私が犬と暮らしていてよかったと思う12の理由
子供の頃からずっと家に犬がいたというヘザー・ブラッキンさんが語る、犬から学んだ真実、犬との暮らしから得た幸せ。
ブラッキン・ヘザー
2017年9月22日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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“A dog is a man’s best friend”(犬は人間の最良の友である)というフレーズがあります。その通り、人間のそばにいる犬はどんな話でも聞いてくれ、決して裏切らず、100%信頼できる家族であり、パートナーでもあり、そして大切な親友です。
私は子供の頃から実家で飼っていた犬と接していましたが、大人になって自分で飼うようになり、犬と一緒に暮らす素晴らしさを真に理解できるようになりました。4年前に他界したビアデッドコリーのオス、ベイリー、そしてベイリーの5歳下のメスのボニー。この2匹から学んだこと、そして得た幸せは私自身を変えたと思っています。犬と暮らしてよかったことは数え上げればきりがないのですが、あえて数え上げてみました。
私は子供の頃から実家で飼っていた犬と接していましたが、大人になって自分で飼うようになり、犬と一緒に暮らす素晴らしさを真に理解できるようになりました。4年前に他界したビアデッドコリーのオス、ベイリー、そしてベイリーの5歳下のメスのボニー。この2匹から学んだこと、そして得た幸せは私自身を変えたと思っています。犬と暮らしてよかったことは数え上げればきりがないのですが、あえて数え上げてみました。
1. 健康的な生活習慣が身につく
犬にとって、朝と夕方と1日2回の散歩は欠かせません。特にそのうちの1回は長めの散歩なので、犬にとっても飼い主にとってもよい運動になります。夏の間は暑くなる前に散歩をするため、さらに早起きする習慣に。犬のおかげで規則正しい生活習慣が守れるようになりました。
犬にとって、朝と夕方と1日2回の散歩は欠かせません。特にそのうちの1回は長めの散歩なので、犬にとっても飼い主にとってもよい運動になります。夏の間は暑くなる前に散歩をするため、さらに早起きする習慣に。犬のおかげで規則正しい生活習慣が守れるようになりました。
2. 帰宅時に必ず誰かが迎えてくれる
家に帰ると、必ず尻尾を大きく振って迎えてくれる愛犬ボニー。ドアを開けた瞬間大喜びして、体をこすりつけてきたり、しゃがむと抱きついてきたり、顔を舐めてくれたり。こんなふうに毎回盛大に出迎えてくれるのは、やはり犬ならでは。誰もいない家でのお留守番は寂しいでしょうが、この瞬間に一日の疲れも吹き飛ばされ、自分のほうも愛犬への挨拶に夢中になってしまいます。
家に帰ると、必ず尻尾を大きく振って迎えてくれる愛犬ボニー。ドアを開けた瞬間大喜びして、体をこすりつけてきたり、しゃがむと抱きついてきたり、顔を舐めてくれたり。こんなふうに毎回盛大に出迎えてくれるのは、やはり犬ならでは。誰もいない家でのお留守番は寂しいでしょうが、この瞬間に一日の疲れも吹き飛ばされ、自分のほうも愛犬への挨拶に夢中になってしまいます。
3. 家族や他者との会話のきっかけになる
我が家の会話の半分ぐらいは犬のことでしょう。それ以外に話すことがないわけではありませんが(笑)、そばに座り、寝転び、遊ぶ愛犬ボニーを見ながらリビングで過ごしていると、自然と会話が弾みます。楽しい話もあれば、ボニーの体調のことを真剣に相談しあうこともあります。
初対面の人でも、お互いペットを飼っていることを知ると、急にリラックスした雰囲気で会話が進むことがあります。ペットのことを聞かれると飼い主は誰もがうれしくなり、つい笑顔に。ちょっとぎこちないシチュエーションの手助けにもなったりしています。
我が家の会話の半分ぐらいは犬のことでしょう。それ以外に話すことがないわけではありませんが(笑)、そばに座り、寝転び、遊ぶ愛犬ボニーを見ながらリビングで過ごしていると、自然と会話が弾みます。楽しい話もあれば、ボニーの体調のことを真剣に相談しあうこともあります。
初対面の人でも、お互いペットを飼っていることを知ると、急にリラックスした雰囲気で会話が進むことがあります。ペットのことを聞かれると飼い主は誰もがうれしくなり、つい笑顔に。ちょっとぎこちないシチュエーションの手助けにもなったりしています。
4. 地域で新しい友情が芽生える
犬を飼うようになって、友達が増えたり、近隣の人々とのコミュニケーションの機会が増えました。近所に住む、他の飼い主の方たちと自然と仲良くなり、今では犬の散歩とは別に、お互いの家やお店で食事や飲み会を楽しむようにもなっています。
子供が地元の学校に通っている家庭では、学校関連の行事などで地域や近所付き合いもありますが、学校が遠かったり、一人暮らしや夫婦だけの二人暮らしだと、そういった付き合いはなかなか難しいもの。犬をきっかけに近所や地域の人々との交流ができ、自分が住むエリアの情報を耳にすることも増えました。
