信頼感と落ち着きの色、心を静め集中力を高めるブルーをインテリアに!
涼しげで誠実な印象が万人に愛される色、ブルー。インテリアに取り入れるとどんな効果があるのでしょうか? 部屋別におすすめの使い方と配色例もご紹介します。
カツウラアキツ
2017年5月22日
世代や性別を超えて幅広い層に好まれる色、ブルー。さわやかさと落ち着きを兼ね備え、明るく親しみやすい水色から静謐で厳かな印象のある藍色や紺まで幅広いトーンが揃い、表現できるイメージも多彩です。ビジネススーツや学生服、企業ロゴに多用されることでもわかる通り、信頼性や誠実さをイメージさせる色でもある青。日本人にとても人気が高い色としても知られています。今回は、ブルーがインテリアにもたらす効果に注目してみましょう。
心を静め、癒す効果のある色
「地球は青かった」という宇宙飛行士の言葉の通り、私たちの住む環境は青い海と空に囲まれています。気分が落ち込んだときにふと空を見上げて、そこに青空が広がっていると、なんだか心がすっきりして癒された、という経験がある方も多いのではないでしょうか。ブルーという色には、気持ちを落ち着かせる鎮静効果があります。グリーン同様、ストレスを和らげてくれる癒しの色で、インテリアでも非常に人気が高い色です。
こちらもあわせて
色のインテリア効果:心身のバランスを整えてくれる癒しの色「グリーン」
「地球は青かった」という宇宙飛行士の言葉の通り、私たちの住む環境は青い海と空に囲まれています。気分が落ち込んだときにふと空を見上げて、そこに青空が広がっていると、なんだか心がすっきりして癒された、という経験がある方も多いのではないでしょうか。ブルーという色には、気持ちを落ち着かせる鎮静効果があります。グリーン同様、ストレスを和らげてくれる癒しの色で、インテリアでも非常に人気が高い色です。
こちらもあわせて
色のインテリア効果:心身のバランスを整えてくれる癒しの色「グリーン」
空間の奥行きを感じさせる色
明るくソフトなブルーは、なかでも好まれます。写真のようなやわらかな色みなら、ホワイトや明るい色の木材を多用する日本の住まいによく合うので、インテリアに取り入れやすいのがメリットです。
また、ブルー系は後ろに下がって見える後退色なので、上手に使うと空間の奥行きを増し、広く感じさせる効果もあります。ベースカラーとして大きな面積で取り入れても、明るいブルーならあまり圧迫感を感じずに過ごせます。ゆったりとリラックスした雰囲気を演出できるので、リビングにはもってこいの色といえます。
ブルーを使ったリビングの写真をもっと見る
こちらもあわせて
色の使い方の基本:インテリアの基調となる「ベースカラー」をもっと知ろう
明るくソフトなブルーは、なかでも好まれます。写真のようなやわらかな色みなら、ホワイトや明るい色の木材を多用する日本の住まいによく合うので、インテリアに取り入れやすいのがメリットです。
また、ブルー系は後ろに下がって見える後退色なので、上手に使うと空間の奥行きを増し、広く感じさせる効果もあります。ベースカラーとして大きな面積で取り入れても、明るいブルーならあまり圧迫感を感じずに過ごせます。ゆったりとリラックスした雰囲気を演出できるので、リビングにはもってこいの色といえます。
ブルーを使ったリビングの写真をもっと見る
こちらもあわせて
色の使い方の基本:インテリアの基調となる「ベースカラー」をもっと知ろう
深くリラックスできる寝室に
ブルーはベッドルームにも向く色です。特に、深いブルーは副交感神経に作用し、脈拍や呼吸数を減少させる鎮静効果が高いといわれる色。この色に囲まれて心身を解きほぐしリラックスすることで、心地よい眠りに導いてくれます。また、朝すっきりと目覚めたいなら、寝室に明るく澄んだブルーを使ってみましょう。清涼感のあるブルーを目にすることによって、さわやかに目が覚め、気持ちよく起きられるはずです。
ブルーを使った寝室の写真をもっと見る
ブルーはベッドルームにも向く色です。特に、深いブルーは副交感神経に作用し、脈拍や呼吸数を減少させる鎮静効果が高いといわれる色。この色に囲まれて心身を解きほぐしリラックスすることで、心地よい眠りに導いてくれます。また、朝すっきりと目覚めたいなら、寝室に明るく澄んだブルーを使ってみましょう。清涼感のあるブルーを目にすることによって、さわやかに目が覚め、気持ちよく起きられるはずです。
