思い出のクリスマス、いろんな国のクリスマス
クリスマスウィークに入りましたね。筆者が日本で、海外で体験した、また家族や友人から聞いた、心温まるクリスマスの思い出と祝い方のお話。みなさんの過ごし方と似ているところはありますか?
ブラッキン・ヘザー
2015年12月21日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
... もっと見る
クリスマスも近づいてきました。みなさん、準備は順調に進んでいますか? わが家ではツリーやデコレーションを飾り、ターキーも予約済み。プレゼントのラッピングもでき、ツリーの下に置き、お部屋はすっかりクリスマスムードに変身しました。そして先日、大好きなクリスマスミュージックを聴きながら、苦手な窓拭きやリビングのお掃除もなんとか済ませました。クリスマスミュージックを聴くと、ちょっと億劫なことでも不思議に気合が入るんですよね。
この時期になるといつもわくわくします。私にとってクリスマスとは、思い出を振り返るときでもあります。子供たちのためにイギリス人の父と日本人の母がプロデュースしてきた、イギリス式のクリスマス。インターナショナルスクールで行われていた楽しいイベントや、いろいろな国々からの友達の家でのクリスマスパーティー。
そして大人になってから暮らしたベルギーやドイツ、妹が住むイタリアで過ごしたクリスマスのことなど、今まで経験してきたさまざまな楽しいイベントやそのときの出来事、出会ったり一緒に過ごした人たちのことを思い出します。今まで、それほど印象に残るクリスマスを過ごせた自分が、とても恵まれていたと思い、それも両親がクリスマスの大切さを教えてくれたからだと思っています。
今月、クリスマスデコレーションについての記事を書いてきましたが、同じお祭りでもお祝いのしかたが国によっても違うところもおもしろいと思い、今回は私の経験してきたクリスマスや、友達から聞いた自分たちの国でのクリスマス話をみなさんとシェアしたいと思いました。
そして大人になってから暮らしたベルギーやドイツ、妹が住むイタリアで過ごしたクリスマスのことなど、今まで経験してきたさまざまな楽しいイベントやそのときの出来事、出会ったり一緒に過ごした人たちのことを思い出します。今まで、それほど印象に残るクリスマスを過ごせた自分が、とても恵まれていたと思い、それも両親がクリスマスの大切さを教えてくれたからだと思っています。
今月、クリスマスデコレーションについての記事を書いてきましたが、同じお祭りでもお祝いのしかたが国によっても違うところもおもしろいと思い、今回は私の経験してきたクリスマスや、友達から聞いた自分たちの国でのクリスマス話をみなさんとシェアしたいと思いました。
イギリス流クリスマスの思い出
私の実家のクリスマスは毎年、神奈川県の海辺にあった、父が建てた小さな別荘で過ごしていました。その家には大きな暖炉があり、クリスマスイブの夜は太い薪を燃やし、父が大好きだったビング・クロスビーのクリスマスアルバムをバックに、暖炉を囲んで両親と二人の妹達とクルミを割って食べながら静かな夜を過ごしました。
私の実家のクリスマスは毎年、神奈川県の海辺にあった、父が建てた小さな別荘で過ごしていました。その家には大きな暖炉があり、クリスマスイブの夜は太い薪を燃やし、父が大好きだったビング・クロスビーのクリスマスアルバムをバックに、暖炉を囲んで両親と二人の妹達とクルミを割って食べながら静かな夜を過ごしました。
イブの夜の最大の楽しみはサンタクロース。もちろん、私たちが姉妹がぐっすり眠っている間に、そっと煙突から家の中に入り、暖炉の近くに置いてある、それぞれの枕カバーの中にプレゼントをぎっしり詰めて帰るのですが、その準備も一大イベント。みなさん、今きっと「えっ? 枕カバー?」と思われたのではないでしょうか。サンタからのプレゼントは靴下に入れてもらうのはイギリスでも一般的なのですが、枕カバーを使う家庭も実はあるのです。大きなプレゼントもたくさん入り、なんとなく得した気分でしたよ。まあ、靴下を使うお家では、サンタさんは大きなプレゼントはちゃんとツリーの下に置いていってくれるようですけどね。
