好きな暮らしを我慢しない、高性能でサステナブルな家づくり
世界的にエコタウンとして有名なドイツ・フライブルクでの見学ツアーに参加して、高性能な家に感動した夫妻。2020年にむけて注目が集まる高気密、高断熱、そして再生可能エネルギーを活用した家をご紹介します。
渡辺安紀 |Aki Watanabe
2017年11月24日
山本裕一さん、由布子さん夫妻は東日本大震災をきっかけに家の建て替えを決意した。家の耐震性能はもちろん、震災後の電気をめぐる問題を目の当たりにして、「こんなに電気を必要とする家には住んでいられない」と感じた。地震に強くてエコな家づくりに関する講演会や勉強会に参加していたとき、ドイツの高性能住宅をベースとした家づくりを実践している〈ウェルネストホーム〉の代表、早田宏徳さんと出会った。
早田さんの話を聞くうちに、「ドイツの家がそんなにすばらしいなら、自分たちの目で確かめたい」と、〈ウェルネストホーム〉が建築業界のプロ向けに開催していたドイツ・フライブルク市への研修旅行に参加。現地では、エネルギー消費を極力抑え、再生可能エネルギーを活用した住宅をいくつも見学した。
見学した家の住まい手は、エネルギーを少量しか使っていないにも関わらず、暑さや寒さを我慢しない暮らしをおくっていた。今使っている電気の量を半分にするために家の性能を上げる一方、消費エネルギーには再生可能エネルギーを活用するドイツのパッシブな家づくりに共感し、〈ウェルネストホーム〉との家づくりが始まった。
早田さんの話を聞くうちに、「ドイツの家がそんなにすばらしいなら、自分たちの目で確かめたい」と、〈ウェルネストホーム〉が建築業界のプロ向けに開催していたドイツ・フライブルク市への研修旅行に参加。現地では、エネルギー消費を極力抑え、再生可能エネルギーを活用した住宅をいくつも見学した。
見学した家の住まい手は、エネルギーを少量しか使っていないにも関わらず、暑さや寒さを我慢しない暮らしをおくっていた。今使っている電気の量を半分にするために家の性能を上げる一方、消費エネルギーには再生可能エネルギーを活用するドイツのパッシブな家づくりに共感し、〈ウェルネストホーム〉との家づくりが始まった。
どんなHouzz?
所在地:静岡県静岡市
概要:新築
住まい手:フォトグラファーの山本裕一さん、グラフィックデザイナー・スタイリストの由布子さん、ニュートン君(ゴールデンレトリーバー10歳)
敷地面積:191.74平方メートル
延床面積:187.41平方メートル
構造:1階RC、2〜3階木造
間取り:ダイニング、キッチン、和室、寝室、リビング、ホームバー、ホームオフィス、書庫、納戸、ランドリールーム、バスルーム、洗面室×2、トイレ×3
竣工:2016年
設計:ウェルネストホーム 小林直昌
施工:ウェルネストホーム
まずは家のなかを見ていこう。上の写真は、風除室を設けた玄関。来客時に室内の気温を維持する工夫のひとつ。
所在地:静岡県静岡市
概要:新築
住まい手:フォトグラファーの山本裕一さん、グラフィックデザイナー・スタイリストの由布子さん、ニュートン君(ゴールデンレトリーバー10歳)
敷地面積:191.74平方メートル
延床面積:187.41平方メートル
構造:1階RC、2〜3階木造
間取り:ダイニング、キッチン、和室、寝室、リビング、ホームバー、ホームオフィス、書庫、納戸、ランドリールーム、バスルーム、洗面室×2、トイレ×3
竣工:2016年
設計:ウェルネストホーム 小林直昌
施工:ウェルネストホーム
まずは家のなかを見ていこう。上の写真は、風除室を設けた玄関。来客時に室内の気温を維持する工夫のひとつ。
1階はRC構造で、ダイニングエリア、キッチン、納戸、ランドリールーム、トイレがある。
エントランスホールを抜けるとすぐに、ダチョウの卵の殻を使ったランプシェードが目を引くダイニングエリアが広がる。この照明はニューヨークで買ったもの。
南側(写真の右手)には大きな窓を配置して、光を取り込んでいる。窓は気密性、断熱性、そして遮音性の高い、スウェーデンの〈ガデリウス〉製の片引窓、《木製三層ガラス窓》を使用しており、100メートルほど南にあるバイパス道路の騒音もまったく聞こえない。家の南面の窓の外側にはブラインドを設置し、エネルギーコストをさらに削減。ブラインドは、夏は強い日射しを遮ってくれるし、冬は羽根を水平にすれば、柔らかい反射光を室内に取り入れることができる。