ブルーを使った寝室の写真をもっと見る
ベビーからティーンエイジャーまで、子供部屋にも
最近は水色を好む女の子も多いので、ガールズルームにもよく使われるようになったブルー。異性のきょうだい部屋にも使いやすい色です。ごく小さな子供は視覚も成長段階にあるので、見分けやすい鮮やかなトーンを選んであげましょう。
気持ちを落ち着かせてくれるブルーは、集中力を高める効果もあります。自室で本格的に勉強に取り組む年頃になったら、目につく場所に好きなブルーを取り入れてあげるとよいでしょう。
ブルーを使った子供部屋の写真をもっと見る
最近は水色を好む女の子も多いので、ガールズルームにもよく使われるようになったブルー。異性のきょうだい部屋にも使いやすい色です。ごく小さな子供は視覚も成長段階にあるので、見分けやすい鮮やかなトーンを選んであげましょう。
気持ちを落ち着かせてくれるブルーは、集中力を高める効果もあります。自室で本格的に勉強に取り組む年頃になったら、目につく場所に好きなブルーを取り入れてあげるとよいでしょう。
ブルーを使った子供部屋の写真をもっと見る
集中力が高まるグレイッシュなブルーを書斎に
落ち着いて集中しやすい環境が欲しいのは、もちろん大人も同じです。書斎や部屋の一角に作業をするスペースがある方は、周囲にブルーを取り入れてみては。写真では、スモーキーなブルーのベースカラー(壁)に、ダークグレーのアソートカラー(ドアとラグ)を合わせて、その効果を高めています。
ブルーを使った書斎・ホームオフィスの写真をもっと見る
こちらもあわせて
色の使い方の基本:ベースカラーのアシスタント、自由に使える「アソートカラー」
落ち着いて集中しやすい環境が欲しいのは、もちろん大人も同じです。書斎や部屋の一角に作業をするスペースがある方は、周囲にブルーを取り入れてみては。写真では、スモーキーなブルーのベースカラー(壁)に、ダークグレーのアソートカラー(ドアとラグ)を合わせて、その効果を高めています。
ブルーを使った書斎・ホームオフィスの写真をもっと見る
こちらもあわせて
色の使い方の基本:ベースカラーのアシスタント、自由に使える「アソートカラー」
清潔感を活かして、バスルームや洗面室に
寒色系の代表でもあるブルーは、クールでさわやか、かつ清潔な印象を与えるので、洗面所やトイレなどの水回りに使われることも多い色。ただ、選ぶ色みによってはちょっと寒々しく感じることもあります。そんなときは、写真のようなターコイズブルーなどがおすすめです。青系統の色の中でも少し温かく感じる、こんな黄み寄りのブルーなら、冷たい印象にはなりません。
こちらもあわせて
色の使い方の基本:色で温度を感じる暖色と寒色の効果
寒色系の代表でもあるブルーは、クールでさわやか、かつ清潔な印象を与えるので、洗面所やトイレなどの水回りに使われることも多い色。ただ、選ぶ色みによってはちょっと寒々しく感じることもあります。そんなときは、写真のようなターコイズブルーなどがおすすめです。青系統の色の中でも少し温かく感じる、こんな黄み寄りのブルーなら、冷たい印象にはなりません。
こちらもあわせて
色の使い方の基本:色で温度を感じる暖色と寒色の効果
おすすめのカラーコーディネート
ナチュラルな素材の多いインテリアに気持ちのよいアクセントを加えたいなら、ブルーはおすすめの色。ブラウンやベージュなど木の色は、ブルーの反対色のオレンジ色の彩度を落とした色ともいえるので、この配色には落ち着きと大胆な対比との心地よいバランスがあります。写真のソファのブルー自体は決して鮮やかではない色ですが、木や白い壁のとの彩度差によって色みが際立ち、目を惹くポイントになっています。
ナチュラルな素材の多いインテリアに気持ちのよいアクセントを加えたいなら、ブルーはおすすめの色。ブラウンやベージュなど木の色は、ブルーの反対色のオレンジ色の彩度を落とした色ともいえるので、この配色には落ち着きと大胆な対比との心地よいバランスがあります。写真のソファのブルー自体は決して鮮やかではない色ですが、木や白い壁のとの彩度差によって色みが際立ち、目を惹くポイントになっています。
