株式会社ワイズデザイン一級建築士事務所

埼玉の田舎、祖父の代まで左官職人だった旧家に生まれました。 土間と囲炉裏と縁側のある家、土壁の匂い、毎日自然と触れ合いながら育った幼少期。 小学校高学年時の家の建て替えが、この世界に入るきっかけでした。圧倒的な木の力強さと匂いに魅了され、学校から帰っては大工さんと一緒に釘を打ったり、ノコギリで木を切ったりしていました。（大工さんにとっては迷惑な話です）その後、廃材を集めては犬小屋を作ったり、庭に東屋を自作したりしていました。 ガンプラにもハマりました。三度の飯より熱中したプラモデル製作。大学の最初の課題をプラ板で製作したのを覚えています。 学生時代の欧州放浪の旅は、建築を学ぶ学生として半分責務的な衝動でした。風土の違いがこんなにも多様な形態を生み出し、時の流れが圧倒的な存在感を放つ。建築のすばらしさを実感した旅でした。そして大学院時代に体感した阪神淡路大震災。 建築の脆さと自然の脅威、建築の責任。自分に一体何が出来るのか？焼野原を目の前にした時の沸々と沸き上がる衝動。。。 これらの体験が現在の原点になっていると思います。