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家を買いたい! と思ったら、買う前に自分に問うべき5つの質問
家を買うと決めたら、資料や情報を集める前にすべきことがあります。この記事で紹介する5つのポイントを検討することは、後悔のない決断を助けてくれるでしょう。
tmkknk0419
2017年2月28日
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています。
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています... もっと見る
家を買いたいと思ったとき、皆さんはどんなことをしますか? インターネットやチラシで情報収集、住宅展示場や実際の物件の見学、近くの不動産屋さんを訪問して相談、ローンの事前審査、などでしょうか? どれも家を購入する前にやることではありますが、それ以前にすべきことがあります。
住宅の購入は教育資金と老後資金とあわせて、人生の三大支出のひとつです。簡単に買い替えや買いなおしができないからこそ、後悔しない買い方をしたいものです。満足度の高い住宅購入をするためにも、最初にすべき5つのことをご紹介します。
住宅の購入は教育資金と老後資金とあわせて、人生の三大支出のひとつです。簡単に買い替えや買いなおしができないからこそ、後悔しない買い方をしたいものです。満足度の高い住宅購入をするためにも、最初にすべき5つのことをご紹介します。
家を買う目的は?
まずはじめに、家を購入する目的について考えてみましょう。何故マイホームが必要なのでしょうか? 意外と結婚・出産をしたから、昔から自分の家を持ちたいと思っていたからという理由で、なんとなく買うべきなのかもしれないと考える人も少なくありません。
賃貸で家賃を払うのがもったいない、今の家では手狭になってきた、もう少し便利なところへ引っ越したい、など現在の不安や不満を解消するのが目的かもしれません。もしくは、周りが家を買っているから、親に言われたから、早くしないと買い時を逃してしまうから、などの外部要因によって家を購入したいと思ったのかもしれません。
まずはじめに、家を購入する目的について考えてみましょう。何故マイホームが必要なのでしょうか? 意外と結婚・出産をしたから、昔から自分の家を持ちたいと思っていたからという理由で、なんとなく買うべきなのかもしれないと考える人も少なくありません。
賃貸で家賃を払うのがもったいない、今の家では手狭になってきた、もう少し便利なところへ引っ越したい、など現在の不安や不満を解消するのが目的かもしれません。もしくは、周りが家を買っているから、親に言われたから、早くしないと買い時を逃してしまうから、などの外部要因によって家を購入したいと思ったのかもしれません。
きちんとした目的や動機があるのであればいいのですが、なんとなく焦ったり、周りに流されて買ってしまうと後々「失敗した」と悔やむかもしれません。そうならないためにも改めて家を購入する目的を考えてみることが重要です。
また、家を買うこと自体が目的になってしまっていないか気をつける必要があります。家を買うことはゴールではなく、理想のライフスタイルを送るためのツールです。
また、家を買うこと自体が目的になってしまっていないか気をつける必要があります。家を買うことはゴールではなく、理想のライフスタイルを送るためのツールです。
理想のライフスタイルは?
では、あなたにとって家を購入することで実現したい理想のライフスタイルはどんなものでしょうか? 自分にとって幸せを感じられるのはどんな暮らしでしょうか? 年齢を重ねるにつれてこれから起こりうる嗜好の変化や大きなライフイベントの可能性なども考慮し、長いスパンでの生活を考えてみることも大切です。
家でどのように過ごし、どのような気持ちになりたいのか、生活の部分に目を向けて考えてみましょう。理想の1日を具体的に思い描いてみるのが一番てっとり早いかもしれません。1日が難しければ、朝の時間や仕事から帰宅後の時間など、1日の中のひとときを想像してみるのもおすすめです。
では、あなたにとって家を購入することで実現したい理想のライフスタイルはどんなものでしょうか? 自分にとって幸せを感じられるのはどんな暮らしでしょうか? 年齢を重ねるにつれてこれから起こりうる嗜好の変化や大きなライフイベントの可能性なども考慮し、長いスパンでの生活を考えてみることも大切です。
家でどのように過ごし、どのような気持ちになりたいのか、生活の部分に目を向けて考えてみましょう。理想の1日を具体的に思い描いてみるのが一番てっとり早いかもしれません。1日が難しければ、朝の時間や仕事から帰宅後の時間など、1日の中のひとときを想像してみるのもおすすめです。
例えば、日中家で仕事をする私自身の理想の過ごし方を想像してみます。「朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を部屋に取り込み、パパッと家事をすませてしまい、職場へと出勤する夫を見送ったあとに、ヨガをしてゆっくりと身体を目覚めさせてから、少し朝ごはんを食べて、猫のようにリビングの窓際のソファに座ってポカポカと日差しを浴びながら読書をし、ランチを食べたあとは一気に仕事をこなす……」。朝はのんびりと好きなことをして過ごし、午後からは集中して効率よく仕事ができる、そんな空間を家の中に作ることが私の理想です。
皆さんはどうでしょうか? 理想のライフスタイルが見えてくると、どんな条件が自分にとって良い家なのかがおのずとわかってきます。そのため、この部分は念入りに考え、どうしてこういう暮らしが理想的なのかという部分まで深掘りして考えてみるとより理想の暮らしへと近づけるのではないかと思います。
皆さんはどうでしょうか? 理想のライフスタイルが見えてくると、どんな条件が自分にとって良い家なのかがおのずとわかってきます。そのため、この部分は念入りに考え、どうしてこういう暮らしが理想的なのかという部分まで深掘りして考えてみるとより理想の暮らしへと近づけるのではないかと思います。
譲れない条件は?
