夢のように美しい眺めを見渡せる、世界のプール15選
南はシドニーから北はモスクワまで、世界のHouzzから、各地の息を呑むほど美しいプールをご紹介。眺めているだけで、新鮮な気分になれます。
Houzz
2015年8月5日
「世界の暮らしとデザイン」は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
夢のプールを思い浮かべてみてください。そこから見える眺めはどんな景色でしょうか? 太陽の光あふれる青いビーチ、険しい山並み、青々とした森、あるいはうねるように続くワイン畑?
Houzzには、実にさまざまな眺めを見渡せるプールが掲載されています。美しい景色が広がる世界各地のプールを眺めれば、心なしか涼しい気分でくつろげそうです。世界12カ国から、息を呑むほど美しい眺めが広がる、センスのいいプールを厳選してご紹介します。
夢のプールを思い浮かべてみてください。そこから見える眺めはどんな景色でしょうか? 太陽の光あふれる青いビーチ、険しい山並み、青々とした森、あるいはうねるように続くワイン畑?
Houzzには、実にさまざまな眺めを見渡せるプールが掲載されています。美しい景色が広がる世界各地のプールを眺めれば、心なしか涼しい気分でくつろげそうです。世界12カ国から、息を呑むほど美しい眺めが広がる、センスのいいプールを厳選してご紹介します。
1. 海を見下ろすインフィニティプール
所在地:カナダのブリティッシュコロンビア州ライオンズベイ
プールの使用者:夫婦
設計施工:アルカ・プール・コンストラクション(Alka Pool Construction)
ホースシュー湾のすばらしい眺めを楽しみながら泳げるプールをつくってほしい、というリクエストにこたえたプール。ブラッククオーツを仕上げに使うことで、水が深みのある色合いに見えるだけでなく、保温効果があるので温水供給のための光熱費を節約することができる。
すばらしいプールの端には小さな滝と青石をはったパティオがあり、バンクーバー北部の村に佇む家の裏庭がオアシスのような空間になっている。
所在地:カナダのブリティッシュコロンビア州ライオンズベイ
プールの使用者:夫婦
設計施工:アルカ・プール・コンストラクション(Alka Pool Construction)
ホースシュー湾のすばらしい眺めを楽しみながら泳げるプールをつくってほしい、というリクエストにこたえたプール。ブラッククオーツを仕上げに使うことで、水が深みのある色合いに見えるだけでなく、保温効果があるので温水供給のための光熱費を節約することができる。
すばらしいプールの端には小さな滝と青石をはったパティオがあり、バンクーバー北部の村に佇む家の裏庭がオアシスのような空間になっている。
2. リヴィエラの海を眺める
所在地:フランスのプロファンス地方のヴァール
プールの使用者:パリ在住の人
設計:フレデリック・ピラ (Frédérique Pyra)
海にそのまま水が流れこんでいくように見えるインフィニティプール。プールの端には小さなドアがあって、そのままビーチに出られるようになっている。敷地自体は細長い傾斜地で、プールは低い位置、3層の家が高い位置に配置。
設計を担当した建築家は、ニュートラルな色のコンテンポラリーな家を設計した。「地面に半分埋まっている3層の家が、海に向かって下の方に伸びていき、その先にプールがある、というデザインになっています」
所在地:フランスのプロファンス地方のヴァール
プールの使用者:パリ在住の人
設計:フレデリック・ピラ (Frédérique Pyra)
海にそのまま水が流れこんでいくように見えるインフィニティプール。プールの端には小さなドアがあって、そのままビーチに出られるようになっている。敷地自体は細長い傾斜地で、プールは低い位置、3層の家が高い位置に配置。
設計を担当した建築家は、ニュートラルな色のコンテンポラリーな家を設計した。「地面に半分埋まっている3層の家が、海に向かって下の方に伸びていき、その先にプールがある、というデザインになっています」
3. 木の上のプール
所在地:スウェーデンのストックホルム郊外、レニンゲ
プールの使用者:夫婦と10代の娘2人
設計施工:エリトゥス (Elithus)
