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友達が集まる「遊びに行きたくなる」キッズルームとは?
「また遊びに行きたいな」と思える子ども部屋ってどんな工夫があるのでしょう? ママと子どもの目で検証してみると…。
夏休みシーズン、お友達の家に親子でお邪魔することがあるのですが、また遊びに行きたいなと思う家には共通点があるように思いました。子どもにとってどんな部屋がいいのかな、と考えてみると、それはやっぱり思い切り遊び(=子どものお仕事!)に没頭できる部屋。楽しいおもちゃ類が置いてあるのはもちろんなのですが、それと同時に、天井、壁、床、家具の配置、空間の使い方、色づかいなど、さまざまな方面から過ごしやすい空間を工夫している家が、使い勝手のよさと楽しさを両立した個性的な子ども部屋を実現していると思います。「また●●ちゃんちへ行きたいな」と言われる部屋づくりのポイントを、3つの観点から考えてみました。
1. 天井・壁・床にひと工夫
子どもが大好きなおもちゃがたくさんあるだけではなく、壁や床、天井に工夫があるお部屋は楽しいもの。
天井に目線を集めて
気持ちのいい空間をつくる
空を漂っているかのように、天井からいくつも吊り下げられた気球のオブジェが目を惹く空間。壁や床、部屋の大きい家具を白でまとめているから、より天井のディスプレイが際立ちます。空間に広がりが生まれ、子どもたちがいつも上を向いて(!)楽しくのびのびと遊べる部屋になります。
子どもが大好きなおもちゃがたくさんあるだけではなく、壁や床、天井に工夫があるお部屋は楽しいもの。
天井に目線を集めて
気持ちのいい空間をつくる
空を漂っているかのように、天井からいくつも吊り下げられた気球のオブジェが目を惹く空間。壁や床、部屋の大きい家具を白でまとめているから、より天井のディスプレイが際立ちます。空間に広がりが生まれ、子どもたちがいつも上を向いて(!)楽しくのびのびと遊べる部屋になります。
部屋を仕切る板に色を加える
コンクリートむきだしの壁、ヘリンボーン張りの床と大人っぽい要素が多いプレイスペース。居住空間と遊び場を仕切る壁にきれいな青をプラスして、個性的な空間に。プレイスペースから顔を出せる丸い窓をあけて、子どもが喜ぶ工夫も。
コンクリートむきだしの壁、ヘリンボーン張りの床と大人っぽい要素が多いプレイスペース。居住空間と遊び場を仕切る壁にきれいな青をプラスして、個性的な空間に。プレイスペースから顔を出せる丸い窓をあけて、子どもが喜ぶ工夫も。
イラストや手紙で壁をうめつくす
壁一面を作品展示ボードとして活用するアイデア。お友達が遊びに来たら、一緒にお絵かきして、作品を飾りましょう。イラストのほかにも手紙やポストカード、写真などを貼って楽しむことも。世界に一つしかない素敵な壁になりそうです。
壁一面を作品展示ボードとして活用するアイデア。お友達が遊びに来たら、一緒にお絵かきして、作品を飾りましょう。イラストのほかにも手紙やポストカード、写真などを貼って楽しむことも。世界に一つしかない素敵な壁になりそうです。
思い切り落書きができる黒板の壁
壁に自由に落書きができるなんて、子どもにとっては夢のよう。大人にとっても子どもの落書きに神経質にならずに済みそうです。さらに窓が近くにあると、衛生的にも◎。壁全体でなく、窓の間の空間のみ、黒板にするアイデアは、スペースを無駄なく活用していて秀逸ですね。
壁に自由に落書きができるなんて、子どもにとっては夢のよう。大人にとっても子どもの落書きに神経質にならずに済みそうです。さらに窓が近くにあると、衛生的にも◎。壁全体でなく、窓の間の空間のみ、黒板にするアイデアは、スペースを無駄なく活用していて秀逸ですね。
床の段差で区切る子どもの遊び場
普段の居住空間から、一段高くすることで、子どもが遊べるスペースをとりました。壁や扉がないので、隣接する別空間にいながらも子どもたちの様子が見えとても便利。ゆるやかですが、大人の空間も確保できているので、双方にとって理想的な空間が手に入ります。
普段の居住空間から、一段高くすることで、子どもが遊べるスペースをとりました。壁や扉がないので、隣接する別空間にいながらも子どもたちの様子が見えとても便利。ゆるやかですが、大人の空間も確保できているので、双方にとって理想的な空間が手に入ります。
