「今」を精一杯楽しむために。一人暮らしの家づくりとは?
賃貸ではない、購入した自分だけの拠点を持つことで、理想の暮らしが実現しやすくなることも。一人で住む家を持つことで得られる「自由」と「不自由」について考えてみましょう。
独身の人が、賃貸ではなくて家を購入することで得られるもの。それは「できるだけ不自由をなくし『自由』に生きる」ということじゃないかと私は思います。
では『不自由』とは何か?それは、自分の意志で決められないこと。
たとえば、会社の仕事?通勤の満員電車?人間関係?
独身、結婚、ファミリー。そのような「枠組み」でとらえられることも、そうかもしれません。
「家を買えばローンにしばられ、不自由」という考えもあります。何が不自由か?……それは人それぞれです。
家についていえば、自分らしい暮らし方とか心地良さを追求する人にとっては「賃貸」は「不自由」です。単にマンションを購入するというだけではなく、「自分の棲家」としてのこだわりを持って、家やマンションを購入するのを「独身だから」と、ためらう必要はありません。
一人暮らしの最大のメリットは「自由である」こと。自分にとっての「自由の拠点」をつくる、『一人暮らしの家づくり』について考えてみましょう。
では『不自由』とは何か?それは、自分の意志で決められないこと。
たとえば、会社の仕事?通勤の満員電車?人間関係?
独身、結婚、ファミリー。そのような「枠組み」でとらえられることも、そうかもしれません。
「家を買えばローンにしばられ、不自由」という考えもあります。何が不自由か?……それは人それぞれです。
家についていえば、自分らしい暮らし方とか心地良さを追求する人にとっては「賃貸」は「不自由」です。単にマンションを購入するというだけではなく、「自分の棲家」としてのこだわりを持って、家やマンションを購入するのを「独身だから」と、ためらう必要はありません。
一人暮らしの最大のメリットは「自由である」こと。自分にとっての「自由の拠点」をつくる、『一人暮らしの家づくり』について考えてみましょう。
1.賃貸ではなく、あえて購入するメリット
まずは、賃貸と購入を客観的に判断するために、5つのことについて比較してみます。
【購入】:40㎡前後のマンションは多くあります。ただ、住宅ローン控除を受けるためには床面積50㎡を超える必要があります。それと同時にローンが可能な床面積の基準もあるので購入時にはよく確認してください。控除適用可で考えれば約50㎡が最小です。
【購入】:マンションであればどこにでもある。戸建ての場合、数が多くなく、場所優先は難しいかも。
【購入】:住居としての住み心地を考慮し、建材のランクも「標準」以上を使用。新築や築浅であれば、断熱や設備、セキュリティーの仕様も高くなっている。
【購入】:賃貸と同様。毎月のローン額の他に、毎年の税金、マンションでは修繕費等の月々の費用がある。
【購入】:他人に迷惑を掛けないという「常識」がありますが、基本的に自由。
以上です。
まずは、賃貸と購入を客観的に判断するために、5つのことについて比較してみます。
- 面積
- 場所
- 仕様
- 支払い額(家賃)
- 内装変更の自由度
- 面積 (一般的な単身者の家として考えます)
【購入】:40㎡前後のマンションは多くあります。ただ、住宅ローン控除を受けるためには床面積50㎡を超える必要があります。それと同時にローンが可能な床面積の基準もあるので購入時にはよく確認してください。控除適用可で考えれば約50㎡が最小です。
- 場所
【購入】:マンションであればどこにでもある。戸建ての場合、数が多くなく、場所優先は難しいかも。
- 仕様
【購入】:住居としての住み心地を考慮し、建材のランクも「標準」以上を使用。新築や築浅であれば、断熱や設備、セキュリティーの仕様も高くなっている。
- 支払い額(賃料)
【購入】:賃貸と同様。毎月のローン額の他に、毎年の税金、マンションでは修繕費等の月々の費用がある。
- 内装変更の自由度
【購入】:他人に迷惑を掛けないという「常識」がありますが、基本的に自由。
以上です。
『面積』『場所』については、賃貸も購入も、そこまで大きな差はないでしょう。
『仕様』は、賃貸と購入で差が出る部分です。【賃貸】はオーナーの収益を上げるためものですから「家としての質」は望めません。(分譲マンションで賃貸として出されたもの、もしくは高級賃貸は別)。
『支払い額』は、お金についての考え方でもあります。
どちらの考えも正しく、人生の考え方の違いと言っていいかもしれません。購入の場合には、個人としての「独立感」も強くなります。
