もう少し大きめのテーブルが必要になりますね。
スペインから、アイランドにバーカウンターを採り入れた例です。スタンドバーで良く見かけるカウンターに良く似ていますね。カウンターがせり上がっているので、リビング側から見るとキッチンがさりげなく隠れるところが便利です。
ここがポイント
夜にお酒を楽しんだり、朝食をとったりするのにぴったり。でも、家族用のダイニングなら、もう少し大きめのテーブルが必要になりますね。
10. 一列に並んで
こちらはアメリカ・ニューヨークにあるキッチン。アイランドの中でも人気の高いタイプの1つです。キッチン側には収納戸棚があり、食卓と調理台の機能を兼ねています。リビングにチェアを置いて、キッチンを眺めながら食事ができるようになっています。
ここがポイント
アイランドの下に凹んだ空間があるのでチェアを置けます。全体にシンメトリーでバランスのよい空間です。
こちらはアメリカ・ニューヨークにあるキッチン。アイランドの中でも人気の高いタイプの1つです。キッチン側には収納戸棚があり、食卓と調理台の機能を兼ねています。リビングにチェアを置いて、キッチンを眺めながら食事ができるようになっています。
ここがポイント
アイランドの下に凹んだ空間があるのでチェアを置けます。全体にシンメトリーでバランスのよい空間です。
11. 遊び心を加えて
オーストラリアのシドニーのキッチン。アイランドの片側にだけ、下部に凹んだ空間をつくって座れるようにし、反対側は本棚にしています。
ここがポイント
本棚が、キッチン・ダイニングとリビングをつなぐ役割を果たしています。明るいイエローのスツールが空間に遊び心を加えています。
オーストラリアのシドニーのキッチン。アイランドの片側にだけ、下部に凹んだ空間をつくって座れるようにし、反対側は本棚にしています。
ここがポイント
本棚が、キッチン・ダイニングとリビングをつなぐ役割を果たしています。明るいイエローのスツールが空間に遊び心を加えています。
12. カジュアルなL
フランス・パリのオスマン風アパルトマンにあるL型アイランド。調理台の端が張り出し、その下に椅子が置けるようになっています。
ここがポイント
カウンターチェアは背のある椅子よりも場所をとらない点が便利ですし、ビストロのようなカジュアルな雰囲気をつくりだします。
フランス・パリのオスマン風アパルトマンにあるL型アイランド。調理台の端が張り出し、その下に椅子が置けるようになっています。
ここがポイント
カウンターチェアは背のある椅子よりも場所をとらない点が便利ですし、ビストロのようなカジュアルな雰囲気をつくりだします。
13. 両側に座って
フランス・ボルドーのお宅のキッチン。小さなアイランドですが、両側に座って食事ができるようになっています。よく見ると、アイランドの下にある収納戸棚に手が届きやすいように、キッチン側は天板の張りだしが反対側より短くなっています。
ここがポイント
スペースに余裕がなくても、4人でゆったりと食卓を囲みたいという望みを叶えてくれるスタイルです。
フランス・ボルドーのお宅のキッチン。小さなアイランドですが、両側に座って食事ができるようになっています。よく見ると、アイランドの下にある収納戸棚に手が届きやすいように、キッチン側は天板の張りだしが反対側より短くなっています。
ここがポイント
スペースに余裕がなくても、4人でゆったりと食卓を囲みたいという望みを叶えてくれるスタイルです。
14. 壁際ギリギリ
アイランドは空間の中央近くに置くことが多いもの。ところが、ドイツのケルンにあるこのお宅では、壁沿いにアイランドを置くという、一風変わったレイアウトになっています。実はこのキッチン、廊下のように細長くて狭い空間。壁にベンチを造り付け、ぎりぎりまでアイランドを壁側に寄せて、限られた空間を有効利用しているのです。
ここがポイント
ベンチなので、ゲストが増えても、詰めて座ることができます。細長い形のキッチンならではのレイアウトです。
アイランドは空間の中央近くに置くことが多いもの。ところが、ドイツのケルンにあるこのお宅では、壁沿いにアイランドを置くという、一風変わったレイアウトになっています。実はこのキッチン、廊下のように細長くて狭い空間。壁にベンチを造り付け、ぎりぎりまでアイランドを壁側に寄せて、限られた空間を有効利用しているのです。
ここがポイント
ベンチなので、ゲストが増えても、詰めて座ることができます。細長い形のキッチンならではのレイアウトです。
15. 完全一体型
ドイツのマンハイムにあるキッチン。一体型をコンセプトにしたアイランドは、スツールも含めてすべてを収納できてしまう設計。電化製品がすっぽりと納まり、取手などもありません。
ここがポイント
スライド式のアイランドの側面を引き出すと、2人がけの椅子になっています。夕食時には、両側から2人がけの椅子を引き出して、家族で食卓を囲む仕掛けです。
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「新しいキッチンのあり方」をテーマにした応募作品を対象に、ユーザーの皆様の投票による審査を行い、入賞作品を決定します。投票は、お気に入りの作品を選んで[いいね!]ボタンを押すだけです!投票してくださった方の中から、抽選で30名様に豪華商品をプレゼントいたします。
★投票はこちらのページからお願いします!
★投票期間は2016年1月27日まで。
★プレゼント賞品の詳細はこちらのページをご覧ください。
皆さまの投票をお待ちしています!
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個性派のアイランド、気になったものはありますか?
ドイツのマンハイムにあるキッチン。一体型をコンセプトにしたアイランドは、スツールも含めてすべてを収納できてしまう設計。電化製品がすっぽりと納まり、取手などもありません。
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特にキッチンの様な水回りで木製の天板を使用した6. バーのように調理ゾーンやオーブンのあるエリアの背後に小さな収納をつくりたい場合は、カウンター式のアイランドが秀逸で好きですね!
Basically island kitchen to produce a widely around the kitchen I think very friendly interior design.
Especially 6. As of bars in such a water around the kitchen using the wooden top plate
If you want to make a cubby behind the area with a cooking zone and oven, counter type of island I like the excellent!