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鉢で楽しむ春の寄せ植え
鉢植えならお庭が無くても楽しめます!球根植物で春を先取りしましょう。
舩村佳織
2019年3月14日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
まだまだ風が冷たい日はありますが、植物達は春の気配を感じて動き始めています。春のガーデニングシーズンの到来を教えてくれるのは、色とりどりの花を咲かせる球根植物達です。気付けばニョッキリと芽を出して、ぐんぐんと花を咲かせる姿は生命力に満ちた春を象徴しているよう。そんな球根植物が主役の寄せ植えをご紹介します。
寄せ植えのイメージづくり
春に咲く球根は秋植え球根です。自分で芽から花を咲かせたい場合は、秋に仕込みを始める必要がありますが、すでに芽が出ているものや花やつぼみがついているものは園芸店に行けば見つけることができるので、これからでも間に合います。
寄せ植えは背の高さや花の色のバランスが重要になるので、頭の中でイメージしにくい場合は花やつぼみがついているものを選ぶと寄せ植えをつくりやすいのでおすすめです。
春に咲く球根は秋植え球根です。自分で芽から花を咲かせたい場合は、秋に仕込みを始める必要がありますが、すでに芽が出ているものや花やつぼみがついているものは園芸店に行けば見つけることができるので、これからでも間に合います。
寄せ植えは背の高さや花の色のバランスが重要になるので、頭の中でイメージしにくい場合は花やつぼみがついているものを選ぶと寄せ植えをつくりやすいのでおすすめです。
チューリップ
春に咲く球根植物というとチューリップを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?学校や幼稚園などでもよく植えられている花ですね。チューリップは多くの園芸品種があり、たくさんの色や咲き方があります。寄せ植えではそれぞれの雰囲気の違いにあった鉢を選ぶとうまくまとまります。
黄色は春らしさ満点のカラーです。温かみのあるテラコッタがよく合います。この黄色を強調するように潔くチューリップだけで仕上げると、印象的な春の景色が出来上がります。
春に咲く球根植物というとチューリップを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?学校や幼稚園などでもよく植えられている花ですね。チューリップは多くの園芸品種があり、たくさんの色や咲き方があります。寄せ植えではそれぞれの雰囲気の違いにあった鉢を選ぶとうまくまとまります。
黄色は春らしさ満点のカラーです。温かみのあるテラコッタがよく合います。この黄色を強調するように潔くチューリップだけで仕上げると、印象的な春の景色が出来上がります。
チューリップはすらりと背が高いので、他の花と一緒に植える場合は、主役として中央に植えるとバランスがとりやすいです。こちらは同系色でまとめた寄せ植え。まずは同系色で花を選ぶと失敗しにくいでしょう。
足元がさみしくなってしまうチューリップには、低い位置でボリュームのあるパンジーやビオラがぴったりです。パンジーとビオラもたくさんの色の花が揃っているので、チューリップと合う色が必ず見つかります。
足元がさみしくなってしまうチューリップには、低い位置でボリュームのあるパンジーやビオラがぴったりです。パンジーとビオラもたくさんの色の花が揃っているので、チューリップと合う色が必ず見つかります。
こちらも同系色のチューリップとパンジーの組み合わせです。優しいパステルカラーでまとめています。
ヒヤシンス・水仙
甘い香りで存在感を放つヒヤシンスと、シャープなラインが魅力の水仙。どちらも早春を代表する花です。
背の高い水仙を背景に、ボリュームのあるヒヤシンスを手前に植えこんだ寄せ植え。ボリュームのあるヒヤシンスとバランスをとるには、水仙の量を多くするのがポイントです。
甘い香りで存在感を放つヒヤシンスと、シャープなラインが魅力の水仙。どちらも早春を代表する花です。
背の高い水仙を背景に、ボリュームのあるヒヤシンスを手前に植えこんだ寄せ植え。ボリュームのあるヒヤシンスとバランスをとるには、水仙の量を多くするのがポイントです。
ヒヤシンスの良い香りを楽しむには、室内で育てるのも良いです。芽出しのものならそのまま室内で開花可能。屋外のものよりも一足早く花を楽しめますよ。暖かすぎる部屋だとすぐに花が終わってしまうので、玄関など涼しい場所だと長く花が楽しめます。
和の趣がある水仙は直線的なラインを強調するような配置にすると、よりスッキリとした印象が強まります。小さな鉢も配置を工夫すると見ごたえがあります。
ラナンキュラス
赤いラナンキュラスが印象的なプランター。まるで春の野原のような楽しげな寄せ植えです。柔らかな小花を使って、かわいらしくまとめています。中心をはっきりと決めずに、自然とこぼれるような構図にすると春の花の良さが引き立ちます。
赤いラナンキュラスが印象的なプランター。まるで春の野原のような楽しげな寄せ植えです。柔らかな小花を使って、かわいらしくまとめています。中心をはっきりと決めずに、自然とこぼれるような構図にすると春の花の良さが引き立ちます。
ムスカリ
花自体があまり大きくないムスカリは、主役というよりも補佐的な役割で使いましょう。ムスカリは目立つ花ではないので、植えるときはある程度まとめて植えると良いです。ぽつんと使うと存在感が無くなってしまいます。
白い斑入りのアイビーとムスカリの淡い紫で、清潔感を感じる寄せ植えです。
花自体があまり大きくないムスカリは、主役というよりも補佐的な役割で使いましょう。ムスカリは目立つ花ではないので、植えるときはある程度まとめて植えると良いです。ぽつんと使うと存在感が無くなってしまいます。
白い斑入りのアイビーとムスカリの淡い紫で、清潔感を感じる寄せ植えです。
球根植物は自然の環境では、分球を繰り返し群生しています。庭や鉢で育てるときも、バラバラにして植えるとまとまりがなく貧しい景色になってしまうので、一か所にたくさん植えて群生させると景色が作りやすいです。植物は自然の状態を意識して植えることが大事です。
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