おしゃれで快適な「シーリングファン」のある空間をつくろう!
スタイリッシュなショップやリゾートホテルでよく目にするアイテム、シーリングファン。「あるといいな」「欲しいかも」で終わらせてしまいがちですが、デザインも機能も優秀で気軽なアイテムです。ぜひ自宅で楽しんでみてください。
小川のぞみ
2017年8月24日
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む。
ライター/コピーライター歴は10年以上。ウェブサイトや雑誌、ECサイトや通販誌、広告媒体(商業施設の冊子やポスター、大手企業発行の会報誌など)にて企画から携わる。担当分野は、住宅、インテリア、教育、ファッション、ランジェリー、インタビュー取材など。スタイリストの経験も多数。
ライター/コピーライター/アドバイザー。
日本・湘南エリアからアメリカ・カリフォルニア生活を経て、再び湘南エリアに在住。高断熱・高気密の長期優良住宅に居住しながら、インテリアや整理収納のアドバイス、住宅購入の相談やホームステージング(家具のコーディネートなど)に取り組む... もっと見る
センスのよいショップやリゾートで一度は見たことがあるインテリアアイテムといえば、シーリングファンではないでしょうか。自宅にとり入れるというより、憧れの場所にあるといったイメージかもしれませんが、案外、気軽なアイテムです。天井の対荷重の確認は必要ですが、工事なしで自宅で楽しめる場合が多いのでチャレンジしやすく、また照明つきのものもあり便利。見た目のおしゃれ感と空気循環の機能で空間を快適にしてくれるのが魅力です。この記事では、シーリングファンのある国内外の事例をピックアップ。とり入れるべきオススメの空間別にご紹介します。
1. インテリア性と空気循環が利点! 「吹き抜け」でのシーリングファン
日本にある西海岸テイストのこちらのLDKは、シンプルな白いシーリングファンが空間の名脇役。デザイン性を加味してくれるだけでなく、上のほうと下のほうで温度差が出る吹き抜けにはありがたい存在。ゆっくりと大きな空気の流れを起こしてくれるので、室温の偏りを解消してくれます。
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こちらのアーティステックな吹き抜けは、アメリカにあるアウトドアリビング感覚の空間です。シーリングファンのカラーに注目してください。サッシもブラックでコーディネートしクールな印象で、存在感のあるインテリアに。
また、このような大空間では特に、温度の偏りを小さくしてくれるシーリングファンにメリットを感じるでしょう。
また、このような大空間では特に、温度の偏りを小さくしてくれるシーリングファンにメリットを感じるでしょう。
木目シーリングファンと放射状に広がる天井の梁がユニークな日本の実例です。ほかのインテリアと同様にシーリングファンも色や素材にこだわれば、コーディネートの楽しさが広がります。
ただし、吹き抜けのシーリングファンは掃除の際に手が届きににくいというデメリットもあります。解消するには、あらかじめ電動昇降機の設置が簡単。電動で上下させることができるので、掃除が楽になります。
ただし、吹き抜けのシーリングファンは掃除の際に手が届きににくいというデメリットもあります。解消するには、あらかじめ電動昇降機の設置が簡単。電動で上下させることができるので、掃除が楽になります。
2. 「ルーフテラス」で活きるシーリングファン! さらなるリゾート感を演出
開放感あふれるオーストラリアのルーフテラスです。木々に囲まれた空間で、よりくつろぎを演出するのがシーリングファン。風が通る場所であるにも関わらず、あえてとりつけてインテリアとして楽しんでいるところにセンスを感じます。
開放感あふれるオーストラリアのルーフテラスです。木々に囲まれた空間で、よりくつろぎを演出するのがシーリングファン。風が通る場所であるにも関わらず、あえてとりつけてインテリアとして楽しんでいるところにセンスを感じます。
アメリカらしいクラシカルな雰囲気のテラスにもシーリングファンは好相性で、落ち着きのある別荘のような面持ちをプラスしてくれます。また、吹き抜けの空間同様、このように天井が高い部屋では、暖かい空気は上昇して天井にたまり、冷たい空気は重く床にたまりますが、空気の循環で季節を問わず快適さを保ってくれます。
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こちらもアメリカの実例で、オープンなルーフテラスにシーリングファンがあることでリゾート感が加味されています。シーリングファンのある・なしで空間を想像すると、思いのほか空間に与える影響が大きいことに気がつくでしょう。
3. 天井の高さに合わせてシーリングファンを選べば現実的
日本のリノベーションの実例です。吹き抜けやルーフテラス以外でも、もちろんシリーングファンは楽しめます。マンションなど低めの天井に採用する場合には、圧迫感のない薄いタイプを選べば安心です。
日本のリノベーションの実例です。吹き抜けやルーフテラス以外でも、もちろんシリーングファンは楽しめます。マンションなど低めの天井に採用する場合には、圧迫感のない薄いタイプを選べば安心です。
天井が高めの空間には、大きく羽が多いタイプのものを選択するなど、個性を出すのもおすすめ。好みの色、素材、デザインを見つけて、ぜひインテリアコーディネートを楽しんでみてください。
「シーリングファン」を商品で探す
教えてHouzz
ご自宅にシーリングファンはありますか? どのようなタイプをお持ちですか? メリットを感じていますか?
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リビングの吹き抜け部分にシーリングファンが一つあり、我が家では夏と冬だけ使っています。冬は実感ありませんがたぶん室温を均一にしてくれていると思います。夏は確実にメリットを感じています。2階の窓から入る新鮮な風と1階の空気を適度に入れ替えてくれるのでリビング全体の空気が爽やかになるのを実感しています。寝室は2階にあるのですが、寝苦しい熱帯夜でもシーリングファンを回せば涼しく眠れます。オーデリックWF402です。→ http://www.odelic.co.jp/CGI/product/search.cgi?detail=WF402_00