吊るす、掛ける、置く。古いはしごを活用する14のアイデア
実用的な生活雑貨として使われていた木製のはしご。今やアルミ製の脚立などにその役割を取って代わられた感がありますが、味わいのあるインテリア雑貨としての使い道もいろいろです。
ブラッキン・ヘザー
2015年10月17日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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最近、普通の住まいではなかなか使わなくなった木製の「はしご」。ちょっと貴重なレアものになってきたのでは? 皆さんのご家庭でも「脚立」はお持ちだと思いますが、雪国や自分で家の修理などを行う方でも、おそらくアルミ製のはしごが一般的ですよね。反対に今では、ヴィンテージショップのようなちょっとしゃれた雑貨ショップや家具屋さんで、古い木製のはしごをときどき見かけるくらいです。
はしごをよく見てみると、登るためだけではなく、さまざまな使い方ができそうな形をしていて、かなり実用的なアイテムであることがわかります。そして木の風合いや傷、ペンキの跡がなかなかいい味わいを出し、インテリアとしてもおしゃれに使う方法がたくさん。素敵なヴィンテージのはしごは、そのままただ立てかけておくだけでデコレーションになりますし、収納場所や一時的な置き場がもう少しだけ欲しいときにも結構役立つアイテムです。
今回は古い木製のはしごを使ったオリジナリティあふれるアイデアをご紹介しましょう。
はしごをよく見てみると、登るためだけではなく、さまざまな使い方ができそうな形をしていて、かなり実用的なアイテムであることがわかります。そして木の風合いや傷、ペンキの跡がなかなかいい味わいを出し、インテリアとしてもおしゃれに使う方法がたくさん。素敵なヴィンテージのはしごは、そのままただ立てかけておくだけでデコレーションになりますし、収納場所や一時的な置き場がもう少しだけ欲しいときにも結構役立つアイテムです。
今回は古い木製のはしごを使ったオリジナリティあふれるアイデアをご紹介しましょう。
ものを吊るす
天井からキッチンカウンターの上に吊るしてあるはしごは、調理道具やお鍋をかけるラック代わりにぴったりのアイテム。古材でつくられたカウンターともバランスがとれています。プランターで植物も吊るせば、さらにおしゃれ度もアップしますね。植物のグリーンが全体に優しい印象を与えてくれています。
天井からキッチンカウンターの上に吊るしてあるはしごは、調理道具やお鍋をかけるラック代わりにぴったりのアイテム。古材でつくられたカウンターともバランスがとれています。プランターで植物も吊るせば、さらにおしゃれ度もアップしますね。植物のグリーンが全体に優しい印象を与えてくれています。
形が不揃いで収納しにくいキッチン雑貨は、吊るせるととても便利。S字フックを引っ掛ければ、たくさんのものを吊るすことができます。
また、手前のかごのように、S字フックを複数組み合わせることで高さが調整できるのも参考になりますね。
天井からはしごを吊るす場合、事前に補強が必要となりますので、家づくりやリフォームの計画の段階で業者さんとよくご相談ください。
また、手前のかごのように、S字フックを複数組み合わせることで高さが調整できるのも参考になりますね。
天井からはしごを吊るす場合、事前に補強が必要となりますので、家づくりやリフォームの計画の段階で業者さんとよくご相談ください。
ライトブルーにペイントされたはしごをランドリールームの物干しに。黄色の壁との組み合わせで、何も掛けていないときでもキュートなアクセントになっていますね。部屋干しに、またはアイロンがけのときにもきっと便利な、スタイリッシュな「ラック」です。
テラスなど、アウトドアスペースでぜひ真似してみたい素敵なアイデア。小さなはしごですが、メイソンジャーに入ったキャンドルにはちょうどいいサイズ。クリスマスのデコレーションとして、または夏はお庭やテラスで、バーベキューパーティーのムードアップに。季節によって工夫しながら楽しめます。
掛ける場所として
