家事をストレスフリーに! キッチンカウンター下収納の使い方と収納アイデア
オープンタイプのキッチンが人気の今、キッチンカウンター下収納はその後の使いやすさを左右する重要な検討事項です。種類別カウンター下収納の特徴を参考に、家族が使いたくなるキッチンまわりをつくりましょう。
Rie Horiguchi
2023年12月21日
家づくりを考えるとき、「一番長くいるキッチンこそこだわりたい!」という方はとても多く、デザインの好みはもちろん、お手入れのしやすさや機能性を求める方が多いです。でも、暮らしはじめるとデザインやお手入れのしやすさ以上に、収納スタイルや家事動線がキッチンの使いやすさを左右することに気づき、「よく考えて決めればよかった」とおっしゃる方も少なくありません。今回は、キッチンの収納スタイルの種類や特徴、キッチンのどこに何をしまえば使いやすくなるのか? など、ストレスフリーなキッチンづくりのヒントをお伝えします。
システムキッチンの収納には、引き出しタイプ、開き戸タイプ、オープン棚タイプが多く採用されています。背面収納やキッチン前のカウンター下収納は、上記の3タイプのほか、引き違い戸タイプを提案します。
でも、ほんの20年前まで、キッチンといえば開き戸と誰しもイメージしたものです。引き出しタイプのキッチンは海外ドラマで見たことがあるものの、実際に見る機会はほとんどありませんでした。時を経て、住まいや間取りの考え方の変化と、海外製の性能のよいスライドレールが普及。一般的なシステムキッチンは、引き出しタイプが主流となりました。
でも、ほんの20年前まで、キッチンといえば開き戸と誰しもイメージしたものです。引き出しタイプのキッチンは海外ドラマで見たことがあるものの、実際に見る機会はほとんどありませんでした。時を経て、住まいや間取りの考え方の変化と、海外製の性能のよいスライドレールが普及。一般的なシステムキッチンは、引き出しタイプが主流となりました。
引き出し収納の特徴は?
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- 収納のスペースをむだなく有効に使える
- 蹴込部分にも収納スペースをつくれる
- 収納内部を俯瞰しやすく、取り出しやすい
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開き戸収納の特徴は?
- コストダウンしやすい
- 収納内部を自分好みにアレンジできる
- 高さのあるものを入れやすい(一升瓶や大型の鍋)
ですが、
- 下部にあるものを取り出すときにしゃがむ必要がある
- 収納の奥がデッドスペースになりやすい
- 収納グッズを追加購入する必要がある
オープン棚の特徴は?
プロ使用のキッチンのような佇まいのオープン棚タイプは、男性に人気があります。
プロ使用のキッチンのような佇まいのオープン棚タイプは、男性に人気があります。
- パッと見て何がどこにあるかわかる
- 1ステップで取り出せる
- 扉や引き出しが不要なので、コストを抑えられる(特にオーダーキッチンの場合)
でもその反面、
キッチンの「見せる収納」成功のポイント
- 収納内部までみえるので、片付いているのに雑然と見える
- ホコリが溜まりやすい
- 奥のものが取り出しにくく、デッドスペースになることがある
キッチンの「見せる収納」成功のポイント
引違い扉収納の特徴は?
