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NY・ブルックリン流、愛犬との暮らしをもっと楽しむ方法
ハロウィンの愛犬仮装コンテストなどNYブルックリンの愛犬事情を交え、ドッグラヴァーのためのインテリアアイデアをご紹介します。
上野朝子|Asako Ueno
2016年10月20日
私が暮らしているブルックリンのバークスロープ地区には、プロスペクトパークという大きな公園があって、愛犬家たちと犬たちの社交場になっています。朝9時までは、公園はドッグランとして利用できるので、犬たちはリードなしでのびのびと大きな広場を走り回ることができます。土曜の朝は、隣接して開催されるグリーンマーケットにも、散歩帰りに立ち寄る犬連れの人たちが多く、ブルックリンはドッグ天国! 犬好きにはたまらない風景に、毎週ドキドキ心が躍ります。
そして秋になると、愛犬家にとってとても楽しい行事があるのです。それはハロウィンのコスチュームコンテスト。毎年参加者が増えているこのコンテストは、犬だけでなく飼い主も一緒にコスチュームを着て参加します。観客の多さにもびっくりで、内容の良い悪しは関係なく、ステージに上がった犬たちには盛大な拍手が! その会場の一体感たるやすごいもので、ブルックリンには愛犬家が多いことを物語る、年に一度の行事なのです。さてさて、どんなふうかというと……。
そして秋になると、愛犬家にとってとても楽しい行事があるのです。それはハロウィンのコスチュームコンテスト。毎年参加者が増えているこのコンテストは、犬だけでなく飼い主も一緒にコスチュームを着て参加します。観客の多さにもびっくりで、内容の良い悪しは関係なく、ステージに上がった犬たちには盛大な拍手が! その会場の一体感たるやすごいもので、ブルックリンには愛犬家が多いことを物語る、年に一度の行事なのです。さてさて、どんなふうかというと……。
愛犬のコスチュームコンテスト
まずは『スター・ウォーズ』のレイア姫とチューバッカ。小道具も手作りです。ステージを降りても多くの報道陣(インスタグラムやツイッター)に囲まれていました。
まずは『スター・ウォーズ』のレイア姫とチューバッカ。小道具も手作りです。ステージを降りても多くの報道陣(インスタグラムやツイッター)に囲まれていました。
公園のリス2匹が、愛犬扮するどんぐり(に見えませんが)を追いかけるというのが、このテーマの扮装のテーマ。彼らが、この年のコンテストの優勝者でした。
このグループは、いつも大渋滞するマンハッタンの交通事情をテーマにしていました。犬たちはイエローキャブ、グリーンキャブ、ハイヤーなどに扮しています。人間たちはキャブに乗車する客に。
客席にも犬がいっぱい。コンテストに参加していなくても、かなりインパクトがあったピットブルのミックスのバディくん。レスキューされた犬だそうです。ブルックリンにはレスキュー犬を飼っている人もたくさんいるのです。
このコンテストを見終わると、いつも思うのは、犬たちの命の輝きと、その尊さ。一緒に暮らす楽しい時間の愛おしさ。残念なことに、人間よりも早く一生を終えてしまう犬たちなのですが、限られた時間だからこそ、たくさんの楽しい思い出をつくってあげたいと思うのです。
このコンテストを見終わると、いつも思うのは、犬たちの命の輝きと、その尊さ。一緒に暮らす楽しい時間の愛おしさ。残念なことに、人間よりも早く一生を終えてしまう犬たちなのですが、限られた時間だからこそ、たくさんの楽しい思い出をつくってあげたいと思うのです。
アメリカで大人気の犬のしつけ番組『ドッグ・ウィスパラー』のシーザー・ミランさんと、ピットブルテリアのダディの写真を見つけました。日本でも『ザ・カリスマドッグトレーナー~犬の気持ちわかります~』というタイトルで放映されていたようですね。私はこの番組で、犬と暮らす環境づくり、犬の習性など、いろんなことを知ることができました。
一緒に暮らす犬たちが「いつも楽しかった!」と思えるように、いつもそばにいてくれることへの感謝の気持ちを込めて、快適に暮らせる環境づくりを心がけたいと思うのです。私が、もしまた犬を飼うことになったら、取り入れてみたいアイデアはいろいろあります。
一緒に暮らす犬たちが「いつも楽しかった!」と思えるように、いつもそばにいてくれることへの感謝の気持ちを込めて、快適に暮らせる環境づくりを心がけたいと思うのです。私が、もしまた犬を飼うことになったら、取り入れてみたいアイデアはいろいろあります。
外の景色を眺められる場所
外を眺めることができる窓辺には座り心地のいいクッションを。誰かやってくるとワンワンとうるさく吠える犬には、つい「こら! 静かに!」と言ってしまいますが、犬は私たちを守ろうとしているのだそうです。だから叱るのじゃなく、まず「ありがとう」を。
外を眺めることができる窓辺には座り心地のいいクッションを。誰かやってくるとワンワンとうるさく吠える犬には、つい「こら! 静かに!」と言ってしまいますが、犬は私たちを守ろうとしているのだそうです。だから叱るのじゃなく、まず「ありがとう」を。
