ミニマリスト・インテリアで始めるひとり暮らし
自分らしいミニマルな暮らしとは? 海外のインテリアにも精通しているライターが、もの選びや暮らし方の心得などアイデアをアドバイスします。
Houzz Japan
2019年3月30日
Houzz Japan 公式アカウント
新入学や新入社が決まり、この春から新たにひとり暮らしを始める人も多いと思います。この記事では、ライフスタイルやインテリアに精通しているライター、佐々木素子さんがこれまでHouzzウェブマガジンで提案してきた、ミニマルに暮らすためのポイントをダイジェスト版でご紹介します。
物が少なければ、かかる手間も少なくなる
ひとり暮らし歴20年の佐々木さん。たくさんの失敗から学び、行き着いたのが、必要以上に物を持たない「ミニマリストの暮らし」なのだそう。
ひとり暮らしの限られたスペースの中で快適に過ごすには「物を持ちすぎない事」が大切です。ひとり暮らしは家事もひとりでやらなくてはなりません。「ミニマリストで始めるひとり暮らし:心がまえ編」では、物が少なければ、それだけ掃除の準備も手間もかからず、余った時間を自分の好きな事に使えるとメリットを紹介しています。
ひとり暮らし歴20年の佐々木さん。たくさんの失敗から学び、行き着いたのが、必要以上に物を持たない「ミニマリストの暮らし」なのだそう。
ひとり暮らしの限られたスペースの中で快適に過ごすには「物を持ちすぎない事」が大切です。ひとり暮らしは家事もひとりでやらなくてはなりません。「ミニマリストで始めるひとり暮らし:心がまえ編」では、物が少なければ、それだけ掃除の準備も手間もかからず、余った時間を自分の好きな事に使えるとメリットを紹介しています。
優秀な色「白」を取り入れる
ミニマリストのインテリア実例を見ると、どれも「白」を基調とした部屋づくりをしていることに気がつくことでしょう。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:心がまえ編」の中で、佐々木さんは「白はとても優秀な色で、圧迫感や雑然とした雰囲気を消し、明るくすっきりとした印象に見せてくれます。無意識にこの清廉な雰囲気を壊さないようにと感じるため、余計なものを買わなくなり、整理整頓が習慣化するという効果もあります」と、白を取り入れた暮らしをする理由を説明しています。
ミニマリストのインテリア実例を見ると、どれも「白」を基調とした部屋づくりをしていることに気がつくことでしょう。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:心がまえ編」の中で、佐々木さんは「白はとても優秀な色で、圧迫感や雑然とした雰囲気を消し、明るくすっきりとした印象に見せてくれます。無意識にこの清廉な雰囲気を壊さないようにと感じるため、余計なものを買わなくなり、整理整頓が習慣化するという効果もあります」と、白を取り入れた暮らしをする理由を説明しています。
最低限必要なのはベッドとテーブルだけ
ミニマリストになるためには、家具は厳選したいもの。一体、何を購入したら良いのでしょうか。佐々木さんの答えは極めて明快。「最低限必要な家具は、ベッドとテーブルだけ」だそう。
「何はなくとも、ベッドとテーブルは用意しておきたいところです。この2つさえあれば、たとえ引っ越しの荷物が片付いていなくても、きちんとした生活を送ることができるからです」
ミニマリストになるためには、家具は厳選したいもの。一体、何を購入したら良いのでしょうか。佐々木さんの答えは極めて明快。「最低限必要な家具は、ベッドとテーブルだけ」だそう。
「何はなくとも、ベッドとテーブルは用意しておきたいところです。この2つさえあれば、たとえ引っ越しの荷物が片付いていなくても、きちんとした生活を送ることができるからです」
ベッド下収納を活用する
収納スペースがほとんどない部屋では、ベッド下の収納力が重要なカギになります。チェスト付きのベッドも便利ですし、脚のあるベッドなら収納ケース利用して効率よく収納することもできます。
ロフトベッドは、高い位置にあるベッドの下の空間をたっぷり活用できる優秀アイテム。収納はもちろん、デスクコーナーやソファコーナーもつくれるのが魅力です。日本の市販品でも、木製のしっかりとしたつくりのものが見つかります。
その他のベッドやテーブルについて知りたい方は「ミニマリストで始めるひとり暮らし:家具選び編」を参考にしてみましょう。
収納スペースがほとんどない部屋では、ベッド下の収納力が重要なカギになります。チェスト付きのベッドも便利ですし、脚のあるベッドなら収納ケース利用して効率よく収納することもできます。
ロフトベッドは、高い位置にあるベッドの下の空間をたっぷり活用できる優秀アイテム。収納はもちろん、デスクコーナーやソファコーナーもつくれるのが魅力です。日本の市販品でも、木製のしっかりとしたつくりのものが見つかります。
その他のベッドやテーブルについて知りたい方は「ミニマリストで始めるひとり暮らし:家具選び編」を参考にしてみましょう。
ベッドはソファとして使える
ひとり暮らしの生活に慣れてくると、欲しくなるのがソファーではないでしょうか。しかし、佐々木さんはミニマリストで始めるひとり暮らし:家具選び編」で「クッションがあれば、ベッドがソファになる」と教えてくれます。
マルチカバーをかけて、大小のクッションを並べるだけで、お気に入りのコーナーになるはず。さまざまなサイズのクッションを並べて、クッションの間に埋もれるようにもたれかかれば、ソファ以上の心地よさになります。
ひとり暮らしの生活に慣れてくると、欲しくなるのがソファーではないでしょうか。しかし、佐々木さんはミニマリストで始めるひとり暮らし:家具選び編」で「クッションがあれば、ベッドがソファになる」と教えてくれます。
マルチカバーをかけて、大小のクッションを並べるだけで、お気に入りのコーナーになるはず。さまざまなサイズのクッションを並べて、クッションの間に埋もれるようにもたれかかれば、ソファ以上の心地よさになります。
本は一定量だけを持つ
本好きな人は本がどんどん増えていくのが悩みなのでは?
