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インテリアでも桜の季節を満喫する10の方法
いよいよ待ちわびた桜の開花シーズン。部屋の中でも桜の季節ならではのわくわく気分を楽しめる、インテリアアイデアをお届けします。
takako kawaguchi
2016年3月21日
ついに桜のシーズンがやってきました! 長い冬を乗り越え、桜の枝に淡く色づいたつぼみを見つける瞬間は、格別にうれしいものです。
とはいえ、桜が咲くのはごくわずかな間だけ。せっかくですからインテリアにも桜気分を取り入れて、一年のうちでも特別な開花シーズンを24時間、楽しみ尽くそうではありませんか。ときに大胆に、ときには気軽にさりげなく、さまざまなアイデアで桜を愛で、素敵に演出している例をご紹介していきます。
とはいえ、桜が咲くのはごくわずかな間だけ。せっかくですからインテリアにも桜気分を取り入れて、一年のうちでも特別な開花シーズンを24時間、楽しみ尽くそうではありませんか。ときに大胆に、ときには気軽にさりげなく、さまざまなアイデアで桜を愛で、素敵に演出している例をご紹介していきます。
桜の枝を活けて、インテリアの主役に
まずは、桜そのものを飾ってインテリアのメインにしている例から。こちらは枝ぶりのいい桜をテーブルのセンターにディスプレイ。大きな花器にさっと活けるだけでさまになります。ここでは花器の色を暖炉やテーブルと同じこっくりしたブラウンで揃えることで、桜の淡い色味の魅力がいっそう際立ち、目線も気持ちも自然と引き寄せられます。
まずは、桜そのものを飾ってインテリアのメインにしている例から。こちらは枝ぶりのいい桜をテーブルのセンターにディスプレイ。大きな花器にさっと活けるだけでさまになります。ここでは花器の色を暖炉やテーブルと同じこっくりしたブラウンで揃えることで、桜の淡い色味の魅力がいっそう際立ち、目線も気持ちも自然と引き寄せられます。
光が届きにくいコーナーにも、大胆に活けた桜を飾ることで、俄然、空間が華やぎ、躍動感が生まれます。桜に限らず枝ものの植物は、陰影のある空間にもとてもよく映えます。
静寂に包まれた寝室の白壁を背景に、枝一本一本までが浮き上がり、桜の力強さと花姿の美しさを引き立てている例。夜には間接照明で幻想的に演出し、お花見しながら眠りにつく、そんな贅沢な楽しみ方もできそうです。
階段やエントランスの吹き抜け部分など、開放感のあるスペースでは、全方位に広がりをもたせてダイナミックにアレンジするのが正解。写真のようなラウンドテーブルの他、コンソールなどに置いて高さを出すのもおすすめです。まるで室内に桜木そのものが出現したように、枝ぶりや色づいた花を見上げる気分は格別。
ティータイムのテーブルセッティングには、愛らしいつぼみがついた一枝や花びらを取り入れてみては。おもてなしの場面では短く折って箸置きに使ったり、カトラリースタンドに一緒に立てて飾るのも一興です。
さて、ここからはリアルな枝花ではなく、他の方法でインテリアに桜のムードを呼び込んでいる例をご紹介していきます。
絵画を飾る
桜を生き生きと描き出した絵画は、本物の枝花と同じくらいの迫力と存在感があります。通年で楽しんでもいいですし、開花が近くなった頃だけ壁に掛けて季節感を出す、というのも掛け替えが手軽な絵画ならでは。こちらの例では、まるで壁にある窓から外の桜を見ているかのような、程よいサイズ感も心憎いですね。グレーがかった色づかいが、インテリアを大人っぽく格上げしてくれる役目も。
絵画を飾る
桜を生き生きと描き出した絵画は、本物の枝花と同じくらいの迫力と存在感があります。通年で楽しんでもいいですし、開花が近くなった頃だけ壁に掛けて季節感を出す、というのも掛け替えが手軽な絵画ならでは。こちらの例では、まるで壁にある窓から外の桜を見ているかのような、程よいサイズ感も心憎いですね。グレーがかった色づかいが、インテリアを大人っぽく格上げしてくれる役目も。
壁紙を桜パターンに
バスルームの壁紙に、満開に咲き誇る桜柄をチョイス。トラディショナルなタッチの絵柄と、都会的でシャイニーな色づかいが相まって、オリジナリティ豊かなスペースに。閉鎖的になりがちなバスルームやトイレに、自然を想起させる色柄を取り入れることは、明るくさわやかな空間づくりの近道です。
バスルームの壁紙に、満開に咲き誇る桜柄をチョイス。トラディショナルなタッチの絵柄と、都会的でシャイニーな色づかいが相まって、オリジナリティ豊かなスペースに。閉鎖的になりがちなバスルームやトイレに、自然を想起させる色柄を取り入れることは、明るくさわやかな空間づくりの近道です。
壁面ペイントにきらめきを添えて
子ども部屋の壁面に描かれた、ファンタスティックな桜の木。しかも花の部分には、キラリと輝くクリスタルがちりばめられているから驚きです。ここから何か素敵な物語が始まりそうな、幸福感に満ちたインテリア。
子ども部屋の壁面に描かれた、ファンタスティックな桜の木。しかも花の部分には、キラリと輝くクリスタルがちりばめられているから驚きです。ここから何か素敵な物語が始まりそうな、幸福感に満ちたインテリア。
椅子を桜色に