次に、先ほど思い浮かべた理想のライフスタイルを送るために必要な住まいの条件や譲れないポイントについて考え、具体的な家探しのイメージを固めていきます。
このとき、まずは思い描いているライフスタイルに合う立地や環境、街の雰囲気や治安、教育環境などエリアに関することについて検討してみるのがよいかもしれません。実は、家を購入したのちに「失敗した」と後悔する条件に「環境」をあげる人が多いようです。家の中のスペックであれば、お金をかけて修正や変更ができますが、立地や環境は個人の力で簡単に変えられる条件ではないからでしょう。
次に、先ほど思い浮かべた理想のライフスタイルを送るために必要な住まいの条件や譲れないポイントについて考え、具体的な家探しのイメージを固めていきます。
このとき、まずは思い描いているライフスタイルに合う立地や環境、街の雰囲気や治安、教育環境などエリアに関することについて検討してみるのがよいかもしれません。実は、家を購入したのちに「失敗した」と後悔する条件に「環境」をあげる人が多いようです。家の中のスペックであれば、お金をかけて修正や変更ができますが、立地や環境は個人の力で簡単に変えられる条件ではないからでしょう。
1.ライフスタイルにマッチするか?
自分の理想のライフスタイルとマッチするのはどのようなエリアでしょう。都会のにぎやかな雰囲気か、少し通勤時間がかかっても郊外の閑静な住宅街か、自然が豊かな田舎か? いちばんしっくりくるのはどこでしょう? 必ずしもおしゃれで人気の高いエリアが、理想の暮らしを実現し自分らしく生活するのに最適な環境とは限りません。逆に、そういうエリアに住むことが自分のライフスタイルに合って幸せと思う人もいるでしょう。
自分の理想のライフスタイルとマッチするのはどのようなエリアでしょう。都会のにぎやかな雰囲気か、少し通勤時間がかかっても郊外の閑静な住宅街か、自然が豊かな田舎か? いちばんしっくりくるのはどこでしょう? 必ずしもおしゃれで人気の高いエリアが、理想の暮らしを実現し自分らしく生活するのに最適な環境とは限りません。逆に、そういうエリアに住むことが自分のライフスタイルに合って幸せと思う人もいるでしょう。
2. 生活の利便性
最寄駅からの距離、スーパーや飲食店、銀行、役所、病院など周りの商業施設や公共施設の充実度、会社からの通勤時間といった生活の利便性も重要です。また、子育て中の場合は保育園や幼稚園、学校施設、公園などの有無やアクセスの良さ、実家との距離なども考えておくとよいでしょう。
こちらもあわせて
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新築やリノベを考えている人へ、先輩たちからの7つのアドバイス
最寄駅からの距離、スーパーや飲食店、銀行、役所、病院など周りの商業施設や公共施設の充実度、会社からの通勤時間といった生活の利便性も重要です。また、子育て中の場合は保育園や幼稚園、学校施設、公園などの有無やアクセスの良さ、実家との距離なども考えておくとよいでしょう。
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3. 住まいの形態
住まいの形態についてはどうでしょう? マンションか一戸建てどちらがより自分のライフスタイルに合うか考えてみましょう。例えば、趣味の楽器を思う存分練習できる防音室が欲しい場合は一戸建て、似たような家族構成のほかの住人と交流をしたい場合は、安全・快適なコミュニティや魅力的な共用施設が充実の大型マンションなどがいいかもしれません。また、リノベーションが趣味であれば、自分好みの住まい空間をつくり上げることができる中古の物件に惹かれるかもしれません。
住まいの形態についてはどうでしょう? マンションか一戸建てどちらがより自分のライフスタイルに合うか考えてみましょう。例えば、趣味の楽器を思う存分練習できる防音室が欲しい場合は一戸建て、似たような家族構成のほかの住人と交流をしたい場合は、安全・快適なコミュニティや魅力的な共用施設が充実の大型マンションなどがいいかもしれません。また、リノベーションが趣味であれば、自分好みの住まい空間をつくり上げることができる中古の物件に惹かれるかもしれません。
4. 空間としての快適さ
家の中の条件としては、風通しや日当たりの良さなどを重視したいという人もいるかもしれませんし、例えば料理好きな人であれば、キッチンにこだわりたいかもしれません。今後家族が増える予定であれば広さや間取りについても先を見越して考えておく必要があります。
