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簡単DIY:レースペーパーで作る、カジュアルでシックなリース
焼き菓子の下に敷くレースペーパーが、楽しい工作の材料に。目からウロコ!のハンドメイド、可愛いリースをご紹介します。
Mikako Ichimura
2016年9月4日
フラワーデザイナー、「緑の居場所デザイン」主宰。大きな緑の居場所から、花一輪の小さな緑の居場所まで、生花にまつわる様々な提案をしています。
お菓子材料のお店やラッピング用品の専門店、最近は100円ショップなどでも買える、可愛らしいレースペーパー。カットワークのレース模様は見ているだけで楽しいですが、この素敵なデザインを生かして、何かインテリアに使えるものを作れないかしら……と考えていて思いついたのが、レースペーパーを使ったリースです。手作りの焼き菓子の下に敷いたり、ラッピングに使ったりするだけでなく、レースペーパーはこんな使い方もできるんですよ。
枝ものを使った本格的なリースは作るのが結構大変ですが、レースペーパーをベースに使うリースなら、ちょっとした工作気分で楽しめ、短時間で素敵な作品ができ上がります。カジュアルで軽やかな雰囲気なので、部屋のどんなスペースにも似合いそう。では、さっそく作り方をご紹介しましょう。
材料と道具
用意するものはまず、ラタンや枝などを編んだ、リースの土台。手作り材料のお店などで買えます。今回は直径15cmほどの小さめのものを使っています。それからレースペーパー。いろんな形がありますが、円形でリースの土台と同じくらいの直径のものを選んでください。このサイズだと35枚ほど必要なので、セット枚数を確認して用意しましょう。飾りつけに使う花やグリーンは少しの量で大丈夫です。今回はユーカリと、ユーカリポポラスの枝を使いましたが、ドライの紫陽花などを加えてみても素敵だと思います。花材はドライになるものなら何でも大丈夫ですが、ドライフラワーにしたものを使うようにしてください。
あとは、吊り下げるためのひもやラフィア、セロハンテープ、はさみ、グルーガンです。グルーガンは、熱で温めた固形のボンドをピストル式の器具から絞り出して使うしくみの電動工具で、安価なものなら1,000円くらいから見つかります。木工用ボンドだと接着力が弱く、リースの形がきれいにできないので、グルーガンがおすすめです。
用意するものはまず、ラタンや枝などを編んだ、リースの土台。手作り材料のお店などで買えます。今回は直径15cmほどの小さめのものを使っています。それからレースペーパー。いろんな形がありますが、円形でリースの土台と同じくらいの直径のものを選んでください。このサイズだと35枚ほど必要なので、セット枚数を確認して用意しましょう。飾りつけに使う花やグリーンは少しの量で大丈夫です。今回はユーカリと、ユーカリポポラスの枝を使いましたが、ドライの紫陽花などを加えてみても素敵だと思います。花材はドライになるものなら何でも大丈夫ですが、ドライフラワーにしたものを使うようにしてください。
あとは、吊り下げるためのひもやラフィア、セロハンテープ、はさみ、グルーガンです。グルーガンは、熱で温めた固形のボンドをピストル式の器具から絞り出して使うしくみの電動工具で、安価なものなら1,000円くらいから見つかります。木工用ボンドだと接着力が弱く、リースの形がきれいにできないので、グルーガンがおすすめです。
1. レースペーパーでパーツを作る
リースの土台に貼りつけるパーツを作ります。まず、レースペーパーの表面を内側にして半分に丸めます。
リースの土台に貼りつけるパーツを作ります。まず、レースペーパーの表面を内側にして半分に丸めます。
写真のように指を入れながら、フリルを寄せます。
根元をつまんで平たくつぶし、花のような形にします。フリルが平均になるよう形を整えたら、つぶした根元をセロハンテープで固定します。
上の写真のような形の「レースペーパーの花」ができます。これを35個作りましょう。
リースの土台にひもかラフィアを通して結び、吊り下げ用のひもにします。
リースの土台にひもかラフィアを通して結び、吊り下げ用のひもにします。
2. 外周にパーツを貼りつける
吊り下げひもが時計の2時の方向あたりになるように土台を置き、レースペーパーのパーツの「花びら」にあたる側をリースの外側に向けて、まず3個を12時、4時、8時の位置に貼りつけます。このとき、セロハンテープで固定した根元の部分の先端がリースの土台からはみ出さないよう、少しはさみでカットしながら作業します。根元にグルーガンをつけ、、側面から見たとき土台が隠れるように、やや下向きになるよう貼りつけるのがコツです。
グルーガンで熱された糊は大変熱いので、取り扱いにはじゅうぶん注意してください。
吊り下げひもが時計の2時の方向あたりになるように土台を置き、レースペーパーのパーツの「花びら」にあたる側をリースの外側に向けて、まず3個を12時、4時、8時の位置に貼りつけます。このとき、セロハンテープで固定した根元の部分の先端がリースの土台からはみ出さないよう、少しはさみでカットしながら作業します。根元にグルーガンをつけ、、側面から見たとき土台が隠れるように、やや下向きになるよう貼りつけるのがコツです。