多くの国々では、サンタさんのためにちょっとした軽食を用意しておく習慣が。サンタさんは、一晩で世界中を飛び回っているので、当然お腹も空きますからね。子供達からの感謝の気持ちの表現でもあります。
アメリカではミルクとクッキーが多いようですが、イギリスでは、お酒に漬け込んだドライフルーツやナッツでできた、伝統的なクリスマスのお菓子、ミンスパイが主流。そしてわが家ではミンスパイと一緒に、ワインかブランデーも一杯。外は寒いので、十分体を温めてもらおうと、父からのサンタさんへの思いやりだったのでしょう。
アメリカではミルクとクッキーが多いようですが、イギリスでは、お酒に漬け込んだドライフルーツやナッツでできた、伝統的なクリスマスのお菓子、ミンスパイが主流。そしてわが家ではミンスパイと一緒に、ワインかブランデーも一杯。外は寒いので、十分体を温めてもらおうと、父からのサンタさんへの思いやりだったのでしょう。
25日の朝はもちろん早起き。リビングへ行くと、枕カバーはプレゼントでいっぱい。そしてテーブルを見るとやっぱり、サンタさんはミンスパイを全部食べていってくれていました。もちろんお酒も一滴も残さずです。でもちょっとお行儀の悪いサンタさんは、食べクズをたくさん落としたり、煙突から入ってきた時に靴の裏についてしまった灰を落とさず、そのままリビングの中を歩き回ったためか、部屋は灰の足跡だらけ。
これも実は全部父の仕業。でもそんな細かいディテールが、子供時代のクリスマスをより印象的にしてくれたのです。
これも実は全部父の仕業。でもそんな細かいディテールが、子供時代のクリスマスをより印象的にしてくれたのです。
朝食が終わると、ツリーの下に置いてある、家族からのプレゼントを開ける番。両親から子供達へ、子供達から両親へ、姉妹同士など、全員がそれぞれにプレゼントを贈る習慣があったので、これもまた楽しい時間でした。もらうだけではなく、あげる喜びを覚えた大事な体験。与えること、そして分け合うことがクリスマスの真の精神であることを、小さい頃から両親に教えられたような気がします。
イギリス人はクリスマスディナーを25日のお昼か午後に食べるのが一般的。ターキーとローストポテト、芽キャベツ、そしてアップルソースとグレービーソースが定番メニュー。デザートはイギリスの伝統的クリスマスケーキ、「クリスマスプディング」。ドライフルーツやプルーン、ナッツなどをお酒に漬け込んだ、ドーム型のケーキです。プディングの中には銀貨を入れ、それを当たる人は幸運になるそうですよ。
お腹がいっぱいになると家族みんなで長い散歩に。イギリスではそんな散歩の途中、近所のパブへ立ち寄って友人たちとメリークリスマスの一杯を楽しむのも習慣のひとつ。家族だけではなく、コミュニティーのみんなで温かくクリスマスの喜びを分け合うのも、クリスマスのよいところですね。
では、次に他の国で体験したクリスマスや、友人に聞いたいくつかの国のクリスマスストーリーをご紹介しましょう。
お腹がいっぱいになると家族みんなで長い散歩に。イギリスではそんな散歩の途中、近所のパブへ立ち寄って友人たちとメリークリスマスの一杯を楽しむのも習慣のひとつ。家族だけではなく、コミュニティーのみんなで温かくクリスマスの喜びを分け合うのも、クリスマスのよいところですね。
では、次に他の国で体験したクリスマスや、友人に聞いたいくつかの国のクリスマスストーリーをご紹介しましょう。
ベルギーでのクリスマス
隣同士の国、ベルギーとオランダでのクリスマスの大きな共通点は、12月の聖ニコラスの日のイブに訪れる、赤い衣装と長い白い顎鬚が特徴である「シンタクラース」(フランス語ではサン・ニコラ)と呼ばれるおじさんが、その年によい子だった子供達にプレゼントを配りにくることです。シンタクラースとは、のちのち私たちが知るサンタクロースのモデルになった人物であることは、名前の響きからなんとなくわかりますよね。