『内装変更の自由度』では、【購入】があきらかに自由です。これが購入の大きなメリットです。「いつでも、自分でどんなことをやるか決められる」という自由を得られるからです。さらにはもうひとつ「得られる自由」があります。
【賃貸】の場合、部屋の間取りは変更できませんから、賃料と家のある地域が気に入っても、その間取りが気に入らなければ、家を選ぶことができません。もしくは我慢するかになります。「家を選ぶ・住む」と言う点では「相手(物件)に左右される不自由さ」があるという事は事実です。
【購入】なら、間取りはどうにでも変えることができます。つまり、間取りを選択する自由があるということ。この自由は、『購入』の大きなメリットだと思います。100%ではないけれど、「自分で選択できる」のです。
『仕様』は、賃貸と購入で差が出る部分です。【賃貸】はオーナーの収益を上げるためものですから「家としての質」は望めません。(分譲マンションで賃貸として出されたもの、もしくは高級賃貸は別)。
『支払い額』は、お金についての考え方でもあります。
- 【賃貸】:「将来のために貯蓄する」ということ(「それ以外の選択がない」という状況も多いと思いますが)。
- 【購入】:長期的にみて『資産を作る』ということ。
どちらの考えも正しく、人生の考え方の違いと言っていいかもしれません。購入の場合には、個人としての「独立感」も強くなります。
『内装変更の自由度』では、【購入】があきらかに自由です。これが購入の大きなメリットです。「いつでも、自分でどんなことをやるか決められる」という自由を得られるからです。さらにはもうひとつ「得られる自由」があります。
【賃貸】の場合、部屋の間取りは変更できませんから、賃料と家のある地域が気に入っても、その間取りが気に入らなければ、家を選ぶことができません。もしくは我慢するかになります。「家を選ぶ・住む」と言う点では「相手(物件)に左右される不自由さ」があるという事は事実です。
【購入】なら、間取りはどうにでも変えることができます。つまり、間取りを選択する自由があるということ。この自由は、『購入』の大きなメリットだと思います。100%ではないけれど、「自分で選択できる」のです。
2.お金についてどう考えるべきか
自分のための家ですから、幾らかけてもいいのですが、ローンを完済しなければ、本当の意味で自分のものにはなりません。
一人暮らしの家づくりの目的は、『不自由をなくし自由に生きる』ことですから、ローンはできるだけ少なくできるだけ短期で返済できるほうがいいと思います。もちろん、人生設計の中で戦略的に「長期ローン」を選ぶのであれば問題ありません。
また、「資産」として購入するのですから、将来的に「売れる」ことを考えるのも大切です。そうなると立地としては、
もちろん、「売れる資産」ではなく「自分の時間を充実させるための資産」として考えてもいのです。たとえば「通勤時間が掛っても少し郊外でゆったり暮す」という生き方。
家づくりは「自分が大切にしたい事は何なのか?何を実現したいのか?」が出発点です。
また、購入には二つの選択があります。新築を買う、もしくは新築で家を建てることと、中古を買う、さらにリフォーム(リノベーション)すること。
お金の問題を含めて、それぞれについて考えてみます。
自分のための家ですから、幾らかけてもいいのですが、ローンを完済しなければ、本当の意味で自分のものにはなりません。
一人暮らしの家づくりの目的は、『不自由をなくし自由に生きる』ことですから、ローンはできるだけ少なくできるだけ短期で返済できるほうがいいと思います。もちろん、人生設計の中で戦略的に「長期ローン」を選ぶのであれば問題ありません。
また、「資産」として購入するのですから、将来的に「売れる」ことを考えるのも大切です。そうなると立地としては、
- 都心に近い
- 駅から近い
- 交通の便がいい
もちろん、「売れる資産」ではなく「自分の時間を充実させるための資産」として考えてもいのです。たとえば「通勤時間が掛っても少し郊外でゆったり暮す」という生き方。
家づくりは「自分が大切にしたい事は何なのか?何を実現したいのか?」が出発点です。
また、購入には二つの選択があります。新築を買う、もしくは新築で家を建てることと、中古を買う、さらにリフォーム(リノベーション)すること。
お金の問題を含めて、それぞれについて考えてみます。
3.新築の家を買う・家を新築する
大前提として、都心に近い・駅から近い・交通の便がいい、という条件になると、土地の価格は高くなります。できるだけ安くするには、小さな土地を探すことが必要です。
