4月のデザインイベント・展覧会情報
「日本、家の列島」「山田守の住宅〜没後50周年自邸公開」「完成! 常滑ガウディ」「茶碗の中の宇宙」など、今月も住まいや住文化に関する魅力的な展覧会がたくさん開催されます。
Houzz Japan
2017年4月1日
Houzz Japan 公式アカウント
4月はゴールデンウィークを前に、各地で大型の企画展が開催されています。住宅の建築に関心があるのなら、フランス人がキュレーションした日本の家の面白さを紹介する「日本、家の列島」や、日本武道館を設計した近代日本の重要な建築家、山田守の住宅建築展は見逃せません。「茶の湯」や「器」に興味があるなら、東京国立博物館と東京近代美術館ははずせません。桜の名所で有名な千鳥ヶ淵にほど近い近代美術館を訪れたら、工芸館まで足を伸ばしたいところ。また、茶道と並んで海外で人気が高い日本の伝統と言えば「盆栽」。盆栽の世界大会とともに開催される展覧会では、日本の最高峰の作品と世界の作品を楽しむことができます。
【東京】
マルセル・ブロイヤーの家具:Improvement for good
会場:東京国立近代美術館(ギャラリー4)
会期:5月7日まで開催中
入場料:430円
1920年、バウハウスに入学し、初代校長ヴァルター・グロピウスの指導のもとに行われていた実験的な教育のなかでデザインを学んだマルセル・ブロイヤーは、23歳のとき《クラブチェア B3》(ワシリーチェア)を考案する。戦後、パリのユネスコ本部や、ニューヨークの旧ホイットニー美術館(現・メトロポリタン美術館)を手がけ建築家としても大成した。
今回、国内の美術館に所蔵される4つの異なるモデルの《クラブチェア B3》を筆頭に、ブロイヤーの家具デザインに見られるいくつものバージョンの違いに注目しながら、国内外の家具コレクション約40点が展示される。バウハウス時代から、スイス、イギリス、そして建築へと移行したアメリカ時代と、ブロイヤーのデザインを追うことでモダンデザインへの理解を改めて深めることができる。
◆詳しくはこちら
マルセル・ブロイヤーの家具:Improvement for good
会場:東京国立近代美術館(ギャラリー4)
会期:5月7日まで開催中
入場料:430円
1920年、バウハウスに入学し、初代校長ヴァルター・グロピウスの指導のもとに行われていた実験的な教育のなかでデザインを学んだマルセル・ブロイヤーは、23歳のとき《クラブチェア B3》(ワシリーチェア)を考案する。戦後、パリのユネスコ本部や、ニューヨークの旧ホイットニー美術館(現・メトロポリタン美術館)を手がけ建築家としても大成した。
今回、国内の美術館に所蔵される4つの異なるモデルの《クラブチェア B3》を筆頭に、ブロイヤーの家具デザインに見られるいくつものバージョンの違いに注目しながら、国内外の家具コレクション約40点が展示される。バウハウス時代から、スイス、イギリス、そして建築へと移行したアメリカ時代と、ブロイヤーのデザインを追うことでモダンデザインへの理解を改めて深めることができる。
◆詳しくはこちら
写真:妹島和世《梅林の家》撮影:ジェレミ・ステラ、2010年9月2日
【東京】
日本、家の列島――フランス人建築家が驚く日本の住宅デザイン
会場:パナソニック汐留ミュージアム
会期:4月8日〜6月25日
入場料:一般:800円、大学生:600円、中学生:200円
欧米とは異なる独自の家づくりの伝統や自然観のもと、斬新な発想や造形の住まいをつくりだし、世界を驚かせてきた日本の建築家たち。日本通のフランス人4名(写真家のジェレミ・ステラ、建築家のヴェロニック・ウルス、ファビアン・モデュイ、日本在住30年でみかんぐみを共同主宰するマニュエル・タルディッツ)が、巨匠だけでなく気鋭の若手の作品も含めてキュレーションした展覧会が開催される。
【東京】
日本、家の列島――フランス人建築家が驚く日本の住宅デザイン
会場:パナソニック汐留ミュージアム
会期:4月8日〜6月25日
入場料:一般:800円、大学生:600円、中学生:200円
欧米とは異なる独自の家づくりの伝統や自然観のもと、斬新な発想や造形の住まいをつくりだし、世界を驚かせてきた日本の建築家たち。日本通のフランス人4名(写真家のジェレミ・ステラ、建築家のヴェロニック・ウルス、ファビアン・モデュイ、日本在住30年でみかんぐみを共同主宰するマニュエル・タルディッツ)が、巨匠だけでなく気鋭の若手の作品も含めてキュレーションした展覧会が開催される。