ベルギーに住んでいた頃、お世話になっていたベルギーの家族からは毎年シンタクラースの日にシナモンや生姜、ナツメグなど、たくさんのスパイスが入ったクッキー、「スペキュロース」が贈られました。日本でも最近スーパーで小さなスペキュロースも見かけるようになりましたが、シンタクラースのスペキュロースは、一枚が年末まで十分もつほどの特大サイズ。毎年これをもらうのが、大人の私でもとても楽しみでした。
隣同士の国、ベルギーとオランダでのクリスマスの大きな共通点は、12月の聖ニコラスの日のイブに訪れる、赤い衣装と長い白い顎鬚が特徴である「シンタクラース」(フランス語ではサン・ニコラ)と呼ばれるおじさんが、その年によい子だった子供達にプレゼントを配りにくることです。シンタクラースとは、のちのち私たちが知るサンタクロースのモデルになった人物であることは、名前の響きからなんとなくわかりますよね。
ベルギーに住んでいた頃、お世話になっていたベルギーの家族からは毎年シンタクラースの日にシナモンや生姜、ナツメグなど、たくさんのスパイスが入ったクッキー、「スペキュロース」が贈られました。日本でも最近スーパーで小さなスペキュロースも見かけるようになりましたが、シンタクラースのスペキュロースは、一枚が年末まで十分もつほどの特大サイズ。毎年これをもらうのが、大人の私でもとても楽しみでした。
クリスマスのお祝いはイギリスと違って、イブの24日が一般的。私がよく過ごしたベルギーの家族の家では、前菜に生牡蠣やスモークサーモン、そしてメインはやはりターキーでした。食事の後は教会で深夜のミサに参加。
プレゼントはシンタクラースの日が基本で、クリスマスの日は家族同士でちょっとしたギフトを交換する程度。
この国では、シンプルでナチュラルなデコレーションがよく見られました。松ぼっくりや小枝でできたオーナメントやキャンドルなど、優しい雰囲気のクリスマスがお好きなんですね。クリスマスをささやかに祝うということがこんなところからも感じられます。
プレゼントはシンタクラースの日が基本で、クリスマスの日は家族同士でちょっとしたギフトを交換する程度。
この国では、シンプルでナチュラルなデコレーションがよく見られました。松ぼっくりや小枝でできたオーナメントやキャンドルなど、優しい雰囲気のクリスマスがお好きなんですね。クリスマスをささやかに祝うということがこんなところからも感じられます。
ドイツのクリスマスマーケット
2年ほど過ごしたドイツのクリスマスで最も印象的だったのは、クリスマスマーケットかもしれません。各国から多くの観光客も訪れるほど有名なマーケットでは、ほかでは見られない手作りオーナメントやお菓子もいっぱい。スパイスの効いたホットワインで体を温めながら、のんびりとマーケットでクリスマスショッピングもいいものでした。
ドイツのクリスマスの伝統的お菓子、シュトーレンは、日本でも人気がありますよね。
2年ほど過ごしたドイツのクリスマスで最も印象的だったのは、クリスマスマーケットかもしれません。各国から多くの観光客も訪れるほど有名なマーケットでは、ほかでは見られない手作りオーナメントやお菓子もいっぱい。スパイスの効いたホットワインで体を温めながら、のんびりとマーケットでクリスマスショッピングもいいものでした。
ドイツのクリスマスの伝統的お菓子、シュトーレンは、日本でも人気がありますよね。
今では当たり前のようになったクリスマスツリーやガラスのオーナメントは、実はドイツが発祥だそうです。飾りだけではなく、多くのクリスマスソングも、ドイツから生まれたと言われていますね。
イタリア式クリスマスのテーブル
イタリアに住んでいる妹にクリスマスの過ごし方を聞くと、イブはお肉を食べない習慣があるそうです。この日は食事は軽くすませ、深夜に教会のミサに。25日は家族がクリスマスランチに集まります。お料理は地域によって異なりますが、アンティパスト、スープに浸したパスタ、そしてオーブンで焼いたお肉が基本。美味しいワインを飲みながら、何時間もかけて食事と会話を楽しむのがイタリア流。ワインが終わるとグラッパが出たりと長々と続くお祝いです。
