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世界の暮らしとデザイン:3世代が同居する、7ヵ国の大家族のにぎやかな暮らし
多世代が一緒に暮らす大家族の生活はどんな感じなのでしょう? あたたかくて、いつもにぎやかな活気にあふれている、世界7ヵ国の多世代の暮らしを取材しました。
Houzz
2015年10月22日
今の時代、家族や親族が数キロ離れて暮らしていることもあれば違う大陸に住んでいることも珍しくありません。それこそ、何か大きな行事でもないと、親族一同が集まることなどないのが普通。でも、もし隣の部屋におじいちゃんやおばあちゃんが住んでいたら、どんな暮らしになるでしょうか? 今回ご紹介する7つの家族は、いずれも3世代以上がひとつ屋根の下(またはごく近く)で同居するスタイル。家事の分担からカウチで楽しむムービーナイトまで、複数世代でいっしょに暮らす秘訣を取材しました。
〈世界の暮らしとデザイン〉は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
〈世界の暮らしとデザイン〉は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
1. イタリア、おばあちゃんのキッチンに集合
居住者:フランチェスカ・ブロジアン(81歳)、オットリーノ・スクィッツァートと妻ミケラ・タスカ(ともに57歳)、ウィルマ・スクィッツァート(56歳)と夫パオロ・メルキオーリ(61歳)、ジュリア・スクィッツァートと夫ファビオ・ヴァニン(ともに31歳)、ふたりの赤ちゃんアンナ・ヴァニン、エレナ・スクィッツァートと夫ルカ・ミラン(ともに28歳)。
所在地:イタリア北東部、ピオンビーノ・デーゼ
どんな家?: 5代にわたって住み続け、4度のリノベーションを経た延床面積1,100平方メートルのファームハウス。現在はその半分近くをB&B〈カー・デ・メミ〉として観光客に提供している。
職業:B&Bや農場で働く人と、外で別の仕事を持つ人がいる。ひいおばあちゃんのフランチェスカさんは友人たちと過ごしたり花の世話、おじいちゃんのオットリーノさんは動物と菜園の世話。おばあちゃんのミケラさんはB&Bの創始者。ウィルマおばさんはケーキ作りが得意。オットリーノさんとミケラさんの娘、ジュリアさんがB&Bの対外窓口を務め、受付を担当する。妹のエレナさんがB&Bのクリエイティブディレクター。
居住者:フランチェスカ・ブロジアン(81歳)、オットリーノ・スクィッツァートと妻ミケラ・タスカ(ともに57歳)、ウィルマ・スクィッツァート(56歳)と夫パオロ・メルキオーリ(61歳)、ジュリア・スクィッツァートと夫ファビオ・ヴァニン(ともに31歳)、ふたりの赤ちゃんアンナ・ヴァニン、エレナ・スクィッツァートと夫ルカ・ミラン(ともに28歳)。
所在地:イタリア北東部、ピオンビーノ・デーゼ
どんな家?: 5代にわたって住み続け、4度のリノベーションを経た延床面積1,100平方メートルのファームハウス。現在はその半分近くをB&B〈カー・デ・メミ〉として観光客に提供している。
職業:B&Bや農場で働く人と、外で別の仕事を持つ人がいる。ひいおばあちゃんのフランチェスカさんは友人たちと過ごしたり花の世話、おじいちゃんのオットリーノさんは動物と菜園の世話。おばあちゃんのミケラさんはB&Bの創始者。ウィルマおばさんはケーキ作りが得意。オットリーノさんとミケラさんの娘、ジュリアさんがB&Bの対外窓口を務め、受付を担当する。妹のエレナさんがB&Bのクリエイティブディレクター。
いつからいっしょに暮らしている?