新築戸建てを買うとすると、独身向きの小さな新築建売などありませんから、「新築で、都心に近く、かつ安く」というのはあり得ません。
小さな土地に建てられる家の面積は、当然小さくなります。どれくらいまで小さくできるかというと、住宅ローン控除の関係で50㎡を越える必要がありそれが最低です。(控除を受けなければそれ以下も可)
50㎡というのは、間取りでいうと「1LDK」「2LDK」くらいです。決して広くはないですが、ひとりで暮らすには、そこそこ十分な面積だと思います(参考までに、私が提案している50m2の企画住宅があります。小さな家・LWH)。
ただ、小さい土地というのはありそうでなかなかありません。あったとしても、密集地で道路が狭いとか、変形した土地とか、単純に家を作ることができず、ハウスメーカーは手を出しません。なので、小さな家が得意な設計事務所に依頼してそこにピッタリの家をつくるしかありません。
それでも都心に戸建てを実現したい、強い思いがある人には、家づくりにぜひチャレンジしてほしいと思います。土地探しは時間が掛りますが、結構実現できるものです。
都心から離れれば、無理に小さな土地を探す必要はありません。でも、家を建てるのに使う金額を出来るだけ少なくしたいというのならば、家の大きさも小さいほうがいいです。
建物以外の費用も結構かかる?家づくりの資金計画とは
大前提として、都心に近い・駅から近い・交通の便がいい、という条件になると、土地の価格は高くなります。できるだけ安くするには、小さな土地を探すことが必要です。
新築戸建てを買うとすると、独身向きの小さな新築建売などありませんから、「新築で、都心に近く、かつ安く」というのはあり得ません。
小さな土地に建てられる家の面積は、当然小さくなります。どれくらいまで小さくできるかというと、住宅ローン控除の関係で50㎡を越える必要がありそれが最低です。(控除を受けなければそれ以下も可)
50㎡というのは、間取りでいうと「1LDK」「2LDK」くらいです。決して広くはないですが、ひとりで暮らすには、そこそこ十分な面積だと思います(参考までに、私が提案している50m2の企画住宅があります。小さな家・LWH)。
ただ、小さい土地というのはありそうでなかなかありません。あったとしても、密集地で道路が狭いとか、変形した土地とか、単純に家を作ることができず、ハウスメーカーは手を出しません。なので、小さな家が得意な設計事務所に依頼してそこにピッタリの家をつくるしかありません。
それでも都心に戸建てを実現したい、強い思いがある人には、家づくりにぜひチャレンジしてほしいと思います。土地探しは時間が掛りますが、結構実現できるものです。
都心から離れれば、無理に小さな土地を探す必要はありません。でも、家を建てるのに使う金額を出来るだけ少なくしたいというのならば、家の大きさも小さいほうがいいです。
建物以外の費用も結構かかる?家づくりの資金計画とは
4.中古を購入しリノベーション
中古を購入してのリノベーションの利点は、なによりも「手っ取り早い」ことです。状態が良ければリフォームせずに住むこともできます。あまり予算を掛けられないという場合にはこちらがいいですね。
戸建て住宅の場合には「小さな家」はあまりないので、どちらかというと対象は中古マンションになります。マンションは内部を全部解体しても構造を心配せずに家を作り変えられるのが魅力です。
間取りも自由です。いろいろなところにこだわって作る事が可能です。DIYで作り変えていくのもいいと思います。
注意点をひとつお話しします。リノベ会社などを通じて探す場合、築40年を超えるかなり古い物を紹介される事も多いでしょう。その場合、遠くない将来「マンション建替え」問題が待っています。そのことも勉強してください。
中古を購入してのリノベーションの利点は、なによりも「手っ取り早い」ことです。状態が良ければリフォームせずに住むこともできます。あまり予算を掛けられないという場合にはこちらがいいですね。
戸建て住宅の場合には「小さな家」はあまりないので、どちらかというと対象は中古マンションになります。マンションは内部を全部解体しても構造を心配せずに家を作り変えられるのが魅力です。
間取りも自由です。いろいろなところにこだわって作る事が可能です。DIYで作り変えていくのもいいと思います。
注意点をひとつお話しします。リノベ会社などを通じて探す場合、築40年を超えるかなり古い物を紹介される事も多いでしょう。その場合、遠くない将来「マンション建替え」問題が待っています。そのことも勉強してください。
5.家族など、複数の人と一緒にする家づくりと違う点とは?