写真:吉村靖孝《窓の家》2013年、撮影:ジェレミ・ステラ
魅力的な写真や映像、図面、建築家と施主へのインタビュー、模型やスケッチなどを「昨日の家」「東京の家」「今の家」の3部構成で展示。アントニン・レーモンドや伊東豊雄、安藤忠雄から五十嵐淳、吉村靖孝、長谷川豪まで約70点の作品を紹介する。2014年よりフランス、スイス、ベルギー、オランダを巡回し、各地で好評を博した展覧会の巡回展となる。会期中には、出展建築家たちによるギャラリートークも数多く開催される。◆詳しくはこちら
魅力的な写真や映像、図面、建築家と施主へのインタビュー、模型やスケッチなどを「昨日の家」「東京の家」「今の家」の3部構成で展示。アントニン・レーモンドや伊東豊雄、安藤忠雄から五十嵐淳、吉村靖孝、長谷川豪まで約70点の作品を紹介する。2014年よりフランス、スイス、ベルギー、オランダを巡回し、各地で好評を博した展覧会の巡回展となる。会期中には、出展建築家たちによるギャラリートークも数多く開催される。◆詳しくはこちら
写真:山田新治郎
【東京】
建築家・山田守の住宅~没後50周年自邸公開~
会場:山田守自邸
会期:4月12日から4月23日までの水曜日~日曜日(4/17(月)、4/18(火)は休み)
入場料:一般:700円 学生:500円
日本の近代を代表する建築家のひとり、 山田守(1894年-1966年)の没後50年を記念して、展覧会と自邸の公開が行われる。山田は《東京中央電信局》(1925年) 《東京逓信病院》(1937年)、《厚生年金病院》(1953年)《⾧沢浄水場》(1957年)など、独創的 な軽やかなデザインで一世を風靡し、晩年には《京都タワービル》(1964年)や《日本武道館》(1964年)などを手がけた。
【東京】
建築家・山田守の住宅~没後50周年自邸公開~
会場:山田守自邸
会期:4月12日から4月23日までの水曜日~日曜日(4/17(月)、4/18(火)は休み)
入場料:一般:700円 学生:500円
日本の近代を代表する建築家のひとり、 山田守(1894年-1966年)の没後50年を記念して、展覧会と自邸の公開が行われる。山田は《東京中央電信局》(1925年) 《東京逓信病院》(1937年)、《厚生年金病院》(1953年)《⾧沢浄水場》(1957年)など、独創的 な軽やかなデザインで一世を風靡し、晩年には《京都タワービル》(1964年)や《日本武道館》(1964年)などを手がけた。
写真:山田新治郎
今回の展覧会では、大規模な作品の影に隠れ、あまり注目されてこなかった山田の住宅作品の魅力を、設計図や写真、模型の展示を通して紹介する。山田守自邸(東京都港区南青山)の2 階のギャラリーが展覧会場となるため、展示空間そのものも見どころだ。会期中には、自邸の魅力を説明するガイド付きツアーも予定されている。◆詳しくはこちら
今回の展覧会では、大規模な作品の影に隠れ、あまり注目されてこなかった山田の住宅作品の魅力を、設計図や写真、模型の展示を通して紹介する。山田守自邸(東京都港区南青山)の2 階のギャラリーが展覧会場となるため、展示空間そのものも見どころだ。会期中には、自邸の魅力を説明するガイド付きツアーも予定されている。◆詳しくはこちら
写真:梶原敏英
【愛知】完成! 常滑ガウディ
会場:INAX ライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室
会期:4月15日〜5月30日
入場料:一般:600円、高・大学生:400円、小・中学生:200円
「土とやきもの」をテーマに、展示だけでなく体験できるミュージアムとして、ものづくりの心を伝えてきたINAX ライブミュージアムが、10周年記念企画として、昨年10月末から今年3月末まで約5ヵ月間にわたって、「つくるガウディ」展を開催。アントニオ・ガウディの未完の建築作品〈コロニア・グエル教会〉にインスピレーションを得た作品の公開制作展示を続けた(制作過程はこちら)。
その作品が3月末に完成し、お披露目の展覧会として「完成! 常滑ガウディ!」が開かれる。今回制作にあたったのは、建築家日置拓人氏、と左官職人久住有生氏とタイル職人白石普氏の3人。3人で対話を重ね「人の手でつくる」を通して、ガウディの建築をあらたに読み解く試みにもなったという。展覧会では、偉大な建築家ガウディへのオマージュをこめた作品を、照明で美しく照らして展示する。◆詳しくはこちら