「1954年に私の祖母にあたるフランチェスカがこの家を建てたメミと結婚して、それ以来です」とエレナさん。「私も妹のジュリアもここで生まれました。赤ちゃんのアンナもそうです。」
お気に入りの過ごし方
「新しいプロジェクトを考えるのが好き。オットリーノが育てているニワトリの卵を使って、ゲストといっしょに朝食を作って、おばあちゃんのキッチンで長いランチタイムを過ごすことも。このキッチンは思い出が詰まっていて、みんなの大好きな場所なんです」とエレナさん。「木から果物を収穫してみんなでジャムを作るのも楽しいですね。みんながよく集まる場所は、庭と朝食ルームとポーチ。プライベート?プライベートな場所はベッドルームだけですよ!」
「1954年に私の祖母にあたるフランチェスカがこの家を建てたメミと結婚して、それ以来です」とエレナさん。「私も妹のジュリアもここで生まれました。赤ちゃんのアンナもそうです。」
お気に入りの過ごし方
「新しいプロジェクトを考えるのが好き。オットリーノが育てているニワトリの卵を使って、ゲストといっしょに朝食を作って、おばあちゃんのキッチンで長いランチタイムを過ごすことも。このキッチンは思い出が詰まっていて、みんなの大好きな場所なんです」とエレナさん。「木から果物を収穫してみんなでジャムを作るのも楽しいですね。みんながよく集まる場所は、庭と朝食ルームとポーチ。プライベート?プライベートな場所はベッドルームだけですよ!」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
「こんな大きな家だと、決して退屈することがありません。毎日大勢の人がいて、何かしらすることがあります」とエレナさん。「これだけ大きな農場と屋敷ですから、ちゃんと運営していくには仕事や責任もたくさんあります。大家族のいいところは、ほかの人からいろんなことを学べること。みんなとても仲が良くて、お互いに助け合いながらやっています。」
このファームハウスをもっと見る
「こんな大きな家だと、決して退屈することがありません。毎日大勢の人がいて、何かしらすることがあります」とエレナさん。「これだけ大きな農場と屋敷ですから、ちゃんと運営していくには仕事や責任もたくさんあります。大家族のいいところは、ほかの人からいろんなことを学べること。みんなとても仲が良くて、お互いに助け合いながらやっています。」
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2. アメリカ、資金を集めて作った家
居住者:エイミー・ストーン・マコンキーとブライアント・ジョゼフ・マコンキー夫妻(ともに41歳)、娘たちのエイヴァ(14歳)、グウェンドリン(11歳)、メイ(7歳)、ベアトリス(3歳)。ブライアントの両親、ジュディス・ミラー・マコンキー(68歳)とジェイムズ・ウィルソン・マコンキー2世(69歳)。隣の家にはブライアントの妹ケリー・マコンキー・スチュワートと夫、4人の子どもたちが住んでいる。
所在地:米国ユタ州ミルクリーク
どんな家?:延床面積およそ883平方メートル、ベッドルーム×6、バスルーム(トイレ含む)×5
職業:エイミーさんは事業団体の運営と地域活動のまとめ役、ブライアントさんは弁護士、ジュディスさんは元キュレーターでアーティスト・美術史の教授、ジェイムズさんは弁護士。
居住者:エイミー・ストーン・マコンキーとブライアント・ジョゼフ・マコンキー夫妻(ともに41歳)、娘たちのエイヴァ(14歳)、グウェンドリン(11歳)、メイ(7歳)、ベアトリス(3歳)。ブライアントの両親、ジュディス・ミラー・マコンキー(68歳)とジェイムズ・ウィルソン・マコンキー2世(69歳)。隣の家にはブライアントの妹ケリー・マコンキー・スチュワートと夫、4人の子どもたちが住んでいる。
所在地:米国ユタ州ミルクリーク
どんな家?:延床面積およそ883平方メートル、ベッドルーム×6、バスルーム(トイレ含む)×5
職業:エイミーさんは事業団体の運営と地域活動のまとめ役、ブライアントさんは弁護士、ジュディスさんは元キュレーターでアーティスト・美術史の教授、ジェイムズさんは弁護士。
いつからいっしょに暮らしている?
「子どもたちがみんな巣立ってしまったので両親は家を売って、庭の世話をしないで済むコンドミニアムを購入したんです」とブライアントさん。「でも、子どもたちにも子どもが生まれる時期になると、コンドでは家族が集まるときに狭すぎるように感じ初めて。その頃からみんなの資金を集めて家族で住める家を建てることを考え始めたんです。
その後計画が進み、両親の友人でソルトレイクシティの建築事務所〈アーキテクチュラル・ネクサス〉の主任建築家、ジャック・ハモンドさんにお願いして、私たち一家に合わせた多世代住宅を作ってもらいました。2つに分割可能な土地付きの家を購入し、家が完成してから妹たちが住む部分を妹一家に売ったんです。」
「4世代が1つ屋根の下に暮らすようになったのは2011年10月です。子どもたちは毎日2つの家を行ったり来たりしています。」
「入居当時は1歳から91歳(私の祖母)まで4世代が住んでいました。2011年の完成当初、祖母のグウェンドリン・ワースリン・マコンキー・キャノンはコンドミニアムに住んでいたんですが、両親の部屋の下にあたる地下の部分に彼女の生活空間を作ったんです。シャワーは入口に段差をなくし、椅子式階段昇降機を設置して地下への出入りをしやすくしました。」
