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Houzzツアー:住み手・設計者・職人がSNSでつながり、細部までこだわったリノベーションを実現
築約20年のマンションをリノベーションして自分たち好みの住まいをつくり上げたSさん夫妻。SNSを活用することで、細部へのこだわりを追求した、完成度の高い家が完成しました。
Rieko Ozawa
2015年8月5日
Houzzコントリビューター、編集&ライター。子どもの頃からの間取り好きが高じてインテリア&ハウジング雑誌の編集者に。その後フリーランスとなり、居心地がよくておしゃれな住まいづくりの情報を発信し続ける。築30年のメゾネットマンションを、仲間の協力を得ながら少しずつ改装し、快適で楽しい住まいに構築中。広告会社に勤める夫と二人暮らし。
Houzz contributors, Editor & Writer. I have been interested in the floor plan since I was a child. Then, I became an editor of the INTERIOR & HOUSING magazine. We bought a maisonette dwelling unit built in early 1980s and have been renovating little by little with my partner.
Houzzコントリビューター、編集&ライター。子どもの頃からの間取り好きが高じてインテリア&ハウジング雑誌の編集者に。その後フリーランスとなり、居心地がよくておしゃれな住まいづくりの情報を発信し続ける。築30年のメゾネットマンションを、仲間の協力を得ながら少しずつ改装し、快適で楽しい住まいに構築中。広告会社に勤める夫と二人暮らし。
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建築やインテリアに関心が高く、住まいにこだわりを持っていたSさん夫妻。自分たちの不動産を持つにあたって、新築分譲マンションにありがちなゴージャス感には魅力を感じず、また、ステータスで家を買おうという気持ちもさらさらなく、自分の肌に合った、「自分たちが格好いい」と思える住まいづくりができるリノベーションを選択しました。
とはいえ、「こだわりはあるけれども、曖昧としたイメージ」をちゃんと形にしてもらうのは至難の業だと感じたSさん。パートナー選びに最も慎重になったといいます。
とはいえ、「こだわりはあるけれども、曖昧としたイメージ」をちゃんと形にしてもらうのは至難の業だと感じたSさん。パートナー選びに最も慎重になったといいます。
「僕はバイク、酒、たばこが好きで、妻はナチュラルな感覚が好きなのですが、そのような相反した要素に対し、理屈や装置で解決するのでなく、『バイクと酒とたばこが好きな夫と、植物が好きな妻が、ずっと前から住んでいたような家』を自然とつくり上げてくれました」
約50畳近くあるLDKは、床に高低差をつけて、空間を引き締めながらゾーニング。240cm幅のTRUCKのソファがリラックス感を醸し出しています。
約50畳近くあるLDKは、床に高低差をつけて、空間を引き締めながらゾーニング。240cm幅のTRUCKのソファがリラックス感を醸し出しています。
キッチンは、無骨な表情の木製のアイランドキッチン。前面には大好きなウィスキーが90本並べられる、ホームバースタイル。
キッチンとダイニングを仕切るスライド式のメタルシャッターで、ウッディな空間に男前な要素を加えました。
キッチンとダイニングを仕切るスライド式のメタルシャッターで、ウッディな空間に男前な要素を加えました。
中庭を利用したLDKから続くスモーキングルーム。古材の板張りに植物を配して、リラックス感のある空間に。
「僕はたばことパイプを喫うのですが、普通、喫煙はベランダや自分の部屋などになってしまいがちです。でも、中庭がリビングダイニングと同一の空間にあったので、寂しいスモーキングライフにならずにすみました」
「僕はたばことパイプを喫うのですが、普通、喫煙はベランダや自分の部屋などになってしまいがちです。でも、中庭がリビングダイニングと同一の空間にあったので、寂しいスモーキングライフにならずにすみました」
「スモーキングルームがリビングとつながっているので、たばこを吸うときでも妻との生活空間がずっと同じなのがうれしいですね。妻が料理をしているときはアイランドキッチンの脇で酒を飲んだり、妻がテレビを見ているときは後ろで僕が本を読んだりと、生活空間がつながっていることで夫婦仲良くやっています」