イタリアに住んでいる妹にクリスマスの過ごし方を聞くと、イブはお肉を食べない習慣があるそうです。この日は食事は軽くすませ、深夜に教会のミサに。25日は家族がクリスマスランチに集まります。お料理は地域によって異なりますが、アンティパスト、スープに浸したパスタ、そしてオーブンで焼いたお肉が基本。美味しいワインを飲みながら、何時間もかけて食事と会話を楽しむのがイタリア流。ワインが終わるとグラッパが出たりと長々と続くお祝いです。
デザートはパン生地にドライフルーツが入った伝統的クリスマスケーキ、パネトーネ。コーヒーにも合いますが、さっぱりしていて甘すぎず、お酒との相性もなかなかいいですね。日本でも最近よく見かけるようになりました。
サンタクロースはイタリアではほかの国ほどメジャーではなく、その代わり新年1月5日の夜に、ベファーナと呼ばれる魔女が煙突から家の中を訪れ、よい子の靴下の中にお菓子やプレゼントを入れてくれるのだそうです。反対に悪い子の靴下の中には、罰として木炭(チャコール)を入れるとか。子供達はきっとその夜、ドキドキしながら眠るのでしょう。
メリークリスマス・イン・サマー
南半球にあるオーストラリアは真夏のクリスマス。オーストラリア人の友達と話をすると「もちろん、クリスマスはビーチでバーベキューだよ」とか、「サンタはソリなんかに乗らないでサーフボードで来る」とよく笑い話をしますが、冗談ではなく本当だそうです。クリスマスとは当然寒いものだと思い、なかなか想像できませんが、アウトドアでのクリスマスも一度は体験してみたいですね。
南半球にあるオーストラリアは真夏のクリスマス。オーストラリア人の友達と話をすると「もちろん、クリスマスはビーチでバーベキューだよ」とか、「サンタはソリなんかに乗らないでサーフボードで来る」とよく笑い話をしますが、冗談ではなく本当だそうです。クリスマスとは当然寒いものだと思い、なかなか想像できませんが、アウトドアでのクリスマスも一度は体験してみたいですね。
夏でももちろん、ツリーやリースも飾ります。冬とはまたちょっと違ったグリーンやお花も見られそうです。ローリエとオーストラリアの夏に咲くクリスマスブッシュのリースも、この国ならでは。
友人が教えてくれたスウェーデン式
スウェーデンで一年のうちもっとも大切な行事のひとつが聖ルチア祭。
子供の頃、通っていたインターナショナルスクールではスウェーデン人の生徒が多く、毎年12月13日には白い衣装を装い、頭にはキャンドルにリースをつけてクリスマスキャロルのショーを他の生徒たちに披露してくれていました。それが聖ルチア祭の伝統的な祝い方。また、クリスマスシーズンが本格的にスタートしたことも表すそうです。
クリスマスイブのお祝いの定番がJulbord(ユールボード)と呼ばれる、ビュッフェスタイルのお食事。「ユール」とはスウェーデン語でクリスマスのこと。「ボード」はテーブル。お料理が並ぶクリスマステーブルを意味するんですね。コールドミートやチーズ、ニシンやサーモン、伝統的なポテトグラタン、シチューなど、たくさんのお料理が並ぶ豪華なビュッフェです。
スウェーデンで一年のうちもっとも大切な行事のひとつが聖ルチア祭。
子供の頃、通っていたインターナショナルスクールではスウェーデン人の生徒が多く、毎年12月13日には白い衣装を装い、頭にはキャンドルにリースをつけてクリスマスキャロルのショーを他の生徒たちに披露してくれていました。それが聖ルチア祭の伝統的な祝い方。また、クリスマスシーズンが本格的にスタートしたことも表すそうです。
クリスマスイブのお祝いの定番がJulbord(ユールボード)と呼ばれる、ビュッフェスタイルのお食事。「ユール」とはスウェーデン語でクリスマスのこと。「ボード」はテーブル。お料理が並ぶクリスマステーブルを意味するんですね。コールドミートやチーズ、ニシンやサーモン、伝統的なポテトグラタン、シチューなど、たくさんのお料理が並ぶ豪華なビュッフェです。
みなさんもきっとご存じのジンジャーブレッドでできた家“pepparkakshaus”、もスウェーデンのクリスマスのマストアイテム。日本のIKEAでも見らたことのある方もいらっしゃるのでは?