エントランスホールを抜けるとすぐに、ダチョウの卵の殻を使ったランプシェードが目を引くダイニングエリアが広がる。この照明はニューヨークで買ったもの。
南側(写真の右手)には大きな窓を配置して、光を取り込んでいる。窓は気密性、断熱性、そして遮音性の高い、スウェーデンの〈ガデリウス〉製の片引窓、《木製三層ガラス窓》を使用しており、100メートルほど南にあるバイパス道路の騒音もまったく聞こえない。家の南面の窓の外側にはブラインドを設置し、エネルギーコストをさらに削減。ブラインドは、夏は強い日射しを遮ってくれるし、冬は羽根を水平にすれば、柔らかい反射光を室内に取り入れることができる。
人を招いてもてなすのが大好きな山本さん夫妻。アイランド兼ダイニングテーブルは 300cm×160cm の大きなのもの。職人が3人掛かりで現場で仕上げた。人造石の研ぎ出し仕上げの天板は、ところどころアワビの殻が入っており、螺鈿のように美しく輝く。
キッチンやユーティリティールームなどの機能空間は、効率的な動線でつながれている。写真は、キッチンから納戸(写真の左手にある)を通ってアクセスできるランドリールーム。納戸には、調湿と換気を管理する〈ダイキン〉の全熱交換型換気システム《デシカ》が設置されており、快適な温度・湿度の空気がダクトを一年中通って家全体にいきわたる。
洗濯機は〈ミーレ〉。温水なので洗濯時間は長めだが、使用する水量も洗剤の量も非常に少ない点が気に入っている。例えば洗剤の使用量は、1回の洗濯に小さじ1杯程度、1年分でも環境に優しい洗剤をボトル1本程度だそう。洗濯物はランドリールームに干すが、湿度が調整されているため、ジーパンでさえ、夜干せば朝にはポケットのなかまでしっかり乾く。排気ガスや花粉にさらされる心配もないし、生乾きでカビが発生することもない。
洗濯機は〈ミーレ〉。温水なので洗濯時間は長めだが、使用する水量も洗剤の量も非常に少ない点が気に入っている。例えば洗剤の使用量は、1回の洗濯に小さじ1杯程度、1年分でも環境に優しい洗剤をボトル1本程度だそう。洗濯物はランドリールームに干すが、湿度が調整されているため、ジーパンでさえ、夜干せば朝にはポケットのなかまでしっかり乾く。排気ガスや花粉にさらされる心配もないし、生乾きでカビが発生することもない。
ランドリールームの隣にはトイレがある。スツールや壁の写真など、イタリアンレストランで使っていたアイテムをそのまま使用して、スタイリッシュにまとめている。
ダイニングルームの一角に階段と暖炉がある。ここは、ちょうど建物の中心にあたる場所でもある。
《デシカ》が気温も湿度も快適にコントロールしているため、本来なら暖炉は不要だが、山本さん夫妻は前の家で使っていた暖炉を新しい家でも中心に設置することを希望した。「暖炉の炎のゆらめきを楽しむ時間が好きなんです」と由布子さん。煙突が3層を貫通しており、暖炉を使用すると放熱して各階の部屋をあたためてくれる。
階段の素材は、ニュートン君が歩くときにすべりにくいよう、ココナッツの繊維を原料とする《ココマット》をセレクト。「人間が裸足で歩いても気持ちいい素材です」と裕一さん。
《デシカ》が気温も湿度も快適にコントロールしているため、本来なら暖炉は不要だが、山本さん夫妻は前の家で使っていた暖炉を新しい家でも中心に設置することを希望した。「暖炉の炎のゆらめきを楽しむ時間が好きなんです」と由布子さん。煙突が3層を貫通しており、暖炉を使用すると放熱して各階の部屋をあたためてくれる。
階段の素材は、ニュートン君が歩くときにすべりにくいよう、ココナッツの繊維を原料とする《ココマット》をセレクト。「人間が裸足で歩いても気持ちいい素材です」と裕一さん。
2階にはベッドルーム、ウォークインクローゼット、和室、バスルーム、トイレ、ホームオフィスがある。2階と3階の構造は木造で、床、柱、梁に無垢の木を使っている。さらにセルロースファイバーの調湿シートを使い、吸放湿機能を高めている。
階段をあがって正面にある造作の書棚には、由布子さんの蔵書が並ぶ。
階段をあがって正面にある造作の書棚には、由布子さんの蔵書が並ぶ。
書棚の裏はベッドルームになっている。「真冬でも夏用の掛け布団一枚で快適に眠れます。お付き合いのある寝具屋さんに『買うのはこれだけでいいんです』と言ったら、『そんなはずはない』とかなり心配されました」と笑う裕一さん。