「子どもたちがみんな巣立ってしまったので両親は家を売って、庭の世話をしないで済むコンドミニアムを購入したんです」とブライアントさん。「でも、子どもたちにも子どもが生まれる時期になると、コンドでは家族が集まるときに狭すぎるように感じ初めて。その頃からみんなの資金を集めて家族で住める家を建てることを考え始めたんです。
その後計画が進み、両親の友人でソルトレイクシティの建築事務所〈アーキテクチュラル・ネクサス〉の主任建築家、ジャック・ハモンドさんにお願いして、私たち一家に合わせた多世代住宅を作ってもらいました。2つに分割可能な土地付きの家を購入し、家が完成してから妹たちが住む部分を妹一家に売ったんです。」
「4世代が1つ屋根の下に暮らすようになったのは2011年10月です。子どもたちは毎日2つの家を行ったり来たりしています。」
「入居当時は1歳から91歳(私の祖母)まで4世代が住んでいました。2011年の完成当初、祖母のグウェンドリン・ワースリン・マコンキー・キャノンはコンドミニアムに住んでいたんですが、両親の部屋の下にあたる地下の部分に彼女の生活空間を作ったんです。シャワーは入口に段差をなくし、椅子式階段昇降機を設置して地下への出入りをしやすくしました。」
お気に入りの過ごし方:「食事、スキー、おしゃべり。一緒の時間を過ごして、忙しい生活の中でお互いに支え合うことですね」とブライアントさん。「祖母と過ごす時間でいちばん好きだったのは、私の4人の娘たちに彼女が寝る前のお話を読み聞かせてくれるとき。距離が近いおかげで、みんな祖母と一緒に居られるし世話もしやすかったですね。祖母は2013に亡くなりましたが、最後の数日間は家で過ごしました。祖母の思い出として、父ジェイムズは彼女の部屋に本棚を作って名前入りの記念パネルを飾っています。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス「いいところは、みんなの相乗作用があることですね」とブライアントさん。「両親が旅行に行くときには、私たちが両親の飼っている犬の面倒を見ます。私は普段の庭仕事をしたり、何か壊れたら修理する役目で、母は植物の水やりや草むしり、料理。エイミーは料理が好きで家族全員の料理を作ることもよくあります。父は水泳やスキー、それから子供たちの送り迎えも担当。私たち夫婦が買い物や映画に行って夜遅くなっても、何かあれば子どもたちはおじいちゃんおばあちゃんを呼べばいいから、安心して出かけることができます。娘が私たちに不満があったりしても、おじいちゃんおばあちゃんに相談できる。4人の目が子どもたちを見守っているんです。隣に住む妹夫婦も入れれば6人ですね。冬になるとよく土曜日の朝から車3台分の人数でスキーに行くんですが、その時期は「今日スキー行く?」というのが合言葉になるんです。あらゆる面でお互いを見守り、支え合っています。」
「マイナス面は、楽しくはあるけれども常に大騒ぎなことですね。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス「いいところは、みんなの相乗作用があることですね」とブライアントさん。「両親が旅行に行くときには、私たちが両親の飼っている犬の面倒を見ます。私は普段の庭仕事をしたり、何か壊れたら修理する役目で、母は植物の水やりや草むしり、料理。エイミーは料理が好きで家族全員の料理を作ることもよくあります。父は水泳やスキー、それから子供たちの送り迎えも担当。私たち夫婦が買い物や映画に行って夜遅くなっても、何かあれば子どもたちはおじいちゃんおばあちゃんを呼べばいいから、安心して出かけることができます。娘が私たちに不満があったりしても、おじいちゃんおばあちゃんに相談できる。4人の目が子どもたちを見守っているんです。隣に住む妹夫婦も入れれば6人ですね。冬になるとよく土曜日の朝から車3台分の人数でスキーに行くんですが、その時期は「今日スキー行く?」というのが合言葉になるんです。あらゆる面でお互いを見守り、支え合っています。」
「マイナス面は、楽しくはあるけれども常に大騒ぎなことですね。」
3. ニュージーランド、おばあちゃんと暮らす家
居住者:ポール・スミス(36歳)、リー・スミス(32歳)、子どもたちのライリー(6歳)とルビー(2歳)、リーの母親のミエミー・プリンス(55歳)
所在地:ニュージーランド、オークランド
どんな家?:ポールさんとリーさんの夫婦と子供たちが住むのは、羊農場にある延床面積110平方メートルの母屋。ミエミーさんは隣に建てた延床面積62平方メートルの別棟に住んでいる。
職業:リーさんは不動産運営会社のオーナー、ポールさんは住宅警備会社を運営、ミエミーさんは眼科で働いている。
居住者:ポール・スミス(36歳)、リー・スミス(32歳)、子どもたちのライリー(6歳)とルビー(2歳)、リーの母親のミエミー・プリンス(55歳)
所在地:ニュージーランド、オークランド
どんな家?:ポールさんとリーさんの夫婦と子供たちが住むのは、羊農場にある延床面積110平方メートルの母屋。ミエミーさんは隣に建てた延床面積62平方メートルの別棟に住んでいる。
職業:リーさんは不動産運営会社のオーナー、ポールさんは住宅警備会社を運営、ミエミーさんは眼科で働いている。
いつからいっしょに暮らしている?