寒冷地のスウェーデンではプールに入れるのは夏だけ。でも、オーナーの家族はお天気の日は頻繁にこのプールを利用している。プールはコンクリート製だが、周辺部やデッキはカラマツ材をはった。
ストックホルムの地盤は硬い岩盤でできているので、家とプールを建設するためにはダイナマイトを使用。プールは景色を楽しむことを旨として設計された。プールは高い場所にあるため、泳いでいるとまるで樹上を漂っているような気分になれる。
所在地:スウェーデンのストックホルム郊外、レニンゲ
プールの使用者:夫婦と10代の娘2人
設計施工:エリトゥス (Elithus)
寒冷地のスウェーデンではプールに入れるのは夏だけ。でも、オーナーの家族はお天気の日は頻繁にこのプールを利用している。プールはコンクリート製だが、周辺部やデッキはカラマツ材をはった。
ストックホルムの地盤は硬い岩盤でできているので、家とプールを建設するためにはダイナマイトを使用。プールは景色を楽しむことを旨として設計された。プールは高い場所にあるため、泳いでいるとまるで樹上を漂っているような気分になれる。
4. アメリカにイタリアン・スタイルのプールをつくる
所在地:アメリカのコロラド州コーディレラ
プールの使用者:家族
設計:アンドレ・ピアース (Pierce + Frye Architects)
イタリアで別荘を建ててみたが気に入るものにならなかったというオーナー一家は、デンバーの西、ロッキー山脈に所有する40.47ヘクタールの土地に自宅を新築することに。設計を担当した建築家のアンドレ・ピアースさんいわく、「2年の月日をかけて、山の上にイタリアの村をつくってしまった」とのこと。
929平方メートルの母屋に185平方メートルの離れを2つつなぎ、オーナーがイタリアで買い集めたアンティーク家具や再生材を家のいたるところで活用している。家から庭を塗ってこのすばらしいデッキ付きプールへ至る通路には、地元産の石を敷いている。はるかに望むニューヨークマウンテンの山頂は息を呑むほど美しい。海抜2,134メートルの高さにあるプールだからこそ楽しめる眺めだ。
所在地:アメリカのコロラド州コーディレラ
プールの使用者:家族
設計:アンドレ・ピアース (Pierce + Frye Architects)
イタリアで別荘を建ててみたが気に入るものにならなかったというオーナー一家は、デンバーの西、ロッキー山脈に所有する40.47ヘクタールの土地に自宅を新築することに。設計を担当した建築家のアンドレ・ピアースさんいわく、「2年の月日をかけて、山の上にイタリアの村をつくってしまった」とのこと。
929平方メートルの母屋に185平方メートルの離れを2つつなぎ、オーナーがイタリアで買い集めたアンティーク家具や再生材を家のいたるところで活用している。家から庭を塗ってこのすばらしいデッキ付きプールへ至る通路には、地元産の石を敷いている。はるかに望むニューヨークマウンテンの山頂は息を呑むほど美しい。海抜2,134メートルの高さにあるプールだからこそ楽しめる眺めだ。
5. イタリアの環境に優しいプール
所在地:イタリアのボルザーノ州シェーナ
プールの使用者:若い夫婦
設計:マヌエル・ベネディクター(Manuel Benedikter)のパートナーを務めるダニエラ・ヴェントラント (Daniela Wendlandt)
イタリア北部の山あいに建つコンテンポラリーな家のプール。水質管理のための化学物質や機械システムを使わない「ナチュラルプール」だ。水の濾過は、砂と植物を詰めたタンクを通して行う。プールはコンクリートの打ちっぱなしで、デッキはオーナーが所有する林で伐採したカラマツ材を使用。プールは敷地の端に位置しており、オーストラリアと国境を接するアルト・アディジェ州のグルッポ・ディ・テッサ山脈の眺めが目の前に広がる。
所在地:イタリアのボルザーノ州シェーナ
プールの使用者:若い夫婦
設計:マヌエル・ベネディクター(Manuel Benedikter)のパートナーを務めるダニエラ・ヴェントラント (Daniela Wendlandt)
イタリア北部の山あいに建つコンテンポラリーな家のプール。水質管理のための化学物質や機械システムを使わない「ナチュラルプール」だ。水の濾過は、砂と植物を詰めたタンクを通して行う。プールはコンクリートの打ちっぱなしで、デッキはオーナーが所有する林で伐採したカラマツ材を使用。プールは敷地の端に位置しており、オーストラリアと国境を接するアルト・アディジェ州のグルッポ・ディ・テッサ山脈の眺めが目の前に広がる。