夫妻は着物を収納している桐箪笥でも、家の性能を実感している。前の家では、湿度が高い日にはひきだしが開けづらくなることもあったが、今の家では、1年中すっと開く。「湿度が一定だと、ものの寿命も延びるのではないでしょうか」と由布子さん。
夫妻は着物を収納している桐箪笥でも、家の性能を実感している。前の家では、湿度が高い日にはひきだしが開けづらくなることもあったが、今の家では、1年中すっと開く。「湿度が一定だと、ものの寿命も延びるのではないでしょうか」と由布子さん。
ベッドルームには、まるで高級洋服店のようなウォークインクローゼットがついている。扉には全身鏡が取り付けられていて、身支度がしやすい空間だ。
ウォークインクローゼットを抜けると、い草製の琉球畳を敷いた和室がある。「畳屋さんからは『い草の畳はカビが生えやすいからやめたほうがいい』と言われましたが、『カビは生えない家なんです』と説明して作ってもらいました」と裕一さん。
2階にあるダブルシンクの洗面兼脱衣室。右手にトイレ、左手にバスルームがある。
バスルームは出入口が2方向にあるため、自然に風が通り、壁のタイルにカビが生えることはない。壁タイルはベネチアングラス製だ。
バスルームの横にはホームオフィスがある。ホームオフィスで由布子さんが事務仕事をしながらラジオをかけると、裕一さんがバスルームの扉を開けてラジオを一緒に聴いて楽しむこともよくあるそうだ。
バスルームの横にはホームオフィスがある。ホームオフィスで由布子さんが事務仕事をしながらラジオをかけると、裕一さんがバスルームの扉を開けてラジオを一緒に聴いて楽しむこともよくあるそうだ。
3階はリビングとホームバー、書庫とトイレ、そしてテラスがある。
インテリアのセンスも抜群な夫妻は、結婚する前から仕事のパートナーであったため、家具や照明、小物を選ぶときにも意見がぶつかることがない。「ふたりとも長く愛せることを基準に選んでいます。機能に裏付けられているデザインが好きですね」と由布子さん。
インテリアのセンスも抜群な夫妻は、結婚する前から仕事のパートナーであったため、家具や照明、小物を選ぶときにも意見がぶつかることがない。「ふたりとも長く愛せることを基準に選んでいます。機能に裏付けられているデザインが好きですね」と由布子さん。
写真は夜のホームバー。夜は由布子さんが趣味で自作したモニタースピーカーのボリュームを上げて、好きなジャズやブルースを楽しむ。壁にはセルロースファイバーの断熱材、トリプルサッシ窓が入っており、家全体の気密性が高いため、音漏れの心配がない。「20歳のときに作ったスピーカーなんです。前の家では、周囲の家に遠慮して、大きな音を出せませんでしたが、今は思いきり音楽を楽しんでいます」。
この家には省エネルギーのための設備も整っている。実は、山本夫妻は、以前からエコへの意識が高かったわけではない。前の家では快適な暮らしに電気は不可欠だと考え、大量のエネルギーを消費していた。例えば、フィラメントの光が好きで、オフィス以外はすべて白熱電球を使っていたし、犬を2頭を飼っているし、在宅仕事で快適に過ごしたいから、と夏は6台のエアコンを、冬は薪ストーブを24時間使っていた。さらに、燃費の悪い大型の自動車を2台も所有。給湯は一般的なガス給湯器を使っていた。
しかし、ドイツの研修旅行で意識が180度かわり、エコな家づくりに目覚めた山本さん夫妻。新しい家はオール電化にし、太陽光パネルを屋上に15枚、カーポートの上に5枚設置して、その容量は5.7kWだ。給湯システムは〈パナソニック〉の《エコキュート》を選んだ。
しかし、ドイツの研修旅行で意識が180度かわり、エコな家づくりに目覚めた山本さん夫妻。新しい家はオール電化にし、太陽光パネルを屋上に15枚、カーポートの上に5枚設置して、その容量は5.7kWだ。給湯システムは〈パナソニック〉の《エコキュート》を選んだ。
車も30kWh蓄電できる〈日産〉の《リーフ》に買い替え、「LEAF to Homeシステム」で昼間に蓄えた電気を夜間に家で使っており、平均して家で使う電気の85%ほどを賄っている。普段使う《リーフ》のほかに、大きな荷物の運搬用に軽トラック1台も所有しているが、日常生活ではできるだけ自転車を使う努力もしている。エアコンは2台あるが、ほとんど使う必要がないそうだ。
実は山本家の電力使用量は、一般家庭よりも大きい。仕事で業務用のゼロックスプリンターを使うし、元料理人だけあって冷蔵庫は3台持っている。贅沢にも思えるが、この生活スタイルを我慢することは、ストレスになってしまう。好きな暮らしを我慢せずに、環境に配慮した暮らしを維持するためにに必要なのは、自分たちでエネルギーをつくること。そこで、フライブルク市にならって、再生可能エネルギーを積極的に取り入れることにした。
