HAL設計室

1985年まで東京で7年間の設計事務所勤務を経て、1987年に信州松本にHAL設計室を開設しました。いらい住宅を中心に設計を続けています。信州松本の人々には独特な気質があります。進取の精神に富み新しい物好きでありながら東京の文化にベッタリということでもなく、信州の豊かな自然を尊び信州らしい建物を好むというものです。このような環境の中で長年設計活動を続けて導き出されたのが、私なりの信州スタイルです。 外観は土壁風の塗り壁と板壁をバランスよく組み合わせ、内部の床と天井に無垢板を使い壁を塗り壁とする方法です。特に内部空間は材料のバランスが重要で、第一に居心地の良さを優先させています。また窓から見える風景も気を使っています。最も良い風景が見えるよう最適な場所に最適な大きさの窓を設けるよう心がけています。 最先端を行く設計は都会の建築家にお任せし、長く気持ちよく暮らせる家作りを追求しています。