「ずっと前から、特に子どもたちが成長している間は母といっしょに生活できればいいな、と思っていたんです」と言うリーさん。リーさんとポールさんの夫婦がまず探したのは、おばあちゃんにちょうどいい別棟付きの家だったが、いい物件が見つからない。一方で、2人には遠い将来1万平方メートルほどの土地を手に入れて田舎暮らしをしたい、という夢もあった。そこでみんなの家計状況を見直した結果、資金を合わせて計画していたより早く田舎暮らしの家を手に入れることを決意。その敷地にミエミーさんの家を建てることにしたのだ。
「3年前の2012年に母と暮らし始めました。ルビーが私のお腹の中にいた頃です」とリーさん。「最初は、母も私たちといっしょに築100年の小さな3ベッドルームの家に住んでいたんです。リノベーションをしながらでしたし、かなり手狭でした。でも、すぐに設計プランも建設業者も決まり、隣に2ベッドルームのコテージを建て始めたんです。」
「ずっと前から、特に子どもたちが成長している間は母といっしょに生活できればいいな、と思っていたんです」と言うリーさん。リーさんとポールさんの夫婦がまず探したのは、おばあちゃんにちょうどいい別棟付きの家だったが、いい物件が見つからない。一方で、2人には遠い将来1万平方メートルほどの土地を手に入れて田舎暮らしをしたい、という夢もあった。そこでみんなの家計状況を見直した結果、資金を合わせて計画していたより早く田舎暮らしの家を手に入れることを決意。その敷地にミエミーさんの家を建てることにしたのだ。
「3年前の2012年に母と暮らし始めました。ルビーが私のお腹の中にいた頃です」とリーさん。「最初は、母も私たちといっしょに築100年の小さな3ベッドルームの家に住んでいたんです。リノベーションをしながらでしたし、かなり手狭でした。でも、すぐに設計プランも建設業者も決まり、隣に2ベッドルームのコテージを建て始めたんです。」
お気に入りの過ごし方:
金曜日は、ミエミーさんは昼間ルビーちゃんとコテージで過ごしたあと、夕食をみんなと食べ、食後はだいたいラウンジの大きなカウチで開催されるムービーナイトに参加。それが済んだら今度はライリーくんがおばあちゃんと過ごす番で、いっしょにコテージに帰ってお泊まり。
「動物と遊んだり、周囲の美しい自然を探検したりしてみんなで屋外で過ごす時間も長いんです」とリーさんは言う。
大家族の暮らしのプラスとマイナス「近くに居られることと、この美しい田舎の暮らしをみんなで共有できることがいいですね」とリーさん。「ミエミーは子どもたちの世話をしてくれるだけじゃなく、家のいろんなことや羊の放牧も手伝ってくれます。ポールには両方の家のメンテナンスを任せています。家族みんなが近くに住んでいるのは本当に良いものです。放牧場の向こうにもう1軒、ポールのお父さんが退職したあとに住むための家を建てようかと計画してるんです。」
マイナス点は特になく、みんなでいっしょに暮らす生活はこの家族にぴったりだそう。「嫌なところはないですね。でも、何か問題があったら思っていることをはっきり話し合うようにしています」とミエミーさん。「それが、近い距離で暮らす生活が上手くいく秘訣だと思います。」
金曜日は、ミエミーさんは昼間ルビーちゃんとコテージで過ごしたあと、夕食をみんなと食べ、食後はだいたいラウンジの大きなカウチで開催されるムービーナイトに参加。それが済んだら今度はライリーくんがおばあちゃんと過ごす番で、いっしょにコテージに帰ってお泊まり。
「動物と遊んだり、周囲の美しい自然を探検したりしてみんなで屋外で過ごす時間も長いんです」とリーさんは言う。
大家族の暮らしのプラスとマイナス「近くに居られることと、この美しい田舎の暮らしをみんなで共有できることがいいですね」とリーさん。「ミエミーは子どもたちの世話をしてくれるだけじゃなく、家のいろんなことや羊の放牧も手伝ってくれます。ポールには両方の家のメンテナンスを任せています。家族みんなが近くに住んでいるのは本当に良いものです。放牧場の向こうにもう1軒、ポールのお父さんが退職したあとに住むための家を建てようかと計画してるんです。」
マイナス点は特になく、みんなでいっしょに暮らす生活はこの家族にぴったりだそう。「嫌なところはないですね。でも、何か問題があったら思っていることをはっきり話し合うようにしています」とミエミーさん。「それが、近い距離で暮らす生活が上手くいく秘訣だと思います。」
4. フランス、これから大きくなる家族
居住者:ジョジアンとセルジュ・アルベロラ夫妻(ともに50歳)、息子グザヴィエ・アルベロラ(30代、既に子どもがいる)、娘のエロイーズ・アルベロラとジュリー・アルベロラ(2人とも30代、妊娠中)。グザヴィエの妻、エロイーズとジュリーの夫たち。伯父(70歳)と祖母(95歳)も同居している
所在地:フランス、ラングドック・ルシヨン州、セリニャン
どんな家?: 延床面積2,500平方メートル
職業:以前は印刷業を営んでいたが、この家を購入して改築し、休暇用貸し別荘を運営している。
居住者:ジョジアンとセルジュ・アルベロラ夫妻(ともに50歳)、息子グザヴィエ・アルベロラ(30代、既に子どもがいる)、娘のエロイーズ・アルベロラとジュリー・アルベロラ(2人とも30代、妊娠中)。グザヴィエの妻、エロイーズとジュリーの夫たち。伯父(70歳)と祖母(95歳)も同居している
所在地:フランス、ラングドック・ルシヨン州、セリニャン
どんな家?: 延床面積2,500平方メートル
職業:以前は印刷業を営んでいたが、この家を購入して改築し、休暇用貸し別荘を運営している。
いつから一緒に暮らしている?
