岸和田市 古民家リノベーション Japanese Traditional House Renovation@Osaka
意匠面だけではなく、次世代へ住み継がれるべきための建物の長寿命化もしっかりと施した。
断熱面は、既存土壁の解体を最小限に抑え外断熱。土壁の蓄熱性を活かした熱容量の高い住宅を目指した。
屋根は2種類の断熱方法を使用。
既存野地板を仕上げとして見せる下屋の部分はフェノバボードによる屋根上断熱。その他は屋根下にセルロースファイバーを吹きこむことで、前者の方法ではウィークポイントとなりがちな面戸の断熱もしっかり確保している。
また耐震面では、束石立ての基礎に配筋/コンクリートを打設し補強。屋根は既存の日本瓦を降ろし、防水もしっかり施した上で軽量なガルバリウム鋼板で葺き替えた。
今後のリフォーム・リノベーション工事の見通し総務省が5年ごとに実施している「住宅土地統計調査」(2018)によると、全国の空き家数は848万9千戸で、総住宅数のうち空き家率は13...