犬を飼うようになって、友達が増えたり、近隣の人々とのコミュニケーションの機会が増えました。近所に住む、他の飼い主の方たちと自然と仲良くなり、今では犬の散歩とは別に、お互いの家やお店で食事や飲み会を楽しむようにもなっています。
子供が地元の学校に通っている家庭では、学校関連の行事などで地域や近所付き合いもありますが、学校が遠かったり、一人暮らしや夫婦だけの二人暮らしだと、そういった付き合いはなかなか難しいもの。犬をきっかけに近所や地域の人々との交流ができ、自分が住むエリアの情報を耳にすることも増えました。
5. ゆったりした時間や豊かな心を持てる
犬と散歩をしていると、知らない人からよく声をかけられます。特に一人で散歩をしている年配の方から話しかけられることが多く、「わんちゃんのお名前は?」「犬種は?」「お手入れ大変でしょう」と聞かれることをきっかけに、ちょっとした立ち話に。人と話をする機会が少ない一人暮らしのご高齢者にとっては楽しいひとときなのかもしれません。「昔はうちにもいたんですよ」という相手の話に聞き入り、いつの間にお互い笑顔で会話しています。
犬と散歩をしていると、知らない人からよく声をかけられます。特に一人で散歩をしている年配の方から話しかけられることが多く、「わんちゃんのお名前は?」「犬種は?」「お手入れ大変でしょう」と聞かれることをきっかけに、ちょっとした立ち話に。人と話をする機会が少ない一人暮らしのご高齢者にとっては楽しいひとときなのかもしれません。「昔はうちにもいたんですよ」という相手の話に聞き入り、いつの間にお互い笑顔で会話しています。
6. 童心に帰り、純粋な気持ちを表現できる
犬と遊んでいるときの私を外から冷静に見たら、かなりおかしく思えるでしょう。かくれんぼや追いかけっこ、ロープで引っ張りっこをしたり、まるで子供に戻ったような遊び方です。ときには芝生の上で座って抱き合ったり、一緒に寝っ転がって犬語で話をしたり。人の目を気にせずに純粋な気持ちでこのような遊びができることで自分を解放でき、実はストレス解消にもなっている気がします。
犬と遊んでいるときの私を外から冷静に見たら、かなりおかしく思えるでしょう。かくれんぼや追いかけっこ、ロープで引っ張りっこをしたり、まるで子供に戻ったような遊び方です。ときには芝生の上で座って抱き合ったり、一緒に寝っ転がって犬語で話をしたり。人の目を気にせずに純粋な気持ちでこのような遊びができることで自分を解放でき、実はストレス解消にもなっている気がします。
7. 家に一人でいても安心感がある
誰にでもフレンドリーなボニーが番犬として適任なのかはまた別問題ですが、愛犬が家の中にいるだけで、多少は防犯にも貢献しているように思います。特に夜、一人で過ごすときも寂しくなく、そばにいてくれるだけで安心感が大きく違います。
誰にでもフレンドリーなボニーが番犬として適任なのかはまた別問題ですが、愛犬が家の中にいるだけで、多少は防犯にも貢献しているように思います。特に夜、一人で過ごすときも寂しくなく、そばにいてくれるだけで安心感が大きく違います。
8. そばにいて触れるだけで癒される
犬は何よりも精神的に和ませてくれる存在です。辛いときでも、ストレスがあっても、愛犬の笑顔を見ると心が癒されます。ペットを撫でるとき、人の脳には「オキシトシン」という癒しのホルモンが分泌されるといわれています。このオキシトシンとは人間だけではなく、撫でられているペットの体でも増加されるので、ペットも飼い主もともに癒されるのです。
犬と人が触れ合って増えるオキシトシンが、お互いの絆を深める秘訣のひとつになります。撫でること、抱きしめることなど、愛犬とのスキンシップがどれだけお互いのために大切なのかがよくわかります。
犬は何よりも精神的に和ませてくれる存在です。辛いときでも、ストレスがあっても、愛犬の笑顔を見ると心が癒されます。ペットを撫でるとき、人の脳には「オキシトシン」という癒しのホルモンが分泌されるといわれています。このオキシトシンとは人間だけではなく、撫でられているペットの体でも増加されるので、ペットも飼い主もともに癒されるのです。
犬と人が触れ合って増えるオキシトシンが、お互いの絆を深める秘訣のひとつになります。撫でること、抱きしめることなど、愛犬とのスキンシップがどれだけお互いのために大切なのかがよくわかります。
9. ユーモラスな仕草で毎日笑わせてくれる
遊んだり散歩へ行ったり、ときには旅行に一緒に行ったり、愛犬との暮らしはとにかく毎日が楽しいです。ひとつひとつの仕草が可愛かったりおかしかったり、犬は一日の間に何度も笑わせてくれます。
ちなみに我が家のボニーは買い物が大好き。早朝からオープンしている近所のパン屋さんへ朝食のパンを一緒に買いに行くのが日課です。ボニー専用のショッピングバッグにパンを入れて持って帰るのが彼女の仕事。通りがかりの人がみんな笑顔で褒めてくれるのがうれしいのでしょうか、頭を上げて大威張りで歩いています。
