コメント
マンションでもOK!ベランダガーデニングを楽しもう
マンション暮らしで、庭がなくても。ベランダを最大限に活用して、ガーデニングを満喫してみては?
舩村佳織
2022年5月6日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
ガーデニングは日々の暮らしに潤いを与えてくれます。広い庭が無ければガーデニングが楽しめないわけではありません。マンションにお住まいの方はベランダでアウトドアリビングを存分に楽しみましょう。今回は、ベランダやバルコニーを緑ある癒しの空間にするためのアイデアをご紹介します。
日当たりなどを確認し、条件に合う植物を選ぶ
まず最初に植物を育てたいと思っているベランダやバルコニーの条件を確認しておきましょう。これはお庭でガーデニングを始めるときと同じです。日当たりや風当り、冬の寒さなどの条件に合う植物を選ぶことが、植物を育てる最重要ポイントになります。
まず最初に植物を育てたいと思っているベランダやバルコニーの条件を確認しておきましょう。これはお庭でガーデニングを始めるときと同じです。日当たりや風当り、冬の寒さなどの条件に合う植物を選ぶことが、植物を育てる最重要ポイントになります。
鉢やプランターで育てるのにおすすめの植物
①ローズマリー
ベランダで植物を育てる際は、鉢やプランターで育てることになります。地面に植える場合よりも土の量が少ないため、乾燥しやすくなります。
そのため、乾燥に強い植物だと育てやすく安心です。ハーブのローズマリーは乾燥に強く、強い日差しや風にも負けないため、ベランダで育てるのにおすすめです。良い香りがするので、お世話をする度に癒されますよ。
①ローズマリー
ベランダで植物を育てる際は、鉢やプランターで育てることになります。地面に植える場合よりも土の量が少ないため、乾燥しやすくなります。
そのため、乾燥に強い植物だと育てやすく安心です。ハーブのローズマリーは乾燥に強く、強い日差しや風にも負けないため、ベランダで育てるのにおすすめです。良い香りがするので、お世話をする度に癒されますよ。
②ミント
庭では増えすぎて困ってしまうミントも、鉢で育てれば心配いりません。性質は非常に強健、どんな場所でも育ちます。清涼感のある香りがする葉は、色々な用途に使えます。すぐに摘みに行けるベランダにあれば重宝すること間違いなしです。
庭では増えすぎて困ってしまうミントも、鉢で育てれば心配いりません。性質は非常に強健、どんな場所でも育ちます。清涼感のある香りがする葉は、色々な用途に使えます。すぐに摘みに行けるベランダにあれば重宝すること間違いなしです。
③野菜
自分で育てたものを収穫して食べることは、ガーデニングの大きな楽しみの一つ。プランターを使えば、ベランダでも家庭菜園を楽しめます。
プランターで育てる場合、土の深さが必要な根菜類は難しくなります。ミニトマトやナスなどの実を食べるものや、シソやバジルなど、葉を食べるタイプの野菜が育てやすいでしょう。
自分で育てたものを収穫して食べることは、ガーデニングの大きな楽しみの一つ。プランターを使えば、ベランダでも家庭菜園を楽しめます。
プランターで育てる場合、土の深さが必要な根菜類は難しくなります。ミニトマトやナスなどの実を食べるものや、シソやバジルなど、葉を食べるタイプの野菜が育てやすいでしょう。
ベランダガーデン、デザインのヒント
①棚を活用
スペースが限られているベランダでは、棚を活用すると日当たりを確保しながらたくさんの植物が育てられます。地面から離すことで照り返しの影響を減らすこともできるので一石二鳥です。
①棚を活用
スペースが限られているベランダでは、棚を活用すると日当たりを確保しながらたくさんの植物が育てられます。地面から離すことで照り返しの影響を減らすこともできるので一石二鳥です。
②床材で雰囲気をチェンジ
置くだけで使えるデッキパネルを使用すると、ベランダの雰囲気がガラリと変わります。天然木のものは風合いが良く、優しい印象になります。メンテナンスが気になる場合は樹脂のものを選ぶとよいでしょう。
置くだけで使えるデッキパネルを使用すると、ベランダの雰囲気がガラリと変わります。天然木のものは風合いが良く、優しい印象になります。メンテナンスが気になる場合は樹脂のものを選ぶとよいでしょう。
③床材とプランターをデザイン
こちらは床とプランターを合わせてデザインした例です。条件が許すのであれば、専門家に任せた大掛かりなリフォームはいかがでしょうか?DIYでは難しいトータルデザインで、すっきりと上質な仕上がりが期待できます。
造園会社・ガーデンデザイナーを探す
こちらは床とプランターを合わせてデザインした例です。条件が許すのであれば、専門家に任せた大掛かりなリフォームはいかがでしょうか?DIYでは難しいトータルデザインで、すっきりと上質な仕上がりが期待できます。