6. バーベキューを楽しむプール
所在地:アメリカのテキサス州オースティン
プールの使用者:トレイシー・キャヴェンダー
設計:マーレー・レッジ (Murray Legge)
ウェスタン・ウェアのチェーン店キャヴェンダーズ・ブート・シティの創業者、ジェームズ・キャヴェンダー氏の娘であるトレイシー・キャヴェンダーさんは、アウトドアの楽しみ方をよく知っている。テキサス州オースティンの険しい山にプールをつくることになったとき、トレイシーさんは建築家のマーレー・レッジさんに「特別なプールをつくってほしい」と依頼。水泳だけでなく、ガーデニングや料理、パーティーを楽しめるプールをほしいと考えていたのだった。傾斜のきつい敷地では簡単ではないリクエストだったが、テラス状のデザインにし、プールサイドとプールの段差をなくし、そばにはキッチンと屋上ガーデンのあるプールハウスを設置。また、野外炉のあるアウトドアラウンジもつくった。プールの周囲にはテキサス州ルーダーズで採れる石灰石をはった。プールの中に大きな御影石のスラブでつくったバーがあり、プールハウスから数歩でたどりつくので、プールハウスでつくった料理をプールの中のゲストにふるまうことができる。
所在地:アメリカのテキサス州オースティン
プールの使用者:トレイシー・キャヴェンダー
設計:マーレー・レッジ (Murray Legge)
ウェスタン・ウェアのチェーン店キャヴェンダーズ・ブート・シティの創業者、ジェームズ・キャヴェンダー氏の娘であるトレイシー・キャヴェンダーさんは、アウトドアの楽しみ方をよく知っている。テキサス州オースティンの険しい山にプールをつくることになったとき、トレイシーさんは建築家のマーレー・レッジさんに「特別なプールをつくってほしい」と依頼。水泳だけでなく、ガーデニングや料理、パーティーを楽しめるプールをほしいと考えていたのだった。傾斜のきつい敷地では簡単ではないリクエストだったが、テラス状のデザインにし、プールサイドとプールの段差をなくし、そばにはキッチンと屋上ガーデンのあるプールハウスを設置。また、野外炉のあるアウトドアラウンジもつくった。プールの周囲にはテキサス州ルーダーズで採れる石灰石をはった。プールの中に大きな御影石のスラブでつくったバーがあり、プールハウスから数歩でたどりつくので、プールハウスでつくった料理をプールの中のゲストにふるまうことができる。
7. 冬も快適なスパ
所在地:ロシアのモスクワ郊外
プールの使用者:3人家族
設計:オルガ・フライマン (Olga Freimann)
モスクワ近郊のマツとシラカバの林の中に立つカントリーハウス。敷地内の木をできるだけそのまま生かすため、木立の間を縫うような曲面をもつ建物になった。ロシアの冬は寒く、気温はマイナス30度まで下がる。だから、プールは屋内にある。屋外の自然を屋内に採り入れるため、2段の窓が設置されている。水の中から、また上の2階のプライベートルームをつなぐブリッジの上から、パノラマの景色を楽しむことができる。ジャクージも設置されている。
所在地:ロシアのモスクワ郊外
プールの使用者:3人家族
設計:オルガ・フライマン (Olga Freimann)
モスクワ近郊のマツとシラカバの林の中に立つカントリーハウス。敷地内の木をできるだけそのまま生かすため、木立の間を縫うような曲面をもつ建物になった。ロシアの冬は寒く、気温はマイナス30度まで下がる。だから、プールは屋内にある。屋外の自然を屋内に採り入れるため、2段の窓が設置されている。水の中から、また上の2階のプライベートルームをつなぐブリッジの上から、パノラマの景色を楽しむことができる。ジャクージも設置されている。
8. 都心のオアシス
所在地:東京都目黒区
プールの使用者:集合住宅の住人
設計:中村拓志&NAP建築設計事務所
眺めとは、はるか彼方に広がる自然の景色であるとは限らない。ダンシング・ツリー・シンギング・バードという名の賃貸集合住宅のプールには大きなミラーが設置されており、空間全体に美しくも神秘的な奥行きを与えている。その名が示すように、建築家は敷地に育っていた木々をそのまま建築にとりこんだ。東京の都心にありながら、驚くほど静かで自然に恵まれた空間になっている。緑と水の色がミラーに反射し、プールの周りにどこか瞑想的な雰囲気を生み出している。ミラーを使って、慌ただしい都心に、自然にあふれる景色を巧みにとりいれている。