「4年前、家族全員が協力して貸し別荘プロジェクトを始めたんです」とジョジアンさん。「2009年に共同で家を購入しました。グザヴィエとエロイーズは最初からここに住んで、家を管理してくれました。私たちは2010年にもとの家を売って子どもたちと合流し、祖母もそのあとすぐに一緒に住み始めました。」
お気に入りの過ごし方
「大きなキッチンに集まって家族で食べるディナーです」とジョジアンさん。「友達も招待して家族の思い出を共有したり、大事なイベントに一緒に参加してもらっています。例えば赤ちゃんが生まれたり、仕事で新しいことがあったりしたとき。それから、私がいちばん楽しんでいるのは、屋外と室内の空間を1つの共有エリアに作り上げることですね。」
「4年前、家族全員が協力して貸し別荘プロジェクトを始めたんです」とジョジアンさん。「2009年に共同で家を購入しました。グザヴィエとエロイーズは最初からここに住んで、家を管理してくれました。私たちは2010年にもとの家を売って子どもたちと合流し、祖母もそのあとすぐに一緒に住み始めました。」
お気に入りの過ごし方
「大きなキッチンに集まって家族で食べるディナーです」とジョジアンさん。「友達も招待して家族の思い出を共有したり、大事なイベントに一緒に参加してもらっています。例えば赤ちゃんが生まれたり、仕事で新しいことがあったりしたとき。それから、私がいちばん楽しんでいるのは、屋外と室内の空間を1つの共有エリアに作り上げることですね。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
「お互いに助け合って別荘を作り運営していくことで、みんなの信頼関係が高まるので素晴らしいですね」とジョジアンさん。「プライバシーには気をつけなきゃいけないけど、それぞれの世帯に独立した生活空間があって、自分たちのライフスタイルとリズムを保てるようになっています。みんな一緒に住んでいると、仕事とふだんの生活バランスを取るのが難しいこともあるけど、でもとてもいい経験です。」
「お互いに助け合って別荘を作り運営していくことで、みんなの信頼関係が高まるので素晴らしいですね」とジョジアンさん。「プライバシーには気をつけなきゃいけないけど、それぞれの世帯に独立した生活空間があって、自分たちのライフスタイルとリズムを保てるようになっています。みんな一緒に住んでいると、仕事とふだんの生活バランスを取るのが難しいこともあるけど、でもとてもいい経験です。」
5.スペイン、伝統的なヴィラ
居住者:アントニオ・デル・リオ(83歳)とチオニン・ペレズ(82歳)夫妻、息子アルベルト・デル・リオ(54歳)と妻ジェマ・ペレズ(51歳)、孫パブロ・デル・リオ(28歳)とガールフレンドのタイス・モライス(28歳)。夏季やクリスマスなどの休日の間はアントニオとチオニンの娘ロザリア・デル・リオ(45歳)と夫のカリ・ビバング(41歳)、その娘イレーネ(8歳)も滞在する。
所在地:スペイン北部カンタンブリア州サンタンデール
どんな家?:延床面積300平方メートル
職業:アントニオさんとチオニンさんは仕事を引退。カリさんはテレビ番組制作、ロザリアさんはPR業界で働いている。アルベルトさんはキッチン・バスルーム用品の販売、ジェマさんはお店の店員。パブロさんは事業の運営、タイスさんは心理学者。
居住者:アントニオ・デル・リオ(83歳)とチオニン・ペレズ(82歳)夫妻、息子アルベルト・デル・リオ(54歳)と妻ジェマ・ペレズ(51歳)、孫パブロ・デル・リオ(28歳)とガールフレンドのタイス・モライス(28歳)。夏季やクリスマスなどの休日の間はアントニオとチオニンの娘ロザリア・デル・リオ(45歳)と夫のカリ・ビバング(41歳)、その娘イレーネ(8歳)も滞在する。
所在地:スペイン北部カンタンブリア州サンタンデール
どんな家?:延床面積300平方メートル
職業:アントニオさんとチオニンさんは仕事を引退。カリさんはテレビ番組制作、ロザリアさんはPR業界で働いている。アルベルトさんはキッチン・バスルーム用品の販売、ジェマさんはお店の店員。パブロさんは事業の運営、タイスさんは心理学者。
こちらの家には、カンタンブリア州の建築によく見られるガレリアと呼ばれる屋根付きバルコニーがある。スペイン北部沿岸のこの地域は気候が厳しいことも多いが、そんなときでも家の中で明るい日差しを楽しむことができる。
いつから一緒に暮らしている?