グルーガンで熱された糊は大変熱いので、取り扱いにはじゅうぶん注意してください。
吊り下げひもが12時の位置になるよう置きかえ、同様に続けて12時、4時、8時の位置に、根元をはさみでカットしたパーツを貼りつけると、等間隔に6個のパーツがつきます。
それぞれの隙間に同じ要領で1つずつ、さらに6個貼りつけます。1周すると、全部で外周に12個のパーツがついたことになります。
3. 内周にパーツを貼りつける
次に、今度はレースペーパーの花びら側をリースの土台の内側に向けて、同様に等間隔に6個のパーツを貼りつけます。まずは3個つけたところです。
次に、今度はレースペーパーの花びら側をリースの土台の内側に向けて、同様に等間隔に6個のパーツを貼りつけます。まずは3個つけたところです。
内周の6個分を貼りつけるとこのようになります。まだところどころ、土台がのぞいていますね。
4. 上面にパーツを貼りつける
上から見て土台がのぞいているところを埋めるように、さらに12個のパーツを等間隔に貼りつけます。写真は左側半分6個をつけたところです。
上から見て土台がのぞいているところを埋めるように、さらに12個のパーツを等間隔に貼りつけます。写真は左側半分6個をつけたところです。
続いて右側半分6個をつけ終わったら全体を見て、隙間があいているところに、さらに5個ほどパーツを足して仕上げます。これで、ベースの部分が完成しました。
このサイズのリースではパーツ35個でだいたい全体が埋まりますが、もっと大きいサイズを作るときは、さらに多くのパーツが必要になると思います。外周、内周、上面の順で等間隔に貼りつけていく手順は同じですので、作る大きさに合わせて間隔や個数を調整してください。
このサイズのリースではパーツ35個でだいたい全体が埋まりますが、もっと大きいサイズを作るときは、さらに多くのパーツが必要になると思います。外周、内周、上面の順で等間隔に貼りつけていく手順は同じですので、作る大きさに合わせて間隔や個数を調整してください。
5. 好みの花材をあしらう
用意した花材を適度な長さに切り、根元にグルーガンをつけて、レースペーパーの根元に埋めるように固定していきます。たくさんつけても、少しだけにしても、そのあたりはお好みに合わせて。ところどころ長さをかえて、葉っぱがはみ出すようにしたり、内側や外側に向けたり、自由にアレンジしてみてください。
これででき上がりです。ユーカリのさわやかなグリーンの葉とナチュラルカラーの小さな実が、秋の始まりを感じさせるリースになりました。
用意した花材を適度な長さに切り、根元にグルーガンをつけて、レースペーパーの根元に埋めるように固定していきます。たくさんつけても、少しだけにしても、そのあたりはお好みに合わせて。ところどころ長さをかえて、葉っぱがはみ出すようにしたり、内側や外側に向けたり、自由にアレンジしてみてください。
これででき上がりです。ユーカリのさわやかなグリーンの葉とナチュラルカラーの小さな実が、秋の始まりを感じさせるリースになりました。
色や素材のバリエーション
売られているレースペーパーはほとんどが白ですが、ときどきパステルカラーのものも見かけます。好みの色が見つからないときは、スプレーペイントで色をつけてから作る方法もあります。グラデーションをつけたり、わざとまだらにペイントしたり、いろいろ楽しい工夫ができますよ。黒で作ってみても、秋冬向けのシックなものができると思います。
売られているレースペーパーはほとんどが白ですが、ときどきパステルカラーのものも見かけます。好みの色が見つからないときは、スプレーペイントで色をつけてから作る方法もあります。グラデーションをつけたり、わざとまだらにペイントしたり、いろいろ楽しい工夫ができますよ。黒で作ってみても、秋冬向けのシックなものができると思います。
花材のほかに、ネップやフリンジがついている変わり毛糸やファンシーヤーン、レースのリボンや布の端切れなどもリースの飾りに使えます。毛糸や布を貼りつけるときの接着剤は、木工用ボンドで大丈夫です。
上のリースは、赤やグリーンの毛糸や布を貼りつけて、クリスマスカラーに仕上げたもの。また、左下にのぞいているのは、レースペーパーのパーツを額縁の中にぎっしり貼りつけ、さまざまな質感の白い毛糸や布でアクセントをつけたフレームアートです。
上のリースは、赤やグリーンの毛糸や布を貼りつけて、クリスマスカラーに仕上げたもの。また、左下にのぞいているのは、レースペーパーのパーツを額縁の中にぎっしり貼りつけ、さまざまな質感の白い毛糸や布でアクセントをつけたフレームアートです。
レースペーパーのリースは身近な材料ででき、アレンジも自由で、軽くて飾る場所も選びません。ぜひひとつ作ってお部屋を飾ったり、お友達にプレゼントしたりしてみてくださいね。
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