シートの下に収納があるベンチ。窓辺のコーナーには、こんなアイデアもいいですね。シートやクッションのカバーは、もちろん洗えるものにすれば、ときどき模様替えしながら、いつも清潔に保てます。
犬が外に出ないようにいつもドアを閉めきっているのではなくて、上半分を開けておけるドア。飛び越えられない程度の高さにしてあります。ペットゲートもいいけれど、こんな真っ赤なドアもおしゃれです。
ぽかぽかと日の当たる縁側は、人間だけでなく犬も気持ちよさそうです。
散歩から帰ったらすぐきれいに
ステンレス製の足洗い場を、ランドリールームに設置しています。散歩から帰ってここへ直行、洗い物は洗濯かごへ、手を洗って室内に……というわけで、動線もよさそう。愛犬の絵やイニシャルを飾った棚に、グルーミンググッズがしまってあるのでしょう。
ステンレス製の足洗い場を、ランドリールームに設置しています。散歩から帰ってここへ直行、洗い物は洗濯かごへ、手を洗って室内に……というわけで、動線もよさそう。愛犬の絵やイニシャルを飾った棚に、グルーミンググッズがしまってあるのでしょう。
愛犬用に深めのシンクを造り付け、タイルで囲んだシャンプーコーナー。持ち上げるのが一苦労の大型犬のために、シンクの下に引き出せる隠しステップをつけてあります。上ったり下りたりが格段にラクになるグッドアイデアです。
こちらもタイルですが、シャワールームのようなつくりにしています。屋外に続くドアの脇で、すのこを敷いてあるのも使いやすそう。上部は板壁になっていて、ペグシェルフにリードや愛犬グッズディスプレイ収納。飾り方もシンプルで素敵です。
おうちはどこに?
犬は狭いところに入るのが好き。専用のハウスをつくってあげるなら、階段下のデッドスペースを利用するのもいいでしょう。ちょっとお仕置き部屋のようにも見えてしまうけれど(笑)、2例とも可愛らしいアイデアのドッグハウスです。
犬は狭いところに入るのが好き。専用のハウスをつくってあげるなら、階段下のデッドスペースを利用するのもいいでしょう。ちょっとお仕置き部屋のようにも見えてしまうけれど(笑)、2例とも可愛らしいアイデアのドッグハウスです。
キッチンカウンターに犬の居場所をつくっている例もよく見かけます。家族が集まる場所だから、犬も安心できるのでしょう。
ケージに入る習慣のついている子なら、サイズがぴったりのカウンターに、ケージをすっぽり収納してしまうのもよい考えです。
庭の遊び場所としてつくったのでしょうか、こちらはフォトジェニックなDIYのポーチ付きドッグハウス。家主のような面持ちでこちらを見ているこの子、もしかしたら中に宝物を隠しているのかもしれませんね。
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一緒に過ごす場所の工夫
犬と一緒にリラックスする幸せなひととき。ソファの張り布の色と犬の毛色がコーディネートされています。アソートのクッションやブランケットで、さらにくつろぎ感を醸し出しながら、似合う色も加えて。犬のいる風景の、色を意識してみるのも楽しいものです。
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グッズの収納はシンプルにすっきりと
おもちゃもフードもグルーミンググッズも、犬関連グッズをコンパクトな家具にひとまとめに。同じ用途のものはすべて一箇所にまとめる、というのは収納の基本です。
おもちゃもフードもグルーミンググッズも、犬関連グッズをコンパクトな家具にひとまとめに。同じ用途のものはすべて一箇所にまとめる、というのは収納の基本です。
ベッドと収納が一緒になったこんな棚は、窓の下に置ける低さも使いやすそうです。
犬モチーフのインテリア
犬モチーフの生活雑貨は、そのものが目立ちすぎず、よく見ると「おっ!」と思えるもののほうがインテリアを邪魔しません。上のボトルオープナーや左のランプはまさにそんな例ですが、色合いを他の雑貨と揃え、インテリアとのなじみをよくするのがポイントです。
犬モチーフの生活雑貨は、そのものが目立ちすぎず、よく見ると「おっ!」と思えるもののほうがインテリアを邪魔しません。上のボトルオープナーや左のランプはまさにそんな例ですが、色合いを他の雑貨と揃え、インテリアとのなじみをよくするのがポイントです。
上の2つの例も、単なるラブリーな愛犬コーナーになっていないのは、色合わせにかなり気を配っているからでしょう。
犬との暮らしは本当に楽しいもの。「こらー!」と言いたくなることもたくさんあるけれど、心の底から癒されることも数知れずあります。一緒にいられる時間は限られているけれど、100%の愛情を注いでくれるその瞳に、私たちも、100%の愛情を返したい、そう思うのです。
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