遊んだり散歩へ行ったり、ときには旅行に一緒に行ったり、愛犬との暮らしはとにかく毎日が楽しいです。ひとつひとつの仕草が可愛かったりおかしかったり、犬は一日の間に何度も笑わせてくれます。
ちなみに我が家のボニーは買い物が大好き。早朝からオープンしている近所のパン屋さんへ朝食のパンを一緒に買いに行くのが日課です。ボニー専用のショッピングバッグにパンを入れて持って帰るのが彼女の仕事。通りがかりの人がみんな笑顔で褒めてくれるのがうれしいのでしょうか、頭を上げて大威張りで歩いています。
10. 命への責任感から、前向きな気持ちになれる
犬は生き物なので、もちろんたくさんのケアが必要です。散歩やトイレ、食事はもちろん、遊び、病気になったときの看病、そしてもちろんたっぷりの愛情。自分がどんなに疲れていても、どんなに辛いことがあっても、犬のケアは欠かせません。疲れていても、風邪気味でも、よほどのことがない限り散歩には連れて行きたいと思います。
犬は生き物なので、もちろんたくさんのケアが必要です。散歩やトイレ、食事はもちろん、遊び、病気になったときの看病、そしてもちろんたっぷりの愛情。自分がどんなに疲れていても、どんなに辛いことがあっても、犬のケアは欠かせません。疲れていても、風邪気味でも、よほどのことがない限り散歩には連れて行きたいと思います。
動物は飼い主の気持ちにとても敏感です。辛いことがあったり、体の調子が悪いこともちゃんと感じとり、心配そうな顔で見つめてきます。そんな心配してくれている愛犬を愛おしく思い、気持ちが前向きになってがんばれてしまうことも多いのです。これもペットの愛情がもたらす不思議な力なのでしょう。
11. 2匹の犬を幸せにしてあげられたことで自分も幸せに
「この家族の一員になれてよかった」と犬に思ってもらいたい、いつもそう思っています。もし彼らが我が家に来ていなかったら、どんな生活をしていたのかな、と思うこともあります。それはそれできっと、また別の幸せを得たことでしょう。でも私としては、今一緒に過ごしているボニー、そして最後まで我が家で過ごしたベイリーが「うちに来てよかった」と思ってもらえるほどの、最高の幸せを与えてあげられたと信じています。その幸せが巡り巡って、自分たちの幸せにつながっているのです。
我が家のベイリーとボニーはブリーダーから来た犬ですが、世の中には里親を探している保護犬もたくさんいます。幸せや人の愛情を経験したことがない子もいます。そんな子たちに幸せと100%の愛情を与えてあげる自信、そして機会があればぜひ、手を差し伸べてあげて欲しいと思います。
「この家族の一員になれてよかった」と犬に思ってもらいたい、いつもそう思っています。もし彼らが我が家に来ていなかったら、どんな生活をしていたのかな、と思うこともあります。それはそれできっと、また別の幸せを得たことでしょう。でも私としては、今一緒に過ごしているボニー、そして最後まで我が家で過ごしたベイリーが「うちに来てよかった」と思ってもらえるほどの、最高の幸せを与えてあげられたと信じています。その幸せが巡り巡って、自分たちの幸せにつながっているのです。
我が家のベイリーとボニーはブリーダーから来た犬ですが、世の中には里親を探している保護犬もたくさんいます。幸せや人の愛情を経験したことがない子もいます。そんな子たちに幸せと100%の愛情を与えてあげる自信、そして機会があればぜひ、手を差し伸べてあげて欲しいと思います。
12. 今という瞬間を大切にすることを学ぶ
この可愛いゴールデンレトリーバーは今、いったい何を考えているのでしょう? じょうろをどこへ持っていくのか、どう置くのかなど、おそらく特に目的はないはず。ただ、このじょうろを持っているのがなんとも楽しい、飼い主が喜んで褒めてくれていてうれしい、ただそれだけでしょう。
人間のように、過去を振り返ってくよくよしたり、人を恨んだり、将来の心配をすることもなく、犬にとって大切なのは今、この瞬間。ごはんを食べているときにはもう、その前に起きていたことは忘れていますし、食後何をするかなんて考えていません。とにかく今、食べているごはんがおいしい、としか思っていないのでしょう。私たちもある程度、それを見習うことが大切かもしれませんね。そう、今を生きることを。
この可愛いゴールデンレトリーバーは今、いったい何を考えているのでしょう? じょうろをどこへ持っていくのか、どう置くのかなど、おそらく特に目的はないはず。ただ、このじょうろを持っているのがなんとも楽しい、飼い主が喜んで褒めてくれていてうれしい、ただそれだけでしょう。
人間のように、過去を振り返ってくよくよしたり、人を恨んだり、将来の心配をすることもなく、犬にとって大切なのは今、この瞬間。ごはんを食べているときにはもう、その前に起きていたことは忘れていますし、食後何をするかなんて考えていません。とにかく今、食べているごはんがおいしい、としか思っていないのでしょう。私たちもある程度、それを見習うことが大切かもしれませんね。そう、今を生きることを。
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