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夏に実践したい、クローゼット収納の使い方、整え方
体調管理に気をつけたいこの季節。気温変化に合わせて必要なものをサッと取り出せるようにクローゼットを掃除して持ち物を見直しましょう。
栗原晶子|Akiko Kurihara
2018年7月8日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
暑くなると億劫になるのが、家事にまつわるあれこれ。料理なら時短で済むものや火を使わないメニューなどアイデアがありますが、汗をかく季節は洗濯の頻度が上がるので、洗濯、干す、畳むを負担に感じる人も多いですね。ここでは、クローゼット収納の賢い使い方と整え方をご提案します。
1. クローゼットを空にする
この時期、クローゼットはオンシーズンの服と、しまい逃したオフシーズンの服が入り混じって収納されていて混み合っていませんか? それは、天気と気温の変化に整理整頓が追いつかないために起きてしまいます。
なるべく晴天で湿度が低い日を選んで、入り混じって収納されている洋服を分ける作業に取りかかりましょう。家族で共有するウォークインクローゼット、個々の部屋に設置しているクローゼットなど、ライフスタイルによっても収納条件が異なるので、その場所を主に使う人がいるタイミングで作業しましょう。
この時期、クローゼットはオンシーズンの服と、しまい逃したオフシーズンの服が入り混じって収納されていて混み合っていませんか? それは、天気と気温の変化に整理整頓が追いつかないために起きてしまいます。
なるべく晴天で湿度が低い日を選んで、入り混じって収納されている洋服を分ける作業に取りかかりましょう。家族で共有するウォークインクローゼット、個々の部屋に設置しているクローゼットなど、ライフスタイルによっても収納条件が異なるので、その場所を主に使う人がいるタイミングで作業しましょう。
分けるためにまず実行するのは、クローゼットからすべてのものを出す作業です。ここでは「いる」「いらない」の選別のことは考えず、ひたすら出すことに集中してください。大まかに洋服を種類別に分けておくと、戻す際の時間の短縮につながります。まずはクローゼットを一度空にしましょう。ウォークインクローゼットに窓や通気口がある場合は、風を通すために開放しながら作業を進めてください。
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2. クローゼット内に風を通す
空になったクローゼットは、掃除機でゴミやホコリを吸い取り、棚やハンガーポール、収納ケースを拭き掃除しましょう。環境によってはクローゼット内にカビが発生していることもあるかもしれません。カビの種類に合わせてエタノールや漂白剤を使用してカビを落とします。特に、下のほうに発生しやすいので、隅々までチェックしましょう。すのこやシートを敷いているなら、必ず外して確認してください。乾拭きした後は、しばらく開放して風を通してください。サーキュレーターで風を回すのも方法の一つです。
空になったクローゼットは、掃除機でゴミやホコリを吸い取り、棚やハンガーポール、収納ケースを拭き掃除しましょう。環境によってはクローゼット内にカビが発生していることもあるかもしれません。カビの種類に合わせてエタノールや漂白剤を使用してカビを落とします。特に、下のほうに発生しやすいので、隅々までチェックしましょう。すのこやシートを敷いているなら、必ず外して確認してください。乾拭きした後は、しばらく開放して風を通してください。サーキュレーターで風を回すのも方法の一つです。
3. メンテナンス忘れをピックアップ
クローゼットに風を通している間に行うのは、洋服の選別です。この時点で、オフシーズンになったものの、クリーニングに出していないアウターや、メンテナンスしていない服があれば、そのまま戻さず必ず確認してメンテナンスに回してください。家で洗濯する場合も同様です。
クローゼットに風を通している間に行うのは、洋服の選別です。この時点で、オフシーズンになったものの、クリーニングに出していないアウターや、メンテナンスしていない服があれば、そのまま戻さず必ず確認してメンテナンスに回してください。家で洗濯する場合も同様です。
4. オンシーズンのハンガーは隙間ができるように
秋冬用の洋服に比べて、夏物は薄手のものが多いので、比較的スペースを取らずに済みますが、その分、枚数を多く保有しているかもしれません。オンシーズン用のスペース、例えばクローゼットを開けてすぐに出し入れできるハンガー収納部分は、隙間が見えるのが理想です。ぎゅうぎゅうと左右に押し分けなくては出し入れできない状況は避けてください。
