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植物でリゾートのような非日常を
まるでホテルのような部屋やリゾート風の部屋に憧れませんか? そんな部屋に近づく第一歩を植物がお手伝いします。
舩村佳織
2017年8月12日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
夏休みは旅行のご予定がある方も多いのではないでしょうか。日常から離れて旅先で過ごす時間は本当に癒されますよね。きれいに整えられ見た目もすてきなホテルや旅館の部屋は、ずっとここにいたい! と思うほど。そんな素敵な空間のテクニックを自宅にも取り入れてみませんか? 植物を使ってホテルのような非日常感のある、ワンランク上のインテリアを実現するアイデアをご紹介します。
リゾートといえば観葉植物
リゾートの雰囲気に欠かせない観葉植物。暑い国原産のものばかりなので、まさに南国リゾートという雰囲気。観葉植物を購入するなら暑い今の季節が最適です。寒い時期に植え替えなど環境に変化を与えると植物が弱ってしまうからです。新しい観葉植物を手に入れたいなら、夏がチャンスです。
やみくもに観葉植物を飾るよりも、いくつかのポイントを頭に入れると、リゾート感がグッとアップします。3つのポイントをご説明します。
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都会のリゾートをお手本に、ホテルライクな空間をつくる基本ルール
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ポイント1
大きなサイズのもの
大きな観葉植物って手入れが大変そうだし、失敗したらいやだな……。とついつい小さなサイズのものを選んでしまいますが、思い切って大きなサイズのものを選びましょう。部屋の雰囲気がガラッと変わり、ハイセンスな空間に様変わり。部屋の角や家具の横など、ブランクのある空間に大きな観葉植物を置くと、部屋全体が引き締まります。とはいえ大きすぎるものは邪魔になってしまいますので、購入の際はおおよそのサイズを測ってからにしましょう。
写真の植物はアレカヤシ。涼しげな葉がスタイリッシュな雰囲気で人気があります。
大きなサイズのもの
大きな観葉植物って手入れが大変そうだし、失敗したらいやだな……。とついつい小さなサイズのものを選んでしまいますが、思い切って大きなサイズのものを選びましょう。部屋の雰囲気がガラッと変わり、ハイセンスな空間に様変わり。部屋の角や家具の横など、ブランクのある空間に大きな観葉植物を置くと、部屋全体が引き締まります。とはいえ大きすぎるものは邪魔になってしまいますので、購入の際はおおよそのサイズを測ってからにしましょう。
写真の植物はアレカヤシ。涼しげな葉がスタイリッシュな雰囲気で人気があります。
ポイント2
シンメトリーに置く
リゾートホテルなどでよく見られる置き方です。シンメトリーに配置することで、フォーマルな印象に。このきちんとした雰囲気が、リゾートホテルのような空間を演出します。ソファの左右、テレビ台の左右などがおすすめの場所です。
画像の植物はオーガスタ。エキゾチックな大きな葉がインパクトがあり、一鉢あるだけで存在感バツグンです。大きな葉の観葉植物はさまざまなインテリアに合わせやすいのでおすすめです。
シンメトリーに置く
リゾートホテルなどでよく見られる置き方です。シンメトリーに配置することで、フォーマルな印象に。このきちんとした雰囲気が、リゾートホテルのような空間を演出します。ソファの左右、テレビ台の左右などがおすすめの場所です。
画像の植物はオーガスタ。エキゾチックな大きな葉がインパクトがあり、一鉢あるだけで存在感バツグンです。大きな葉の観葉植物はさまざまなインテリアに合わせやすいのでおすすめです。
ポイント3
鉢の選び方
植物本体とともに非常に重要なのが鉢。鉢はお部屋のテイストと合うものを選びましょう。ナチュラルな部屋ならテラコッタの鉢や籐カゴの鉢カバーなどが良いでしょう。シンプルな部屋ならば陶器のつるっとした材質のものなどが合いそうです。鉢を差し色にしたり柄のあるものにしたりと遊び心を加えてもいいですね。鉢は思った以上に部屋の中で目立つもの。部屋のテイストから浮かないものを選ぶことが重要です。写真の植物はサンスベリア。硬い葉が描くラインが美しいです。
ここからは、飾る場所から植物の見せ方をご紹介します。
鉢の選び方
植物本体とともに非常に重要なのが鉢。鉢はお部屋のテイストと合うものを選びましょう。ナチュラルな部屋ならテラコッタの鉢や籐カゴの鉢カバーなどが良いでしょう。シンプルな部屋ならば陶器のつるっとした材質のものなどが合いそうです。鉢を差し色にしたり柄のあるものにしたりと遊び心を加えてもいいですね。鉢は思った以上に部屋の中で目立つもの。部屋のテイストから浮かないものを選ぶことが重要です。写真の植物はサンスベリア。硬い葉が描くラインが美しいです。
ここからは、飾る場所から植物の見せ方をご紹介します。
ベッドサイドに飾る
植物を飾る場所はリビングだけではありません。ホテルでのステイのような上質な時間を作るには、寝室のあしらいが重要です。どうせ寝るだけの場所、なんて言わないでくださいね。一日の始まりと終わりを過ごす大事な部屋です。
ベッドサイドに植物があると、落ち着いた気持ちで眠り、爽やかな気持ちで朝を迎えるこおができます。寝室は生活感が漂いやすいスペースですが、植物があることで映画のワンシーンようになります。
植物を飾る場所はリビングだけではありません。ホテルでのステイのような上質な時間を作るには、寝室のあしらいが重要です。どうせ寝るだけの場所、なんて言わないでくださいね。一日の始まりと終わりを過ごす大事な部屋です。