人それぞれ理想の家に対するさまざまな条件があるかと思います。それぞれの優先順位もあわせて考えると良いでしょう。 家族優先なのか、 仕事優先なのか、 やりたいことを思いっきりできる方がいいのか? これだけは譲れないものとこれはあってもなくてもOKなものをこの段階できちんと考えておくことが重要です。
家の中の条件としては、風通しや日当たりの良さなどを重視したいという人もいるかもしれませんし、例えば料理好きな人であれば、キッチンにこだわりたいかもしれません。今後家族が増える予定であれば広さや間取りについても先を見越して考えておく必要があります。
人それぞれ理想の家に対するさまざまな条件があるかと思います。それぞれの優先順位もあわせて考えると良いでしょう。 家族優先なのか、 仕事優先なのか、 やりたいことを思いっきりできる方がいいのか? これだけは譲れないものとこれはあってもなくてもOKなものをこの段階できちんと考えておくことが重要です。
リスクと資金は?
家を購入すると決めたら、そのリスクや資金についても考える必要があります。住宅ローンのリスクだけでなく、生活環境の変化に伴うリスクについてもきちんと理解しておくことが重要です。家を購入することは人生の中でも大きな買い物のひとつ。当然、念入りに資金計画を立てることは不可欠です。毎月の収入や支出を改めて把握したり、実際に購入のときにいくら必要なのかも調べる必要があります。これらに関してはまた別の記事で詳しく説明したいと思います。
家を購入すると決めたら、そのリスクや資金についても考える必要があります。住宅ローンのリスクだけでなく、生活環境の変化に伴うリスクについてもきちんと理解しておくことが重要です。家を購入することは人生の中でも大きな買い物のひとつ。当然、念入りに資金計画を立てることは不可欠です。毎月の収入や支出を改めて把握したり、実際に購入のときにいくら必要なのかも調べる必要があります。これらに関してはまた別の記事で詳しく説明したいと思います。
買うタイミングは?
最後に、家を購入するベストタイミングはいつなのでしょう? 大きなライフイベントの変化があるときでしょうか? それとも住宅ローンの金利が低いときでしょうか? 結局のところ、理想のライフスタイルが思い描けていることを前提に、“買いたいと思ったとき” と “経済的に買えるとき” が合致したタイミングがベストタイミングではないでしょうか?
例えば、買いたいと思ってはいるものの、家計の現状をチェックしたら資金が足りていなかったということもあるでしょう。そこで無理なローンを組んでしまうと家を買った後の生活が苦しくなり、決して幸せな日々が送れないかもしれません。逆に、経済的には余裕があったとしても、理想のライフスタイルが思い描けていない状態でなんとなく家を購入してしまうと、生活の満足度が低くなる可能性があります。
家を購入しようと思ったら、具体的な行動を起こす前にしっかりと理想や価値基準、お金やタイミングについて考えてみることがとても大切です。
支出をコントロールする、家計の棚卸とシンプルな家計簿のつけ方
お金の知識を身につけて賢く暮らす
資産価値の高い住まい、下がりにくい住まいとは?
教えてHouzz
家を買うと決めてから悩んでいることはありませんか? コメント欄やディスカッションで質問してみましょう。
最後に、家を購入するベストタイミングはいつなのでしょう? 大きなライフイベントの変化があるときでしょうか? それとも住宅ローンの金利が低いときでしょうか? 結局のところ、理想のライフスタイルが思い描けていることを前提に、“買いたいと思ったとき” と “経済的に買えるとき” が合致したタイミングがベストタイミングではないでしょうか?
例えば、買いたいと思ってはいるものの、家計の現状をチェックしたら資金が足りていなかったということもあるでしょう。そこで無理なローンを組んでしまうと家を買った後の生活が苦しくなり、決して幸せな日々が送れないかもしれません。逆に、経済的には余裕があったとしても、理想のライフスタイルが思い描けていない状態でなんとなく家を購入してしまうと、生活の満足度が低くなる可能性があります。
家を購入しようと思ったら、具体的な行動を起こす前にしっかりと理想や価値基準、お金やタイミングについて考えてみることがとても大切です。
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