もっと手軽にインテリアで桜気分を楽しむ方法として、ほんのりと上品な桜ピンクのアイテムを取り入れるという手があります。たとえば椅子。ひとつ加えるだけで、室内の空気を冬から春へスイッチング可能。ドレッサーに置けば、桜をイメージしながら心躍る気分で春のメイクやおしゃれを楽しめそうですね。
椅子は1950年代の英国製。エレガントなフォルムにピンクのマットなペイントがとてもよく似合っている一脚です。
もっと手軽にインテリアで桜気分を楽しむ方法として、ほんのりと上品な桜ピンクのアイテムを取り入れるという手があります。たとえば椅子。ひとつ加えるだけで、室内の空気を冬から春へスイッチング可能。ドレッサーに置けば、桜をイメージしながら心躍る気分で春のメイクやおしゃれを楽しめそうですね。
椅子は1950年代の英国製。エレガントなフォルムにピンクのマットなペイントがとてもよく似合っている一脚です。
白やグレーのシックなインテリアにも桜色の椅子はぴったり。やわらかなピンク色は、木製家具はもちろん、鉄やガラス、モルタル、ファブリックなどさまざまな素材とも相性がよく、ほどよいアクセントになってくれます。
おだやかな陽射しを受ける窓際に置かれているのは、世界中で愛されているイームズのロッキングチェア。名作を季節感のある色で取り入れる、というのもインテリア好きらしい上級テクニック。
花びらの絨毯を連想するラグ
写真のような大きなタイプでも、もっとぐっと小さなラグでもOK。やわらかくあたたかな色が桜ムードを呼び込みます。女の子のいるご家庭では、手持ちのベビーピンクのアイテムとリンクさせるようにコーディネートすると、全体がまとまった印象に。
写真のような大きなタイプでも、もっとぐっと小さなラグでもOK。やわらかくあたたかな色が桜ムードを呼び込みます。女の子のいるご家庭では、手持ちのベビーピンクのアイテムとリンクさせるようにコーディネートすると、全体がまとまった印象に。
カーテンを淡いピンクに
やさしい春の光にとてもよく似合う、ほんのり淡いピンク色のカーテン。風をはらんで軽やかに揺れながら、一足早く花の季節を運んできてくれそう。落ち着いたトーンで透け感のあるピンクは、シャビーシックなインテリアとの相性も抜群です。
やさしい春の光にとてもよく似合う、ほんのり淡いピンク色のカーテン。風をはらんで軽やかに揺れながら、一足早く花の季節を運んできてくれそう。落ち着いたトーンで透け感のあるピンクは、シャビーシックなインテリアとの相性も抜群です。
季節の色を手軽に取り入れられるベッドリネン
手軽に取り入れられるわりに、面積が大きいので、室内のイメージがガラリと変わるのがベッドリネン。気分に合わせて日々チェンジすることもでき、ピンクのインテリアはハードルが高い、という人が初挑戦するにはぴったりです。ストライプ柄を選べば甘さが少々抑えられ、メリハリのある表情に。
手軽に取り入れられるわりに、面積が大きいので、室内のイメージがガラリと変わるのがベッドリネン。気分に合わせて日々チェンジすることもでき、ピンクのインテリアはハードルが高い、という人が初挑戦するにはぴったりです。ストライプ柄を選べば甘さが少々抑えられ、メリハリのある表情に。
桜色の小物を効かせる
こちらの写真ではオフホワイトを基調とした中に、桜を連想するピンクのクッションをポンと投入。ちょっとした小物でも全体の印象を変える力はご覧の通り大きく、スウィートで華やいだムードを醸し出しています。季節に合わせ、イエローやグリーン、ブルーなどの小物と入れ替えれば、簡単にインテリアを一新できます。
こちらの写真ではオフホワイトを基調とした中に、桜を連想するピンクのクッションをポンと投入。ちょっとした小物でも全体の印象を変える力はご覧の通り大きく、スウィートで華やいだムードを醸し出しています。季節に合わせ、イエローやグリーン、ブルーなどの小物と入れ替えれば、簡単にインテリアを一新できます。
このストックホルムの白いダイニングでも、ライトピンクは絶好のさし色に。ランプシェードのつややかなピンクが、家族の団らんの場に、花のような彩りを添えています。
明るい桜色のアートを白壁のアクセントに。明度の高いアイテムを高い位置に飾ることで、自然と目線も上がり、空間に広がりと明るさが感じられるようにもなります。
カラーを揃えた「桜コーナー」をつくる
クッションやトランク型ボックスなど、さまざまな桜色の小物を持っている方は、1か所に集合させて「桜コーナー」をつくってみてはいかがでしょう。他にもたとえば、ピンク色の表紙の絵本やステイショナリーなど、家の中にある「桜色」を見つけ出して飾るのは、きっと楽しい作業になるはずです。
家で過ごす時間も桜気分をたっぷりと堪能して、今年も素敵な春のスタートを迎えてくださいね。
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クッションやトランク型ボックスなど、さまざまな桜色の小物を持っている方は、1か所に集合させて「桜コーナー」をつくってみてはいかがでしょう。他にもたとえば、ピンク色の表紙の絵本やステイショナリーなど、家の中にある「桜色」を見つけ出して飾るのは、きっと楽しい作業になるはずです。
家で過ごす時間も桜気分をたっぷりと堪能して、今年も素敵な春のスタートを迎えてくださいね。
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