シーンに別にあかりを切り替えて暮らしをコーディネートしよう
生活シーンを想像しながら、適材適所な照明を配置すれば、もっとインテリアが素敵になるし、省エネにもつながります!
本田綾子|Ayako Honda
2017年11月2日
フリーランスのライター。ドイツ・ライプツィヒ在住。
宅地建物取引主任者、照明コンサルタント、リビングスタイリスト2級取得。
まちづくり設計事務所、住宅設備メーカーの経験を経て、建物だけでなくその奥にある人の暮らしにも興味を持つ。執筆分野は、インテリア、住宅、不動産、移住、まちづくり、旅など様々。人、モノ、場所など、暮らしに入り込んだ取材・執筆が得意。
取材先で出会った人と、元々の建築好きの影響から、国内だけでなく海外で暮らしてみたいと思うようになり数ヶ国のまちや家に住まう。現在は大好きなまち、ヨーロッパをメインに活動。
■サービス内容
● 雑誌やウェブサイトでのライティング、取材、翻訳(英→日)
● 留学・移住サポート、コンサルティング
●日本文化や生産物の海外PR、SNS発信
フリーランスのライター。ドイツ・ライプツィヒ在住。
宅地建物取引主任者、照明コンサルタント、リビングスタイリスト2級取得。
まちづくり設計事務所、住宅設備メーカーの経験を経て、建物だけでなくその奥にある人の暮らしにも興味を持つ。執筆分野は、インテリア、住宅、不動産、移住、まちづくり、旅など様々。人、モノ、場所など、暮らしに入り込んだ取材・執筆が得意。
取材先で出会った人と、元々の建築好きの影響から、国内だけでなく海外で暮らしてみたいと思うようになり数ヶ国のまちや家に住まう。現在は大好きなまち、ヨーロッパをメインに活動。
■サービス内容
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家の中で照明をつける時間が長くなってきました。そんな季節におすすめなのが、部屋のあかりをシーンごとに切り替えることです。部屋の模様替えは簡単にはできませんが、あかりを切り替えるのは比較的楽にできます。利用シーンに合わせて照明を変えると、同じ部屋でも違う雰囲気になったり、省エネにつなげることもできます。
新築やリフォームで照明計画をするときには、今回ご紹介するような生活シーンをイメージして配灯するのがおすすめです。またリフォームの予定がなくても、あかりが必要なところにスポットやスタンドを立てるだけでも、十分コーディネートは可能です。
新築やリフォームで照明計画をするときには、今回ご紹介するような生活シーンをイメージして配灯するのがおすすめです。またリフォームの予定がなくても、あかりが必要なところにスポットやスタンドを立てるだけでも、十分コーディネートは可能です。
人の集うところと目線の先を明るく
あかりのシーン作りの基本は、人の集うところと目線の先を明るくすることです。あかり溜まりには人が集いやすく、周りが暗くても目線の先が明るければ、空間に暗さを感じません。
あかりのシーン作りの基本は、人の集うところと目線の先を明るくすることです。あかり溜まりには人が集いやすく、周りが暗くても目線の先が明るければ、空間に暗さを感じません。
調光機能を活用する
1枚目の写真と比べてみてください。調光して明るさを下げたことで、同じ部屋でもしっとりと落ち着いた空間へと変わります。照明のオン/オフだけでもシーンは作れますが、調光機能があればさらにシーン演出の幅が広がります。
1枚目の写真と比べてみてください。調光して明るさを下げたことで、同じ部屋でもしっとりと落ち着いた空間へと変わります。照明のオン/オフだけでもシーンは作れますが、調光機能があればさらにシーン演出の幅が広がります。
くつろぎのあかり
手元の作業スペースにはあかりを集めて、それ以外のあかりは照度を下げます。写真ではニッチ照明をうまく生かして壁面が明るくなっています。実際に部屋全部を明るくするよりも、このパターンの方がくつろぎを感じるという調査結果もあります。
手元の作業スペースにはあかりを集めて、それ以外のあかりは照度を下げます。写真ではニッチ照明をうまく生かして壁面が明るくなっています。実際に部屋全部を明るくするよりも、このパターンの方がくつろぎを感じるという調査結果もあります。
シアターのあかり
テーブルの上など手元とテレビ背面の壁のあかりを残し、それ以外は写真のようにほんのりあかりを残す程度にします。
テレビの画面と背面の壁の明暗の差は目が疲れやすくするともいわれます。テレビの背面をダウンライトで照らして明るくすると、目にも優しい空間になります。
テーブルの上など手元とテレビ背面の壁のあかりを残し、それ以外は写真のようにほんのりあかりを残す程度にします。
テレビの画面と背面の壁の明暗の差は目が疲れやすくするともいわれます。テレビの背面をダウンライトで照らして明るくすると、目にも優しい空間になります。
パーティーのあかり
反対にすべてを明るくすると、パーティーのような華やかな空間になります。ホームパーティーなど人の集まるときにおすすめです。
反対にすべてを明るくすると、パーティーのような華やかな空間になります。ホームパーティーなど人の集まるときにおすすめです。
食事のあかり
食事のときは、人が集まるテーブルまわりを明るく照らします。作業をする手元まで明るくなるようにあかりを集めましょう。
食事のときは、人が集まるテーブルまわりを明るく照らします。作業をする手元まで明るくなるようにあかりを集めましょう。
勉強のあかり
ダイニングテーブルは、食事だけでなく、子供のリビング学習や趣味の作業場としても使われることが多いです。調色タイプの色が変わる器具を使うか、スタンドなどで文字の見えやすい昼白色のあかりを置くといいでしょう。
ダイニングテーブルは、食事だけでなく、子供のリビング学習や趣味の作業場としても使われることが多いです。調色タイプの色が変わる器具を使うか、スタンドなどで文字の見えやすい昼白色のあかりを置くといいでしょう。
人のいない場所は控えめに
シアターのあかりと同様、ダイニングテーブルに人が集まっている時は、それ以外のスペースは目線の先だけを残して、照度を落として大丈夫です。不要なあかりを消すことで、メリハリが生まれて明るい場所が栄えますし、省エネにもなります。
シアターのあかりと同様、ダイニングテーブルに人が集まっている時は、それ以外のスペースは目線の先だけを残して、照度を落として大丈夫です。不要なあかりを消すことで、メリハリが生まれて明るい場所が栄えますし、省エネにもなります。
バーのあかり
夜の大人だけの時間は、カウンター周りを照らし、それ以外の照明は落としてバータイムを楽しむのはいかがでしょうか。間接照明風に部屋のコーナーや置物などを照らすとムードのある空間に仕上がります。
夜の大人だけの時間は、カウンター周りを照らし、それ以外の照明は落としてバータイムを楽しむのはいかがでしょうか。間接照明風に部屋のコーナーや置物などを照らすとムードのある空間に仕上がります。
適材適光で夜長を楽しむ
あかりが変われば空間の雰囲気がぐっと変わり、生活シーンにも彩がでます。
シーンごとのあかりを設定できるライトコントロールもあるので、ボタン1つでシーンの切り替えをすることもできます。お部屋に合わせて、色んなあかりの組み合わせを楽しんでください。
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