エクステリア照明をセンスよく機能的に配灯するコツは?
家の外観を彩るエクステリアの照明。デザイン的にも機能面にも効果的なライティングを考えます。
本田綾子|Ayako Honda
2018年3月29日
フリーランスのライター。ドイツ・ライプツィヒ在住。
宅地建物取引主任者、照明コンサルタント、リビングスタイリスト2級取得。
まちづくり設計事務所、住宅設備メーカーの経験を経て、建物だけでなくその奥にある人の暮らしにも興味を持つ。執筆分野は、インテリア、住宅、不動産、移住、まちづくり、旅など様々。人、モノ、場所など、暮らしに入り込んだ取材・執筆が得意。
取材先で出会った人と、元々の建築好きの影響から、国内だけでなく海外で暮らしてみたいと思うようになり数ヶ国のまちや家に住まう。現在は大好きなまち、ヨーロッパをメインに活動。
■サービス内容
● 雑誌やウェブサイトでのライティング、取材、翻訳(英→日)
● 留学・移住サポート、コンサルティング
●日本文化や生産物の海外PR、SNS発信
フリーランスのライター。ドイツ・ライプツィヒ在住。
宅地建物取引主任者、照明コンサルタント、リビングスタイリスト2級取得。
まちづくり設計事務所、住宅設備メーカーの経験を経て、建物だけでなくその奥にある人の暮らしにも興味を持つ。執筆分野は、インテリア、住宅、不動産、移住、まちづくり、旅など様々。人、モノ、場所など、暮らしに入り込んだ取材・執筆が得意。
取材先で出会った人と、元々の建築好きの影響から、国内だけでなく海外で暮らしてみたいと思うようになり数ヶ国のまちや家に住まう。現在は大好きなまち、ヨーロッパをメインに活動。
■サービス内容
●... もっと見る
屋外の照明は、暗がりの中を照らす分、その効果が見た目にも大きく現れます。そのため光をどう照らすかをしっかりと考慮して配灯する必要があるでしょう。エクステリア照明は、光の当たり方によって建物の存在感を示したり、お客様を迎えたりできるうえに、周囲を明るくすることで防犯面などの機能も兼ね揃えます。今回はエクステリア照明をセンスよく配灯するコツを解説します。
家の屋外もきちんと照明計画を
照明計画は家の中がメインになりがちですが、そこで終わりではありません。屋外の照明は外から見たときの家の印象に大きく影響します。忘れずに屋外まで、照明計画を練りましょう。
こちらもあわせて
初心者のための、照明選びの基本3ステップ
照明計画は家の中がメインになりがちですが、そこで終わりではありません。屋外の照明は外から見たときの家の印象に大きく影響します。忘れずに屋外まで、照明計画を練りましょう。
こちらもあわせて
初心者のための、照明選びの基本3ステップ
明るく出迎えてくれるポーチ灯
玄関のポーチ灯は、家の顔とも言えるでしょう。そのため、明るくしてお客様を出迎えたくなりますが、玄関があまり明るいと室内に入ったときに薄暗く感じてしまいます。一般的な住宅の広さであれば、60W相当の明るさ1、2灯を配灯すれば十分です。
玄関のポーチ灯は、家の顔とも言えるでしょう。そのため、明るくしてお客様を出迎えたくなりますが、玄関があまり明るいと室内に入ったときに薄暗く感じてしまいます。一般的な住宅の広さであれば、60W相当の明るさ1、2灯を配灯すれば十分です。
デザインのあるポーチ灯
家のデザインに合わせて、同じ雰囲気のポーチ灯を組み合わせてデザインするのも可愛いです。天井につけるシーリングタイプや、壁につけるブラケットタイプが多く、玄関の庇や壁に合わせて取り付けます。
家のデザインに合わせて、同じ雰囲気のポーチ灯を組み合わせてデザインするのも可愛いです。天井につけるシーリングタイプや、壁につけるブラケットタイプが多く、玄関の庇や壁に合わせて取り付けます。
上下に光の出る不透過タイプ
透過性のない不透過タイプのブラケットなら、上下に光が出て壁面を照らし、スタイリッシュな雰囲気になります。
透過性のない不透過タイプのブラケットなら、上下に光が出て壁面を照らし、スタイリッシュな雰囲気になります。
埋め込みのアッパータイプ
壁面を照らす手法としては、埋め込みのアッパータイプのダウンライトもあります。器具が見えずに光だけがスッと壁面をのびて見えるため、シンプルでモダンなイメージになります。
壁面を照らす手法としては、埋め込みのアッパータイプのダウンライトもあります。器具が見えずに光だけがスッと壁面をのびて見えるため、シンプルでモダンなイメージになります。
植栽やオブジェクトを照らして
アッパーライトで照らすなら、庭の植栽や、目立つものがあればその置物などを照らすと効果的です。バスコートなどがあれば、目線の先の木や壁を照らすだけで落ち着いた雰囲気にすることができます。
こちらもあわせて
室内で楽しむイルミネーション、人気のガーランドライトの飾り方アイデア9選
アッパーライトで照らすなら、庭の植栽や、目立つものがあればその置物などを照らすと効果的です。バスコートなどがあれば、目線の先の木や壁を照らすだけで落ち着いた雰囲気にすることができます。
こちらもあわせて
室内で楽しむイルミネーション、人気のガーランドライトの飾り方アイデア9選
家の壁面を下から照らす
窓やドアの位置などデザインを選びますが、家の壁面を直接下から照らすと、ラグジュアリーでスタイリッシュな演出ができます。開口部のない壁を見つけてうまく配置しましょう。
窓やドアの位置などデザインを選びますが、家の壁面を直接下から照らすと、ラグジュアリーでスタイリッシュな演出ができます。開口部のない壁を見つけてうまく配置しましょう。
足元灯や植栽の中に埋め込みも