2. 上下の空間を利用する工夫
2段ベッドやテント、本棚など高さの出るアイテムを使って、秘密基地のような別スペースをつくってみましょう。狭い部屋でも上下の空間を上手に使うことで、メリハリのある使い方ができます。
2段ベッドは強い味方
少し狭くても上下の空間をうまく使える2段ベッドは子ども部屋の強い味方。写真のように階段部分に収納がついていたり、下の部分が自由に使えるものを選ぶとさらにいいでしょう。遊ぶスペースも十分に確保できますよ。
2段ベッドやテント、本棚など高さの出るアイテムを使って、秘密基地のような別スペースをつくってみましょう。狭い部屋でも上下の空間を上手に使うことで、メリハリのある使い方ができます。
2段ベッドは強い味方
少し狭くても上下の空間をうまく使える2段ベッドは子ども部屋の強い味方。写真のように階段部分に収納がついていたり、下の部分が自由に使えるものを選ぶとさらにいいでしょう。遊ぶスペースも十分に確保できますよ。
テントでちょっと特別な空間に
テントは部屋とはまたちょっと違った特別なスペースが簡単にでき、子どもに人気のあるアイテム。お気に入りのぬいぐるみを並べたり、かくれんぼに使ったりと遊び方もさまざま。狭いスペースにテントを置く場合には、移動や片付けが簡単なタイプを選ぶのがポイント。ビニール製のものは、軽く、折りたたみもラクです。
テントは部屋とはまたちょっと違った特別なスペースが簡単にでき、子どもに人気のあるアイテム。お気に入りのぬいぐるみを並べたり、かくれんぼに使ったりと遊び方もさまざま。狭いスペースにテントを置く場合には、移動や片付けが簡単なタイプを選ぶのがポイント。ビニール製のものは、軽く、折りたたみもラクです。
低いロフト天井いっぱいの壁収納
高いところまでぎっしりと壁一面が収納スペースに。物を置く場所と遊ぶ場所がきっちり分けられ、空間を広く使うことができます。赤い色で分けているのも楽しい。
高いところまでぎっしりと壁一面が収納スペースに。物を置く場所と遊ぶ場所がきっちり分けられ、空間を広く使うことができます。赤い色で分けているのも楽しい。
造作のかくれんぼスペース
コーナーの柱に2階建ての秘密基地を造作。これは喜ばれそう! それを際立たせるために、背の低い家具を壁に沿わせて広々とした印象にしています。
コーナーの柱に2階建ての秘密基地を造作。これは喜ばれそう! それを際立たせるために、背の低い家具を壁に沿わせて広々とした印象にしています。
3. 家の中でも体を動かせる、
遊具のある空間
活発な子は部屋のなかでもごっこ遊びやお絵かきだけでは満足できないかもしれません。そこで、家の中でも体を動かすことができ、インテリアにもなじむ遊具をご紹介。
木のぬくもりが感じられる遊具
やさしい木の質感が魅力の遊具は、ナチュラルなインテリアに。プレイランドのように存在感のある大きなアイテムを置いていますが、スモーキーカラーのドットマットとよく似合い、思ったほど窮屈な感じがしません。部屋の大部分を占める大型遊具を置くときは、色のコーディネートに気をつけることも大切ですね。
遊具のある空間
活発な子は部屋のなかでもごっこ遊びやお絵かきだけでは満足できないかもしれません。そこで、家の中でも体を動かすことができ、インテリアにもなじむ遊具をご紹介。
木のぬくもりが感じられる遊具
やさしい木の質感が魅力の遊具は、ナチュラルなインテリアに。プレイランドのように存在感のある大きなアイテムを置いていますが、スモーキーカラーのドットマットとよく似合い、思ったほど窮屈な感じがしません。部屋の大部分を占める大型遊具を置くときは、色のコーディネートに気をつけることも大切ですね。
ナチュラルな空間に似合うさりげない遊具
ハンドメイド感のある優しい印象のブランコは、ナチュラルテイストのインテリアによく似合います。ベンチ部分は木製なので、使うほどに味のあるブランコに育ちそう。大人になっても、インテリアのポイントとして使えそうです。
ただおもちゃがたくさんあっても、部屋自体が殺風景な空間なら、お部屋の魅力は半減してしまうでしょう。こんなふうに楽しく遊べて、また行きたいなと思われる、そんな素敵なキッズルームを、子どもと一緒に楽しみながらつくってみてください。
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