本は収納する場所が大きければ大きいほど増えていくもの。本棚があれば本棚を埋めるまで詰めてしまうのが本好きの習性です。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:家具選び編」の中では、「本はボックスやかごに入れ、一定量だけを持つ」ことを提案しています。
何度も読み返すお気に入りだけをかごやボックスなど入れ、入らなくなってきたら整理する習慣をつけましょう。こうすると、本当に好きな本だけが手元に残っていきます。
本好きな人は本がどんどん増えていくのが悩みなのでは?
本は収納する場所が大きければ大きいほど増えていくもの。本棚があれば本棚を埋めるまで詰めてしまうのが本好きの習性です。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:家具選び編」の中では、「本はボックスやかごに入れ、一定量だけを持つ」ことを提案しています。
何度も読み返すお気に入りだけをかごやボックスなど入れ、入らなくなってきたら整理する習慣をつけましょう。こうすると、本当に好きな本だけが手元に残っていきます。
鍋とフライパンはサイズ違いで2個ずつあれば充分
ひとり暮らしの部屋のキッチンは決して広くはないでしょう。だからこそ、毎日の料理で使う道具は厳選したいものですね。佐々木さんがオススメするのは、毎日使う鍋類は奮発して、機能とデザインに優れたものを選ぶこと。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:キッチン編」では、「かなり料理が好きな人でも、鍋とフライパンはサイズ違いで2個ずつあれば充分」と紹介しています。直径20cmの鋳物鍋(〈ル・クルーゼ〉や〈ストウブ〉、〈バーミキュラ〉など)と16cmの雪平鍋など、4cm間隔で揃えれば、どんな料理を作るのにもほぼ困りません。雪平鍋はお湯を沸かすやかん代わりにも使えます。
ひとり暮らしの部屋のキッチンは決して広くはないでしょう。だからこそ、毎日の料理で使う道具は厳選したいものですね。佐々木さんがオススメするのは、毎日使う鍋類は奮発して、機能とデザインに優れたものを選ぶこと。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:キッチン編」では、「かなり料理が好きな人でも、鍋とフライパンはサイズ違いで2個ずつあれば充分」と紹介しています。直径20cmの鋳物鍋(〈ル・クルーゼ〉や〈ストウブ〉、〈バーミキュラ〉など)と16cmの雪平鍋など、4cm間隔で揃えれば、どんな料理を作るのにもほぼ困りません。雪平鍋はお湯を沸かすやかん代わりにも使えます。
冷蔵庫は「冷やせる収納」
キッチンで一番必要な家電といえば、冷蔵庫。ミニマリストの生活のためには、小さい冷蔵庫を買おうと考えるかもしれませんが、佐々木さんは、ミニマリストこそ少し大きな冷蔵庫を使うことを提唱しています。その理由は、冷蔵庫は「冷やせる収納」と考えるため。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:キッチン編」では、醤油などの調味料類、お米、小麦粉、乾物など、冷蔵庫に入れておいたほうがいいものを紹介しています。
キッチンで一番必要な家電といえば、冷蔵庫。ミニマリストの生活のためには、小さい冷蔵庫を買おうと考えるかもしれませんが、佐々木さんは、ミニマリストこそ少し大きな冷蔵庫を使うことを提唱しています。その理由は、冷蔵庫は「冷やせる収納」と考えるため。
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:キッチン編」では、醤油などの調味料類、お米、小麦粉、乾物など、冷蔵庫に入れておいたほうがいいものを紹介しています。
最初に揃える食器は自分用だけ
ミニマリスト的食器の揃え方についてもお伝えしましょう。ひとり暮らしを始めるとき、最初に揃える食器は自分用だけでOKです。
1人分の食器は、重ねて収納すればこんなにコンパクト。これなら、ひとり暮らしの小さなミニマルキッチンでも、収納場所に困りません。
その他、キッチンの収納方法については、「ミニマリストで始めるひとり暮らし:キッチン編」を参考にしてください。
ミニマリスト的食器の揃え方についてもお伝えしましょう。ひとり暮らしを始めるとき、最初に揃える食器は自分用だけでOKです。