所在地:東京都目黒区
プールの使用者:集合住宅の住人
設計:中村拓志&NAP建築設計事務所
眺めとは、はるか彼方に広がる自然の景色であるとは限らない。ダンシング・ツリー・シンギング・バードという名の賃貸集合住宅のプールには大きなミラーが設置されており、空間全体に美しくも神秘的な奥行きを与えている。その名が示すように、建築家は敷地に育っていた木々をそのまま建築にとりこんだ。東京の都心にありながら、驚くほど静かで自然に恵まれた空間になっている。緑と水の色がミラーに反射し、プールの周りにどこか瞑想的な雰囲気を生み出している。ミラーを使って、慌ただしい都心に、自然にあふれる景色を巧みにとりいれている。
9. ビーチでリラックス
所在地:オーストラリアのサウスウェールズ州パームビーチ
プールの使用者:このプールがある家を別荘として使っているビジネスマン
設計:ジャスティン・ロング・デザイン (Justin Long Design)
オーストラリア有数の美しいビーチ、パームビーチを見下ろす丘の上に立つ別荘からは、うっとりするほど美しい大海原の景色を楽しむことができる。しかし、この眺めが建築家にとってはいろいろと難題をもたらしたのだった。オーナーのリクエストは、リゾートスタイルのプールをつくること。しかし、空間は限られている上、下のビーチからは見えないようにしてほしいというのだ。
ビーチからの自然を遮るため、丘を少し下った位置にガーデンを設置。デッキを広めにとり、視線のじゃまになるフェンスをつけなくてもよいようにした。プールの脇にはウッドフレームのベッドがあり、泳ぎ疲れたら竹のシェードの下でリラックス。昼寝のあとは、すぐにまたプールに飛び込むのだそうだ。
所在地:オーストラリアのサウスウェールズ州パームビーチ
プールの使用者:このプールがある家を別荘として使っているビジネスマン
設計:ジャスティン・ロング・デザイン (Justin Long Design)
オーストラリア有数の美しいビーチ、パームビーチを見下ろす丘の上に立つ別荘からは、うっとりするほど美しい大海原の景色を楽しむことができる。しかし、この眺めが建築家にとってはいろいろと難題をもたらしたのだった。オーナーのリクエストは、リゾートスタイルのプールをつくること。しかし、空間は限られている上、下のビーチからは見えないようにしてほしいというのだ。
ビーチからの自然を遮るため、丘を少し下った位置にガーデンを設置。デッキを広めにとり、視線のじゃまになるフェンスをつけなくてもよいようにした。プールの脇にはウッドフレームのベッドがあり、泳ぎ疲れたら竹のシェードの下でリラックス。昼寝のあとは、すぐにまたプールに飛び込むのだそうだ。
10. 北欧モダンスタイルのプール
所在地:デンマークのソルロッドストランド
プールの使用者:家族
設計:NBアーキテクツ (NB Architects)
コペンハーゲン南部の海岸沿いに立つ、1960年代に建てられた自宅をモダンにリノベーションすることになった一家。海外旅行で得たインスピレーションから、軽快でオープンな間取りのプール付き住宅にしたいと考えていた。また、60年代にアルネ・ヤコブセンがデンマークで広く普及させた、この家の元々のオリジナルなスタイルも大切にしたいと考えていた。
完成したのは光があふれる家であり、年間を通して日照時間の少ないデンマークでは、理想的な住宅だ。プールからはこの美しい家――南カリフォルニアやフロリダ州マイアミの雰囲気から影響を受けた60年代のデンマークのクラシックスタイルをとりいれた家――を眺めることができる。長方形のフォルムが澄み渡る青い空と水の色に映え、デイヴィッド・ホックニーが描いた絵画「A Bigger Splash」を思い起こさせる。だが、何よりも特別なのは、ここにプールがあるということ。気候が寒冷な上、水が高いデンマークでは、プールがある住宅はとてもめずらしいのだ。
所在地:デンマークのソルロッドストランド
プールの使用者:家族
設計:NBアーキテクツ (NB Architects)
