ペットとの暮らしで大切にしたい整理収納ルール
ペットとの毎日に必要なグッズをリストアップすると意外と多いことに驚くはず。片付いた空間でペットとの時間を楽しみましょう。
栗原晶子|Akiko Kurihara
2018年8月14日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
犬や猫を主とするペットとの暮らしは、ブームと呼ばれる一時的人気ではなく、共生する家族の一員との暮らしとして定着しました。一般社団法人ペットフード協会による「2017年全国犬猫飼育実態調査」による犬猫の主な飼育場所を見ると、室内での飼育は犬猫ともに約85%にのぼる今、ペットとの快適な暮らしのために心がけたい整理収納をポイント別にご提案します。
1. 食事を用意する場所と与える場所は近くに
どんなペットにも食事のルールがあります。一日何回という回数ルール、どんな種類(質)のものを与えるのか、そしてどこで食べさせるのかです。飼い主側として考慮したいのは、食事を与える場所と食事を用意する場所を近くに設定することです。
どんなペットにも食事のルールがあります。一日何回という回数ルール、どんな種類(質)のものを与えるのか、そしてどこで食べさせるのかです。飼い主側として考慮したいのは、食事を与える場所と食事を用意する場所を近くに設定することです。
缶詰のペットフードをあげるのが日常なら、缶を洗って分別ごみに出すことになりますし、食べ終わった器を洗うという作業も必要ですので、シンクがある水回りの近くが便利と考えられます。用意して食事をあげる場所までの動線が長いと、可愛いペットに関することでも面倒に感じてしまうということになりかねません。用意する場所と与える場所が近いことが理想です。また多少離れている場合も、極力間に障害物を置かないようにして、動線をよくすることを意識しましょう。
2. ストックは用意する場所の近くに
ペットフードのストックは、用意する場所の近くに定位置を作るとよいでしょう。自分たちの食材のストック場所(冷蔵庫やパントリー)とキッチンの位置関係をみれば当たり前のことのようですが、案外ペット用の食品ストックは、場所が決まっていなかったり、たまたまスペースが空いていた棚に置いていたりするケースがみられます。残りを冷蔵庫内に保管するときは専用ケースを設けて、庫内にも定位置を作りましょう。
ペットフードのストックは、用意する場所の近くに定位置を作るとよいでしょう。自分たちの食材のストック場所(冷蔵庫やパントリー)とキッチンの位置関係をみれば当たり前のことのようですが、案外ペット用の食品ストックは、場所が決まっていなかったり、たまたまスペースが空いていた棚に置いていたりするケースがみられます。残りを冷蔵庫内に保管するときは専用ケースを設けて、庫内にも定位置を作りましょう。
3. ストックは一ヵ所にまとめる
インターネットでペットフードを購入する家庭は前年より増えています。またディスカウントストアやホームセンターを利用する家庭も66.8%と依然多く、これはペットフードを一度にまとめて購入する例が多いことを示しています。まとめて購入したものは、いつもの定位置には置ききれないため、玄関収納や納戸など、別の場所にストックするケースも出てきます。その場合は、専用の置き場所を確保します。そして、在庫が減ってそのスペースに空きができても、そこにはほかのものを置かないルールをつくりましょう。そうすれば、在庫管理が明確になり、買い過ぎや買い忘れを防げます。「この段のストックがなくなったら追加購入する」といった、購入サイクルができれば、収納そのものも煩雑にならずに済みます。
インターネットでペットフードを購入する家庭は前年より増えています。またディスカウントストアやホームセンターを利用する家庭も66.8%と依然多く、これはペットフードを一度にまとめて購入する例が多いことを示しています。まとめて購入したものは、いつもの定位置には置ききれないため、玄関収納や納戸など、別の場所にストックするケースも出てきます。その場合は、専用の置き場所を確保します。そして、在庫が減ってそのスペースに空きができても、そこにはほかのものを置かないルールをつくりましょう。そうすれば、在庫管理が明確になり、買い過ぎや買い忘れを防げます。「この段のストックがなくなったら追加購入する」といった、購入サイクルができれば、収納そのものも煩雑にならずに済みます。
4. 買い方、もらい方に気をつける
ペットフードも新製品が出れば気になるものです。しかし、購入したはいいが飼っている愛犬・愛猫はまったく食べない種類があるというエピソードは飼い主からよく聞きます。初めてのものはお得な値段につられて大量に買わずに、お試しサイズやお試し個数で様子を見るのも無駄を出さないためのポイントです。また、同様の理由で人にあげたり、もらったりするときも量に気をつけましょう。
ペットフードも新製品が出れば気になるものです。しかし、購入したはいいが飼っている愛犬・愛猫はまったく食べない種類があるというエピソードは飼い主からよく聞きます。初めてのものはお得な値段につられて大量に買わずに、お試しサイズやお試し個数で様子を見るのも無駄を出さないためのポイントです。また、同様の理由で人にあげたり、もらったりするときも量に気をつけましょう。