実は山本家の電力使用量は、一般家庭よりも大きい。仕事で業務用のゼロックスプリンターを使うし、元料理人だけあって冷蔵庫は3台持っている。贅沢にも思えるが、この生活スタイルを我慢することは、ストレスになってしまう。好きな暮らしを我慢せずに、環境に配慮した暮らしを維持するためにに必要なのは、自分たちでエネルギーをつくること。そこで、フライブルク市にならって、再生可能エネルギーを積極的に取り入れることにした。
「化石燃料になるべく頼らない生活をしたい」と望む山本夫妻のために、設計者の小林直昌さんが徹底したのが、「高気密・高断熱」、つまり冬は熱が逃げず、夏は熱を室内に伝えにくい家づくりだ。1階の壁は、25cm厚のコンクリート壁の外側に、20cm厚の吸放湿機能をもつロックウールの断熱材を貼り、外気温の影響を受けにくくした。これにより、1階が蓄熱層になる。また窓の外側に取り付けたブラインドで夏の日差しを遮断するため、屋内は暑くならない。〈ウェルネストホーム〉代表の早田さんは、「良い家とは、湿気対策が行き届いていて寿命が長い家、震災に見舞われても生活を継続できる家、そして住み手が快適に暮らせることはもちろん、家のメンテナンスにお金がかからない家だ思います」と話す。
暖めたり、冷やしたりした空気を逃さず、無駄なエネルギーを使わないことも良い家の大切な条件だ。そのためには気密性能を高める必要がある。この家を建てているときに山本夫妻が驚いたのは、建材の接合部分に気密シートや気密テープを丁寧に貼っていく作業だった。「1mmの穴も見逃さない、という現場の雰囲気とその細かい作業を見ていて、こんなに丁寧につくってくれてありがとう!という感謝の気持ちが湧いてきたのを覚えています」と山本さん夫妻は振り返る。この家は、気密性能を示すC値(※)は0.1 c㎡/㎡を実現した。
※C値:隙間相当面積。1平方メートルあたりの隙間面積を表す値で、数値が小さいほど気密性が高い。
※C値:隙間相当面積。1平方メートルあたりの隙間面積を表す値で、数値が小さいほど気密性が高い。
実際、この家に住み始めると、光熱費が大幅に下がっただけでなく、健康な生活環境も手に入ったし、さらに家がエネルギーを生みだしてくれるので、環境にも微力ながら貢献しているという小さな誇りも生まれた。
「日本でも、こういうサステナブルな家と暮らしが実現できることを知ってもらえたら嬉しいですね」と夫妻は話してくれた。
サステナブルな家づくりの記事はこちら
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自然体の暮らしを思い描き、家づくりのプロ夫妻が建てたパッシブハウス
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UA値(外皮平均熱貫流率):0.19 W/㎡K(静岡の最低基準は0.87W/㎡K)
C値(隙間相当面積):0.1 c㎡/㎡
UA値(外皮平均熱貫流率):建物内外の温度差が1℃のときの部位ごとの熱損失量の合計を、外皮(屋根または天井・外壁・床)や土間床の水平部などの面積の合計で割った値。数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高い。
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スウェーデンなど、古くから高気密、高断熱、高効率換気などを当たり前としている国々では、住まいの高気密性能をとても重要とされていますね。
隙間相当面積(C値)が0.1㎠/㎡以下になることで、初めて換気システムの高効率化が実現し、また、使用された断熱材や、冷暖房設備に関しても、住まいを建築する前に行われる熱量計算(Q値計算)などにより、建築する前に計画された冷暖房設備の必要容量や、光熱費の算出がとても的確に出来るようになります。
住まいの高気密性能(C値)が良い建物に住まわれた方々にしか分からない、高効率換気による、室内空気のキレイさは、住まわれいるお客様が1番良く分かっているのではないでしょうか。
同じく、高気密性能にこだわって住まいを建築させていただいている工務店としても、これからも日本の住まいを、もっともっと良くしていきたいものですね。