
R10渋谷Tさんの家
茶室床の間:
best of houzz 2017「ファミリールーム部門」受賞
Houzz ユーザーのコメント:

完成した念願の茶室は「逆勝手四畳半切」と呼ばれるしつらえである。炉を挟んで、向かって左側に客が座り、右側に亭主が座す。炉は安全を優先して電気式を採用した。炉を使わない夏季は半畳だけ取り替えればフラットになり、冬季は逆に掘りごたつを置ける。 細いリブ状の杉板で美しく装飾した天井から吊り下げられた照明は、夫妻が骨董店で見つけたもの。素敵なアンティークだが、茶会の席では視界に入り、邪魔に感じることもあると鈴木氏は考えて、照明コード取り出し口まわりを四角く切り欠き、照明器具を取り外せるようにしてある。四角い開口部は蓋をすればスッキリ。 鈴木氏のデザインを支えた職人仕事は随所にみられる。壁は珪藻土の左官仕上げ、畳に近い部分には濃紺一色の湊紙(みなとがみ)を貼った。これは「腰張」という茶室特有の意匠のひとつで、土壁を背にして正座する婦人の着物の帯が汚れないようにした配慮からと言われている。 床の間の材にもこだわった。茶会では、亭主が主題や季節にあわせて掛け軸を用意し、花を生け、もてなしの心をさりげなく込める重要な空間だ。奥多摩の材木店まで鈴木氏が出向いて、床柱はオニスギ、床板と棚板はカヤを選定した。地板はジンバブエ産の御影石で、表面はジェットバーナー仕上げとした。

10. 海外ではZENスタイルとほぼ同義語として親しまれる 「ジャパニーズスタイル」

後編では、トラディショナル、コンテンポラリー、ミッドセンチュリーモダン、レトロなど、時代とともに進化してきたスタイルをご紹介します。後編を読む早わかり、Houzzのインテリアスタイル17選〈後編〉
Houzz 寄稿者のコメント:

I love the Zen feeling here. Calm simplicity.

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