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いざという時のために。見直しておきたい「住宅の防災」
9月1日は「防災の日」です。備えあれば憂いなし。住まいの防災について考えてみましょう。
片岸千代子
2022年9月1日
不動産に携わって約16年。大手不動産会社(デベロッパー)で、新築分譲マンションの接客営業を経験。その後、不動産に特化したIT企業にて、社内のライターとして勤務。現在、不動産(住宅)を得意分野とする、フリーのライターとして活動中。http://www.writing-office.com/
不動産に携わって約16年。大手不動産会社(デベロッパー)で、新築分譲マンションの接客営業を経験。その後、不動産に特化したIT企業にて、社内のライターとして勤務。現在、不動産(住宅)を得意分野とする、フリーのライターとして活動中... もっと見る
災害はいつ起こるか分かりません。被害を最小限に抑えるためには、日頃の準備が重要です。避難場所の把握、防災グッズや備蓄の保管方法、家具の置き方。いざという時に落ち着いた行動を取れるよう、考えておきたい住宅の防災についてご紹介します。
避難時の情報共有は事前に
災害時に備え、自分が住む地域のハザードマップや避難場所は、事前にしっかりチェックしておきましょう。
机の引き出しなどに、しまい込んでしまうと、忘れてしまって探し出せないこともあります。そんな時は、災害時に役立つ情報を額などに入れて飾ると、一風変わったインテリアとして、楽しむことができます。いつも、目にしていれば避難時も行動に起こしやすくなります。
災害時に備え、自分が住む地域のハザードマップや避難場所は、事前にしっかりチェックしておきましょう。
机の引き出しなどに、しまい込んでしまうと、忘れてしまって探し出せないこともあります。そんな時は、災害時に役立つ情報を額などに入れて飾ると、一風変わったインテリアとして、楽しむことができます。いつも、目にしていれば避難時も行動に起こしやすくなります。
寝室にもシューズを!
阪神淡路大震災や東日本大震災などの体験を教訓に、ラジオ・懐中電灯、救急用具といった防災グッズや水・食料の備蓄を促す活動が日本各地で行われています。
地震や台風などによる自然災害は、深夜に起こることもあります。家具が転倒したり、窓ガラスが割れたりすると、素足で家の中を歩き回るのは危険です。そういった場合に備え、寝室にシューズを常備しておきましょう。
海外では、ベッドの足元におしゃれな家具がよく配置されています。この家具に、シューズや防災グッズを収納しておけば、ステキな室内空間を演出しつつ、万が一に備えることができます。
阪神淡路大震災や東日本大震災などの体験を教訓に、ラジオ・懐中電灯、救急用具といった防災グッズや水・食料の備蓄を促す活動が日本各地で行われています。
地震や台風などによる自然災害は、深夜に起こることもあります。家具が転倒したり、窓ガラスが割れたりすると、素足で家の中を歩き回るのは危険です。そういった場合に備え、寝室にシューズを常備しておきましょう。
海外では、ベッドの足元におしゃれな家具がよく配置されています。この家具に、シューズや防災グッズを収納しておけば、ステキな室内空間を演出しつつ、万が一に備えることができます。
防災グッズの収納場所、決まっていますか?
