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DIY:小さな家族のための小さなティピ・ドッグハウス
ティピとは、放射状に束ねられた支柱と天幕でできた、アメリカインディアンスタイルのテント。アウトドアや子供部屋でも人気のティピを、ペットのために手作りしてみませんか。
Rie Yoshihara
2015年9月25日
フレンチ&ナチュラルなインテリア雑貨のオンラインショップ。白いインテリアとシャビー、ジャンクな古びた風合いの似合うインテリアを提案。
DIYでリフォームした自宅ですべての撮影を行っています。
個人では、著書あり。
「手作りで楽しむナチュラルインテリア」「小さな手作りとナチュラルインテリア」(以上主婦の友社)「私の手仕事」(毎日コミュニケーションズ)
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小さな家族、ペットのための小さなテント、ティピを作ってみたら、室内にぴったりのドッグハウスになりました。みなさんも、ペットの姿かたち、自分好みのインテリアに合わせて、オリジナルのティピを作ってみませんか?
少しずつ寒くなってくるこの季節、ペットも冬毛になり、冬支度を始めます。わが家のチワワのエクリュも、大好きな暖かい場所でくつろいでいます。狭くて少し薄暗い場所も好き。屋根のあるお部屋は落ち着くようです。
犬の場合、小型犬から中型犬までなら、この作り方で大丈夫だと思いますが、力のある元気な子は、もしかしたら破壊してしまうかもしれませんので、そのペットとの相性も見ながら作ってみてくださいね。
くつろぐ、という目的以外にも、ごはんを食べる場所やトイレの場所などにしても、見せたくないものを隠せていいと思います。
くつろぐ、という目的以外にも、ごはんを食べる場所やトイレの場所などにしても、見せたくないものを隠せていいと思います。
材料と道具
わが家ではインテリアに合わせて真っ白な少し厚手のコットンにしました。できれば、厚手のほうがテントの形を作るのに安定すると思います。
普通の布でもいいし、使わなくなったテーブルクロスや、ベッドリネンなどを再利用してもOK。
また無地ではなく、柄物にしたり、素材をフェイクレザーやデニムにしたり、それぞれのインテリアに合うように考えるのも楽しいですね。
- ティピの天幕用の生地
- 麻ひも
- ポール用の木材(ティピの高さ分×4本)
※ペットのサイズによってティピの大きさも変わるので、安定する太さ(もしくは重さ)のものを選んでください。あまり細くて軽いと安定せず、ペットの出入りで倒れる可能性がありますので、安定性を重視して太さや重さを選びましょう。
- 直径3~5mmくらいのワイヤー(三角の底辺の長さ×3本)
- 丈夫な輪ゴム
- 縫い糸、縫い針
- あればミシン
わが家ではインテリアに合わせて真っ白な少し厚手のコットンにしました。できれば、厚手のほうがテントの形を作るのに安定すると思います。
普通の布でもいいし、使わなくなったテーブルクロスや、ベッドリネンなどを再利用してもOK。
また無地ではなく、柄物にしたり、素材をフェイクレザーやデニムにしたり、それぞれのインテリアに合うように考えるのも楽しいですね。
1. 生地をカットする
同じ大きさの二等辺三角形を4枚用意しますが、それぞれ3辺の縫いしろを1~1.5cmくらいとり、カットします。
うち3枚は、側面と背面用。残りの1枚で、前面(入り口の部分)を作ります。
前面は、入り口にするために、1枚の二等辺三角形を縦半分にカットします。そして、それぞれの三角形パーツの頂点の部分の、上から10cmくらいをカットしておきます。
2. サイド部分、裾、入り口を縫う
写真のように、5枚のパーツのサイド部分を縫い合わせてつなげます(あればミシンが早いですが、手縫いでも十分作れます)。
次に、裾も三つ折りにして縫います。前面以外の3枚の裾にはあとでワイヤーを入れるので、ワイヤーを通す部分をあけて縫っておいてください。
最後に、前面の入り口になる部分の端を三つ折りにして縫います。
同じ大きさの二等辺三角形を4枚用意しますが、それぞれ3辺の縫いしろを1~1.5cmくらいとり、カットします。
うち3枚は、側面と背面用。残りの1枚で、前面(入り口の部分)を作ります。
前面は、入り口にするために、1枚の二等辺三角形を縦半分にカットします。そして、それぞれの三角形パーツの頂点の部分の、上から10cmくらいをカットしておきます。
2. サイド部分、裾、入り口を縫う
写真のように、5枚のパーツのサイド部分を縫い合わせてつなげます(あればミシンが早いですが、手縫いでも十分作れます)。
次に、裾も三つ折りにして縫います。前面以外の3枚の裾にはあとでワイヤーを入れるので、ワイヤーを通す部分をあけて縫っておいてください。
最後に、前面の入り口になる部分の端を三つ折りにして縫います。
3. 頂点を縫い、ポールを仮置きする
ティピの頂点になる部分は、縫い合わせたパーツの上端を一度に三つ折りにして縫います。
そして、布を広げた状態にし、4本のポールをそれぞれの縫い合わせ部分に沿って、仮置きします。
ティピの頂点になる部分は、縫い合わせたパーツの上端を一度に三つ折りにして縫います。
そして、布を広げた状態にし、4本のポールをそれぞれの縫い合わせ部分に沿って、仮置きします。
4. 裾にワイヤーを入れる
裾の部分に、ワイヤーを入れます。
たたんで収納する際、ワイヤーなら折り曲げてしまっても大丈夫ですし、また出したときにも形を修正できるので便利です。
ワイヤーが表に飛び出さないように、最後に手縫いで縫いとめます。