5年間。こちらの家はデル・リオ一家が6世代前から所有している。20年前にアントニオさんとチオニンさんがリノベーションをした際、石の基礎を残してその上に以前より大きな家を建て、増築部分も作った。この増築部分のバルコニーが最初の写真の背景に見えている。アントニオさんの独身の弟が退職後いっしょに暮らすために用意したスペースなのだが、1人の生活に慣れていた弟は共同生活に馴染めず、引っ越してしまった。その後何年も経って、困難な状況に陥った息子のアルベルトさんが自分の家を売ることに。妻ジェマさん、息子パブロさんと一緒にこの別棟に引っ越して来た。現在はパブロさんは母屋に住んでいる。
いつから一緒に暮らしている?
5年間。こちらの家はデル・リオ一家が6世代前から所有している。20年前にアントニオさんとチオニンさんがリノベーションをした際、石の基礎を残してその上に以前より大きな家を建て、増築部分も作った。この増築部分のバルコニーが最初の写真の背景に見えている。アントニオさんの独身の弟が退職後いっしょに暮らすために用意したスペースなのだが、1人の生活に慣れていた弟は共同生活に馴染めず、引っ越してしまった。その後何年も経って、困難な状況に陥った息子のアルベルトさんが自分の家を売ることに。妻ジェマさん、息子パブロさんと一緒にこの別棟に引っ越して来た。現在はパブロさんは母屋に住んでいる。
お気に入りの過ごし方
「とにかくパーティです!この家に来るときは必ずワインを持って来ること。じゃないと入れてあげないんです」とロザリアさんは笑う。「それに私たちは『海の民』だから、季節の魚介類が大好き。いつもこの辺りで取れるカツオやアンチョビ、イワシ、フジツボなどがテーブルに並びます。アルベルトは買い物に行くのが大好きで、食材は彼の担当。サラダに使う美味しいトマトを買いに、わざわざ45キロ離れた村のイスラまで行くんです。あそこの野菜は最高なんですよ。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
家族で一緒に暮らせて、みんなとても幸せだと言うロザリアさん。特にお母さんのチオニンさんは、孫娘のイレーネちゃんが休暇に訪れるのが楽しみ。「私とカリの寝室が1階で、イレーネの寝室は屋根裏部屋なんですが、イレーネが寂しくないようにと母も一緒に寝るようになったんです」とロザリアさん。「でも母は屋根裏が気に入ってしまって、今ではイレーネがいないときでも1階の自室じゃなくて屋根裏で寝てるんですよ。アルベルトと奥さんのジェマは、ここがすごく楽しくてずっと住みたいと言っていて、将来自分たちの家を買う計画もなくなってしまったみたい。パブロはもうすぐタイスと結婚したら出て行ってしまうでしょうね。唯一マイナス点といえば、人が多すぎてゆっくり落ち着ける時間がないこと。それから、母がときどきアルベルトの冷蔵庫に『お買い物』に行くんですが、アルベルトはそれが我慢できないみたい。」
「とにかくパーティです!この家に来るときは必ずワインを持って来ること。じゃないと入れてあげないんです」とロザリアさんは笑う。「それに私たちは『海の民』だから、季節の魚介類が大好き。いつもこの辺りで取れるカツオやアンチョビ、イワシ、フジツボなどがテーブルに並びます。アルベルトは買い物に行くのが大好きで、食材は彼の担当。サラダに使う美味しいトマトを買いに、わざわざ45キロ離れた村のイスラまで行くんです。あそこの野菜は最高なんですよ。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
家族で一緒に暮らせて、みんなとても幸せだと言うロザリアさん。特にお母さんのチオニンさんは、孫娘のイレーネちゃんが休暇に訪れるのが楽しみ。「私とカリの寝室が1階で、イレーネの寝室は屋根裏部屋なんですが、イレーネが寂しくないようにと母も一緒に寝るようになったんです」とロザリアさん。「でも母は屋根裏が気に入ってしまって、今ではイレーネがいないときでも1階の自室じゃなくて屋根裏で寝てるんですよ。アルベルトと奥さんのジェマは、ここがすごく楽しくてずっと住みたいと言っていて、将来自分たちの家を買う計画もなくなってしまったみたい。パブロはもうすぐタイスと結婚したら出て行ってしまうでしょうね。唯一マイナス点といえば、人が多すぎてゆっくり落ち着ける時間がないこと。それから、母がときどきアルベルトの冷蔵庫に『お買い物』に行くんですが、アルベルトはそれが我慢できないみたい。」
6.モスクワ郊外、3世代が住むダーチャ(菜園つき別荘)
居住者:エレナ・ニコライェヴナとユーリ・ヴァレンティノヴィッチ・シェレメ夫妻(ともに61歳)、娘のアリナ(27歳)と夫のキリル・グロンスキー(29歳)、娘夫妻の赤ちゃんのアリサ
所在地:ロシア、トゥーラ州ヴェレゴシュ
どんな家?:延床面積160平方メートル、そのほかにテラスもある
職業:エレナは主婦、ユーリ・ヴァレンティノヴィッチは建設会社社長、アリナはマーケティング専門家、キリルは営業部長。
居住者:エレナ・ニコライェヴナとユーリ・ヴァレンティノヴィッチ・シェレメ夫妻(ともに61歳)、娘のアリナ(27歳)と夫のキリル・グロンスキー(29歳)、娘夫妻の赤ちゃんのアリサ
所在地:ロシア、トゥーラ州ヴェレゴシュ
どんな家?:延床面積160平方メートル、そのほかにテラスもある
職業:エレナは主婦、ユーリ・ヴァレンティノヴィッチは建設会社社長、アリナはマーケティング専門家、キリルは営業部長。
いつからいっしょに暮らしている?
