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食卓空間を軽やかに見せる、ダイニングベンチのすすめ
ダイニングテーブルに合わせる椅子として、ぜひベンチを検討してみませんか? 空間を広く使え、座る人数の融通も利くなど、メリットがいろいろあります。
ブラッキン・ヘザー
2018年1月10日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
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コンパクトなスペースでも邪魔にならず、すっきり見え、座る人数の融通がきくダイニングベンチ。ダイニングテーブルやチェアとお揃いのデザインを選んでもいいし、単品で買って好きなように組み合わせても素敵です。今回はダイニングテーブルに椅子ではなくベンチを合わせるメリットを挙げながら、コーディネートのバリエーションをご紹介します。
圧迫感なく、広く見せる背もたれなしベンチ
テーブルの周りに置く椅子は意外と存在感があります。片側を背もたれなしのベンチにすることで、空間の圧迫感がなくなり、広く感じられるようになります。また、全体がシンプルに見え、風合いのあるテーブルがよく映えるメリットも。
テーブルの周りに置く椅子は意外と存在感があります。片側を背もたれなしのベンチにすることで、空間の圧迫感がなくなり、広く感じられるようになります。また、全体がシンプルに見え、風合いのあるテーブルがよく映えるメリットも。
ダイニングにベンチを置くことで部屋全体が広く見え、抜け感も感じられることは、この写真からもよくわかります。テーブルや椅子とお揃いのデザインを選ぶ利点は、やはりすっきり見えること。シンプルなフォルムと温かみのある素材を組み合わせたダイニングセットが、モダンな空間によく似合っています。
屋外のような開放感を演出
上質なガーデンファニチャーをあえて室内で使っている、こちらのダイニングキッチン。木や石などの天然素材を豊富に使っていること、片側をベンチにしていることで、屋外用の家具でも違和感なくダイニングキッチンになじませています。
家の中でも大活躍、ピクニックテーブル&ガーデンテーブル
上質なガーデンファニチャーをあえて室内で使っている、こちらのダイニングキッチン。木や石などの天然素材を豊富に使っていること、片側をベンチにしていることで、屋外用の家具でも違和感なくダイニングキッチンになじませています。
家の中でも大活躍、ピクニックテーブル&ガーデンテーブル
色や素材感をすべてお揃いに
アンティークのテーブルとよく似た素材のベンチを合わせ、統一感を出しています。ベンチに冬らしいファブリックを掛け、温かみのあるアクセントにしているのもインテリアになじませるコツといえそうです。
アンティークのテーブルとよく似た素材のベンチを合わせ、統一感を出しています。ベンチに冬らしいファブリックを掛け、温かみのあるアクセントにしているのもインテリアになじませるコツといえそうです。
丸太で支える脚に特徴のあるベンチとテーブルは、安定感抜群。細い脚のレトロな椅子も、テーブルとベンチと色を合わせ、全体をしっくりと落ち着いた雰囲気に。椅子の細い脚が全体に軽さを加えています。
ベンチと椅子の色を揃える
ベンチの素材や色をテーブルに合わせず、あえてアクセントとして別の色にするのも効果的です。無垢材のダイニングテーブルに白いベンチと白い〈トリックス〉の《Aチェア》を組み合わせたことで、全体が明るくなり、めりはりのある新鮮なシーンに仕上がっています。
ベンチの素材や色をテーブルに合わせず、あえてアクセントとして別の色にするのも効果的です。無垢材のダイニングテーブルに白いベンチと白い〈トリックス〉の《Aチェア》を組み合わせたことで、全体が明るくなり、めりはりのある新鮮なシーンに仕上がっています。
ベンチとテーブルの色を揃える
テーブルとベンチはセットにして椅子だけを変えるのも素敵です。がっしりと重みのあるテーブルに、イームズの白い《シェルサイドチェア》が軽さを与えています。これだけでもシンプルで素敵ですが、赤い〈トリックス〉の《Aチェア》がアクセントになり、さらに印象深く、個性的な空間に。
タイムレスデザインの名作椅子《トリックスチェア》