メタルも、木も、使い込まれたようなくすんだ表情に仕上げ、インダストリアルテイストの中に、年月を重ねたようなあたたかみを添えました。
「昔から住んでいたような心地よさと、くつろぎ感を感じることができます」
「昔から住んでいたような心地よさと、くつろぎ感を感じることができます」
「この家は大きく分けてLDK、寝室、趣味部屋の3室だけです。もともと、寝るとき以外はすべてリビング・ダイニングで暮らしたいと思っていましたが、リビングの居心地がよすぎて、自分の趣味部屋にはほとんど入っていません(笑)」
リビング・ダイニングの床は、オーク床材の表面をラフに仕上げ、使い込んだような風合いに着色。「歩くと、床の感触が気持ちいいです」
リビング・ダイニングの床は、オーク床材の表面をラフに仕上げ、使い込んだような風合いに着色。「歩くと、床の感触が気持ちいいです」
広くスペースを取った玄関ホールは、一面のレンガ壁ととモルタル床でゴージャスな雰囲気に。オブジェのようなシャンデリアで、ドラマチックな雰囲気に。
寝室はシンプルに仕上げ、ブルーのアクセントウォールで表情をつけました。ブルーの壁の奥はウォークインクローゼットと「1000冊くらい漫画が収納できる本棚スペース」です。
寝室から浴室に通じる、ホテルライクなプラン。開放感を優先させ、仕切り戸は思い切ってガラスに。
白いタイルを一面に貼った浴室は、”ちょっと昔”のホテルをイメージ。鏡の両脇にアンティークのセラミックライトをつけてアクセントに。「このようなちょっとした味つけのセンスが、僕らのツボにぴったりでした」
ご主人の書斎兼趣味部屋。アーティスティックなオブジェが映えるよう、壁はモスグリーンにペイント。
リノベーション前の内装。
「物件自体は時代を感じる内装で、最初に家に入った時は「う~ん…」と思ったのですが、一度頭の中でスケルトンにして、部屋の間取り図面上でイメージを考えたところ、インスピレーションが次から次へと湧いてきて、楽しくてしょうがなくなりました」
細部へのこだわりを追求した、完成度の高い住まいの実現を支えたのが、あるSNSサービスでした。
「もともと設計と現場との連絡ツールとして使っていたのですが、施主様にも参加していただくことで、より精度&満足度の高い空間づくりができるようになりました」と設計担当の小室さん。
Sさんもこの機能には大満足。「部屋をスケルトンにするところから、逐一状況をアップしていただけたので、安心なのはもちろん、要望を伝えた時のレスポンスが段違いでした。現実的なメリット以外にも、リノベーション中の楽しさが倍増しました。おかげでリノベーション中は仕事になりませんでしたが(笑)。仕組みとしてはかなりシンプルなものですが、効果は絶大だと思います」
「物件自体は時代を感じる内装で、最初に家に入った時は「う~ん…」と思ったのですが、一度頭の中でスケルトンにして、部屋の間取り図面上でイメージを考えたところ、インスピレーションが次から次へと湧いてきて、楽しくてしょうがなくなりました」
細部へのこだわりを追求した、完成度の高い住まいの実現を支えたのが、あるSNSサービスでした。
「もともと設計と現場との連絡ツールとして使っていたのですが、施主様にも参加していただくことで、より精度&満足度の高い空間づくりができるようになりました」と設計担当の小室さん。
Sさんもこの機能には大満足。「部屋をスケルトンにするところから、逐一状況をアップしていただけたので、安心なのはもちろん、要望を伝えた時のレスポンスが段違いでした。現実的なメリット以外にも、リノベーション中の楽しさが倍増しました。おかげでリノベーション中は仕事になりませんでしたが(笑)。仕組みとしてはかなりシンプルなものですが、効果は絶大だと思います」
タイルを剥がしたラフな風合いをそのまま生かした洗面所の壁。これもSNSの功績によるもの。「こういう感じを”よし”とする感性を共有できるのがよかったですね」。
ちなみに、Houzzの「アイデアブック」機能は、住み手と設計者、職人の方々との情報共有ツールとしても便利にご活用いただけます。詳しい使い方は、こちらをご覧ください。
プロとのコミュニケーションにHouzzを活用する
ちなみに、Houzzの「アイデアブック」機能は、住み手と設計者、職人の方々との情報共有ツールとしても便利にご活用いただけます。詳しい使い方は、こちらをご覧ください。
プロとのコミュニケーションにHouzzを活用する
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