【愛知】完成! 常滑ガウディ
会場:INAX ライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室
会期:4月15日〜5月30日
入場料:一般:600円、高・大学生:400円、小・中学生:200円
「土とやきもの」をテーマに、展示だけでなく体験できるミュージアムとして、ものづくりの心を伝えてきたINAX ライブミュージアムが、10周年記念企画として、昨年10月末から今年3月末まで約5ヵ月間にわたって、「つくるガウディ」展を開催。アントニオ・ガウディの未完の建築作品〈コロニア・グエル教会〉にインスピレーションを得た作品の公開制作展示を続けた(制作過程はこちら)。
その作品が3月末に完成し、お披露目の展覧会として「完成! 常滑ガウディ!」が開かれる。今回制作にあたったのは、建築家日置拓人氏、と左官職人久住有生氏とタイル職人白石普氏の3人。3人で対話を重ね「人の手でつくる」を通して、ガウディの建築をあらたに読み解く試みにもなったという。展覧会では、偉大な建築家ガウディへのオマージュをこめた作品を、照明で美しく照らして展示する。◆詳しくはこちら
【東京】
7×アントニン・レーモンド展覧会
会場:チェコセンター東京 展示室
会期:4月17日ー5月31日(土日・祝日をのぞく)
入場料:無料
日本の近代建築に多大な影響を与えたチェコ生まれの建築家、アントニン・レーモンドが、日本国内やフィリピンに残した多数の作品を紹介する展覧会が開催される。チェコの著名な建築家と研究者がキュレーションし、2015年にチェコで開催された際には現地で大きな話題をよんだ展覧会だ。会期中には、レーモンドとともに働いた人々による連続トークセッション(要事前申し込み)も行われる。◆詳しくはこちら
7×アントニン・レーモンド展覧会
会場:チェコセンター東京 展示室
会期:4月17日ー5月31日(土日・祝日をのぞく)
入場料:無料
日本の近代建築に多大な影響を与えたチェコ生まれの建築家、アントニン・レーモンドが、日本国内やフィリピンに残した多数の作品を紹介する展覧会が開催される。チェコの著名な建築家と研究者がキュレーションし、2015年にチェコで開催された際には現地で大きな話題をよんだ展覧会だ。会期中には、レーモンドとともに働いた人々による連続トークセッション(要事前申し込み)も行われる。◆詳しくはこちら
重要文化財 青磁輪花茶碗 銘 馬蝗絆 中国・龍泉窯、南宋時代(12〜13世紀)東京国立博物館蔵
【東京】
特別展 茶の湯
会場:東京国立博物館
会期:4月11日〜6月4日まで開催
入場料:1600円
日本で独自の文化として発展した「茶の湯」。室町時代の足利将軍家の「唐物」から「高麗物」、千利休が見出した「和物」、小堀遠州の「きれいさび」、江戸後期の松平不昧による古典への回帰、そして近代の5人の数寄者(藤田香雪、増田鈍翁、平瀬露香、原三溪、畠山即翁)たちがそれぞれに集めた名品まで、茶の湯と茶道具の価値観の変遷を追う展覧会が開催されている。これほどの名品が一堂にそろう展覧会は1980年の「茶の美術」展以来、実に37年ぶりとなる。
名だたる武将や茶人が手にした名碗だけでなく、茶入や茶壺、掛物といった時代を象徴する茶道具が一堂に会する貴重な機会になっている。この機会にぜひ目にしてほしい。◆詳しくはこちら
【東京】
特別展 茶の湯
会場:東京国立博物館
会期:4月11日〜6月4日まで開催
入場料:1600円
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名だたる武将や茶人が手にした名碗だけでなく、茶入や茶壺、掛物といった時代を象徴する茶道具が一堂に会する貴重な機会になっている。この機会にぜひ目にしてほしい。◆詳しくはこちら
【東京】
茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
会場:東京国立近代美術館
会期:3月14日〜5月21日
入場料:1400円
16世紀、織田信長、豊臣秀吉が天下統一を図った時代に花開いた桃山文化のなかで、樂家初代長次郎が始めた樂焼は、約450年にわたり一子相伝で継承されてきた。手捏ねによって制作され、箆(へら)で土をそぎ落とし形づくる手法は、極めて彫刻的で造形性に富んでいる。豊臣秀吉から「樂」の字を賜るまで、長次郎の器は「今焼」と呼ばれる前衛芸術だった。踏襲を良しとせず、時代のなかで独自の美を追求し新たな創造を成し遂げてきた歴代たちの茶碗には、現代人が見てもいつまでも向き合っていたくなる力がある。