- コストが抑えられる
- 収納の前にスペースがなくても開閉できる
- 開閉時、手前に出っ張らないため安全性が高い
その一方、
- 開き戸タイプより、収納の奥行きが狭くなる
- 扉がフラットに並ばない
- 敷居にホコリがたまりやすい
【キッチン側】
定位置決めと見直しでつかいやすさを実現
水を張って使うお鍋やボウルはシンクの下に、炊飯器の上下のスペースにお茶碗を置く、加熱機器の周辺には調理で使うキッチンツールをおいておくなど、作業の流れを妨げない定位置決めが大切です。
定位置決めと見直しでつかいやすさを実現
水を張って使うお鍋やボウルはシンクの下に、炊飯器の上下のスペースにお茶碗を置く、加熱機器の周辺には調理で使うキッチンツールをおいておくなど、作業の流れを妨げない定位置決めが大切です。
「どこに何を置けばいいのか?」は暮らす人のスタイルによって異なりますから、一度決めて終わりにせず、使い勝手を見極めながら、定期的に見直すのも大切です。
【リビングダイニング(LD)側】
過ごし方、家具の置き方から適切な収納選びを
リビングダイニングは単に食事やくつろぎの場所だけでなく、勉強したり、本を読んだり、遊んだり、多目的に使う場所。そのため、ものが集まりやすく、出しっぱなしになりやすい場所でもあります。
毎日の食事に使うカトラリーやコップ類、文房具や小物類、薬や絆創膏、綿棒などのグルーミンググッズなど、LDでよく使うものは、引き出しや開き戸タイプの収納が取り出しやすく、しまいやすいでしょう。
定位置決めをするときは、「使う場所に使うものを置く」「子供でもできるルールにする」「取り出しやすく、しまいやすい」の3つを意識するのがポイントです。
過ごし方、家具の置き方から適切な収納選びを
リビングダイニングは単に食事やくつろぎの場所だけでなく、勉強したり、本を読んだり、遊んだり、多目的に使う場所。そのため、ものが集まりやすく、出しっぱなしになりやすい場所でもあります。
毎日の食事に使うカトラリーやコップ類、文房具や小物類、薬や絆創膏、綿棒などのグルーミンググッズなど、LDでよく使うものは、引き出しや開き戸タイプの収納が取り出しやすく、しまいやすいでしょう。
定位置決めをするときは、「使う場所に使うものを置く」「子供でもできるルールにする」「取り出しやすく、しまいやすい」の3つを意識するのがポイントです。
カウンター下収納をオープンスタイルにするなら、家族のお気に入りの本、おもちゃのほか、季節の小物をディスプレイしましょう。また、ホームパーティーをする機会が多い方は、ワインセラーを設置すればワンランク上の空間を演出でき、会話が弾むでしょう。
キッチン前の収納は、ダイニングテーブルとの位置関係や間取りも考慮する必要があります。家具をどう置き、空間をどう使うかをイメージしながら、収納スタイルを決めるとよいでしょう。
キャビネットの面材として適切な素材は?
きれいにつかっているつもりでも、知らぬ間に汚れてしまうキッチン。水に濡れたり、油汚れがつくことも多いため、面材の仕上げ材をどうするかは重要な問題です。オレフィンフィルム、メラミン、UV塗装、ホーローなどは、お手入れしやすくキッチンに向いている素材と言えるでしょう。
無垢材や突板など、自然素材を面材に採用しても、水濡れや油汚れに強い塗装を施しているものを選定しておけば、美しい状態を保てます。
きれいにつかっているつもりでも、知らぬ間に汚れてしまうキッチン。水に濡れたり、油汚れがつくことも多いため、面材の仕上げ材をどうするかは重要な問題です。オレフィンフィルム、メラミン、UV塗装、ホーローなどは、お手入れしやすくキッチンに向いている素材と言えるでしょう。
無垢材や突板など、自然素材を面材に採用しても、水濡れや油汚れに強い塗装を施しているものを選定しておけば、美しい状態を保てます。
キッチンは家族の笑顔をつくる場所。デザインや予算はもちろん、自分の癖や習慣を見極めたうえで収納スタイルを選ぶよう心かけましょう。家族が手伝いやすく、自分自身が使いやすい快適なキッチン選びは、いつまでもきれいが続くキッチンづくりの第一歩です。
カウンターのあるキッチンの写真を見る
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失敗しないキッチン選び。システムキッチンとオーダーメイドキッチンの違い
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素敵なシステムキッチンだったけど営業の人の態度が嫌だったので断ったことを思い出しました。どれも一長一短だから、まぁそれで良かったんだけど。