裾の部分に、ワイヤーを入れます。
たたんで収納する際、ワイヤーなら折り曲げてしまっても大丈夫ですし、また出したときにも形を修正できるので便利です。
ワイヤーが表に飛び出さないように、最後に手縫いで縫いとめます。
5. 麻ひもでポールを結ぶ
ポールを仮置きした縫い合わせ部分の、テントの真ん中くらいの高さのところに、15~20cmくらいにカットした麻ひもの真ん中を手縫いでとめます。
それから、ポールを麻ひもで結んでいきます。4本のポールを同じ要領で結びとめてください。
ポールを仮置きした縫い合わせ部分の、テントの真ん中くらいの高さのところに、15~20cmくらいにカットした麻ひもの真ん中を手縫いでとめます。
それから、ポールを麻ひもで結んでいきます。4本のポールを同じ要領で結びとめてください。
6. てっぺんをまとめる
ポールをつけ終わったら、立ち上げます。4本がきれいに螺旋を描く位置にすると安定します。
その部分が決まったら、ティピの布の上から丈夫な輪ゴムでとめます。ひもなどでもOKですが、たたんだり移動したりするときにやはりゆるんでしまうので、輪ゴムがいいと思います。
ポールをつけ終わったら、立ち上げます。4本がきれいに螺旋を描く位置にすると安定します。
その部分が決まったら、ティピの布の上から丈夫な輪ゴムでとめます。ひもなどでもOKですが、たたんだり移動したりするときにやはりゆるんでしまうので、輪ゴムがいいと思います。
7. ポールの脚を結ぶ
そして、ティピの脚の部分。ここは、麻ひもで、ポールと生地を一緒にくるくると結ぶだけ。
もしツルツルしたフローリングの上などで使う場合は、倒れないように、裏にゴムの滑り止めをつけるといいと思います。
そして、ティピの脚の部分。ここは、麻ひもで、ポールと生地を一緒にくるくると結ぶだけ。
もしツルツルしたフローリングの上などで使う場合は、倒れないように、裏にゴムの滑り止めをつけるといいと思います。
8. スタンプで文字を入れる
私はでき上がりの雰囲気を見てからスタンプしたかったので、最後にしましたが、やりにくそうであれば、布を裁ったときに、文字入れなどをしてもいいですね。
私はでき上がりの雰囲気を見てからスタンプしたかったので、最後にしましたが、やりにくそうであれば、布を裁ったときに、文字入れなどをしてもいいですね。
9. てっぺんにリボンをつける
リボンはストライプや水玉にしてもいいし、かっこよく帽子をかけてもいいかも。名前入りのフラッグなどをつけても可愛いと思います。
リボンはストライプや水玉にしてもいいし、かっこよく帽子をかけてもいいかも。名前入りのフラッグなどをつけても可愛いと思います。
私は背面にもスタンプしてみました。大きな文字などは、ステンシルをしてもいいですね。布書き用のペンで手書きをしたり、アップリケをしたり、オリジナルの可愛いティピをデザインしてみてください。
また、木のポールではなく、鉄などの金属っぽいものがお好みの場合は、伸縮式のカーテンポールがおすすめです。長さの調節もできるし、色も白や木目調、メタルなど、いろいろあります。
また、木のポールではなく、鉄などの金属っぽいものがお好みの場合は、伸縮式のカーテンポールがおすすめです。長さの調節もできるし、色も白や木目調、メタルなど、いろいろあります。
でき上がりです。
ティピができ上がったら、下には何を敷きましょうか?
もこもこなラグ? ニットのブランケット? いつも使っている、ボロボロだけど愛着のあるベッドもありかもしれません。そんなことを考えるのも楽しそうですね。
ティピができ上がったら、下には何を敷きましょうか?
もこもこなラグ? ニットのブランケット? いつも使っている、ボロボロだけど愛着のあるベッドもありかもしれません。そんなことを考えるのも楽しそうですね。
きっと気に入ってくれるはず!と意気込んで作ったものの、中に入ってくれない、ということもあるかと思います。
実はうちのエクリュもそうでした。
作った当初は、中に入るものの、すぐに出てきてしまい、くつろぐなんて無理~といった感じで。
でもそれから、インテリアになじむように、そして、エクリュの視界にいつもある状態にすること数週間(な、長い)。
入るどころか、空気のような存在になりつつあったので、あきらめてしまいこんでいたのですが、秋めいてきたこの時期、どうかな?と出してみると、なんと中に入ってうっとりしているではありませんか(笑)。
ようやく報われたのです。
実はうちのエクリュもそうでした。
作った当初は、中に入るものの、すぐに出てきてしまい、くつろぐなんて無理~といった感じで。
でもそれから、インテリアになじむように、そして、エクリュの視界にいつもある状態にすること数週間(な、長い)。
入るどころか、空気のような存在になりつつあったので、あきらめてしまいこんでいたのですが、秋めいてきたこの時期、どうかな?と出してみると、なんと中に入ってうっとりしているではありませんか(笑)。
ようやく報われたのです。
人間がよかれと思って作っても、ペットがすぐ気に入るとは限りません。でも、きみのために作ったよという気持ち。それはきっとわかってくれるんじゃないかなぁと思っています。
ティピの中に、ペットのお気に入りのおもちゃやお手入れグッズを入れてプレイスペースにしても楽しいかも。それくらい、ティピの姿かたちは愛らしいのです。
ペットと一緒にいる時間、それはかけがえのないもの。少しでもみなさんとペットの時間がほっこりとあたたかいものになりますように。
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