テーブルとベンチはセットにして椅子だけを変えるのも素敵です。がっしりと重みのあるテーブルに、イームズの白い《シェルサイドチェア》が軽さを与えています。これだけでもシンプルで素敵ですが、赤い〈トリックス〉の《Aチェア》がアクセントになり、さらに印象深く、個性的な空間に。
タイムレスデザインの名作椅子《トリックスチェア》
大人数でもすっきり、背もたれ付きベンチ
限られた空間で大勢座れるのも、ダイニングベンチの大きなメリットです。座り心地のよい背もたれ付きベンチも、大いに活用したいもの。こちらは長いテーブルに、黒い椅子とベージュのベンチを組み合わせたシックなツートンカラーのダイニング。ベンチとチェアを必要に応じて移動させれば、大人数にも柔軟に対応できそうです。
限られた空間で大勢座れるのも、ダイニングベンチの大きなメリットです。座り心地のよい背もたれ付きベンチも、大いに活用したいもの。こちらは長いテーブルに、黒い椅子とベージュのベンチを組み合わせたシックなツートンカラーのダイニング。ベンチとチェアを必要に応じて移動させれば、大人数にも柔軟に対応できそうです。
木目を生かしたダークトーンのテーブルや床に、黒いレザーのベンチシート、黒い壁にインダストリアルのペンダントといった男前な組み合わせ。手前にあるのは背もたれのない黒のレザーベンチ。正方形に近い横幅もあるテーブルなので、多勢で囲んで座れるベンチは賢い選択です。
部屋と一体感のある造り付けベンチ
部屋の一角にベンチを造り付けることができれば、さらにすっきりした空間が手に入ります。上の写真のLDKには、奥のダイニングからリビングまで、壁際に長いベンチが一直線に造り付けてあります。ダイニングではもちろん座るベンチとして、また、ソファの前の位置ではテレビやオーディオを置くなど、多目的に使えるうえ、全体がすっきり見えます。左の写真は、窓辺に造り付けたベンチの背もたれとシートの黄色がテーブルのナチュラルな木の色になじみ、さりげないアクセントになっています。
部屋の一角にベンチを造り付けることができれば、さらにすっきりした空間が手に入ります。上の写真のLDKには、奥のダイニングからリビングまで、壁際に長いベンチが一直線に造り付けてあります。ダイニングではもちろん座るベンチとして、また、ソファの前の位置ではテレビやオーディオを置くなど、多目的に使えるうえ、全体がすっきり見えます。左の写真は、窓辺に造り付けたベンチの背もたれとシートの黄色がテーブルのナチュラルな木の色になじみ、さりげないアクセントになっています。
和室とひと続きになっている板の間が、土間になったダイニングに向かって、まるで縁側のように張り出しています。ここに座るとちょうどダイニングベンチのように使えるという面白いアイデア。奥のキッチンエリアまで伸びていて、大勢座れそうな広々としたベンチです。
木と窓が際立つ、シンプルで心地よい《御殿場の家》
木と窓が際立つ、シンプルで心地よい《御殿場の家》
アメリカなどの広い家ではキッチンの日当たりのよいコーナーに「ブレックファストヌック」と呼ばれる、ベンチ付きの小さなダイニングスペースを設けることがあります。ヌックとはコーナーの意味で、つまり、朝食を食べるコーナーのことです。朝食のほか簡単なランチ、コーヒータイム、子供の宿題やお絵描きの場所、読書など、ベンチ座ってくつろぎ、一息つける多目的スペースとして人気があります。
ゆったりとくつろげるコーナーベンチ
クッションをたくさん置いたらソファのようにくつろげそうなベンチ。ソファを置く代わりにこのような座り心地のよいベンチを造りつければ、リビングダイニング兼用で使えます。ファブリックカバーのチェアを合わせることでソフトな印象になり、リラックス感がさらにアップします。
クッションをたくさん置いたらソファのようにくつろげそうなベンチ。ソファを置く代わりにこのような座り心地のよいベンチを造りつければ、リビングダイニング兼用で使えます。ファブリックカバーのチェアを合わせることでソフトな印象になり、リラックス感がさらにアップします。
テーブルを囲むようなコージーな雰囲気のL字形ベンチ。寄り添って座るようなレイアウトは親密感があり、ほっこりした温かみが感じられます。淡いブルーの壁に合わせ、ベンチシートと《セブンチェア》を濃いめのブルーで統一した、さわやかな空間です。
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