秋冬用の洋服に比べて、夏物は薄手のものが多いので、比較的スペースを取らずに済みますが、その分、枚数を多く保有しているかもしれません。オンシーズン用のスペース、例えばクローゼットを開けてすぐに出し入れできるハンガー収納部分は、隙間が見えるのが理想です。ぎゅうぎゅうと左右に押し分けなくては出し入れできない状況は避けてください。
5. ハンガーは洗濯時とクローゼット内で統一する
ここで、洗濯から収納までの行動をラクにするためのコツとして、干す時に使うハンガーとクローゼットで使用するハンガーを揃えるという方法があります。そうすれば、干したものを取り込んで畳む手間が省けます。クローゼットから取り出して空いたハンガーを洗濯スペースに移動するというひと手間は増えますが、「掛けるだけ方式(畳みたくない派)」の人にはオススメです。
ここで、洗濯から収納までの行動をラクにするためのコツとして、干す時に使うハンガーとクローゼットで使用するハンガーを揃えるという方法があります。そうすれば、干したものを取り込んで畳む手間が省けます。クローゼットから取り出して空いたハンガーを洗濯スペースに移動するというひと手間は増えますが、「掛けるだけ方式(畳みたくない派)」の人にはオススメです。
6. ここにあるべきでないものを見つける
1. でクローゼットを空にした際に、本来、クローゼットには入れるつもりではなかったものがあるはず。洋服を買った際の紙袋、靴箱や緩衝材、そのほかにも一時置き場にしてしまいこんだものの、すっかり忘れていたものも出てきます。探していたものであれば、元にあるべき場所へ戻し、念のために保管していたものであれば、その用途をもう一度検討してみてください。そもそも「念のため」と考えていた出番はこの先もないかなと思えば、それは手放してよいサインです。
レイアウト別、ウォークインクローゼットの収納プランニング
1. でクローゼットを空にした際に、本来、クローゼットには入れるつもりではなかったものがあるはず。洋服を買った際の紙袋、靴箱や緩衝材、そのほかにも一時置き場にしてしまいこんだものの、すっかり忘れていたものも出てきます。探していたものであれば、元にあるべき場所へ戻し、念のために保管していたものであれば、その用途をもう一度検討してみてください。そもそも「念のため」と考えていた出番はこの先もないかなと思えば、それは手放してよいサインです。
レイアウト別、ウォークインクローゼットの収納プランニング
7. アイデア収納を見直す
クローゼットの中には、少しでも収納量を増やそうと用いた収納ケースやアイデアハンガーなどを使っている人もいるかもしれません。それらをうまく使いこなしていればもちろんよいのですが、取り入れたはいいが、使いこなせていなかったり、破損したりして使いにくくなっているものもあるのではないでしょうか。手放すことを「もったいない」と考える前に、使いこなせていないこと、使いづらくてイライラしたり、時間をかけてしまったりしていることのほうが「もったいない」と考えてみてください。
クローゼットの中には、少しでも収納量を増やそうと用いた収納ケースやアイデアハンガーなどを使っている人もいるかもしれません。それらをうまく使いこなしていればもちろんよいのですが、取り入れたはいいが、使いこなせていなかったり、破損したりして使いにくくなっているものもあるのではないでしょうか。手放すことを「もったいない」と考える前に、使いこなせていないこと、使いづらくてイライラしたり、時間をかけてしまったりしていることのほうが「もったいない」と考えてみてください。
8. オフシーズンの戻し場所を確保して収納を決める
3. で改めてメンテナンスに出したオフシーズンものは、例えばクリーニングに出して数日後に戻ってくるものや、自分で洗濯してしっかり干してから戻すものがあるでしょう。オフシーズンもののスペースにそれらを戻す位置をしっかり確保しておきましょう。ハンガーをあらかじめかけておく、収納ケースの一部を空けておくなどして、何をしまうかわかるように、メモを貼っておくといいですね。戻す場所が決まっていれば、せっかくスッキリさせたオンシーズンもののスペースを再び占拠せずに済みます。
3. で改めてメンテナンスに出したオフシーズンものは、例えばクリーニングに出して数日後に戻ってくるものや、自分で洗濯してしっかり干してから戻すものがあるでしょう。オフシーズンもののスペースにそれらを戻す位置をしっかり確保しておきましょう。ハンガーをあらかじめかけておく、収納ケースの一部を空けておくなどして、何をしまうかわかるように、メモを貼っておくといいですね。戻す場所が決まっていれば、せっかくスッキリさせたオンシーズンもののスペースを再び占拠せずに済みます。
湿気の多い日本では、クローゼット収納の湿気対策は1年を通して気になる項目です。衣替えのタイミングでクローゼットを空にする時間的余裕がない人は、扉を開けて日常的に風を通すよう心がけましょう。
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