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リノベーションで手にいれた、緑あふれるカリフォルニアスタイルの家
白とメタリックを中心に、明るいカリフォルニアスタイルを実現した、クリエイターカップルのリノベーション。
Sarah Terranova
2017年10月8日
どんなHouzz?
住まい手:ジャレッド・ホルムバーグさん、ジーナ・ホルムバーグさん夫妻、息子アディソンンくん(8歳)、娘フランキーちゃん(7歳)
所在地:米カンザス州、リーウッド
規模:158平方メートル。ベッドルームx3、バスルームx2
竣工:1957年
ジーナ・ホルムバーグさん、ジャレッド・ホルムバーグさん夫妻がカンザス州リーウッドにモダンなランチスタイルの家を購入したのは3年前のこと。ジーナさんはメイクアップアーティスト兼スタイリストで〈ウィズイン・アポセカリ〉のオーナー、夫のジャレッドさんはクリエイティブディレクターだ。購入時、コンクリートの床は白でペイントされていたが、保護塗装はされていなかった。「傷がたくさんあったのですが、白い床というのにとても魅かれました」とジーナさんは言う。2人は情報を集め、床全体を塗り直して保護塗装し、見た目をきれいにする方法を見つけた。床が美しく仕上がると空間が明るく感じられ、よりオープンな印象さえする。さねはぎにした天井の梁も白でペイントした。
住まい手:ジャレッド・ホルムバーグさん、ジーナ・ホルムバーグさん夫妻、息子アディソンンくん(8歳)、娘フランキーちゃん(7歳)
所在地:米カンザス州、リーウッド
規模:158平方メートル。ベッドルームx3、バスルームx2
竣工:1957年
ジーナ・ホルムバーグさん、ジャレッド・ホルムバーグさん夫妻がカンザス州リーウッドにモダンなランチスタイルの家を購入したのは3年前のこと。ジーナさんはメイクアップアーティスト兼スタイリストで〈ウィズイン・アポセカリ〉のオーナー、夫のジャレッドさんはクリエイティブディレクターだ。購入時、コンクリートの床は白でペイントされていたが、保護塗装はされていなかった。「傷がたくさんあったのですが、白い床というのにとても魅かれました」とジーナさんは言う。2人は情報を集め、床全体を塗り直して保護塗装し、見た目をきれいにする方法を見つけた。床が美しく仕上がると空間が明るく感じられ、よりオープンな印象さえする。さねはぎにした天井の梁も白でペイントした。
ジーナさんはこの家との出会いについて「神様に『今すぐカリフォルニアへ行くことはできなくても、これならそれに近いはずだよ』と言われたような気がしました」と話す。写真はリビングに集合したジーナさん、フランキーちゃん、アディソンくん、ジャレッドさん。肩の力を抜いてリラックスした、心地よい風が吹き抜けて室内にいても外の空気を感じられるようなカリフォルニアのスタイルが好きで、インテリアを選ぶときもそんな気分を表せるように意識した。
そんな心地よい風が吹くオアシスのような雰囲気を高めているのが、ジーナさんの多彩な観葉植物コレクションだ。サンセベリア、サボテン、カネノナルキ、アロエなど、さまざまな多肉植物がどの部屋にも置かれ、いきいきとした緑であふれている。「植物は空気もきれいにしてくれるんですよ!」とジーナさん。
《ボンド・ダイニングテーブル》:〈ジョナサン・アドラー〉、ダイニングチェア:〈オール・モダン〉、コルクのベンチ《Sinnerlig(スィネリグコレクション)》:〈IKEA〉、木製のベンチ:〈ウェスト・エルム〉
《ボンド・ダイニングテーブル》:〈ジョナサン・アドラー〉、ダイニングチェア:〈オール・モダン〉、コルクのベンチ《Sinnerlig(スィネリグコレクション)》:〈IKEA〉、木製のベンチ:〈ウェスト・エルム〉
大きくドラマチックに伸びたカシワバゴムノキをはじめ、メインのリビングエリアにあるグリーンは、床から天井までのガラス窓から降りそそぐ日ざしをとりわけたっぷり浴びている。
