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アートギャラリーのように写真を飾る、素敵な「ファミリーウォール」のための9つのポイント
写真をアートのように壁に飾るにはコツがあります。配置方法や色の統一などテクニック的なことから写真のテーマ選びまで、9つのポイントを挙げてみました。
ブラッキン・ヘザー
2018年9月21日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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家族や思い出の写真を部屋に飾るときどんなふうに飾ればいいのか、お困りの方からアドバイスを求められることがあります。単にフレームに入れて壁にかけただけでは雑然とした感じになり、なんとなく生活感も出すぎてしまいがちですね。インテリアになじむ美しい写真の飾り方には、部屋に飾るアートを選ぶのと同じくらいのこだわりが必要です。いくつかのポイントを押さえれば、大切な家族写真が映える家の中のフォトギャラリー、素敵な「ファミリーウォール」ができ上がります。
1. どの場所にどう飾りたいか決める
写真をアートのように飾りたいなら、まず考えたいのは「どの空間でどんなふうに見せたいか」です。たとえばリビングのソファの上の壁やダイニングの目立つ位置でフォーカルポイントにしたい、廊下の長い壁に一列に並べてギャラリーのようにしたいなど、イメージを固めましょう。壁の広さや写真の枚数はもちろん、どこから見るか、見る人にどんなインパクトを与えたいのかなどを考慮しましょう。
写真をアートのように飾りたいなら、まず考えたいのは「どの空間でどんなふうに見せたいか」です。たとえばリビングのソファの上の壁やダイニングの目立つ位置でフォーカルポイントにしたい、廊下の長い壁に一列に並べてギャラリーのようにしたいなど、イメージを固めましょう。壁の広さや写真の枚数はもちろん、どこから見るか、見る人にどんなインパクトを与えたいのかなどを考慮しましょう。
2. 壁の広さや家具とのバランスをとる
フレームに入れた写真をきれいに飾る重要なポイントのひとつに、壁の広さと置いてある家具とのバランスがあります。たとえばソファの上の壁に飾る場合なら、横幅をソファに合わせるか、ソファの幅の内側に収めるようにまとめると、美しくバランスよく見えます。
フレームに入れた写真をきれいに飾る重要なポイントのひとつに、壁の広さと置いてある家具とのバランスがあります。たとえばソファの上の壁に飾る場合なら、横幅をソファに合わせるか、ソファの幅の内側に収めるようにまとめると、美しくバランスよく見えます。
壁のスペースがあまりなくても、狭い壁を縦に利用することで、写真のように印象的なコーナーをつくることができます。横幅が狭い壁には、それに合わせた小さな写真やフレームで統一し、バランスをとれば大丈夫です。
3. マットを使って額装する
フレームと写真がぴったりサイズだと、どうしてもスナップ写真っぽい印象になりがちです。写真より大きなフレームを選び、ワンクッションとしてマットを挟んで飾れば、より写真が映え、アートらしく見えます。
写真のサイズや色がバラバラでも、マットがあると全体がまとまるので、統一感を出すのにも効果的です。市販のフレームやマットで自分でも簡単に加工できますし、よりプロフェッショナルな仕上げを求めるなら、額縁専門店に加工してもらうとよいでしょう。
フレームと写真がぴったりサイズだと、どうしてもスナップ写真っぽい印象になりがちです。写真より大きなフレームを選び、ワンクッションとしてマットを挟んで飾れば、より写真が映え、アートらしく見えます。
写真のサイズや色がバラバラでも、マットがあると全体がまとまるので、統一感を出すのにも効果的です。市販のフレームやマットで自分でも簡単に加工できますし、よりプロフェッショナルな仕上げを求めるなら、額縁専門店に加工してもらうとよいでしょう。
4. 人物の大きさや背景を揃える
こちらのたった3枚のギャラリーウォールがとても素敵に見えるのはなぜでしょう。理由は3つあります。1つめはフレームを統一していること、2つめは写真の中の人物がどの写真の中で同じくらいの大きさで統一されていること、そして3つめは、背景が自然界であること。これらで全体に一体感を生み出しているのです。写真を選んだり、加工したりするとき、こんなディテールにこだわると、全体の見え方が大きく変わります。
こちらのたった3枚のギャラリーウォールがとても素敵に見えるのはなぜでしょう。理由は3つあります。1つめはフレームを統一していること、2つめは写真の中の人物がどの写真の中で同じくらいの大きさで統一されていること、そして3つめは、背景が自然界であること。これらで全体に一体感を生み出しているのです。写真を選んだり、加工したりするとき、こんなディテールにこだわると、全体の見え方が大きく変わります。
5. 大胆なクローズアップでインパクトを出す
アップで撮ったり、写真を部分的に拡大することで、アーティスティックな雰囲気が出てきます。モノクロ写真は、背景があまり目立ちすぎずシンプルな方が、人物がより引き立ちます。
何枚も飾る場合は、全部がクローズアップの写真ではなくても、こちらのレイアウトのように、寄りと引きの写真を交互にレイアウトするのも一案。圧迫感が出すぎず、リズミカルな動きも演出でき、インパクトのあるファミリーウォールに仕上がります。