ブルーは基本的には静かで真面目な印象を与える色ですが、鮮やかなトーンを選べば、元気でポップな楽しい雰囲気に。同じトーンの色同士を合わせると、その印象が強まります。写真のように、同じトーンの黄色を取り入れると「対照色相配色」という配色となり、トーンとしての楽しい印象に加え、色相差により目を惹くコーナーをつくることができます。
こちらもあわせて
色の使い方の基本:バランスのよいマルチカラー配色の法則
こちらもあわせて
色の使い方の基本:バランスのよいマルチカラー配色の法則
最近、インテリアの建材や雑貨に使われるブルーのバリエーションがとても増えてきました。壁や家具だけでなく、写真のように階段や手すりなど、思ってもみなかった場所に使うことで、存在感のある見せ方もできます。
皆さんなら、住まいのどこにブルーを取り入れますか? もうすぐやってくる夏に備え、清涼感のあるブルーを取り入れて、さわやかな気分で過ごしてくださいね。
こちらもあわせて
色のインテリア効果:黄色で空間を明るくポジティブに
色のインテリア効果:洗練された印象で、他の色を引き立てる「グレー」
色のインテリア効果:「白」をもっと上手に使いこなすために
教えてHouzz
皆さんの家に、ブルーを使った空間はありますか? ブルーを使ってみたい空間はどこですか?
皆さんなら、住まいのどこにブルーを取り入れますか? もうすぐやってくる夏に備え、清涼感のあるブルーを取り入れて、さわやかな気分で過ごしてくださいね。
こちらもあわせて
色のインテリア効果:黄色で空間を明るくポジティブに
色のインテリア効果:洗練された印象で、他の色を引き立てる「グレー」
色のインテリア効果:「白」をもっと上手に使いこなすために
教えてHouzz
皆さんの家に、ブルーを使った空間はありますか? ブルーを使ってみたい空間はどこですか?
おすすめの記事
インテリア
カラーマイスターが教えるインテリアのつくり方!部屋別記事まとめ
住宅や店舗、職場環境のカラープランニングなどを手がけるカラーマイスターが、インテリアの色使いについてアドバイスしてきたシリーズ。これまでご紹介した記事を、部屋別にまとめてお届けします。
続きを読む
インテリア
インテリアの色と照明の光の色の関係
文/カツウラアキツ
壁の色を選ぶ際は、昼間の自然光だけでなく、夜の照明に照らされたときの見え方を意識することも大切です。電球色、昼白色、昼光色の照明が、空間のベースカラーにもたらす影響を知っておきましょう。
続きを読む
Houzzツアー (お宅紹介)
建築家兼インテリアデザイナーが教える、曲線と色を使いこなす方法
ストライプ、薄紫の天井、そしてアーチが溢れる内装。伝統ある家を改装するにあたって、デザイナーが使った効果的なアクセントをご紹介します。
続きを読む
トレンド
2023年のトレンドカラーは深紅色!インテリアにどう取り入れる?
パントン社の2023年トレンド色は「Viva Magenta(ビバ・マゼンタ)」に決定。Houzzの専門家にインテリアに取り入れる方法を聞きました。
続きを読む
寝室の記事
カラーベッドリネンで楽しむ寝室のインテリア
シーツや掛け布団等、ベッドリネンの色といえば清潔感のある白が王道ですが、最近ではいろいろな色・柄のものが増えています。カラーベッドリネンを取り入れて、季節感のある寝室インテリアを楽しんでみませんか?
続きを読む
インテリア
秋冬に活躍させたいインテリアの色、オリーブグリーンの使い方
さまざまなトーンのグリーンがある中で、秋冬らしいグリーンといえばオリーブグリーン。そのバリエーションと、インテリアに取り入れる際のおすすめ配色をご紹介します。
続きを読む
トレンド
欧州見本市で見つけた2023年のトレンドを、日本の住まいに取り入れる方法
文/あみむらまゆみ
ついにカラフルな色が戻って来ました!インテリアデザイナーの網村眞弓さんが、最新トレンドを日本の住まいに応用するヒントを紹介します。
続きを読む
度々. 有難うございます.
Merci Beaucoup (*☻-☻*)♪