植物はどれもよく考えて選ばれたもの。「どの植物にも、ちょっとしたストーリーがあります。このカシワバゴムノキは4年前に夫が母の日のプレゼントにくれたもので、最初は1メートルもありませんでした。それがこの家へ来てからぐんぐん伸び出したんです。家じゅうが光にあふれているので、植物にとっては最高の家ですね」。
背の高いプランター3点とコーヒーテーブルは、ジーナさんお気に入りの地元のショップ〈カヴェティッド・ホーム〉で見つけた。
〈イケア〉の《Bestå(ベストー)》をカスタマイズした収納ユニットは、空間を有効に使いながらこの家のモダンでクリーンなスタイルを貫いている。
メインのリビングエリアの中心になるのがキッチン。
〈オール・モダン〉のバースツールは、キッチンを中心にした空間で子どもたちやゲストが集まって一緒に過ごすのにぴったりだ。
キッチンのバーカウンターにも観葉植物が置かれている。「手持ちの植物を株分けや挿し木などで増やして、友人や家族と交換するのがとても楽しいんです」とジーナさん。そうやってコレクションが増えていくので、さらに愛着がわく。
使っているプランターは新しいものもあればヴィンテージのものもある。特に好きなのは、地元カンザスシティーのメーカー〈オブジェクト・エンスージアスト〉や〈コンヴィヴィアル・プロダクション〉のもの。
使っているプランターは新しいものもあればヴィンテージのものもある。特に好きなのは、地元カンザスシティーのメーカー〈オブジェクト・エンスージアスト〉や〈コンヴィヴィアル・プロダクション〉のもの。
家族みんなで使えて、丈夫な革製のソファをセレクト。ハンドメイドのクッションは〈ミンナ〉のもの。地元の〈ゴールデン&パイン〉で購入した。
《ムーリス・シャンデリア》:〈ジョナサン・アドラー〉、《スーク・ウールラグ、アイボリー》、コーヒーテーブル:ウェスト・エルム
《ムーリス・シャンデリア》:〈ジョナサン・アドラー〉、《スーク・ウールラグ、アイボリー》、コーヒーテーブル:ウェスト・エルム
リビング入口すぐの場所にあるコンソールに置いた〈フォルナセッティ〉の陶器ベース《アンティパティコ》は結婚祝いでいただいたもの。ジーナさんのお気に入りだ。
リビング奥の鏡張りの壁はもとからあったもので、ジーナさんによると2人とも「嫌いではない」のだそう。リビングエリア全体が広く感じられる効果があると思っている。「将来的にはこの壁を取り払って増築するつもりです。子どもたちが大きくなれば、もう少し人を呼べる広さがほしいと考えています」とジャレッドさんは言う。
インテリアデコレーションに使うアイテムは「できるだけヴィンテージのものを取り入れるようにしています」とジーナさん。スリフトショップやエステートセールで小物類を見つけることが多い。
暖炉や玄関ドアはもともとオレンジ色だった。どちらも黒で塗り直しただけで、クリーンでミニマルなジーナさんのインテリアスタイルになじんでいる。
マスターベッドルームは静かに過ごせるプライベートな空間。引き出し付きのプラットフォームベッドが主役だ。
以前は家のあちこちにおもちゃが散らかっているのを目にするといらっとしていた、というジーナさん。だが、子どもたちが創造性を発揮しておもちゃで村を作り、パーティごっこをしたりいろいろなごっこ遊びをしているのを見て、家じゅうのどこでも好きなように自由に遊ばせたい、と思ったという。「それに、いつかそんなふうに散らかっていたのも懐かしくなるのでしょうし、今は自由にさせています」。それでもみんなで片づける。それぞれしまう場所を決めてあるため、いつも整頓されている。
子ども部屋はそれぞれ個性がちりばめられている。〈イケア〉のロフトベッドと収納アイテムをうまく活用して、部屋はいつもきれいに保たれ、ジーナさんいわく「レディオヘッドのトム・ヨークの詩にあるとおり、『すべてはあるべき場所にある』状態です」。
アディソンくんのロフトベッドの下は宿題をするスペース。
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