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キッチンにワークスペースを作ろう
忙しい主婦の方々へ。PCはどこに置いていますか? ちょっと意外かもしれませんが、キッチンにPCを置いて小さなワークスペースを作る提案、写真を見ながら読み進んでいくと思わず納得!です。
Nayo Suzuki
2015年4月4日
ライター&エディター。建築・インテリアを学んだ後、インテリアデコレーターとして働きながら、インテリアのライター業をスタート。現在はライター&エディター業に専念し、雑誌のインテリアページ、カタログ、書籍などを手がける。趣味はインテリアとアート鑑賞。
ライター&エディター。建築・インテリアを学んだ後、インテリアデコレーターとして働きながら、インテリアのライター業をスタート。現在はライター&エディター業に専念し、雑誌のインテリアページ、カタログ、書籍などを手がける... もっと見る
今やPCのない生活は考えられません。インターネットでニュースを見たり、メールをチェックしたり、料理のレシピをチェックしたり…主婦の方にとっても欠かせない存在ですね。そこで問題となるのがどこに置くのか。ついダイニングのテーブルで…などという方も多いのではないでしょうか? 食事のたびに片づけて、もしくはPCが置かれたままのテーブルで食事をしている…なんてことも。家事と家事との間のすき間時間をやりくりしている主婦には、いちいち書斎に行ってPCをチェックしている暇などありません。料理をしながら、洗濯の合い間にと家事動線の延長にPCをチェックできるスペースを確保できるのが理想的。子どもの学校関係の書類や家の雑多な書類の収納スペースも兼ね、主婦の城であるキッチンにワークスペースを作ってみるのはいかがでしょう。
まずは夢のようなキッチン&ワークスペースをご紹介。こんな広々とした使いやすそうなキッチンなら、ワークスペースもゆったり確保できますね。まさに主婦の城! 飾り棚と収納を兼ねたワークスペースは家事が楽しくなりそうです。
キッチンの面材と統一したコンパクトなワークスペース。椅子やランプはメタリック素材にし、全体をグレイッシュなトーンでまとめています。住み手のセンスを感じるスッキリと洗練されたスペース。こんな小さなスペースでは、あまり色を多用しないのもコツです。
人造大理石製のキッチンのワークトップを、そのままワークスペースの机の天板として用い、キッチンカウンターと繋げて作っています。少し奥まったコージーなスペースは居心地もよさそう。光を受けて光るガラスタイルを壁材として選び、インテリアのポイントにしています。
こちらも同じ、白い人造大理石の天板で作ったキッチン脇のデスク。壁材もガラスタイルを選んで、キッチンの一角らしく。お料理好きの住み手の方の、クックブックのコレクションが造り付けの本棚に。ワインセラーも見えますね。
幅1m前後のコンパクトなワークスペースですが、目の前に窓があることで、開放感が抜群。気持ちよく作業ができそうです。家事の合い間の少しの時間にも、PCをチェックしたり、窓の外の景色を見て気分転換できますね。
とかく大量の書類や資料で、ワークスペースが片付かない人は、写真のようにシャッターで隠せるようにしてしまうのも手です。たとえ机の上が書類の山になっていても、シャッターを閉めればスッキリ。人が来ても慌てることもありません。
キッチンの収納の横に机とベンチを作った例。ベンチの下は収納になっているのでしょうか。こんなしかけがあれば、キッチンに自然と人が集まってきますね。キッチンの扉と同じ温かみのある天然木で、机やベンチの座面を統一している点も参考になります。
ワークスペースとキッズスペースを兼ねて作ってしまう手も。キッチンの横に配置すれば、キッズテーブルでおやつを食べたり、お絵かきをしたりする子どもの様子を見ながら、料理を作ったり、PCをチェックしたりできます。家族がいつも一緒にいられるこんなプラン、子育て真っ最中のご家庭はぜひ!
スペースの都合上、机の奥行きがあまり取れない場合は、ディスプレイを壁掛けタイプにしてしまうのも一案です。サイドの壁をコルクボードにして、メモや写真、カード、子どもの作品などを貼れるようにするのも真似したいアイデア。
ワークスペースの前の壁を黒板塗装にしてしまうのも名案です。家族との連絡事項に、買い物リスト、電話のメモなどいろいろと活用できそう。家族のコミュニケーションツールとしても一役買うのではないでしょうか。
ワークスペースの壁は、前述したコルクや黒板の他にも、マグネット塗装などピンナップボードとして活用できるような素材・塗装にするのがおすすめです。備忘録として使うだけでなく、好きな写真やカードを飾ることで、暮らしに彩りが生まれます。
インテリア的には悩ましいPCとの共存ですが、たいていの主婦が一番長く過ごすキッチンのそばに専用のスぺ―スを設けることで、効率よく、スッキリと暮らすことができます。
インテリア的には悩ましいPCとの共存ですが、たいていの主婦が一番長く過ごすキッチンのそばに専用のスぺ―スを設けることで、効率よく、スッキリと暮らすことができます。
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