西七条の家
住宅や工場が密集するこの地は、京都の美観地区に指定されており京都特有の街並みを形成しつつも昔ながらの工場が点在しています。
そんなどこか懐かしさを感じる地での新築の計画です。
外観は周辺環境に合わすべくエッジの聞いたデザインながらも内部は木をみせた温かみのある空間となっております。
また家全体がひとつながりとなったスキップフロアとなっておりフロアごとに視線が抜けながらも、連続した空間の中でさまざまなアクティビティを誘発させてくれます。
空間、素材それぞれにシンプルな構成でありながらも、高い施工能力があったからこそ実現ができた住宅です。
そこで今村さんは、敷地めいっぱいまで建築面積を広げ、2階建て木造在来軸組みの一般的な構造形式を採用したうえで、2階北東の寝室部分のボリュームを4mだけ持ち上げることにしました。「そうすることで、2フロア分の床面積を無駄にすることなく、1階全...