日本のお風呂のすばらしさとは？

キーワードは自然、ミニマリズム、くつろぎ。Houzzアメリカのコントリビューターが日本式のお風呂の魅力について考察します。

Ramona Flume 2015年6月18日

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熱いお風呂にゆっくり体を浸すのは、シャワーを浴びるよりもはるかに気持ちがよいもの。お風呂の愉しみをよく理解している日本人は、昔から毎日お湯をなみなみとはったバスタブ入り、清潔な生活を送ってきました。この記事では、香りの良いヒノキ風呂から、柚子やハーブでさらにリラックス効果を高めるお風呂まで、バスルームにおける日本の美とセンスをご紹介します。

Abramson Architects

バスタイムは聖なる時間。日本人にとって、バスルームとは聖なる空間です。すっきりとシャープなラインと自然光があれば、他に必要なものはほとんどありません。ごちゃごちゃと、不要なものは置かないのです。この空間の主役はもちろんバスタブ。ミニマリズムの美学がお湯に体を浸すくつろぎの感覚をますます高めてくれます。

日本には温泉旅館が2万軒あり、毎年のべ1億人以上の日本人と外国人が訪れています。温泉を訪れる理由は、人口密度の高い都会暮らしの慌ただしさから逃れるため。お風呂は心と体を癒やすための最高の場所でした。だから、日本では、どんなに小さなアパートの部屋にも、お湯をはれるバスタブがついています。

Right Arm Construction

自然光と自然素材がやわらかい色合いの空間。バスタブの端に頭を載せれば、やわらなかキャラメル色のヒノキ材が放つ香りに包まれます。

Sakura Group

温泉やバスタブに入る前に体を流すのが日本のお風呂の流儀。だから、日本のバスルームには昔から、手桶や小さな腰掛けが置いてあります。実際、日本の伝統的なお風呂は、体を洗うことが目的ではありませんでした。銭湯でも自宅のお風呂でも、せっけんは使っていなかったのです。今では、バスタブに入る前に、腰掛けに座り、脇にあるシャワーで体を流します。床はハードウッドや川底の石を思わせるタイル。最初に体を流しておけば、お湯に入ったあとは、心おきなく深いくつろぎを楽しむことができるのです。

バスタブのハードウッドとダークな床や天井のタイルのコントラストがすばらしいバスルーム。瞑想状態になれそうです。

Hoshinoya Karuizawa - Meditation Bath.jpg

打たせ湯とダークな色が、感覚遮断装置のように一切の雑念を遮断し、日々のストレスから心を解放してくれます。

Garret Cord Werner Architects & Interior Designers

お風呂の屋内空間はたしかに瞑想的な空間です。でも、屋外の自然とのつながりを日々感じられるお風呂もあります。

バスタブの脇に大きな窓をしつらえて、手入れの行き届いた庭園や手つかずの自然を楽しめるようにすることも。

お風呂は季節を感じる場所でもあります。日本では、冬には柚子を湯を入れて、体をあたため、リラックス効果を高めます。身近なハーブ、例えば香りのよいバジルやラベンダーなど、季節の果実や花、香りをお風呂に加えてみましょう。

Saint Dizier Design

お風呂の中には、ヒノキのバスタブ、ハードウッドの壁材、お湯が優しい雨のように降り注ぐシャワーヘッドなど、自然の要素や素材が活用されます。手作りの竹製のソープディッシュや、脱衣室用の籐製のキャビネットも、自然を感じさせるアイテムです。

コメント (1)

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Atsuko Ishii

お風呂には石鹸がないと言う下りは誤ってますよ。日本人なら誰しもわかってると思いますが、浴槽に入る前に身体を洗ったり、洗髪をします。ですから実際に浴室には石鹸やシャンプー&コンディショナーが置いてある家庭が殆どです。

According to this article, Japanese bathroom does not have soap, but its wrong. Japanese wash their bodies before they soak in the bathtub. They do wash their hairs in the bathroom outside of bathtub. They use bathtub just to enjoy soaking in warm water to relax.

「いいね！」 5 件 2017年4月9日 7:35