arhifto｜アルヒフト建築設計事務所

学生時代、アメリカ留学していた彼から「やりたいことが見つかった！」と、喜びの報告を受けたのはもう15年以上前のこと…。 建築家になる夢をかなえ、友人でもある彼に設計してもらった家に現在大切な家族(妻、娘2人(2歳、0歳))と住んでいます。※2019年夏完成※ 少々長文のレビュー(というより我が家はこんな感じで家を建てましたというメモ)となりますが失礼します。 妻は結婚するまで小さな古民家カフェを営んでおり、元々空間へのこだわりが強く(お店の売りは“空間”と言い切っていた)、私にとって旧友である建築家と古民家カフェ元経営者の妻の嗜好が合うのか内心ハラハラでした。 しかし、初めて東山の事務所(築年数があり雰囲気あるマンションをリノベした事務所兼住居)を訪れた際、帰り道に妻が「私の好きな感じだわ」と言い、私の中での家作りはこの時成功したも同然でした(笑) とは言えそこからが理想の家作りへの本格的なスタート。 妻はエンジン全開で雑誌や建築関係の資料にたくさん付箋を貼って、私はライフワークのための防音室の情報を集め、彼は彼で実際に現地を訪れ歩き感性を研ぎ澄まし…。 ドキドキの初プレゼンは、、予想を上回ってきました。 防音室は離れに(予算と管理の都合で最終的には2階の一角へ)、土地の形状を活かし2棟が寄り添うようなレイアウトや、隣家との調和も考慮された外観等々。 希望をかなえた上に、その時点では感知できないアイデアがたくさん盛り込まれ、模型からは秘めたるオーラが漏れ出ているようでした(笑) そして、その内容を解釈する時間をもらい、何度かの打合せ、見積、調整へ。 妻は打合せの中で収納やキッチン周りを想像に想像を重ね(時には絵を描き)確認、やり取りをしていました。 また、当初は吹き抜け案でしたが、予算や冷暖房効率を考え、少し申し訳ない気持ちはありましたが最終的に通常の2階建てでお願いをしました。 そして完成した我が家は、本当に心地よい空間です。 我が家のハイライトは植栽に囲まれたダイニングテーブルのある一角。 ここで休日の朝コーヒーを飲んでいると、本当に豊かな気持ちになります。 他にもたくさんの心地よい空間がたくさんありますが、完成写真を撮っていただきましたので、詳しくはアルヒフト建築設計事務所のホームページの「Works → 碧海の家」をご覧ください。 ※ご希望であればアルヒフト建築設計事務所連絡経由で、見学に来ていただいてもかまいません。 家作りは建物そのもの以外に本当にたくさんのタスク(土地探し、融資、冷暖房システムの検討、関連業者さんとのやりとり、家具の選定等)があります。 どれも金額は少なくても数十万単位の話なので、限られた予算の中で自分達がどこにこだわりを持つかを突き詰めていく作業でした。 これには実際、プロデューサーがいないと難しいです。 アルヒフト建築設計事務所の彼は、友人であることを差し引いてもこんなに要望を伝えやすいプロデューサーは中々いないんではないかという人柄です(笑) ※それでいて、高い感性から来るゆるぎない信念も持ち合わせるため、時に「俺を信じろ」モードになり、結果として信じて間違いなかったです(笑) 我が家はアルヒフト建築設計事務所で家作りができて本当に良かったです。