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おもてなしのインテリア――会話がはずむしつらえを
Aoyama Style を主宰する町田瑞穂ドロテアさんの連載がスタート! ゲストを家でもてなすときに大切なのは、会話がはずむ空間づくり。思い出に残る時間を過ごせるインテリアは、お客様だけでなく、家族にとっても心地よい空間です。

町田瑞穂ドロテア|Mizuho Machida
2017年7月31日
お客様を家に迎えるとき、私たちは「もてなす」「おもてなしする」という言葉を使います。お客様に心地よく、楽しく過ごしていただくことが「おもてなし」。といっても、贅沢な食事や人をあっと言わせる豪華な家具が必要なわけではありません。その場所にあるものがきっかけになって会話がはずみ、ともに過ごした楽しい時間が思い出になっていくことこそが、おもてなしです。
だからこそ、おもてなしのインテリアは、実はお客様のためだけにあるのではありません。おもてなしの心があるインテリアなら、普段から家族の会話がはずみ、思い出が積み重なっていきます。おもてなしのインテリアは、実は豊かな家族の生活をつくるためのものでもあるのです。
この記事では、そんな本来のおもてなしの心に立ち返りつつ、家のさまざまな空間別に、「インテリアでもてなす」しつらえのヒントをご紹介していきます。
だからこそ、おもてなしのインテリアは、実はお客様のためだけにあるのではありません。おもてなしの心があるインテリアなら、普段から家族の会話がはずみ、思い出が積み重なっていきます。おもてなしのインテリアは、実は豊かな家族の生活をつくるためのものでもあるのです。
この記事では、そんな本来のおもてなしの心に立ち返りつつ、家のさまざまな空間別に、「インテリアでもてなす」しつらえのヒントをご紹介していきます。
1. 玄関
玄関は、お客様が家の中で最初に目を留める場所。ウェルカムという雰囲気をつくることが大切です。
玄関は、お客様が家の中で最初に目を留める場所。ウェルカムという雰囲気をつくることが大切です。
日本の家の多くは、玄関で靴を脱ぎますから、お客様が姿を見られる鏡やちょっと腰掛けられるスツールがあると便利です。鏡は光を反射して玄関を明るく見せてくれる効果もあります。また、奥行きの浅いコンソールには、季節の花やアート、メッセージカードを飾って、歓迎の気持ちを伝えます。
例えば、何かのお祝いや会合だったり、お客様の記念日に当たる日だったりするときには、それにちなんだしつらえを考えて、お花やメッセージや小物を置きます。玄関はその家の顔、第一印象を決める場所ですから、丁寧に、でも気負わず、自分らしく心地よくしつらえたいものです。
2. リビング
ゆったりくつろいで過ごしてもらいたいので、片付けておくことは大前提です。
リビングは、お客様との会話の舞台。会話のきっかけになるものを置いておくようにしましょう。家族や子どもの写真のほか、花や季節のアイテムは、リビングのおもてなしの基本のアイテムといえます。
ゆったりくつろいで過ごしてもらいたいので、片付けておくことは大前提です。
リビングは、お客様との会話の舞台。会話のきっかけになるものを置いておくようにしましょう。家族や子どもの写真のほか、花や季節のアイテムは、リビングのおもてなしの基本のアイテムといえます。
その人と出会ったきっかけになったもの、それを思い出させるもの、その人の好きなもの、興味を持ちそうなものをしつらえて、その人のためのおもてなしを考えてみましょう。また、会話の邪魔にならない程度に音楽をかけておくと、ふと話題が広がるきっかけになるかもしれません。
リビングは、ティータイムを楽しんだり、食事の前や後にくつろぐ場所になります。ホストが準備で忙しくしている間も、お客様を退屈させないために、書籍、雑誌を置いておくのがおすすめです。
リビングは、ティータイムを楽しんだり、食事の前や後にくつろぐ場所になります。ホストが準備で忙しくしている間も、お客様を退屈させないために、書籍、雑誌を置いておくのがおすすめです。
3. ダイニング
ダイニングはお食事でおもてなしする空間。器やリネンで、季節を感じさせるテーブルコーディネートを考えましょう。夏ならガラスの器を使って涼しさを感じさせるテーブルに。しつらえ方で、料理の味の感じ方も変わってきます。
ダイニングはお食事でおもてなしする空間。器やリネンで、季節を感じさせるテーブルコーディネートを考えましょう。夏ならガラスの器を使って涼しさを感じさせるテーブルに。しつらえ方で、料理の味の感じ方も変わってきます。
4. ゲストルーム
お客様が宿泊される場合には、ゲストルームも準備しておきます。リラックスして休んでもらえるように、間接照明やスタンドの位置や明るさをチェックします。また、音楽を楽しまれる方なら、小さなスピーカーを置いておいてもよいでしょう。
ベッドリネンや布団も、寒暖に合わせて心地よいものを準備します。季節の変わり目なら、予備の毛布や布団を脇に置いておきましょう。
お客様が宿泊される場合には、ゲストルームも準備しておきます。リラックスして休んでもらえるように、間接照明やスタンドの位置や明るさをチェックします。また、音楽を楽しまれる方なら、小さなスピーカーを置いておいてもよいでしょう。
ベッドリネンや布団も、寒暖に合わせて心地よいものを準備します。季節の変わり目なら、予備の毛布や布団を脇に置いておきましょう。
5. お手洗い
家にお客様を迎えるとき、忘れがちなのがお手洗いの準備。お客様がそこでどんなふうに動くかを想像しながらしつらえます。
家にお客様を迎えるとき、忘れがちなのがお手洗いの準備。お客様がそこでどんなふうに動くかを想像しながらしつらえます。
といっても、難しいことではありません。例えば、素敵なレストランのトイレを思い出してみてください。タオルやアメニティグッズがきれいに並べてあったり、花や小さなアートが飾ってあったり。それを、自分の家らしくアレンジするのがおすすめです。お手洗いの時間も楽しく過ごしてもらえるようにしましょう。
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