「ある絵がきっかけで、ロシアの典型的な別荘、ダーチャを手に入れたいという夢を持つようになったんです」と言うエレナさん。「私たちは珍しいインテリア雑貨が好きで蚤の市やバザーは欠かさずチェックするんですが、あるとき雄鶏のいる田園風景の絵をモジャイスク(モスクワ近郊の町)で買ったんです。それ以来その美しい風景にすっかり魅了されてしまって、本物のダーチャを探し始めたんです。ヴェレゴシュという新しいコテージ集落建設地にいい土地を見つけて、かなり遠い場所だったんですが、すっかり気に入りました。もしかしたら、そんな場所だからこそ良かったのかも。ザオクスキー地域はきれいで緑の多い所ですから。」
「建設業者のアイデアで、この建設地のコテージはみんな同じパイン材の家なんですが、オーナーがそれぞれ工夫してオリジナリティを出しています。集落の敷地にマツの若木がたくさんあって、コテージが木立に囲まれているのが気に入りました。このマツの木が、緑色の窓枠を選ぶヒントになりましたね。色からも自然を家の中に取り入れたいと思ったんです。屋外で家族が集まれるように自分たちでテラスも付けました。」
「ある絵がきっかけで、ロシアの典型的な別荘、ダーチャを手に入れたいという夢を持つようになったんです」と言うエレナさん。「私たちは珍しいインテリア雑貨が好きで蚤の市やバザーは欠かさずチェックするんですが、あるとき雄鶏のいる田園風景の絵をモジャイスク(モスクワ近郊の町)で買ったんです。それ以来その美しい風景にすっかり魅了されてしまって、本物のダーチャを探し始めたんです。ヴェレゴシュという新しいコテージ集落建設地にいい土地を見つけて、かなり遠い場所だったんですが、すっかり気に入りました。もしかしたら、そんな場所だからこそ良かったのかも。ザオクスキー地域はきれいで緑の多い所ですから。」
「建設業者のアイデアで、この建設地のコテージはみんな同じパイン材の家なんですが、オーナーがそれぞれ工夫してオリジナリティを出しています。集落の敷地にマツの若木がたくさんあって、コテージが木立に囲まれているのが気に入りました。このマツの木が、緑色の窓枠を選ぶヒントになりましたね。色からも自然を家の中に取り入れたいと思ったんです。屋外で家族が集まれるように自分たちでテラスも付けました。」
お気に入りの過ごし方
「近くにはいろんな楽しい場所があるんです。ドヴォリャニノヴォ博物館や乗馬クラブ、歴史の古いタルーサの町も近くにあります」とエレナさん。「敷地内にはバーベキュー場もあるし、友達や近所の人とうちのテラスに集まって過ごすのが楽しいですね。新鮮な野菜料理を作ってみんなに食べてもらったり。ここの菜園で自分で栽培しているんですが、すごく良く育つんですよ。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
「いろんな世代がいっしょに暮らすことは、プラス面しか思いつきませんね」とエレナさん。「大切な人たちと時間を過ごし、友人を呼んで、田舎でゆっくりする。今ではおじいちゃんおばあちゃんたちは1年中田舎で過ごすようになって、子どもたちも機会があるごとに都会を離れてここに来ています。もし家族の誰かが1人になりたいときがあっでも大丈夫。みんなそれぞれ、好みに合わせた自分だけの居場所が家の中にあるんです。」
「近くにはいろんな楽しい場所があるんです。ドヴォリャニノヴォ博物館や乗馬クラブ、歴史の古いタルーサの町も近くにあります」とエレナさん。「敷地内にはバーベキュー場もあるし、友達や近所の人とうちのテラスに集まって過ごすのが楽しいですね。新鮮な野菜料理を作ってみんなに食べてもらったり。ここの菜園で自分で栽培しているんですが、すごく良く育つんですよ。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
「いろんな世代がいっしょに暮らすことは、プラス面しか思いつきませんね」とエレナさん。「大切な人たちと時間を過ごし、友人を呼んで、田舎でゆっくりする。今ではおじいちゃんおばあちゃんたちは1年中田舎で過ごすようになって、子どもたちも機会があるごとに都会を離れてここに来ています。もし家族の誰かが1人になりたいときがあっでも大丈夫。みんなそれぞれ、好みに合わせた自分だけの居場所が家の中にあるんです。」
7. スウェーデン、古い世代と新しい世代が隣り合う
居住者:インガ・リル(75歳)とハンス・スヴェンソン(79歳)夫妻。息子マーカス・スヴェンソン(45歳)とパートナーのエンマ・エルランドソン(38歳)、その息子エミル(7歳)とヴィクトル・スヴェンソン(5歳)。
所在地:スウェーデン南部スモーランド地方、ブレダリド
どんな家?:2軒並んで建っていて、インガ・リルとハンスの家は延床面積180平方メートル、マーカスとエンマの家は延床面積270平方メートル。
職業:インガ・リルとハンスは仕事を引退。マーカスは会計士、エンマは教師。
居住者:インガ・リル(75歳)とハンス・スヴェンソン(79歳)夫妻。息子マーカス・スヴェンソン(45歳)とパートナーのエンマ・エルランドソン(38歳)、その息子エミル(7歳)とヴィクトル・スヴェンソン(5歳)。
所在地:スウェーデン南部スモーランド地方、ブレダリド
どんな家?:2軒並んで建っていて、インガ・リルとハンスの家は延床面積180平方メートル、マーカスとエンマの家は延床面積270平方メートル。
職業:インガ・リルとハンスは仕事を引退。マーカスは会計士、エンマは教師。
いつからいっしょに暮らしている?