ベッドサイドに植物があると、落ち着いた気持ちで眠り、爽やかな気持ちで朝を迎えるこおができます。寝室は生活感が漂いやすいスペースですが、植物があることで映画のワンシーンようになります。
洗面台に飾る
水回りは少し手を抜くだけで汚れがちになってしまう場所ですが、植物があるとぱっと明るく清潔に見えますし、生活のゆとりを感じられます。
画像の植物はコチョウラン。日本では贈答用の花としてよく使われていますが、海外ではインテリアとして飾られていることが多いです。花持ちが非常によく、華やかさもピカイチ。エキゾチックな雰囲気も漂う、インテリアにおすすめの植物です。
水回りは少し手を抜くだけで汚れがちになってしまう場所ですが、植物があるとぱっと明るく清潔に見えますし、生活のゆとりを感じられます。
画像の植物はコチョウラン。日本では贈答用の花としてよく使われていますが、海外ではインテリアとして飾られていることが多いです。花持ちが非常によく、華やかさもピカイチ。エキゾチックな雰囲気も漂う、インテリアにおすすめの植物です。
もちろん切り花も。こちらの方が手軽にチャレンジができるかと思います。
花や植物を飾ることで、その周囲の掃除も頻繁に行うようになるという説も。せっかくの植物や花をきれいに鑑賞するためという意識が働くからだそう。ついつい掃除が後回しになってしまうような場所に花を置いてみるというのも、生活感が漂う日常を脱する一つのきっかけになるかもしれません。
リゾートホテルのような空間も素敵ですが、旅館や料亭のような和を感じさせる非日常空間のアイデアもご紹介します。
花や植物を飾ることで、その周囲の掃除も頻繁に行うようになるという説も。せっかくの植物や花をきれいに鑑賞するためという意識が働くからだそう。ついつい掃除が後回しになってしまうような場所に花を置いてみるというのも、生活感が漂う日常を脱する一つのきっかけになるかもしれません。
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旅館のおもてなし
最近の家には床の間があるお宅は少ないかもしれませんが、旅館に宿泊すると床の間があり、そこに花が飾られているのを見かけます。そこにはフラワーアレンジメントとは違った、日本独特の感性を感じる花が生けられています。床の間が無くても、ちょっとしたスペースでマネしてみましょう。空間を魅せる花の生け方は、私たちが忘れがちな静けさを持つ非日常を感じさせてくれるツールです。
最近の家には床の間があるお宅は少ないかもしれませんが、旅館に宿泊すると床の間があり、そこに花が飾られているのを見かけます。そこにはフラワーアレンジメントとは違った、日本独特の感性を感じる花が生けられています。床の間が無くても、ちょっとしたスペースでマネしてみましょう。空間を魅せる花の生け方は、私たちが忘れがちな静けさを持つ非日常を感じさせてくれるツールです。
エントランスに竹の鉢植え
和風がお好みの方には、竹の鉢植えはいかがでしょうか? 誰もが知っている竹ですが、意外と日常生活で目にする機会は少ないため、高級感のある植物です。庭植えしようと思っても、竹は生育が旺盛で根がどこまでも伸びてしまうという問題点があります。しかし鉢植えでしたらその心配はいりません。サラサラした葉が、料亭のような落ち着いた空間を演出します。
鉢植えにするならクロチクがおすすめ。山林でよく見られるモウソウチクよりも小型で育てやすいです。
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リゾート風の部屋を目指している方はどのような工夫をしていますか? コメント欄で教えてください。
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食卓の花
忘れてはいけないのが、卓上の花です。食卓に少し花があるだけで、細やかな心配りを感じさせます。特段派手なものでなくてよいのです。少しでも花を生けることが、単調な日常に特別感を与えてくれます。
写真はリキュウソウをグラスに生けたもの。グラスの中にビー玉を入れて涼しげに。暑い時期にぴったりのアレンジです。
忘れてはいけないのが、卓上の花です。食卓に少し花があるだけで、細やかな心配りを感じさせます。特段派手なものでなくてよいのです。少しでも花を生けることが、単調な日常に特別感を与えてくれます。
写真はリキュウソウをグラスに生けたもの。グラスの中にビー玉を入れて涼しげに。暑い時期にぴったりのアレンジです。
器に盛るように
花は花瓶がなければ生けられないわけではありません。器に盛るように生けると、とても手の込んだアレンジに見えるから不思議です。本当は花瓶よりも簡単に生けられるんですけどね。水を張って花を浮かべてもかわいいです。
アジサイは水が下がりやすいので、画像のように短めに切って深水で生けると長持ちします。花によっては花びらに水がかかると傷みやすいものもあるので注意してください。
花は花瓶がなければ生けられないわけではありません。器に盛るように生けると、とても手の込んだアレンジに見えるから不思議です。本当は花瓶よりも簡単に生けられるんですけどね。水を張って花を浮かべてもかわいいです。
アジサイは水が下がりやすいので、画像のように短めに切って深水で生けると長持ちします。花によっては花びらに水がかかると傷みやすいものもあるので注意してください。
マネしてみたいアイデアはありましたか? 植物はインテリアに欠かせないものです。日々の暮らしを必ず豊かにしてくれます。観葉植物も生花も、気負わずにチャレンジしてみてください。
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