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新型コロナ長期化に向けて企業が考えるべき7つのこと

2020年は私たちの予想通りではありませんでした。新型コロナウイルスの完全な収束の見通しがつかない中、事業を継続させるための軌道修正と業務のオンライン化が余儀なくされています。この予測不可能な状況下で、あなたの会社はどのような対策をとっていますか? 今回は、コロナ禍の長期化を想定し、景気後退からビジネスを守るため、長期的にビジネスを成長させるために企業が考えるべき7つのポイントをまとめました。

1)長期化を前提とした戦略の策定

コロナ禍の今、事業と組織運営をいかに持続していくかが重要になります。先行きが見えない中、事業の継続性を維持するためには、まず長期戦を前提とした経営戦略の見直しが必要です。例えば、継続・縮小すべき事業(または案件の種類)の選別。また、固定費の上昇を抑えるために、人件費の見直し、在宅勤務や取引先とのリモート打ち合わせなどに伴うスペースコストの削減も検討する必要があるかもしれません。これからはより一層、長期的な視点での選択と集中の経営戦略が必要になるでしょう。

2)的確なリスク管理の実施

感染が拡大し続けている今の状況では、事業を守るために的確なリスク管理の実施が必要不可欠ですが、どのくらい出来ていますか。まずは、コロナ禍(景気後退状況)で事業を取り巻くリスクは何かを特定し、発生確率と影響度を軸にそれらのリスクを整理した上で、それぞれのリスクを回避または軽減できるよう対策を打っていくこと良いでしょう。

例えば、リスクの一つとして、顧客の支払いがあると思います。トラブルを回避するために、優良顧客の選別、顧客とのコミュニケーション、案件のプロジェクト管理(予算・スケジュールなど)を上手くできているかこれを機に見直してみてはいかがでしょうか。

3)データの蓄積・管理・活用

リスク管理を実施する上で、顧客とのコミュニケーションやプロジェクト管理が重要である点に触れましたが、それらを上手く進めるための成功の伴はご存知でしょうか。答えは「データ」です。ここでいうデータとは、会話の履歴・共有画像や資料・帳票などを含む、取引に伴う全ての記録。データをしっかりと残し、いつでも見つけられるよう管理し、必要に応じて活用できるように備えておけば、トラブルの際に役に立ちます。このようなデータが蓄積されることで、顧客の傾向やニーズもより見えてくるようになるので、トラブル回避だけでなく、成長戦略のヒントにもなるでしょう。

Houzz Pro を使えば、顧客との会話から帳票関連の全データを、一か所で簡単に管理することができます。ワンクリックで会話履歴や書類確認が可能です。

4)時間管理の徹底

人員が限られていたとしても、時間管理が上手くできれば、業務が効率化され、残業時間の削減や生産性の向上につながります。時間管理を適切に行うためには、まずは現状どのように時間を使っているか把握するために、労働時間と活動内容の可視化することをおすすめします。個々のタスクに費やしている時間を詳細に記録することで、もっと時間を使うべきところと、そうでないところが見えてきます。例えば、本業ではない事務作業。作業内容と時間を見える化することで、オンラインツールを活用して時間短縮を図るべきか、または事務代行サービスに委託すべきなのか検討することができます。まずは、時間と作業の可視化から始めましょう。

5)オンライン上の存在感の向上

コロナの影響で、顧客や協力会社と直接会う機会が少なくなっているかもしれません。そういう時だからこそ、オンラインツールを駆使して、今までの繋がりを維持し、新しい繋がりを広げることが重要です。今やオンライン上の名刺とも言われるホームページは常に更新されていますか。また Houzz のような住まいのサイトでも、プロフィールを施工事例写真やレビューで充実させて、定期的に情報発信もできていますか。オンラインでの存在感を高め、常に最新の情報を発信し続けることで、新規顧客の獲得や新たな協力会社との出会いにつながっていきます。

Houzz Pro を使えば、PC・モバイルの両方に対応したプロ仕様のウェブサイトを簡単に作成・運用できます。

6)マーケティングへの投資

オンライン上の存在感の向上の話にも繋がりますが、景気後退時であったとしても、将来の案件を増やすためのマーケティングへの投資は欠かせません。景気後退時には広告やマーケティングを削減するのが賢明に思えるかもしれませんが、調査*によると、景気後退時も広告出稿などマーケティングへの投資を続ける企業は、市場シェアを拡大し、その後もブランドイメージを維持することに成功しています。これは長期的に大きな効果を企業にもたらし、社会情勢が正常に戻った際に、より良いポジションにつくことができたといいます。

Houzz Pro を使えば、家づくりに関心の高い住まい手に対して、集中的に広告表示・情報発信ができます。

7)見込み顧客を絶やさないこと

コロナの長期化で、受注に至るまでに少し時間がかかったり、進んでいた見込み顧客との商談が保留になることもあるかもしれません。だからこそ、このような時期でも継続的に見込みを増やしていくことが重要です。現状の成約率を参考に、目標とする受注数に対して、何件の見込み案件が必要なのか算出し、情報発信と見込み顧客へのコミュニケーションを強化し ましょう。

Houzz Pro 上で顧客とやり取りをするだけで、見込み顧客からの問い合わせ状況や、取引の進捗を可視化できます。

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