
数寄の家 | 高級邸宅
特注デザインの囲炉裏 カッシーナ製作の特注スライド蓋付き。囲炉裏の支柱、横木ともステンレス バイブレーション仕上げです。鉄瓶は黒川雅之氏デザインの南部鉄瓶です。 http://www.designshop-jp.com/shopbrand/005/003/X/
クライアンツは鍋料理等をここで楽しんでいます。
円形の座は桐本木工所で桐の天然漆仕上げです。 http://kirimoto.net/furniture/chair_ts.html
Photo:NACASA & PARTNERS
Houzz ユーザーのコメント:

2位〈M アーキテクツ〉による新築プロジェクト《数寄の家》は、日本の数寄屋建築の真髄を現代的に読み解いて設計した家。リビングにつながる囲炉裏スペースは特注デザインで、〈カッシーナ〉制作の特注スライド蓋付き。鉄瓶は黒川雅之によるデザイン。円形の座は〈桐本木工所〉によるもので、桐材の天然漆仕上げ。このハイセンスな空間で、オーナー一家は鍋料理を楽しんでいるそうです。

スライド開閉式の炉蓋付き日本人の自然との関わり方を現代の生活に合わせてデザインした、囲炉裏のある空間。都内の個人邸の2階の広いリビング・ダイニングの一角にフィットするように、囲炉裏も、開閉式の炉蓋も、すべて特注です。天井の隙間にあけた燻し竹の上に、換気ファンが隠れて設置されています。M アーキテクツの前田康憲さんは、場所性を重んじ、「家の中に小宇宙や自然を取り込もう」というコンセプトのもと、このスペースを設計。昔から日本の民家で囲炉裏は、「暖房」「灯り」「調理」を兼ね備えた象徴的存在でしたが、次第に中央の火が神聖化されていきました。このモダン住宅でも、囲炉裏を設けたことで、生活シーンがさらに豊かになりました。囲炉裏の周りに配置した黒漆の拭漆仕上げによる低座椅子と、それを囲む、白色のレースのカーテン(写真右)と障子(写真左)が、見事に黒と白(陰と陽)の「対比の美学」となっています。

《数寄の家》設計:M アーキテクツ / 前田康憲5年前に都内に建てられた、個人邸の2階部分である。キッチン、ダイニング、リビングを壁や建具で分断せずに、空間に対する日本人的な身体感覚を反映させて、それぞれの領域によって緩やかに自立するレイアウトとなっている。広いリビングの背面に、8畳の和室と並んで、この囲炉裏端が設けられた。この一角は床座式となっており、天然木突き板の床に、黒漆の拭漆仕上げによる低座椅子を配している(製造・販売:輪島キリモト・桐本木工所)。日本人でも懐かしさを覚える火のしつらえだが、まわりのインテリアはいたってモダン。支柱と横木はステンレス製で、表面はバイブレーション仕上げ。南部鉄器の鉄瓶を引っ掛けた鉤はスチール。まわりを灰で汚さないよう、囲炉裏はスライド開閉式の蓋付き。カッシーナ・イクスシーに依頼した特注品とのこと。太鼓貼りの障子と共に空間を共有するのはクリエーション バウマンのレースのカーテン。その後ろにあるハンターダグラスの電動カーテンを上げると、リビングから連続するガラスウォールが現われる。施主はこの囲炉裏で鍋料理を楽しんでいるとのことなので、雪が降った日の眺めはまた格別だろう。

そこに集いたくなる炭火の魅力洋風にアレンジした囲炉裏。それがあるだけで、生活に刺激を与える異空間的な感覚を演出できます。囲炉裏を囲んでの団欒は、いつも話さないことまで語ってしまうような、楽しい時間を与えてくれそうです。使わないときは蓋をすることができるので、灰が舞うこともありません。
Houzz 寄稿者のコメント:



Michelle show me one wood sample and I was afraid to have this kind of clean plain floor feeling
M アーキテクツ