アップで撮ったり、写真を部分的に拡大することで、アーティスティックな雰囲気が出てきます。モノクロ写真は、背景があまり目立ちすぎずシンプルな方が、人物がより引き立ちます。
何枚も飾る場合は、全部がクローズアップの写真ではなくても、こちらのレイアウトのように、寄りと引きの写真を交互にレイアウトするのも一案。圧迫感が出すぎず、リズミカルな動きも演出でき、インパクトのあるファミリーウォールに仕上がります。
6. 写真と部屋の雰囲気を揃える
アート選びと同様、写真もインテリアテイストに合わせることで、より部屋になじむようになります。ナチュラルで優しい色合いのダイニングなら、写真もソフトトーンの写真で統一。ナチュラル系のインテリアでは、背景に自然が見える写真もよく似合います。ソフトなベージュのマットが全体の雰囲気とよく合い、さりげない立体感も演出しています。
写真のもともとの色がやや強すぎる場合は、写真の加工が楽しめる編集機能やアプリなどを活用して、明るさや色の度合いを調整しながらインテリアと合わせてみましょう。
アート選びと同様、写真もインテリアテイストに合わせることで、より部屋になじむようになります。ナチュラルで優しい色合いのダイニングなら、写真もソフトトーンの写真で統一。ナチュラル系のインテリアでは、背景に自然が見える写真もよく似合います。ソフトなベージュのマットが全体の雰囲気とよく合い、さりげない立体感も演出しています。
写真のもともとの色がやや強すぎる場合は、写真の加工が楽しめる編集機能やアプリなどを活用して、明るさや色の度合いを調整しながらインテリアと合わせてみましょう。
エレガントなダイニングに飾る写真なら色を抑えてモノクロで統一。テーブルと同じ色の木のフレームを選んで、落ち着いた大人のムードでまとめています。壁のニッチの四角い枠の中に、写真がきれいに収まった左右対称レイアウトも、フォーマルなダイニングの雰囲気に合っています。
カジュアルなスタイルのインテリアなら、フレームの並びを少し崩したレイアウトも似合います。左右対象や、真四角な「枠」の中のレイアウトに収めるよりも、部分的にはみ出したり、異なるサイズのフレームを組み合わせるなど、動きのあるアシンメトリーな配置に。よりリラックスしたレイアウトが部屋の雰囲気と合います。
白いフレームでモノクロの写真を引き立てたいときは、色のある壁にかけると効果的です。淡いブルーの壁を背景に、リズミカルなレイアウトの写真が、まるで立体アートのように見えます。
白いフレームでモノクロの写真を引き立てたいときは、色のある壁にかけると効果的です。淡いブルーの壁を背景に、リズミカルなレイアウトの写真が、まるで立体アートのように見えます。
7. 古いフレームなら写真もそれ風に
アンティークなど、味わい深い古いフレームはそのままでもアートのような存在感があります。こちらでは昔の写真を入れていますが、このような雰囲気が好きな人は、写真をセピアカラーに加工してアンティークやクラシックなテイストのフレームに入れてみてはいかがでしょう。この場合はあえてフレームを揃えないのがポイント。形やデザインにバリエーションがあったほうが、一つ一つの美しさが引き立ちます。写真だけでなく、フレームも楽しめるファミリーウォールになります。
アンティークなど、味わい深い古いフレームはそのままでもアートのような存在感があります。こちらでは昔の写真を入れていますが、このような雰囲気が好きな人は、写真をセピアカラーに加工してアンティークやクラシックなテイストのフレームに入れてみてはいかがでしょう。この場合はあえてフレームを揃えないのがポイント。形やデザインにバリエーションがあったほうが、一つ一つの美しさが引き立ちます。写真だけでなく、フレームも楽しめるファミリーウォールになります。
8. 飾る写真の統一テーマを決める
テーマを決めて写真を厳選することで、伝える世界観を統一するのもおすすめです。写真のシーンや色、フレームの種類など、統一するテーマによってさまざまな世界観をつくることができます。
写真のダイニングの写真のテーマは海。海の前で撮った家族の写真をまとめて飾り、さらに海らしいオブジェの入ったフレームを一緒に飾っています。これによりひとつのワールドが形成され、海が好きな家族であることが一目でわかります。アートに意味やストーリーが刻まれているのと同様に、テーマのある写真のディスプレイは家族のストーリーを語ります。
テーマを決めて写真を厳選することで、伝える世界観を統一するのもおすすめです。写真のシーンや色、フレームの種類など、統一するテーマによってさまざまな世界観をつくることができます。
写真のダイニングの写真のテーマは海。海の前で撮った家族の写真をまとめて飾り、さらに海らしいオブジェの入ったフレームを一緒に飾っています。これによりひとつのワールドが形成され、海が好きな家族であることが一目でわかります。アートに意味やストーリーが刻まれているのと同様に、テーマのある写真のディスプレイは家族のストーリーを語ります。
9. 飾るテーマにタイトルをつけてみる
アートギャラリー風に見せるには必ずしもフレームが必要とは限りません。拡大した写真をパネルにして壁いっぱいに飾ったこちらのファミリーウォールは、家全体の印象的なフォーカルポイントに。家族の幸せそうな笑顔と “ALWAYS & FOREVER” のパネルが、家族の絆を語っています。選んだ写真にテーマがあれば、こんなふうにタイトルをかっこよくディスプレイしても素敵ですね。
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