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意外と簡単! 内装に「ガラス」を取り入れて空間を格上げする方法
空間を広く見せたい? スタイリッシュなイメージにしたい? 目隠しをしつつ光は欲しい? それらすべてを叶える方法ーーそれは、ガラスのインテリアです。
小川のぞみ
2017年4月27日
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む。
ライター/コピーライター歴は10年以上。ウェブサイトや雑誌、ECサイトや通販誌、広告媒体(商業施設の冊子やポスター、大手企業発行の会報誌など)にて企画から携わる。担当分野は、住宅、インテリア、教育、ファッション、ランジェリー、インタビュー取材など。スタイリストの経験も多数。
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む... もっと見る
日本の家づくりにおいてガラスといえば、まずは窓を思い出すでしょう。ここ数年、窓ガラスの性能についての関心は高く、ペアガラス(断熱効果などがある2枚1組の複層ガラス)が標準になりました。しかしながら内装材となると、一般にガラスを考えるのはまだ定番ではなく、デザインに並々ならぬこだわりのある人が選択するもの、もしくは商業施設やホテルの専売特許といったイメージです。
とはいえ内装にガラスを取り入れることは、気持ちというソフト面での敷居は高くとも、工事というハード面ではとても簡単。例えば、建具であるドア、間仕切り壁をガラスにするという方法なら、新築時はもちろん、リフォームでも安易に可能です。ガラスのインテリアを選択することは、奇抜でも敷居の高いものでもなく、空間を明るく広くおしゃれに演出してくる身近なものなのです。この記事では、気持ちのハードルをよい意味で低くして、内装でガラスを気軽に取り入れる方法に迫りたいと思います。
とはいえ内装にガラスを取り入れることは、気持ちというソフト面での敷居は高くとも、工事というハード面ではとても簡単。例えば、建具であるドア、間仕切り壁をガラスにするという方法なら、新築時はもちろん、リフォームでも安易に可能です。ガラスのインテリアを選択することは、奇抜でも敷居の高いものでもなく、空間を明るく広くおしゃれに演出してくる身近なものなのです。この記事では、気持ちのハードルをよい意味で低くして、内装でガラスを気軽に取り入れる方法に迫りたいと思います。
1. ドアや間仕切り壁をガラスにチェンジ
室内でガラスを楽しむなら、施工もイメージもしやすいドアが簡単です。なかでもこちらは、引き戸タイプのガラス扉で、どこか自動ドアを連想させてくれるのがユニーク。玄関からガラスドアが見えるーーそれだけでモダンでスタイリッシュな家に思えるから不思議です。
室内でガラスを楽しむなら、施工もイメージもしやすいドアが簡単です。なかでもこちらは、引き戸タイプのガラス扉で、どこか自動ドアを連想させてくれるのがユニーク。玄関からガラスドアが見えるーーそれだけでモダンでスタイリッシュな家に思えるから不思議です。
こちらの事例は、ドア以外がガラスという意表をついたデザインです。本来、壁であるところを全てガラスにすることでドアに独特の浮遊感が出て、他にはないような面白味のある空間となっています。明るい寝室からリビングへと光が伝わり、空間の連続性を叶えているのも、ガラスの間仕切り壁ならではです。
Houzzツアー:ガラスの家の住み心地
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ドアのガラスと、壁の代わりにガラススクリーンというマンションリノベの空間です。光と視線を通すガラスを採用したことで、空間を広く見せることに成功しています。都市の狭い居住空間にこそ採用したい、気持ちのよいアイデアといえるでしょう。
風合いある空間づくりに「木製サッシ」のすすめ
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2. 階段まわりにガラスを用いる
四方を囲まれた都会の家のエントランスホールの写真です。こちらでは光を取り込むためガラスが多用され、吹き抜けの階段までガラスの手すりというこだわり具合。手すりをガラスにしたことで、ダイナミックな空間に軽やかさと光が反射する効果を得ています。
四方を囲まれた都会の家のエントランスホールの写真です。こちらでは光を取り込むためガラスが多用され、吹き抜けの階段までガラスの手すりというこだわり具合。手すりをガラスにしたことで、ダイナミックな空間に軽やかさと光が反射する効果を得ています。
大きな窓のある吹き抜けのリビング。なかでもひと際目を引くのが、オブジェのようなガラスの階段です。空間のアクセントになっているだけでなく、階段自体がガラスというインパクトのある繊細さは、この家のイメージを特別なものにしてくれています。
家の顔、窓の配置とデザイン、使い方
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3. 利点の多いガラスブロックに注目
光をとりいれつつも視線は遮りたいという空間には、人目が気になりづらいガラスブロックが便利。人通りの多い通り沿いの家には、内装兼外装に最適でおすすめ。センスのよさもアピールできます。
光をとりいれつつも視線は遮りたいという空間には、人目が気になりづらいガラスブロックが便利。人通りの多い通り沿いの家には、内装兼外装に最適でおすすめ。センスのよさもアピールできます。
寝室の目隠しとして、一部をガラスブロックにした例。全面で採用するよりも、気軽に取り入れられるアイデアです。空間をおしゃれに変えてくれる高いデザイン性も嬉しい点です。
ガラスブロックは、明るいバスルームから洗面室へと光を届けたいときにも最適。また、中空という構造上結露しにくく、防音性や断熱性にも優れているのも魅力です。
4. トップライトが生きるユニークなガラス床
ちょっと人とは違う取り入れ方をしたいなら、ガラスの床はいかがでしょうか。こちらの事例は、トップライト→2階廊下の床→1階へと光が降り注ぐ設計。通るたびに下の階が見える、楽しいスポットにもなっています。
ちょっと人とは違う取り入れ方をしたいなら、ガラスの床はいかがでしょうか。こちらの事例は、トップライト→2階廊下の床→1階へと光が降り注ぐ設計。通るたびに下の階が見える、楽しいスポットにもなっています。
ガラスの床を通して降り注ぐ光、トップライトを1階から見上げた写真です。空間にガラスで連続性を持たせる方法は、都心に多い変形狭小敷地での採光と空間の広がりを叶えてくれる素敵なアイデアです。
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