ミニマルで美しいバスルームをつくる10の秘訣
清潔感を大切にしたい空間だからこそ、バスルームにはミニマルなスタイルが似合います。無駄のない美しさとくつろぎを実現した10の例をぜひ参考にしてみてください!
Jo Simmons
2016年9月30日
ミニマルなスタイルは、家のどの部屋にも取り入れらます。もちろんバスルームも例外ではありません。色のトーンを1色にしぼるか、中心になる素材を1つ決めて使うだけで、飾り過ぎた印象はなくなり、無駄をそぎ落とした美しさを感じさせる空間になります。これからご紹介するバスルームは、どれもこうしたアプローチに沿っていますが、けっして無味乾燥でもなければ、ありがちでつまらないバスルームでもありません。ミニマルとはただ白いだけの空間ではないことを示すお手本を見ていきましょう。
シンメトリーな配置
バスルーム内のアイテムを左右対称に配置するのは、ミニマルですっきり整った空間に見せる手法のひとつ。ここには非対称に取り付けた棚やタオル掛け、奇妙な照明など、まとまりのない印象を生むものは見当たりません。美しいバランスを極めた配置を、シンプルな色づかいと素材選びが引き立てています。
バスルーム内のアイテムを左右対称に配置するのは、ミニマルですっきり整った空間に見せる手法のひとつ。ここには非対称に取り付けた棚やタオル掛け、奇妙な照明など、まとまりのない印象を生むものは見当たりません。美しいバランスを極めた配置を、シンプルな色づかいと素材選びが引き立てています。
ぬくもりのあるミニマルさを目指す
ミニマルなバスルームにちょっと深みを加えながらもうるさくならない、味わいのある素材を取り入れてみましょう。大理石風のタイル貼りフロアと木のスツール、その上に置いた観葉植物が、洗練された全体の雰囲気を崩すことなく、白で統一した空間にやわらかい印象を与えています。
ミニマルなバスルームにちょっと深みを加えながらもうるさくならない、味わいのある素材を取り入れてみましょう。大理石風のタイル貼りフロアと木のスツール、その上に置いた観葉植物が、洗練された全体の雰囲気を崩すことなく、白で統一した空間にやわらかい印象を与えています。
質感をプラス
ピュアホワイト(純白)を選ぶなら、質感を少しだけ加えて工夫してみましょう。全体を雪のような白でまとめた空間ですが、六角形の細かなモザイクタイルを使った壁のおかげで、殺風景な印象はありません。
モザイクタイルはバスルームの床に取り入れるのもおすすめ。素足に触れる感覚は心地よいものです。ちょっと質感を足すだけで、シンプルに徹した空間に個性とおもしろみが生まれます。
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色は1つにしぼる
もちろん、ミニマルなバスルームへの道は白一色だけではありません。1つの色を決めてトーンを統一するとミニマルにまとめることができます。写真は深いグレーを基調にした例ですが、壁とフロアに異なるテイストのタイルを入れて視覚的に変化を出しながら、基本になる配色の枠からはずれることなくまとめています。
もちろん、ミニマルなバスルームへの道は白一色だけではありません。1つの色を決めてトーンを統一するとミニマルにまとめることができます。写真は深いグレーを基調にした例ですが、壁とフロアに異なるテイストのタイルを入れて視覚的に変化を出しながら、基本になる配色の枠からはずれることなくまとめています。
空間の特徴を生かす
大きなピクチャーウィンドウの向こうに、ロンドンの眺望がひろがるこちらのバスルーム。この空間に、鮮やかな色づかいや凝ったデザインのバスタブやシンクはかえって邪魔になってしまいます。こんなときはミニマルに徹し、窓からの眺めを主役にするのがベスト。
大きなピクチャーウィンドウの向こうに、ロンドンの眺望がひろがるこちらのバスルーム。この空間に、鮮やかな色づかいや凝ったデザインのバスタブやシンクはかえって邪魔になってしまいます。こんなときはミニマルに徹し、窓からの眺めを主役にするのがベスト。
純白でまとめる
ミニマルな色の筆頭、ピュアホワイトをつらぬけば、確実にミニマルなバスルームができあがります。白いタイルやバスタブ類は種類も豊富で手に入れやすいことや、柄入りのタイルや外国産の変わった素材を使ったアイテムとくらべて価格がお手ごろという利点もあります。
ミニマルな色の筆頭、ピュアホワイトをつらぬけば、確実にミニマルなバスルームができあがります。白いタイルやバスタブ類は種類も豊富で手に入れやすいことや、柄入りのタイルや外国産の変わった素材を使ったアイテムとくらべて価格がお手ごろという利点もあります。
同じデザインのタイルで統一する
色のトーンを1つにしぼるのに加え、同じタイルで壁と床を統一すると、シンプルできりっと引き締まった印象になります。1枚のサイズが大きいグレーのタイルを主役にした上の写真のバスルームは、シャワーブースに入れたあたたかみを感じる木のフロアと、シンプルな白のバスタブがアクセントになっています。
色のトーンを1つにしぼるのに加え、同じタイルで壁と床を統一すると、シンプルできりっと引き締まった印象になります。1枚のサイズが大きいグレーのタイルを主役にした上の写真のバスルームは、シャワーブースに入れたあたたかみを感じる木のフロアと、シンプルな白のバスタブがアクセントになっています。
光と空間を最大限活用する
ミニマルなアプローチは、広くないバスルームも美しく仕上げてくれます。こちらは主張しないコンテンポラリーな白のバスルームに鏡を取り入れ、光の効果で明るさが増し、空間が広く感じられます。鏡の反射による目の錯覚で、水栓やタオルバーなどが壁の中に溶けこんでいるように見えるのもおもしろいですね。
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装飾は削ぎ落とす
上の写真はミニマルで落ち着いたフレッシュな印象のバスルーム。白とグレーのトーンにまとめ、水栓金具やシャワーヘッドなど、必須のアイテムはシンプルなデザインを選んでいます。バスタブわきの水栓金具は壁付きにし、パイプなどが見えないのですっきりとした印象です。シャワーヘッドはシャワーブース内の壁にさりげなく取り付けてあり、外から見たときに目立ちません。
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美しいカラーブロックにトライする
ミニマルスタイルには明るい色だって使えます! あざやかなグリーンとオレンジを使った華やかなこちらのバスルーム。一見大胆な色づかいながら、デザインそのものはとてもシンプルです。
シャワーエリアはオレンジ色の1枚ガラスで仕切る一方、フリースタンディングの洗面ボウルと壁付きの水栓を取り付け、冷たい印象にならずにすっきりシンプルな空間ができました。
教えてHouzz
ミニマルなバスルームは好きですか? コメント欄で教えて下さい。
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