朝・昼・夜、いつ起こるか分からない地震。リビング・ダイニング、ご主人様の書斎、子ども部屋、家事や趣味の部屋にも、防災グッズは備えておきたいですね。グッズを使うような事態は無いにこしたことはないのですが、いつ使うかもわからないこともあり、いつしか押し入れやクローゼットの奥の方に、入り込んでしまうことも。これでは、いざという時に取り出せなく可能性がでてきます。
窓の下にベンチシートを配置し、下部に収納を設ければ、家族みんなが周知する、防災グッズの専用置き場に早変わりです。
朝・昼・夜、いつ起こるか分からない地震。リビング・ダイニング、ご主人様の書斎、子ども部屋、家事や趣味の部屋にも、防災グッズは備えておきたいですね。グッズを使うような事態は無いにこしたことはないのですが、いつ使うかもわからないこともあり、いつしか押し入れやクローゼットの奥の方に、入り込んでしまうことも。これでは、いざという時に取り出せなく可能性がでてきます。
窓の下にベンチシートを配置し、下部に収納を設ければ、家族みんなが周知する、防災グッズの専用置き場に早変わりです。
キッチンの防災対策
震災時に多かったのは、お皿やグラスといった食器類が棚から飛び出し、床一面に割れた残骸が散乱したことです。その後、商品として出始めたのが、揺れを感知すると扉にロックがかかり、食器などの飛び出しを抑制する耐震ラッチです。当然ながら普段は、スムーズに開閉ができ、通常の収納棚と変わりなく使えます。
震災時に多かったのは、お皿やグラスといった食器類が棚から飛び出し、床一面に割れた残骸が散乱したことです。その後、商品として出始めたのが、揺れを感知すると扉にロックがかかり、食器などの飛び出しを抑制する耐震ラッチです。当然ながら普段は、スムーズに開閉ができ、通常の収納棚と変わりなく使えます。
非常時に備え、3日〜1週間ほどの水や食料の備蓄が促されています。キッチンのパントリーに、缶詰やおかゆ、レトルト、ドライフルーツといった食品を常備しておきたいですね。賞味期限をみながら消費したり、買い足したりすることも忘れずに。また、ガスコンロや紙のお皿やコップ、お箸なども用意しておきたい備品です。
まず、どこに身を隠す?
学校で受けた防災訓練では、地震の揺れを感じたら、机の下に隠れるようにと教えられました。住宅内においては、倒れる可能性のある家具に囲まれているため、机の下が絶対安全とはいえないかもしれません。
そういう意味では、家具が倒れてくる可能性や、ドアが開いて中の荷物が流れ出ることが少ない住居内の廊下がいいかもしれません。
犬や猫といったペットを飼育されている場合、災害に驚いてどこかに逃げて行ってしまうこともあります。首輪に、飼い主の氏名や住所といった連絡先を書いておくと良いでしょう。
学校で受けた防災訓練では、地震の揺れを感じたら、机の下に隠れるようにと教えられました。住宅内においては、倒れる可能性のある家具に囲まれているため、机の下が絶対安全とはいえないかもしれません。
そういう意味では、家具が倒れてくる可能性や、ドアが開いて中の荷物が流れ出ることが少ない住居内の廊下がいいかもしれません。
犬や猫といったペットを飼育されている場合、災害に驚いてどこかに逃げて行ってしまうこともあります。首輪に、飼い主の氏名や住所といった連絡先を書いておくと良いでしょう。
家具と防災
過去の震災時の経験談として、テレビなどの電化製品が飛んできた。といった話しを聞くことがあります。
リビング・ダイニングにおいても造り付けの家具を設置し、扉を設けることで、テレビを見ていない時のスッキリとした空間を演出することができます。
過去の震災時の経験談として、テレビなどの電化製品が飛んできた。といった話しを聞くことがあります。
リビング・ダイニングにおいても造り付けの家具を設置し、扉を設けることで、テレビを見ていない時のスッキリとした空間を演出することができます。
天井と家具の間に設置する、家具の転倒防止グッズも販売されていますが、新しい住まいを新築する際には、造り付けの家具を検討してみてください。
壁や天井と一帯になっているので、家具が転倒するという事態が避けられるうえ、デッドスペースになりがちな場所にも収納を設けることができます。
壁や天井と一帯になっているので、家具が転倒するという事態が避けられるうえ、デッドスペースになりがちな場所にも収納を設けることができます。
家具の転倒によって、ドアの開閉ができなくなり、部屋に閉じ込められてしまうことがあるため、ドアや出入り口附近には、家具を置かないようにしたいですね。もし、ドアや出入り口付近に、家具を配置する場合は、できるだけ低めの家具が良いでしょう。
マンションなどに住んでいる場合は、ドアからの外に出られなくなった場合を想定し、バルコニーの非難はしごの位置や使用方法を確認しておきましょう。
マンションなどに住んでいる場合は、ドアからの外に出られなくなった場合を想定し、バルコニーの非難はしごの位置や使用方法を確認しておきましょう。
背の低い造り付けの家具があると、室内の空間がスッキリと広々として見えます。事前にどこに何を収納するかを考えて設計できるので、無駄なく綺麗な空間を造ることができます。
背の低い家具もいいですが、思い切って床に収納を設けると、楽しい居住空間に変身です。床に座って出し入れができ、そのまま寝ころんで読書することもできます。
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