千利休が愛した初代長次郎の黒樂茶碗「大黒」をはじめ、歴代、当代の十五代樂吉左衞門、そして次期十六代の作品と、樂茶碗のはじまりから次代までを一同に目にすることができるまたとない機会になっている。◆詳しくはこちら
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世界のHouzzから:日本的感性を象徴する「茶室」の伝統と革新性
涼を呼び込む「露地」の基礎知識
茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
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写真:辻田美穂子
【東京】
ARAMAKIー新巻鮭を運ぶ “シャケ箱” を使ったプロダクト
会場:maruse
会期:4/9まで開催中(水曜、木曜は定休日)
入場料:無料
お歳暮として昔から贈られている新巻鮭。その輸送に使われる木箱、「シャケ箱」を用いた家具、楽器、雑貨の展示・販売会が開催されている。制作したのは北海道恵庭市を拠点に活動する、宮大工の村上智彦(Gen&Co.)。シャケ箱ごとに北海道の地名である釧路や大樹などが力強いフォントで鮮やかに描かれ、使い込むほどに色、艶に深みが増す素材としてのユニークさとその可能性に惚れ込み、2012年からARAMAKIプロジェクトをスタートさせた。
開催期間中はシャケ箱を使ったプロダクトは購入もでき、ギター職人の手によるシャケレレ(ウクレレ)づくりワークショップのほか、最終日はプロジェクトメンバーによるトークショーと、アイルランド音楽演奏家、中村大史氏によるライブも開催される。◆詳しくはこちら
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シャケ箱で家も建てられる!? シャケ箱の無限の可能性を追求する〈ARAMAKI(アラマキ)〉
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写真:真柏 銘 飛龍
【埼玉】
日本の盆栽水石至宝展
会場:さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
会期:4月28日〜30日
入場料:1000円
「第8回世界盆栽大会inさいたま」の企画のひとつとして、日本全国より300席を越す名品が出品される展覧会が開催される。日本を代表する貴重盆栽や大宮盆栽の名品が展示され、世界最高峰、最大規模の展示となる。会場の入口には推定樹齢一千年以上の真柏(しんぱく)銘 「飛龍」がシンボル盆栽として展示される。
会場では雄々しく荘重な気品に満ちた皇居の盆栽が特別に展示される。普段目にすることができない盆栽、盆器の数々を知る貴重な機会となる。そのほか、世界で愛されるまでになった盆栽の歴史や伝統を紹介する展示のほか、日本トップクラスの盆栽作家や世界8つの地域から招聘する盆栽作家によるデモンストレーションも行われる。◆詳しくはこちら
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会場:さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
会期:4月28日〜30日
入場料:1000円
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会場では雄々しく荘重な気品に満ちた皇居の盆栽が特別に展示される。普段目にすることができない盆栽、盆器の数々を知る貴重な機会となる。そのほか、世界で愛されるまでになった盆栽の歴史や伝統を紹介する展示のほか、日本トップクラスの盆栽作家や世界8つの地域から招聘する盆栽作家によるデモンストレーションも行われる。◆詳しくはこちら
二十代堆朱楊成《彫漆硯箱 玄鶴》1944年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城卓
【東京】
所蔵作品展 動物集合
会場:東京国立近代美術館工芸館
会期:5月21日まで開催中
入場料:210円