足元灯や、植栽の中に照明器具を配置すると、ふんわりと周りが明るく照らされて、また違った雰囲気になります。通路がある場合は足元が見える間隔で配灯すると、夜でも安全です。
足元灯や、植栽の中に照明器具を配置すると、ふんわりと周りが明るく照らされて、また違った雰囲気になります。通路がある場合は足元が見える間隔で配灯すると、夜でも安全です。
ガレージ、駐車スペースには防水タイプを
半屋外として、ガレージや趣味部屋がある場合も多いでしょう。その場合はシャッターなどで仕切られていても、屋外用の防水タイプの照明器具の設置をおすすめします。
半屋外として、ガレージや趣味部屋がある場合も多いでしょう。その場合はシャッターなどで仕切られていても、屋外用の防水タイプの照明器具の設置をおすすめします。
ショールームのようなガレージに
車好きの方からは、ショールームのようなライティングにしたいという要望も多いです。スポット照明やスポットタイプのダウンライトで照らすことで、車に光が映り込み、ショールームのようにキラキラと車を照らすことができます。
車好きの方からは、ショールームのようなライティングにしたいという要望も多いです。スポット照明やスポットタイプのダウンライトで照らすことで、車に光が映り込み、ショールームのようにキラキラと車を照らすことができます。
海外のガーデン風のアイデア
庭にランプを複数つるすと、海外のカフェなどで目にするおしゃれな空間になります。足元を照らすまで至らない小さな光でも、雰囲気づくりの効果はてきめんです。
庭にランプを複数つるすと、海外のカフェなどで目にするおしゃれな空間になります。足元を照らすまで至らない小さな光でも、雰囲気づくりの効果はてきめんです。
陰影をつけると和風に
和風の庭の場合は、庭にある鉢植えや置物を照らしつつ、影のある部分も残して陰影を強くすると、和の庭園のような趣になります。
和風の庭の場合は、庭にある鉢植えや置物を照らしつつ、影のある部分も残して陰影を強くすると、和の庭園のような趣になります。
センサースイッチと組み合わせて
明暗センサーやタイマースイッチを合わせて使うと、自動的にスイッチをオン・オフしてくれるのでおすすめです。消し忘れ防止にもなり、電気代の節約にもなります。
エクステリアの配灯次第で、家の印象はグッと変わります。昼間とひと味違った別の顔をつくってみてはいかがでしょうか。
照明の記事をもっと読む
エクステリアの記事をもっと読む
教えてHouzz
庭やガレージのライトはどのようにしているか、みなさんの事例を教えてください。
明暗センサーやタイマースイッチを合わせて使うと、自動的にスイッチをオン・オフしてくれるのでおすすめです。消し忘れ防止にもなり、電気代の節約にもなります。
エクステリアの配灯次第で、家の印象はグッと変わります。昼間とひと味違った別の顔をつくってみてはいかがでしょうか。
照明の記事をもっと読む
エクステリアの記事をもっと読む
教えてHouzz
庭やガレージのライトはどのようにしているか、みなさんの事例を教えてください。
おすすめの記事
専門家とのやりとり
家を建てたい!まずはどうすれば良い?〜専門家の探し方〜
文/荒木康史
「専門家はどう探せば良いの?」「ハウスメーカー、工務店、建築家ってどう違うの?」など、家づくりで最初にぶつかる疑問にお答えします。
続きを読む
エコ・サステナブル
世界の専門家が注目する、サステナブルな住まいづくりのかたちとは?
今後期待されるサステナブル=持続可能なソリューションとは?Houzzで活躍する世界の専門家に伺いました。
続きを読む
専門家とのやりとり
建築家と家づくりをするメリットとは?
文/志田茂
「値段が高そう」「敷居が高い」……。建築家との家づくりは大変そうだと思っている人もいると思います。でも、唯一無二の理想の住まいを実現したいなら、建築家との家づくりはおすすめです。
続きを読む
キッチンの記事
プロに聞く、オーダーキッチンを作りたいなら知っておきたいこと
デザインと使い勝手がカスタマイズされたオンリーワンのオーダーキッチン。取り入れたいなら知っておくべきことを専門家に聞きました。
続きを読む
キッチンの記事
家事をストレスフリーに! キッチンカウンター下収納の使い方と収納アイデア
オープンタイプのキッチンが人気の今、キッチンカウンター下収納はその後の使いやすさを左右する重要な検討事項です。種類別カウンター下収納の特徴を参考に、家族が使いたくなるキッチンまわりをつくりましょう。
続きを読む
専門家とのやりとり
心地よい住まいを実現するために、自分に問うべき質問とは?
インテリアのプロたちが依頼主に、最初に投げかける質問があります。それに対する自分の答えと向き合うことで、自分と住まいとの関係をよりよく変えていきましょう。
続きを読む
和室の記事
古民家リノベーションで古き良き日本家屋の趣を楽しむには
文/安井俊夫
昔ながらの日本家屋を、現代のデザインやライフスタイルにマッチするようにリノベーションする。そのメリットとデメリット、お得になることなど、知っておいた方がよいことに関してご紹介します。
続きを読む
廊下・階段の記事
階段にはどんな種類がある?その特徴や配置の基本
文/安井俊夫
1階から2階へと移動するための単なる通路ではなく、目線の高さが変わることで感じる楽しみや快適さを感じられる階段。その種類や基本情報をご紹介いたします。
続きを読む
先日インテリアコーディネーター向けのパナソニックさんの照明講座で丁度エクステリアの照明という回があったので受講してきたばかりでした。
インテリアだけではなく、エクステリアも照明一つで生まれ変わりますよね。役立つエントリーどうもありがとうございました。