1人分の食器は、重ねて収納すればこんなにコンパクト。これなら、ひとり暮らしの小さなミニマルキッチンでも、収納場所に困りません。
その他、キッチンの収納方法については、「ミニマリストで始めるひとり暮らし:キッチン編」を参考にしてください。
持ち物は必要かどうかを吟味
ひとり暮らしの生活の中でどんどん増えていくのは、日用品のストックではないでしょうか。災害時の事も考え、少し多めの買っておく人もいると思います。
佐々木さんは「ミニマリストで始めるひとり暮らし:日用品編」の中で、ミニマリストになるためには、「ひとつひとつ、必要かどうかをチェックしながら、自分なりのルールを決めていくといいでしょう。自分の持ち物には、日用品たりとも決して妥協しないことが大切です」と提案しています。
ひとり暮らしの生活の中でどんどん増えていくのは、日用品のストックではないでしょうか。災害時の事も考え、少し多めの買っておく人もいると思います。
佐々木さんは「ミニマリストで始めるひとり暮らし:日用品編」の中で、ミニマリストになるためには、「ひとつひとつ、必要かどうかをチェックしながら、自分なりのルールを決めていくといいでしょう。自分の持ち物には、日用品たりとも決して妥協しないことが大切です」と提案しています。
しまえるものは、なるべくしまう
最後に、ミニマリストの収納術をご紹介しましょう。
ミニマリストの収納の基本は「しまえるものは、なるべくすべてしまうこと」です。出しておいてもいいのは、毎日頻繁に使うものだけ。収納スペースは限られているので、収納グッズの選び方や使い方が大きなポイントになります。
最後に、ミニマリストの収納術をご紹介しましょう。
ミニマリストの収納の基本は「しまえるものは、なるべくすべてしまうこと」です。出しておいてもいいのは、毎日頻繁に使うものだけ。収納スペースは限られているので、収納グッズの選び方や使い方が大きなポイントになります。
引き出しの中はトレーやボックスで仕切る
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:収納編」の記事では、収納に関して佐々木さんが詳しく紹介しています。この中から、"見えないけれどもスッキリさせたい"引きだしの収納についてご紹介しましょう。
引き出しの中は、トレーやボックスを使って仕切ると使い勝手がよくなります。「トレーを買うときは、引き出しサイズに切った新聞紙などを持っていくと便利です。新聞紙の上にトレーを並べて置いていけば、何個買えばいいかがわかります」と佐々木さん。簡単ですが便利なアイデアですね!
「ミニマリストで始めるひとり暮らし:収納編」の記事では、収納に関して佐々木さんが詳しく紹介しています。この中から、"見えないけれどもスッキリさせたい"引きだしの収納についてご紹介しましょう。
引き出しの中は、トレーやボックスを使って仕切ると使い勝手がよくなります。「トレーを買うときは、引き出しサイズに切った新聞紙などを持っていくと便利です。新聞紙の上にトレーを並べて置いていけば、何個買えばいいかがわかります」と佐々木さん。簡単ですが便利なアイデアですね!
以上、ミニマリストになるための心がまえ、家具、キッチン、日用品、収納ポイントをお伝えしました。新生活のご参考にしてみてください。
佐々木さんのミニマリストシリーズはこちら
佐々木さんのミニマリストシリーズはこちら
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何でも初めての時は、実家に習ってとか
あこがれのインテリア雑誌を参考にして
など、誰かの真似から始まるようですね
なので新たに購入するモノも
「それまで実家で使っていたから」とか
「見た目がカワイイ、カッコいい」で
買ってしまいがちです。
もちろん!やっと手にした自由なので
前述のような理由で手にするのも良いのですが、もう少し考慮してほしい事があります!
それは
『自分にとって本当に使いやすいか?』
『どれとどれは兼用出来る』など
モノを持つ基準や量を自制すること。
収納用品を購入する際には
“○○をしまうから、
収納の大きさはこの大きさ”
というように、入れるモノが決まってから購入する。
(その時、ジャストサイズではなく収納に対するモノの量は7割で考えます)
また、見せる収納は【魅せる収納】!✨
使い勝手の上に見た目を加味して選ぶと
自分らしさを演出出来ます。
せっかくの1人暮らし!
お気に入りに囲まれた暮らしを
満喫してくださいね。
整理収納アドバイザー 村瀬千秋