二人暮らしであれば、家づくりにおける選択肢が2倍になります。子供がいれば、選択肢の多くに「子供」という条件が付きます。さらに「入園(入学)前に」と期限設定が付く場合も。意見調整、意志決定に時間が掛りますので、家族との家づくりは簡単ではありません。
ファミリー層が「建売を買う」「ハウスメーカーで(ある程度)”お任せ”」を選ぶ割合が多いのは、予算の問題だけではなく、「大変さ」「めんどくささ」を薄められるから、というのもあるのかもしれませんね。
一人暮らしの家づくりは、その逆です。条件も決定も自分ひとり。「期限設定」といっても住んでいる「賃貸」の更新の関係くらい……。絶対条件はないです。すべて自由。すべて自分のためなのです。
二人暮らしであれば、家づくりにおける選択肢が2倍になります。子供がいれば、選択肢の多くに「子供」という条件が付きます。さらに「入園(入学)前に」と期限設定が付く場合も。意見調整、意志決定に時間が掛りますので、家族との家づくりは簡単ではありません。
ファミリー層が「建売を買う」「ハウスメーカーで(ある程度)”お任せ”」を選ぶ割合が多いのは、予算の問題だけではなく、「大変さ」「めんどくささ」を薄められるから、というのもあるのかもしれませんね。
一人暮らしの家づくりは、その逆です。条件も決定も自分ひとり。「期限設定」といっても住んでいる「賃貸」の更新の関係くらい……。絶対条件はないです。すべて自由。すべて自分のためなのです。
「終の棲家」を作るのではない
一人暮らしの「自由であること、自分で決定できること」はとても素晴らしい事です。でも同時に、責任もすべて「自分」にあります。これは、結構大変なことです。家づくりとなれば「わからないことばかり」で孤独感を味わうかもしれません。
ですから、「なんでも自分」と気張らず、サポートしてくれる人や、共感しながら一緒に家作りをしてくれる人を見つけてください。きっといい家づくりができます。
「棲家」としての自分の思う暮らし方を実現したい人には、購入して家作りをすることをお勧めします。ひとつ言えるのは「終の棲家」を作るのではないということ。状況が変われば別の場所に移ればいいのです。
「今」という時間を精一杯楽しむこと、それが一人暮らしの家づくりです。
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一人暮らしの「自由であること、自分で決定できること」はとても素晴らしい事です。でも同時に、責任もすべて「自分」にあります。これは、結構大変なことです。家づくりとなれば「わからないことばかり」で孤独感を味わうかもしれません。
ですから、「なんでも自分」と気張らず、サポートしてくれる人や、共感しながら一緒に家作りをしてくれる人を見つけてください。きっといい家づくりができます。
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ran koma様
教えていただいた記事を読みました。とても興味深い内容です。
家は「個人の所有物」「個人の場」というのが一般的な概念です。「でした」と言ってもいいのかもしれないですね。「人が集まる場」「人がつながる場」という考え方が広がってきたのは、とてもいい事だと思っています。
おっしゃられるように、これまでの家についての考え方は、「自分の領域を作る」ための「囲い」「皮」のような「”物”思考」でした。
ゲストハウス、シェアハウスは、”個人の領域”を確保しつつ、そこで起る「事」を期待するもの・・・だと思います。
ご紹介いただいた「ギルドハウス」はそれがもっと”「事」寄り”になったという事ですね。
家というのは、そこ住む人自身を表します。様々な事が解体され価値が多様化した今、家についての考え方も、”一般概念”でしばられる必要がないと思います。
設計する側としても、とても刺激になる記事をご紹介いただきまして、ありがとうございました。