5. トイレ用品はお掃除セットを一緒に収納
食事と共にペットの暮らしに必ずつきものなのが、排せつです。ペットシーツは室内飼育には欠かせないアイテムです。食事のストック同様、使う場所の近くに収納するのが便利です。使用済みのものを捨てるための袋や、シーツ交換の際に使うウエットタオルやおむつ、専用クリーナーなどもセットにしておくとシーツ替えの作業を短時間で済ませることができます。蓋つきボックスといった専用の収納場所にまとめてしまいましょう。
食事と共にペットの暮らしに必ずつきものなのが、排せつです。ペットシーツは室内飼育には欠かせないアイテムです。食事のストック同様、使う場所の近くに収納するのが便利です。使用済みのものを捨てるための袋や、シーツ交換の際に使うウエットタオルやおむつ、専用クリーナーなどもセットにしておくとシーツ替えの作業を短時間で済ませることができます。蓋つきボックスといった専用の収納場所にまとめてしまいましょう。
6. リビングに収納したいペット用品
ボール、犬用の噛んで遊ぶおもちゃ、猫用の爪とぎやねこじゃらし、おやつなどはリビングで使うことが多いのではないでしょうか。おもちゃや雑貨はペット用品の中でも形や大きさがさまざまですが、例えばテレビ台の一区画や、ソファ横など、使う場所の近くに専用スペースを設けましょう。リビングに限らず複数の場所で使用するなら、持ち運びしやすい取っ手付きのケースを選ぶとよいでしょう。
ボール、犬用の噛んで遊ぶおもちゃ、猫用の爪とぎやねこじゃらし、おやつなどはリビングで使うことが多いのではないでしょうか。おもちゃや雑貨はペット用品の中でも形や大きさがさまざまですが、例えばテレビ台の一区画や、ソファ横など、使う場所の近くに専用スペースを設けましょう。リビングに限らず複数の場所で使用するなら、持ち運びしやすい取っ手付きのケースを選ぶとよいでしょう。
7. お散歩グッズは玄関に
お散歩に連れて行くペットを飼っているなら、排せつ処理用のスコップやゴミ袋、リードなど、お散歩グッズ一式をセットにして、玄関に収納しておきましょう。カッパや上着、帽子といった飼い主の散歩グッズも一緒に収納するといいですね。シューズクローゼットの中に置いたり、バッグに入れてフックに引っ掛けておくのも便利です。
お散歩に連れて行くペットを飼っているなら、排せつ処理用のスコップやゴミ袋、リードなど、お散歩グッズ一式をセットにして、玄関に収納しておきましょう。カッパや上着、帽子といった飼い主の散歩グッズも一緒に収納するといいですね。シューズクローゼットの中に置いたり、バッグに入れてフックに引っ掛けておくのも便利です。
8. ファッション雑貨は定期的に見直しを
ペットのおしゃれを楽しむアイテムもたくさんあります。片付けられないアイテム第一位と言われる洋服は、ペット関連に関しても同様で、人間のそれと比べて小さくてあまりかさばらないからという理由で、ついついたくさん持っている人も多いのではないでしょうか。見た目が可愛くても、犬猫自身がサイズが合わない、着心地が悪くて気に入らないものがあるはず。定期的に見直しをして、着ない服、使わないものは手放しましょう。
ペットのおしゃれを楽しむアイテムもたくさんあります。片付けられないアイテム第一位と言われる洋服は、ペット関連に関しても同様で、人間のそれと比べて小さくてあまりかさばらないからという理由で、ついついたくさん持っている人も多いのではないでしょうか。見た目が可愛くても、犬猫自身がサイズが合わない、着心地が悪くて気に入らないものがあるはず。定期的に見直しをして、着ない服、使わないものは手放しましょう。
犬や猫、そのほかのペットに関するものの整理収納は、私たち人の暮らしで必要とされる整理収納のポイントと共通することに気づかれたでしょうか。ペットは大切な家族の一員。だからこそ、本当に必要なものを使いやすく整理収納して揃えておくことが、健やかでより楽しいペットとの暮らしを実現するのです。
参考資料
一般社団法人ペットフード協会
「2017年全国犬猫飼育実態調査」
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食事の場所であるゲージの隣にテレビボードを設置、その引き出しの一つに
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引き戸は自分で開けることがありますが、ちょっとキツめの引き出しには
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棚も利用して、壁にはキャットウォークを取り付けてあります。
たまに起きる、小さな階段でのすれ違い攻防を見て楽しんでいます。
ran komaさん、コメントとお写真ありがとうございます。
ゲージの隣の引き出しにエサをストック! 動線バッチリですね。
棚使いとキャットウォークもいいですね~。楽しそうに行き交うネコさんたちの姿が目に浮かびます。これからも素敵なにゃんライフを!