造園会社・ガーデンデザイナーを探す
④大きな木・鉢を置く
ベランダでも窓から樹木を眺めたい、という希望も大きな鉢を使えば叶えられます。風にあおられて転倒する可能性があるので、鉢はどっしりとした安定感のあるものを選びましょう。
鉢や土、植木はそれなりの重量がありますので、玄関から室内を通ってベランダやバルコニーまで運搬するのはなかなかの重労働。自分たちで出来ないことはありませんが、専門家に任せれば安心です。
ベランダでも窓から樹木を眺めたい、という希望も大きな鉢を使えば叶えられます。風にあおられて転倒する可能性があるので、鉢はどっしりとした安定感のあるものを選びましょう。
鉢や土、植木はそれなりの重量がありますので、玄関から室内を通ってベランダやバルコニーまで運搬するのはなかなかの重労働。自分たちで出来ないことはありませんが、専門家に任せれば安心です。
⑤ファニチャーでもう一つの部屋に
庭と比べたベランダやバルコニーの良いところは、外からの視線が気にならないこと。ファニチャーを置き、もう一つの部屋としてゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか?小さなもので十分です。お茶を飲んだり、読書をしてみたり、想像以上に気持ちよく特別な時間になるはずです。
バルコニーガーデンの写真を見る
庭と比べたベランダやバルコニーの良いところは、外からの視線が気にならないこと。ファニチャーを置き、もう一つの部屋としてゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか?小さなもので十分です。お茶を飲んだり、読書をしてみたり、想像以上に気持ちよく特別な時間になるはずです。
バルコニーガーデンの写真を見る
ベランダでガーデニングを安全に楽しむための注意点
ベランダでガーデニングを安全に楽しむため、いくつかの点に気を付けてください。
ベランダでガーデニングを安全に楽しむため、いくつかの点に気を付けてください。
- 避難経路を塞がない。家族だけでなく、他の住民の避難の妨げになってしまいます。
- 落下しないよう、外側に鉢を置かない。ベランダからの落下物は大変危険です。風などで思わぬ事故につながるため、外側にものを吊るさないようにしましょう。
- 排水溝にゴミをためない。大雨時に雨水が流れず、室内への浸水の原因になります。葉や土が詰まりやすいため、定期的に掃除をしましょう。
- 悪天候に注意を。植物をプランターや鉢で育てるため、強風時には転倒や落下の危険があります。しっかりと固定するか、悪天候時には室内に避難させましょう。
ベランダやバルコニーを物干しとしてしか使わないのはもったいないです!アイデア次第で様々な使い方が見つかるはずです。
ベランダガーデニングが、日々の暮らしをもっと楽しいものに変えてくれるはずです。
ガーデニング・植物の記事をもっと読む
ベランダガーデニングが、日々の暮らしをもっと楽しいものに変えてくれるはずです。
ガーデニング・植物の記事をもっと読む
おすすめの記事
造園・ガーデニング
季節ごとの庭づくりやメンテナンス、どうすればいい?1年のガーデニングまとめ
文/藤間紗花
季節によって、必要となる庭の手入れや、植え付けられる植物などは異なります。シーズンごとのガーデニングについて、これまでご紹介した記事をまとめてお届けします。
続きを読む
造園・ガーデニング
庭づくりをプロに依頼する前に知っておきたい、コストとメリット
文/藤間紗花
庭づくりをプロに依頼するのには、どのようなメリットあるのでしょう?また、どのくらいの費用が必要になるのでしょう?4人の専門家の方々にインタビューしました。
続きを読む
造園・ガーデニング
お手入れが楽な庭をつくるには?
文/舩村佳織
忙しいと、ついつい後回しになってしまう庭のお手入れ。育てやすい植物や、水まきのアイテムなど、お手入れを少しでも楽にするためのアイデアをご紹介します。
続きを読む
植物
冬にしかできない作業を忘れずに行い、来春に備えよう【12月のガーデニング】
文/舩村佳織
庭仕事の中でも大切な剪定や土づくりの時期。地味な作業をしっかり行って来春の景色をより良いものにしましょう。
続きを読む
造園・ガーデニング
専門家が教える、来年の庭を劇的に変える秋の庭仕事
文/舩村佳織
庭づくりを始めるのに、秋は遅すぎると思っていませんか? 秋の庭仕事は、来年の庭を美しく演出してくれます。
続きを読む
植物
バスルームで観葉植物を育てるポイント
文/舩村佳織
一日の始まりや終わりにリラックスするバスルーム。浴室の環境でも育てやすい観葉植物を取り入れて、より充実したバスタイムを楽しんでみましょう。
続きを読む