家族と、友人と、豊かな時間をともに過ごせる「3つの集える場」をもつ家
家の中で家族や友人が語り合い、時を過ごす場として、一般的に思い浮かべるのはLDKだ。プランニングでもLDK+家族分の個室、と間取りを決めていくことがほとんどなのではないだろうか。その既成概念を覆して柔軟な発想で見直し、周辺環境とオーナー家族の生活スタイルにもフィットさせた家が誕生した。 デザインのポイントは「3つの集える場」。1つめは、通常の玄関とはスケールを変え、12畳の広さと4mの高さをもたせて近隣や友人との交流の場とした1階「土間ホール」。2つめは、家族がにぎやかに過ごせる20畳のLDK。3つめは、皆が思い思いの趣味を静かに楽しむライブラリー。これら3つの場は、仕切りを開放することで相互につながり、さらに多様で奥行きのある生活空間を生み出す。人が集まる空間=LDK、という考えを広げ、心理的にも実質的にもオープンな家作りに成功した好例だ。 もともとこの近くに住んでいたオーナー家族は、新築予定地の目の前に広がる緑豊かな公園と、地域住民に対して開かれた家作りを希望。公園には知人や子どもの友達が頻繁に遊びに来る。そんな気のおけない人々や近隣と、少し踏み込んだコミュニケーションを気軽にとれる場とは?...