コペンハーゲン南部の海岸沿いに立つ、1960年代に建てられた自宅をモダンにリノベーションすることになった一家。海外旅行で得たインスピレーションから、軽快でオープンな間取りのプール付き住宅にしたいと考えていた。また、60年代にアルネ・ヤコブセンがデンマークで広く普及させた、この家の元々のオリジナルなスタイルも大切にしたいと考えていた。
完成したのは光があふれる家であり、年間を通して日照時間の少ないデンマークでは、理想的な住宅だ。プールからはこの美しい家――南カリフォルニアやフロリダ州マイアミの雰囲気から影響を受けた60年代のデンマークのクラシックスタイルをとりいれた家――を眺めることができる。長方形のフォルムが澄み渡る青い空と水の色に映え、デイヴィッド・ホックニーが描いた絵画「A Bigger Splash」を思い起こさせる。だが、何よりも特別なのは、ここにプールがあるということ。気候が寒冷な上、水が高いデンマークでは、プールがある住宅はとてもめずらしいのだ。
11. 家族でくつろぎ楽しむプール
所在地:山梨県の山中湖畔
プールの使用者:別荘を所有する家族
設計:ラウムアソシエイツ一級建築士事務所
東京に住むオーナーが、家族や友人と週末や休日を楽しむために、山中湖畔の約1000坪の傾斜地に建てたリゾートハウス。このコンパクトなプールはダイニングに隣接した陽光降り注ぐサンルームに設けられ、水遊びやジャクジー、食事を楽しむくつろぎのスペースとして利用されている。高原リゾート地の冷涼な気候の中でも一年中楽しめる屋内プールからは、美しい森と湖畔の景色、そして富士山の素晴らしい眺めを望むことができる。
所在地:山梨県の山中湖畔
プールの使用者:別荘を所有する家族
設計:ラウムアソシエイツ一級建築士事務所
東京に住むオーナーが、家族や友人と週末や休日を楽しむために、山中湖畔の約1000坪の傾斜地に建てたリゾートハウス。このコンパクトなプールはダイニングに隣接した陽光降り注ぐサンルームに設けられ、水遊びやジャクジー、食事を楽しむくつろぎのスペースとして利用されている。高原リゾート地の冷涼な気候の中でも一年中楽しめる屋内プールからは、美しい森と湖畔の景色、そして富士山の素晴らしい眺めを望むことができる。
12: 画家を魅了した海
所在地:スペインのアリカンテ州ハベア
プールの使用者:別荘の所有者(設計者の友人)
設計:ラモン・エステべ (Ramón Esteve)
燦燦と太陽がふりそそぐ、スペイン東海岸のハベアに立つ家。敷地の周囲には、美しい海辺の景色が広がる。丘の斜面に立つ家の前には、インフィニティプールとパティオがあり、その下には、地中海らしいターコイズブルーの入江が横たわっている。敷地の周囲にはマツやレモンなど芳しい木々が育っている。建築家はこの家のオーナーの友人で、敷地探しからこの別荘に関わった。
「オーナーはこの場所が一目で気に入ったんです」と建築家のエステべさん。また、スペインの画家ホアキン・ソロラ (1863-1923) がこの場所で絵を描いていたことがわかった。「彼が絵を描くときに使っていたベンチが今も家の前にあるんですよ」とエステべさんは話してくれた。
所在地:スペインのアリカンテ州ハベア
プールの使用者:別荘の所有者(設計者の友人)
設計:ラモン・エステべ (Ramón Esteve)
燦燦と太陽がふりそそぐ、スペイン東海岸のハベアに立つ家。敷地の周囲には、美しい海辺の景色が広がる。丘の斜面に立つ家の前には、インフィニティプールとパティオがあり、その下には、地中海らしいターコイズブルーの入江が横たわっている。敷地の周囲にはマツやレモンなど芳しい木々が育っている。建築家はこの家のオーナーの友人で、敷地探しからこの別荘に関わった。
「オーナーはこの場所が一目で気に入ったんです」と建築家のエステべさん。また、スペインの画家ホアキン・ソロラ (1863-1923) がこの場所で絵を描いていたことがわかった。「彼が絵を描くときに使っていたベンチが今も家の前にあるんですよ」とエステべさんは話してくれた。
13. プールでガーデンパーティー
所在地:イギリスのサマセット、バースの近く
プールの利用者:クリスティーナとマーク・ストラット夫妻
サマセットの田園地帯に16世紀に建てられたこの美しい家に暮らすストラット夫妻は、ずっとプールがほしいと思っていた。気に入ったプールの設備自体は見つかったのだが、庭に設置するには少々工夫が必要だった。