東京国立近代美術館の工芸館では動物をモチーフにした染め織物や硯箱、花瓶といった工芸作品に着目した展覧会が開催されている。
鶴、亀、トンボ、オシドリ、犬、虎、鳳凰など、身近な動物から空想動物まで工芸には数えあげたらきりがないほどの動物たちが登場する。昔から動物には、長寿や武運への願いや祈りがこめられてきた。
【東京】
所蔵作品展 動物集合
会場:東京国立近代美術館工芸館
会期:5月21日まで開催中
入場料:210円
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鶴、亀、トンボ、オシドリ、犬、虎、鳳凰など、身近な動物から空想動物まで工芸には数えあげたらきりがないほどの動物たちが登場する。昔から動物には、長寿や武運への願いや祈りがこめられてきた。
ルネ・ラリック《雄鶏と羽根文花瓶》1928年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城卓
近代に入ると、作家たちは動物のモチーフを用いながら、それまでのイメージによらない作品を制作し始めた。卵の殻のかけらを柔らかな毛並みにしたり、たたいた金属の硬質な輝きでタカの勇猛さを表したりと、素材と技法の特性を生かした表現を生み出してきた。展覧会には、約120点の作品が展示される。◆詳しくはこちら
近代に入ると、作家たちは動物のモチーフを用いながら、それまでのイメージによらない作品を制作し始めた。卵の殻のかけらを柔らかな毛並みにしたり、たたいた金属の硬質な輝きでタカの勇猛さを表したりと、素材と技法の特性を生かした表現を生み出してきた。展覧会には、約120点の作品が展示される。◆詳しくはこちら
写真:《高過庵》
撮影:増田彰久
【茨城】
藤森照信展ー自然を生かした建築と路上観察
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期:5月14日まで開催中
入場料:800円
近代建築史、都市史研究の第一人者として多くの業績を残したのち、45歳で神長官守矢史料館(長野県茅野市、1991年)を設計、建築家としてデビューした藤森照信。屋根にタンポポやニラが植えられた住宅、皮付きの木材を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、藤森照信の作品は建築の通念を軽やかに超えた新しさと、遠い過去を想起させる懐かしさを併せ持つ、独創的な建築として知られている。
建築と自然との関係を取り戻すべく藤森が取り組んできた「自然素材をどう現代建築に生かすか」「植物をどう建築に取り組むか」というテーマから、代表な建築をスケッチ、模型や写真で紹介するとともに、これまで手がけた建築の屋根、壁、左官等の素材見本、家具などが展示される。また、4月9日には藤森照信氏による講演会が開催される。(先着80名)◆詳しくはこちら
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漱石と建築:文豪が見た明治・大正の日本の街並みと住まい
コメントをどうぞ!
行ってみたい展覧会はありますか? すでに行かれた展覧会があれば、ご感想を教えてください。
撮影:増田彰久
【茨城】
藤森照信展ー自然を生かした建築と路上観察
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期:5月14日まで開催中
入場料:800円
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建築と自然との関係を取り戻すべく藤森が取り組んできた「自然素材をどう現代建築に生かすか」「植物をどう建築に取り組むか」というテーマから、代表な建築をスケッチ、模型や写真で紹介するとともに、これまで手がけた建築の屋根、壁、左官等の素材見本、家具などが展示される。また、4月9日には藤森照信氏による講演会が開催される。(先着80名)◆詳しくはこちら
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まとめ、便利で助かります! 今月は面白そうな展覧会が多いですね。
Anne Shimamotoさま
コメントありがとうございます! 建築、ライフスタイルともに充実したラインナップをご紹介できました。なかにはこの機会を逃すと次はいつ開催されるか……というものもございますので、ぜひお出かけください。