はしごはタオルハンガーとしてぴったりな形をしています。バスマットや、一度に数枚のタオルを掛けられるのも魅力的ですね。洗面室はもちろん、キッチンでリネン類を掛けても素敵です。年季が入っていればいるほど、シャビーシックなお部屋によく似合います。
はしごはタオルハンガーとしてぴったりな形をしています。バスマットや、一度に数枚のタオルを掛けられるのも魅力的ですね。洗面室はもちろん、キッチンでリネン類を掛けても素敵です。年季が入っていればいるほど、シャビーシックなお部屋によく似合います。
落ち着いた雰囲気のバスルームに少しだけ和のエッセンスを加えている竹のはしご。日本の和風の洗面室でも真似してみたい、ユニークなアイデアです。
こちらは低めの木製の脚立を使ったタオル掛け。厚みがあってしっかりしたところが、シャワールームのエレガントなタイルやガラス戸と対照的でおもしろい効果を出しています。ステップにも幅があるので、小さなものを置くこともできます。
寒い夜のために一枚くらいは置いておきたいスペアのブランケットやスロー。はしごを壁に立てかけて、そこにスローを掛けておけば、いつでも手の届く場所にあって安心です。モダンな柄のクッションやブランケットと、アンティークのチェストや木の風合いのあるはしごの組み合わせが印象的。家具はアンティーク、ファブリックはモダンといったメリハリに、センスが感じられるスタイルですね。
脱いだ洋服の一時置きの場所として、あるいは翌日の支度のために、はしごを寝室の壁に立てかけるのもよい考えですね。寝室ならアクセサリーを吊るしたり、ストールやネクタイ掛けとしても使えそうです。S字フックを引っ掛ければ、バッグや帽子も「見せながら収納」できます。
マガジンラックとしてはしごを使った斬新なアイデア。真っ白に塗ってあるはしごは、スカンジナビアンスタイルの部屋によくお似合いです。読みかけの雑誌を、そのページを開いたまま掛けられるのもうれしいですね。
ものを置く場所として活用
奥行きは狭いけれど、ちょっとしたものを置くシェルフとしても使えるはしご。バスルームではタオルや化粧品を置いて活用できます。木製であるメリットは、簡単に好きな色に塗り替えられること。古いはしごでも、このように真っ白に塗ればまるで新品のように蘇ります。ダークブルーの壁をバックに、白く輝くタイルやバスタブにも負けない存在感がありますね。
奥行きは狭いけれど、ちょっとしたものを置くシェルフとしても使えるはしご。バスルームではタオルや化粧品を置いて活用できます。木製であるメリットは、簡単に好きな色に塗り替えられること。古いはしごでも、このように真っ白に塗ればまるで新品のように蘇ります。ダークブルーの壁をバックに、白く輝くタイルやバスタブにも負けない存在感がありますね。
脚立をたたんだまま壁に立てかければある程度の奥行きもとれるため、本棚としても使えます。もともと簡単に持ち運びできる脚立やはしごは、家の中での移動も簡単ですし、コンパクトなので、壁のちょっと空いているスペースに立てかけることもできます。
2つの脚立に板を渡せば、あっという間にできる大きな本棚。釘もねじもいらない、最も簡単DIY本棚かもしれません。また、それぞれ4カ所が支点になるので、脚立さえしっかりしたつくりなら、本をなど、重さのあるものも安心して置けそうです。古材を使ったり、お気に入りの色にペイントしたり、インテリアに合わせて工夫ができるのもいいですね。
お気に入りのアイテムの飾り棚としてもぜひ使ってみたいはしご。コレクションをはしごを使ってディスプレイしてみるのはいかがでしょう? 古い木製のはしごは、ただ実用的だけではなく、お部屋によい味わいを与えてくれます。ユニークな使い方は楽しいカンバセーションピースとして、訪れたゲストとの話題にもなることでしょう。
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Shoko Fujitaさん、立てかけるのが当たり前だと思うのが一般的だと思います。「はしご」であることを忘れ、形やサイズ、デザインだけの視点から見てみるといろいろと自由な発想が生まれてくるかもしれませんね。
Kyoko Hasegawaさん、物をたくさん置いたり、かけ過ぎずに、そのままシンプルに立てかけておくのもワンポイントになっておしゃれですよ。
ありですね!
私たちも改めてこういう魅せ方があったのかと気づきました。