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旬なリゾートスタイルを庭で再現!
旅先で過ごした時間を自宅の庭でもう一度再現してみませんか? 部屋のインテリアをリゾートスタイルにしたら、次は庭です!
舩村佳織
2018年5月22日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
慌ただしい日常から離れてリゾートで過ごす時間は、身も心もリフレッシュできる特別な時間です。特に海外リゾートは、国内にはない雰囲気が開放的な気分にさせてくれます。そんな雰囲気に心奪われる方は多く、自宅もリゾートテイストにしたい! というご希望もよくうかがいます。インテリアが揃えば、次はもちろん庭もリゾートテイストにしたくなるものです。しかしリゾートスタイルといっても、どこのリゾートなのか? で雰囲気が変わってきます。代表的な3つのリゾートスタイルを例に、ムード溢れる庭のつくり方を考えてみましょう。
人気のアジアンリゾートスタイル
インドネシアのバリを例に見てみましょう。一年中暖かい熱帯地方なので、バリの庭には壁のない開放的な建物があり、そこで女性や子供が手仕事をする姿が見られます。外の空気が感じられる場所で時間を過ごすのは、南国ならではでしょう。
近年バリでは竹を使った建築が人気です。アジア各地で大量に、そして安価に手に入る竹。和風の庭でも竹を利用することは多いですが、それとはちょっと雰囲気が違いますね。デッキの材料として竹を使うと、その肌触りの良さにびっくりするはずです。
インドネシアのバリを例に見てみましょう。一年中暖かい熱帯地方なので、バリの庭には壁のない開放的な建物があり、そこで女性や子供が手仕事をする姿が見られます。外の空気が感じられる場所で時間を過ごすのは、南国ならではでしょう。
近年バリでは竹を使った建築が人気です。アジア各地で大量に、そして安価に手に入る竹。和風の庭でも竹を利用することは多いですが、それとはちょっと雰囲気が違いますね。デッキの材料として竹を使うと、その肌触りの良さにびっくりするはずです。
バリは伝統工芸として木彫りの製品が有名です。豪華な彫り物がしてあるドアや、欄間がよく見られます。庭にも木製のデッキやファニチャーを置くと、バリの雰囲気が演出できます。色は濃いブラウンがより合うでしょう。
木彫りと同様に、多くの石像も見つけることができます。仏教国であるバリでは仏陀の置物などもよく置いてあります。庭に石像をディスプレイするのもバリテイストには欠かせません。
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バリの街中でよく見られるオレンジ色のレンガ。レンガは土を利用してつくるため、その土地によって独特の色合いを呈します。建物に使われる瓦もオレンジ色をしていて、バリのランドスケープを特徴づける色です。
ビーチを楽しむハワイアンリゾート
太平洋に浮かぶハワイ諸島。一年中暖かく、青い海が楽しめるビーチリゾートです。ハワイに行っての楽しみは海! という方も多いでしょう。ビビッドな色合いがビーチリゾートにはよく合います。
思い切った明るいブルーに塗られた壁面が印象的なオープンスペース。日本ではなかなか見つけられないような思い切ったアイデアです。明るく開放的な空気がいちばんの魅力です。
太平洋に浮かぶハワイ諸島。一年中暖かく、青い海が楽しめるビーチリゾートです。ハワイに行っての楽しみは海! という方も多いでしょう。ビビッドな色合いがビーチリゾートにはよく合います。
思い切った明るいブルーに塗られた壁面が印象的なオープンスペース。日本ではなかなか見つけられないような思い切ったアイデアです。明るく開放的な空気がいちばんの魅力です。
建物に明るい色というのはちょっと勇気がいりますが、ファニチャーやファブリックで取り入れると気軽にチャレンジできます。リゾートスタイルにファニチャーは必要不可欠です。のんびり快適に過ごすために、必要なものに出費を惜しまないことが、リゾートの心地よさを作り上げる秘訣です。
ハワイの風景を特徴づけるのは、黒い溶岩石です。火山によってつくられたハワイでは、溶岩石を使った石積みをよく見かけます。日本でも溶岩石はあります。石積みもよいですが、花壇に使ったり、植栽の中にアクセントとして使ってもよいでしょう。
また、リゾートスタイルをつくるのにオブジェは強い味方。画像のようにちょっと大きすぎる?と思うぐらいの壺などを置くと、非日常の空間を演出できます。
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また、リゾートスタイルをつくるのにオブジェは強い味方。画像のようにちょっと大きすぎる?と思うぐらいの壺などを置くと、非日常の空間を演出できます。
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優雅な地中海リゾート
地中海のリゾートと言えば、フランスのコードダジュール、またイタリアのシチリアなどが有名です。日本からは遠いため、リゾートとしてのんびり訪れる人は少ないかもしれませんが、ヨーロッパの人々の定番のビーチリゾートです。
地中海のリゾートと言えば、フランスのコードダジュール、またイタリアのシチリアなどが有名です。日本からは遠いため、リゾートとしてのんびり訪れる人は少ないかもしれませんが、ヨーロッパの人々の定番のビーチリゾートです。
地中海の景色で特徴的なのは、やはり白。青い空と海に映える真っ白な壁が印象的です。仕上げ方はきれいに仕上がる吹付けではなく、コテの跡が残るような左官がおすすめ。真っ白な壁に、目が覚めるような鮮やかな色のバラを這わせたり、ドアや窓の色をアクセントにしたり、そこがセンスの見せどころです。
自然石を使ったナチュラルな風景もよく合います。目地は広めにとり、きれいになりすぎない仕上がりを目指しましょう。ラベンダーやオリーブ、レモンなどの植栽がおすすめ。
洗練されたヨーロッパらしいおしゃれな街と、絵画のような牧歌的な風景の両方が地中海の魅力です。
洗練されたヨーロッパらしいおしゃれな街と、絵画のような牧歌的な風景の両方が地中海の魅力です。
アイアンを使用した庭もヨーロッパのリゾートならでは。タイルに落ちるアイアンの影も物語を感じさせます。シンプルなデザインもよいですが、装飾的でクラシカルなデザインで思いっきりフレンチ風を演出するのも目を惹きます。
地中海リゾートには洗練されたファニチャーもよく合います。特に日よけはリゾートを感じさせる重要なアイテム。実際に日本の庭でも快適に過ごすためには欠かせません。ヨーロッパ製のパラソルはスタイリッシュなデザインのものが多く、機能も優れています。いつもの庭をワンランク上のガーデンシーンに引き上げてくれます。
リゾートっぽい庭にしたい!というところから、もう一歩踏み込んで庭のテイストを考えてから庭づくりを始めると、より理想に近い庭になりますよ。旅先で過ごした夢のような空間を、ぜひご自宅でも味わってください。
庭・ランドスケープの写真を見る
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