自分の時間と美しいキッチンをつくる、ビルトイン食洗機の上手な選び方
国内メーカーと海外メーカーの違いといった選ぶ前に知っておきたいビルトイン食洗機の特徴をご紹介します。
Rie Horiguchi
2020年10月25日
これから家を建てたり、リノベーションを考えるとき、食洗機もビルトインにしてキッチンをすっきり見せたいもの。さらにどんなタイプのビルトインの食洗機を選ぶかは毎日を快適に過ごすために重要なポイントです。というのも、食洗機を上手に選ぶだけで毎日の家事やメンテナンスの時間を省け、食器がきれいに洗いあがるだけでなく、時間や心のゆとりをもたらします。でも、食洗機を使った経験がない人にとって、「何をどう選べばよいか分からない」「導入したあとの暮らしがイメージできない」「コストアップを避けたい」という声も少なくありません。今回は、ビルトイン食洗機の形状や日本製と海外製の機種の違いによる特徴や採用後の暮らしなどもお伝えいたします。
ビルトイン食洗機の形状は大きく2種類
引出しタイプとフロントオープンタイプの2種類あります。引出しタイプは、日本サイズのコンパクトなキッチンに導入しやすいため、日本で一番普及しているタイプといえます。
使い方も形状によって異なります。引出しタイプは容量が少ないため、食事ごとに使い、鍋やフライパンは手で洗うのが一般的。一方で、フロントオープンタイプのビルトイン食洗機は容量が大きく、食器はもちろん、お鍋やフライパンなどの調理器具も一緒に洗浄できます。特に海外製の大型のビルトイン食洗機は、1日1回しか使わない方も多いです。
引出しタイプとフロントオープンタイプの2種類あります。引出しタイプは、日本サイズのコンパクトなキッチンに導入しやすいため、日本で一番普及しているタイプといえます。
使い方も形状によって異なります。引出しタイプは容量が少ないため、食事ごとに使い、鍋やフライパンは手で洗うのが一般的。一方で、フロントオープンタイプのビルトイン食洗機は容量が大きく、食器はもちろん、お鍋やフライパンなどの調理器具も一緒に洗浄できます。特に海外製の大型のビルトイン食洗機は、1日1回しか使わない方も多いです。
引出しタイプの特徴
- 国内メーカーの商品が多く、安心感がある
- サイズは45cmと60cmがある
- 45㎝タイプには、浅型と深型がある
その一方、
などの点はおぼえておきましょう。食洗機で洗える物を増やしたい場合は、耐熱プラスチックの食器や、食洗機対応の漆器に買い替えるのもよいアイデアです。また、「食洗機を導入するから、洗いかごは不要になる」とイメージされる方がいらっしゃいますが、調理に関わるすべてのものを洗えるわけではありません。洗いかごを置く前提でキッチンのスペースを確保しておきましょう。
また、国内メーカーの食洗機をお使いの方から乾燥機能のみを使っているという声を伺うことがありますが、気づかぬうちに封水切れを起こして排水管の匂いがあがる原因になることがあります。洗浄機能も併用しながら乾燥モードを使うことをおすすめします。
- 乾燥時に庫内が高温になるため、漆器やプラスチック製品など洗えない食器がある
- 機種によっては、乾燥時に高温の蒸気が排出される
- 食器が多い場合、鍋やフライパンといった調理器具は基本的に手洗いになる
- 1日1回使用して、約10年で耐用年数を迎える
などの点はおぼえておきましょう。食洗機で洗える物を増やしたい場合は、耐熱プラスチックの食器や、食洗機対応の漆器に買い替えるのもよいアイデアです。また、「食洗機を導入するから、洗いかごは不要になる」とイメージされる方がいらっしゃいますが、調理に関わるすべてのものを洗えるわけではありません。洗いかごを置く前提でキッチンのスペースを確保しておきましょう。
また、国内メーカーの食洗機をお使いの方から乾燥機能のみを使っているという声を伺うことがありますが、気づかぬうちに封水切れを起こして排水管の匂いがあがる原因になることがあります。洗浄機能も併用しながら乾燥モードを使うことをおすすめします。
フロントオープンタイプの特徴
- 容量が大きい
- 節水効果が高い
- 換気扇のフィルターのような手では洗いにくいものも洗える
- 海外製品は20年使える設計で作られている
一方、
- イニシャルコストがかかる
- 標準設備として選択できない、住宅設備メーカーもある
- 選ぶビルトイン食洗機によっては、キッチンカウンターの高さが90㎝になる
- 国内メーカーの機種は選択肢が少ない
- 海外製品は配管の位置が本体の脇になる
国内メーカーと海外メーカーの考え方の違い