そして日本で。今年のクリスマス
今でもクリスマスは私にとって大切な日。夫婦二人で過ごすこともあれば、家族が集まったり、友人を招いたり、メンバーはその年によって違いますが、必ずあるのはツリーやミンスパイ、そして母から教わったわが家流のターキー。今年もいよいよこの季節がやってきました。
日本では24日のイブと25日のクリスマスデイが中心となり、26日になれば次に来るお正月の準備が始まります。どうしても26日にツリーを片付ける気になれない私は、イギリス式に1月6日まで飾ったままに、ドアのリースだけを外してしめ飾りと交換。クリスマスツリーの横に鏡餅があるような不思議な光景となりますが、それは子供の頃、両親も同様にしていたこと。父がイギリス人であっても、やっぱり母は日本人。そして私自身、日本の伝統も大切にしていきたいという気持ちがあるのも当然のこと。日本のクリスマスはある意味、よいとこ取りかもしれませんね。
みなさんのご家庭でもそれぞれ、ちょっとした伝統があると思います。これからもよい思い出ができることをお祈りして。素敵なクリスマスをお過ごしください。Merry Christmas!
今でもクリスマスは私にとって大切な日。夫婦二人で過ごすこともあれば、家族が集まったり、友人を招いたり、メンバーはその年によって違いますが、必ずあるのはツリーやミンスパイ、そして母から教わったわが家流のターキー。今年もいよいよこの季節がやってきました。
日本では24日のイブと25日のクリスマスデイが中心となり、26日になれば次に来るお正月の準備が始まります。どうしても26日にツリーを片付ける気になれない私は、イギリス式に1月6日まで飾ったままに、ドアのリースだけを外してしめ飾りと交換。クリスマスツリーの横に鏡餅があるような不思議な光景となりますが、それは子供の頃、両親も同様にしていたこと。父がイギリス人であっても、やっぱり母は日本人。そして私自身、日本の伝統も大切にしていきたいという気持ちがあるのも当然のこと。日本のクリスマスはある意味、よいとこ取りかもしれませんね。
みなさんのご家庭でもそれぞれ、ちょっとした伝統があると思います。これからもよい思い出ができることをお祈りして。素敵なクリスマスをお過ごしください。Merry Christmas!
おすすめの記事
インテリア
ワンポイントで気軽に取り入れる、クリスマスインテリア
クリスマスは大好きだけれど、飾り付けはシンプルにしたいし、時間もない?ワンポイントだけでもクリスマスを取り入れて、特別な雰囲気が出してみましょう!
続きを読む
季節
クリスマスタイムとインテリア、もっと五感で楽しもう!
クリスマスの思い出は五感と深くつながっているもの。筆者の子ども時代の幸せな記憶を紐解きながら、見る楽しみ、香りの楽しみ、触れる楽しみなど、クリスマスシーズンの楽しみ方をご紹介します。
続きを読む
暮らしのヒント
プラスチックを使わない、エコなクリスマスを楽しむアイデア
プラスチックごみを減らしたいと思いませんか?これからご紹介するのアイデアを参考に、プラスチック・フリーなクリスマスをお祝いしましょう。
続きを読む
季節
モミの木以外でも!天然の木で楽しむクリスマスツリーのアイデア
文/舩村佳織
自分だけのクリスマスツリーをお庭で育ててみませんか? 日本の庭でも育てやすい、おすすめの樹木をご紹介します。
続きを読む
季節
北欧の「ヒュッゲ」をヒントに、肩の力を抜いてくつろぐクリスマス
贅沢でなくても、気持ちをこめること。豪華さよりも、リラックスできるかが大切。クリスマスのデコレーションや過ごし方に、デンマークの心地よい暮らし方の精神「ヒュッゲ」を取り入れましょう!
続きを読む
暮らしのヒント
DIY:3種のクリスマスツリーをナプキンで作ってみよう
今年のクリスマスには、ちょっとお洒落なセッティングを取り入れたい?お祝いディナーのテーブルコーディネート用に、ナプキンを折ってみましょう。
続きを読む
季節
イルミネーションから手作りリースまで、おしゃれなクリスマスデコレーション50選
Houzzに掲載されている1500万枚以上の住宅写真から、クリスマスデコレーションの写真をセレクトしました。
続きを読む
furukawaさん ありがとうございます。過ごし方が違ってもどの国でも楽しい日であるのは皆さん一緒ですね。
goromarulove 100さん、ありがとうございます!素敵なクリスマスをお過ごしください!
子供の頃に経験をした思い出が自分の中では未だに鮮明に残っています。世界中にいる子供たちにも是非、子供時代の思い出を忘れないでほしいと思いますね。
クリスマスと言う習慣は欧米では歴史的に見ても長い年月が有りますが・・・日本に入って来てからはそんなに年月は経ていないので、その点が成熟した欧米とは心の持ち方からして少し違うように思いますね。