「私は1937年にこの家のリビングルームで生まれたんです。それから結婚して引っ越すまで、両親と5人の兄弟といっしょにここで暮らしていました」とハンスさんは言う。「両親が年を取って自分たちで農場を運営するのが難しくなってきたので、1977年に私が農場を買い取り、子ども時代を過ごした家の隣に、自分の家族のための新居を建てました。妻のインガ・リルは農場に住みたくないだろうと思っていたんですが、最初にここで過ごしたクリスマスのときに「こんなに自分の居場所のように感じられるところは初めて」と言ってくれたんです。1997年に古い家をリノベーションして、私とインガ・リルはそちらに引っ越しました。息子のマーカスは子どもの頃からの新しい家に残り、今では自分の家族と住んでいます。」
「私は1937年にこの家のリビングルームで生まれたんです。それから結婚して引っ越すまで、両親と5人の兄弟といっしょにここで暮らしていました」とハンスさんは言う。「両親が年を取って自分たちで農場を運営するのが難しくなってきたので、1977年に私が農場を買い取り、子ども時代を過ごした家の隣に、自分の家族のための新居を建てました。妻のインガ・リルは農場に住みたくないだろうと思っていたんですが、最初にここで過ごしたクリスマスのときに「こんなに自分の居場所のように感じられるところは初めて」と言ってくれたんです。1997年に古い家をリノベーションして、私とインガ・リルはそちらに引っ越しました。息子のマーカスは子どもの頃からの新しい家に残り、今では自分の家族と住んでいます。」
お気に入りの過ごし方
「うちか息子の家でいっしょに夕食を食べること」とインガ・リルさん。「たまに自分で料理しなくて済むのもいいものですよね。それから、森に出かけること。ハンスとマーカスが森で仕事しているときには子どもたちといっしょにコーヒーとサンドイッチを持って行ってあげます。みんなで旅行に行ったり楽しいことをするのも好きですが、もちろんそれぞれの生活も大切。マーカスとエンマと子どもたちだけで何かすることもあるし、お互い何をしてるか知らないこともあります。長年いっしょに暮らしていますから、その時々によって自然にことが運ぶんです。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
「プラスは、助け合えること。年を取っていろんなことができなくなると、息子たちがいるから助けてもらえます。でも元気な限り、たいていのことは自分たちでやって、エンマとマーカスの子育ても手伝いたいですね。子どもたちは好きなときに行ったり来たりで、ヴィクトルはつい数時間前もここに来て、ジュースを飲んでおしゃべりして行きました。お互いの距離が近いことがマイナスにもなると思いますが、うちには合っているみたいですね。毎日子どもたちが来なければもっと静かで平和かもしれませんが、でもやっぱり今の生活がいちばんです。」
「うちか息子の家でいっしょに夕食を食べること」とインガ・リルさん。「たまに自分で料理しなくて済むのもいいものですよね。それから、森に出かけること。ハンスとマーカスが森で仕事しているときには子どもたちといっしょにコーヒーとサンドイッチを持って行ってあげます。みんなで旅行に行ったり楽しいことをするのも好きですが、もちろんそれぞれの生活も大切。マーカスとエンマと子どもたちだけで何かすることもあるし、お互い何をしてるか知らないこともあります。長年いっしょに暮らしていますから、その時々によって自然にことが運ぶんです。」
大家族の暮らしのプラスとマイナス
「プラスは、助け合えること。年を取っていろんなことができなくなると、息子たちがいるから助けてもらえます。でも元気な限り、たいていのことは自分たちでやって、エンマとマーカスの子育ても手伝いたいですね。子どもたちは好きなときに行ったり来たりで、ヴィクトルはつい数時間前もここに来て、ジュースを飲んでおしゃべりして行きました。お互いの距離が近いことがマイナスにもなると思いますが、うちには合っているみたいですね。毎日子どもたちが来なければもっと静かで平和かもしれませんが、でもやっぱり今の生活がいちばんです。」
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