Houzzで世界8ヵ国のHouzzユーザーに行った食洗機に関する調査(2015年)では、日本とフランスだけが、手洗い派が食洗機派をわずかに上回っていました。日本で食洗機を導入している人は30%にとどまる一方でドイツやアメリカでは全家庭の80%が導入してます。というのも、海外では家事負担の軽減が進んでいるのはもちろん、日本と違って水事情がよくないため、お水そのものが貴重。そのため、大容量の60㎝幅のビルトイン食洗機で一日分の食器や調理器具を一回で洗う習慣が定着しているようです。
また、海外製のビルトイン食洗機は部品供給の期間が長く、修理をしながら長く使うというのが一般的なため、イニシャルコストは高くても総合的なランニングコストは圧倒的に抑えられます。
Houzzで世界8ヵ国のHouzzユーザーに行った食洗機に関する調査(2015年)では、日本とフランスだけが、手洗い派が食洗機派をわずかに上回っていました。日本で食洗機を導入している人は30%にとどまる一方でドイツやアメリカでは全家庭の80%が導入してます。というのも、海外では家事負担の軽減が進んでいるのはもちろん、日本と違って水事情がよくないため、お水そのものが貴重。そのため、大容量の60㎝幅のビルトイン食洗機で一日分の食器や調理器具を一回で洗う習慣が定着しているようです。
また、海外製のビルトイン食洗機は部品供給の期間が長く、修理をしながら長く使うというのが一般的なため、イニシャルコストは高くても総合的なランニングコストは圧倒的に抑えられます。
国内メーカーのビルトイン食洗機は、
- 日本のコンパクトなキッチンに導入しやすいよう設計されている
- 洗剤メーカーと協力して、食材に合わせた洗剤を開発している
- 食器を熱風でしっかり乾燥させる
ビルトイン食洗機を長持ちさせるために
- 残さいや食器の油分はできるだけ取り除く
- 定期的に庫内洗浄をする(油汚れ、カルキの2種類)
食洗機がもたらすプラスの効果
「食洗機よりも手で洗うほうが安心感がある」「食洗機は楽だけど、不経済な気がする」「食器洗いを機械に任せるのは、手抜きと思われる」……といった食洗機に対するマイナスイメージを持っている方は案外多いようです。
でも、夕食後の後片付けを食洗機に任せるだけでも1日約20分、1年で120時間も時間にゆとりが生まれます。疲れていても洗わなきゃ、といった家事ストレスを軽減してくれるでしょう。
「食洗機よりも手で洗うほうが安心感がある」「食洗機は楽だけど、不経済な気がする」「食器洗いを機械に任せるのは、手抜きと思われる」……といった食洗機に対するマイナスイメージを持っている方は案外多いようです。
でも、夕食後の後片付けを食洗機に任せるだけでも1日約20分、1年で120時間も時間にゆとりが生まれます。疲れていても洗わなきゃ、といった家事ストレスを軽減してくれるでしょう。
さらに食洗機を採用後、「自分で使った食器を家族が各々自分で入れてくれるようになった」、「最後に食事をした人が食洗機のスイッチをいれるというルールが自然とできた」というお話はよく伺います。
このように、手で洗うよりも食器がきれいになるのはもちろん、家族が協力しやすい仕組みづくりや省エネや環境負荷の軽減にも貢献します。自分の価値観やライフスタイルに合うビルトイン食洗機を選び、前向きに採用してはいかがでしょうか。
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キッチンに関する記事を読む
家づくりに関する記事を読む
このように、手で洗うよりも食器がきれいになるのはもちろん、家族が協力しやすい仕組みづくりや省エネや環境負荷の軽減にも貢献します。自分の価値観やライフスタイルに合うビルトイン食洗機を選び、前向きに採用してはいかがでしょうか。
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いくつか食洗器使ってきましたが、絶対にフロントオープンタイプがいいです。食洗器では熱湯が使えるので衛生面でも安心だし、グラスの輝きも違います。フライパンや鍋蓋もきれいになるし、食洗器自体の掃除の手間が違います。引き出しタイプは底にゴミが溜まるのを掃除するのが面倒です。国産は10年で寿命なんですね。国産の前開きの機種が無くなってきたので、次にフロントオープンタイプを探すとなれば海外製になるのですが、海外製は記事にある通り大きすぎて、躊躇します。今や子供たちが家を離れて一人になり、食洗器を使うほどの食器を汚さなくなったので、来客が多ければ別ですが、次はどうしようか検討中です。
ホシザキを愛用していましたが、家庭用が無くなってしまい残念です。