「ファイバーグラス製のプールを見つけたので、トラクターで畑をかきわけながらここまで運びました。家の他の部分と同じく、プールでも薪ストーブを使っています。息子が樹木医で、燃料となる薪を届けてくれるんです」とクリスティーナさん。
所在地:イギリスのサマセット、バースの近く
プールの利用者:クリスティーナとマーク・ストラット夫妻
サマセットの田園地帯に16世紀に建てられたこの美しい家に暮らすストラット夫妻は、ずっとプールがほしいと思っていた。気に入ったプールの設備自体は見つかったのだが、庭に設置するには少々工夫が必要だった。
「ファイバーグラス製のプールを見つけたので、トラクターで畑をかきわけながらここまで運びました。家の他の部分と同じく、プールでも薪ストーブを使っています。息子が樹木医で、燃料となる薪を届けてくれるんです」とクリスティーナさん。
14. ヒルサイドビュー
所在地:ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト=ウンタートュルクハイム
プールの使用者:子供が2人いる家族
設計:ローゼンベルガー+ナイトハールト (Rosenberger + Neidhardt)
長い距離を泳ぎたいというオーナーにとって、重要なのはプールの幅ではなく長さだった。丘の斜面の敷地なので、プールを設置するのは簡単ではない。そのため、テラスを延長して、そこにプールをつくった。そのおかげで、リビングとテラスから、そのまま同じレベルでアクセスできるプールに。右側のコンクリート壁は隣人の視線を遮断するためのもの。ウォーターフォールシャワーは子供たちが楽しめるように設置した。
シュトゥットガルトはワイン畑が多く、このプールからもワイン畑と伝統的なドイツの民家の眺めが見える。裏側の小さな丘がヴュルテンベルク、その上にはイタリア人建築家ジョヴァンニ・バティスタ・サルッチが19世紀に設計した新古典主義の霊廟がある。ヴィルヘルムI世が30歳で亡くなった王妃カタリーナを偲んで建てたものだ。バーデン=ヴュルテンベルク州で最もロマンティックな場所ともいわれている。
所在地:ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト=ウンタートュルクハイム
プールの使用者:子供が2人いる家族
設計:ローゼンベルガー+ナイトハールト (Rosenberger + Neidhardt)
長い距離を泳ぎたいというオーナーにとって、重要なのはプールの幅ではなく長さだった。丘の斜面の敷地なので、プールを設置するのは簡単ではない。そのため、テラスを延長して、そこにプールをつくった。そのおかげで、リビングとテラスから、そのまま同じレベルでアクセスできるプールに。右側のコンクリート壁は隣人の視線を遮断するためのもの。ウォーターフォールシャワーは子供たちが楽しめるように設置した。
シュトゥットガルトはワイン畑が多く、このプールからもワイン畑と伝統的なドイツの民家の眺めが見える。裏側の小さな丘がヴュルテンベルク、その上にはイタリア人建築家ジョヴァンニ・バティスタ・サルッチが19世紀に設計した新古典主義の霊廟がある。ヴィルヘルムI世が30歳で亡くなった王妃カタリーナを偲んで建てたものだ。バーデン=ヴュルテンベルク州で最もロマンティックな場所ともいわれている。
15. トスカーナのモダンなファームハウス
所在地:イタリアのトスカーナ州グロセット地方マンシアーノ
プールの使用者:大家族
設計:マルコ・タリアピエトラ (Marco Tagliapietra)
トスカーナ州のこちらの週末用別荘は、この地方の伝統的スタイルで建てられた新築のファームハウス。インフィニティプールのデッキには、地元ペペリノの石材が使われている。プールからはマレンマ・トスカーナのワイン畑やオリーブやオークが生える丘と羊の姿が見える。晴れた日には海も見えるそうだ。
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所在地:イタリアのトスカーナ州グロセット地方マンシアーノ
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