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ガーデニングと整理収納の意外な共通点とは?
庭やベランダで、ガーデニングを楽しむシーズンがやってきました。野菜や果実の収穫のために必要なことと、整理収納のノウハウに共通するポイントを探ります。「たっぷり収穫」と「すっきり収納」を手に入れてみませんか。
栗原晶子|Akiko Kurihara
2016年5月14日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
トマト、キュウリ、ゴーヤー、ナス、スイカなど、園芸店の店先には夏野菜の苗が並んでいます。夏の収穫をめざして、庭やベランダでガーデニングを楽しむ方も多いのではないでしょうか。
プロが教える栽培の手順やコツは、雑誌やインターネットサイトなどで知ることができますし、栽培経験のある方のレクチャーを受けるのも有効です。手順やコツがあって、プロのレクチャーを受けるのも有効……、これは何かに似ていると考えたとき、意外にも共通点が多かったのは、「ガーデニングと整理収納」でした。具体的に見ていきましょう。
プロが教える栽培の手順やコツは、雑誌やインターネットサイトなどで知ることができますし、栽培経験のある方のレクチャーを受けるのも有効です。手順やコツがあって、プロのレクチャーを受けるのも有効……、これは何かに似ていると考えたとき、意外にも共通点が多かったのは、「ガーデニングと整理収納」でした。具体的に見ていきましょう。
何を育てる? 何を片付ける?
ガーデニングを始める際、種から育てるのか、苗から育てるのか、また、どのような種類を何株くらい栽培するのか、条件に合わせたおおよその栽培計画が必要です。プランターで育てる場合、直植えする場合という選択もありますし、栽培用の土は購入するのか、土づくりから始めるかなどで、必要な道具や材料も変わってきます。
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ガーデニングを始める際、種から育てるのか、苗から育てるのか、また、どのような種類を何株くらい栽培するのか、条件に合わせたおおよその栽培計画が必要です。プランターで育てる場合、直植えする場合という選択もありますし、栽培用の土は購入するのか、土づくりから始めるかなどで、必要な道具や材料も変わってきます。
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一方、部屋の片付け・整理収納の場合は、片付けたい場所、気になっている収納ポイントを決めるところからスタートです。自分で片付けをするにしても、プロのアドバイザーを呼ぶにしても、どこをどのようにしたいのかをまずはイメージすることが必要です。憧れの部屋を思い描くためにインテリアの写真を検索してみたり、具体的に整理収納したいモノや場所を決めます。片付け始める前に、まず収納用品を購入したくなる人もいますが、「何を片付けるか」が先決です。
育てる条件、収納する条件
場所が決まり苗を植え付ける段階で気をつけなくてはいけないことは、スペース(間隔)を空けることです。どんなに良い苗でも、良い土を用意しても、密植しては生育に影響が出てしまいます。苗の特性を知り、理想の環境で生育させるためのスペースをとります。一日を通して日当たりの具合を把握しておくなどの生育条件の把握も必要です。
場所が決まり苗を植え付ける段階で気をつけなくてはいけないことは、スペース(間隔)を空けることです。どんなに良い苗でも、良い土を用意しても、密植しては生育に影響が出てしまいます。苗の特性を知り、理想の環境で生育させるためのスペースをとります。一日を通して日当たりの具合を把握しておくなどの生育条件の把握も必要です。
モノを整理収納する際にも、スペースの把握は重要です。例えば本棚を置くとしたら、その場所の日当たりや湿気など、環境の向き不向きを検討する必要があります。使いやすい配置であるか、安全面は考慮されているかなど、条件を考慮しなくてはなりません。また、すでにモノを収納している場所であれば、中身をすべて取り出して、本来のスペース(サイズ)を改めて確認することも必要です。
大切なのは厳選すること
栽培がスタートすると、植物をよく観察しながら水やりや追肥をしていきます。雑草が生えれば抜き、天気を気にかける。文字通り手間をかけることが必要となります。それ自体を楽しむのがガーデニングの醍醐味ともいえるでしょう。芽が伸びたり、葉が茂ってくれば愛おしいと感じることもあるのではないでしょうか。
ここから大切な作業のひとつが「芽かき」という作業です。新芽をそのまま生やし続けると、栄養が分散してしまい、結果的に実が大きくならないなど生育に問題が出てきます。枝やつるの先端を摘む「摘芯」や、余分な実をつみ取る「摘果」も同様に行いたい作業です。厳選することで、結果的に大きな実をつけたり、花をたくさん咲かせることができるのです。
栽培がスタートすると、植物をよく観察しながら水やりや追肥をしていきます。雑草が生えれば抜き、天気を気にかける。文字通り手間をかけることが必要となります。それ自体を楽しむのがガーデニングの醍醐味ともいえるでしょう。芽が伸びたり、葉が茂ってくれば愛おしいと感じることもあるのではないでしょうか。
ここから大切な作業のひとつが「芽かき」という作業です。新芽をそのまま生やし続けると、栄養が分散してしまい、結果的に実が大きくならないなど生育に問題が出てきます。枝やつるの先端を摘む「摘芯」や、余分な実をつみ取る「摘果」も同様に行いたい作業です。厳選することで、結果的に大きな実をつけたり、花をたくさん咲かせることができるのです。
整理収納で大事なことも厳選です。「安いから」と必要以上に買った食材が使い切れなかったり、「念のため」で同じものをいくつも保有しているとどうなるでしょう。結果的にムダを出してしまったり、片付けにくい原因を増やしてしまうことになるのです。厳選することで、使いやすい、片付けやすい、そして見た目もスッキリするという、暮らしの中に実りが生まれるわけです。
わが家では数年前からイチジクを栽培しているのですが、昨年は実はたくさんつけるものの、完熟した実の収穫には至りませんでした。改めて、栽培のプロに尋ねてみたところ、「芽かき」がしきれていなかったことがわかりました。たくさん収穫しようと欲をかいたことが招いた結果でした。
「芽かき」は、栄養分を集中させることに加え、風通しをよくするためにも必要で、特に根元の近くに葉が密集しているとよくないのだとか。風通しが良くなれば、見た目もスッキリして、植物にとって快適な環境を生み出せる。これもやはり片付けられ、整理収納できている部屋と共通している気がしませんか。
ガーデニングで収穫した野菜や果物を、整ったキッチンで調理し、居心地の良い部屋で食する。手間をかけるなら、こんな暮らしがいいですね。
教えてHouzz
ガーデニングや整理収納のコツをご存じでしたら、コメントで共有してください。記事のご感想もぜひ!
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